Google Pixel 単語


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グーグルピクセル

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Google Pixelとは、Google社が製造・販売するスマートフォン、およびスマートフォン関連商品ブランドである。

概要

Android OS提供しているGoogle自身が手掛けるスマートフォンで、2016年に初代が発表されて以降、新製品が発売され続けている。

似たような位置づけのブランドとして、2015年頃まで展開されていた「Google Nexus」というブランドがある。こちらのブランドは「究極のAndroid体験を。」というキャッチコピーで、外部のハードウェアメーカーと協力開発した端末に(良くも悪くも)「素のAndroid」を搭載+2年間のOSアップデートが入っていることを特徴としたスマートフォンブランドだった。

一方、Pixelというブランドは、「Googleが作ったスマートフォン」というキャッチコピーが示す通り、ハードウェアソフトウェアの両方をGoogleが独自開発しているブランドになっている。特に、ブランドメイン製品となっているスマートフォンには、Nexusブランド以上にGoogle独自にカスタマイズしたAndroid OSが搭載されているほか、各種Googleならではの独自機が搭載されている。

特に、2021年に発売された「Google Pixel 6」シリーズ以降は、Pixel専用に自社で開発したチップセットGoogle Tensor」が各製品に搭載されており、「消しゴムマジック」や「レコーダアプリ文字起こし機」など、機械学習を利用した機を端末上で処理して利用することが可になっている。

アップデート関連では、Nexusブランドにあった長期のOSアップデートがPixelブランドにも引き継がれている他、四半期ごとに「Pixel feature Drops」として、新しい機が追加されるアップデート配信されている。(なお、スマートフォン向けのアップデートの中にはAndroid OSメジャーアップデートも含まれており、これはAndroid搭載スマートフォンの中で最もタイミングで適用される。)

ちなみに、Pixelブランドの製品には、Google関連サービスの各種有料サブスクリプションが一定期無料で利用できる特典がつけられている事が多い。

製品の歴史

ここでは、日本で発売された製品を中心に製品を紹介していく。

2016~2017年 Pixel(無印、2)/XL、Pixel Buds(第1世代)(日本未発売)

2016年10月に初代Pixel、その1年後の2017年10月にPixel 2とPixel Budsの第1世代が海外で発売された。この2世代はどちらも日本で発売されていない。

スマートフォンの特徴として、通常のサイズ無印モデルと、画面サイズを大きくした「XL」モデルが用意されていた他、両世代ともに「Googleアシスタント」が搭載されている、Googleフォトに制限で写真アップロードすることが可(この特典は、Pixel 5まで続くことになる)という特徴を持っていた。

加えて第2世代では側面に圧力感知センサーが搭載された他、独自の画像プロセッサを搭載、「Googleレンズ」をいちく利用することができるという特徴を持っていた。

ワイレスイヤホンの初代Pixel Budsは、ワイレスではなく左右のイヤーチップケーブルで接続されているタイプであり、収納に少々難があったとのこと。Pixelスマートフォンと連動させることで相手の会話を翻訳する事ができる機をもっていた。

2018年 Pixel 3/3 XL、Pixel Stand(第1世代)

2018年10月、第3世代となる、Pixel3,3 XLと、ワイレス充電スタンドの初代Pixel Standが発売された。この世代から日本でもNTTドコモSoftBankGoogle直販ストアでの発売が開始された(なお、NTTドコモはこの2機種と3aのみを取り扱い、SoftBankは以降の機種すべてを取り扱う形となった。)なお、日本版は海外版の仕様に加え、Felica(おサイフケータイ)機が以降の機種全てで追加搭載されている。

無印とXLの立ち位置は先代と同様で、カメラとして、機械学習を利用した「夜景モード」や笑顔を感知してシャッターを切る「フォトブース」機が搭載された。

Pixel Standは最大10Wの出力に対応し、Pixel3/3 XLを置くことで、スマートフォン充電に加え、スマートディスプレイのように利用することができる機が搭載されている。

2019年上半期 Pixel 3a/3a XL

2019年5月、Pixel初の廉価モデルとなる、Pixel 3a/3a XLが、Google開発者向けイベントGoogle I/O」で発表された。

3/3 XLと較して、チップセットや端末に使われる材質のグレードを下げたり、ワイレス充電対応などの一部機をなくす代わりに、3.5mmイヤホンジャックが搭載されたり(これはPixel 5a(5G)までの廉価モデルに搭載された)、よりリーズブルな価格で提供できるようにしたモデルとなっている。

なお、以降の世代のスマートフォンは、にかけて廉価モデル(A-Series)を、ごろにフラグシップモデルを発売するという製品発表サイクルになっていった。

2019年下半期 Pixel 4/4 XL

2019年10月、第4世代となるPixel 4/4 XLが発売された。

この世代では、スマートフォンハードウェアの背面デザイン前世代から大幅に変更され、近年のiPhoneのようなデザインの配置に変更された(このデザインフォーマットはPixel 5a(5G)まで引き継がれることになる。)

また、この世代は「3Dでの顔認」、「外カメラが通常レンズと望遠レンズの2眼」、「Soliレーダー」など、Pixelシリーズでも一の仕様がいくつか搭載されているといった特徴がある。

なお、この世代で、無印と「XL」とつくモデルの2モデル体制の販売は終了したが、以降の説明にもある通り、同一世代の同シリーズで2モデル販売するという構成は、廉価モデル(A-Series)はPixel 4a/4a(5G)まで、フラグシップモデルでは(第5世代では一旦休止したものの)第6世代以降は無印と「Proモデル、と継続されていくことになる。

2020年夏 Pixel 4a

2020年8月、第4世代の廉価モデルとなるPixel 4aが発売された。

通常5月頃の「Google I/O」で発表されると思われていた本モデルだが、新型コロナウイルスの流行のにより発表までのスケジュールがずれ込む事になった。

なお、このモデルの発表と同時に、5G通信に対応した、Pixel 4a(5G) および Pixel 5の発表が予告された。

ちなみに、4a(5G)は4aよりもサイズが大きいため、立ち位置としてはこの端末が従来の無印モデル4a(5G)が従来の「XL」モデルのような立ち位置となる。

第5世代以降、廉価モデル(A-Series)は、1機種のみ発表される体制になる。

2020年秋 Pixel 4a(5G)、Pixel 5、 Pixel Buds(第2世代)

2020年9月末、予告通りPixel 4a(5G)、そして第5世代モデルとなる Pixel 5が発売された。

Pixel 4a(5G)は先述の通りの立ち位置となるが、4a較してチップセットグレードアップしている。

加えて、Pixel 5はPixel4a(5G)と較して、チップセットこそ同一だが、より大容量のメモリワイレス充電への対応、90Hzディスプレイなどを搭載している。(ちなみに、Pixel 5はPixelシリーズ一、フラグシップモデルでありながらチップセットはミドルスペックのものを搭載している。このためか、フラグシップモデルでありながら、価格も少々安価で販売された。)

また、Pixel 5より、KDDIがGoogle Pixel スマートフォンの取り扱いを開始した。(以降、Pixel 6、 6a、7/7 Proと取り扱っている。)

なお、Pixel 5をもって、Pixelスマートフォンの、Googleフォトへの制限アップロード特典が終了となった、

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

2世代のPixel Budsでは、ようやくワイレスイヤホンになり、ケースコンパクトかつケース充電が可になった。この世代からPixel Buds日本でも販売されるようになった。

2021年夏 Pixel 5a(5G)

2021年8月、第5世代の廉価モデル、Pixel 5a(5G)が発売された。

特徴については、Pixel 4a(5G)と較してもマイナーアップデートにとどまっているため割愛

なお、本機種まで、PixelシリーズチップセットにQualcom のSnapdragonを採用していたが、本機種を最後の採用機種となった。以降の機種はフラグシップモデル、廉価モデル(A-Series)問わず、全ての機種で独自開発したチップセットGoogle Tensor」が採用されることになる。

2021年秋 Pixel 6/6 Pro, Pixel Buds A-Series、Pixel Stand(第2世代)

2021年10月、第6世代となる、Pixel 6、上位モデルのPixel 6 Proワイレス充電スタンドの、第2世代Pixel Stand が発表された。

この世代で、Pixelスマートフォンハードウェアデザインおよびチップセットが大幅に刷新された。デザイン面では背面のカメラ部がバーのように飛び出たデザインになったほか、Pixel初の画面内紋認に対応した。また、Pixel 6 は背面カメラが通常レンズと広レンズの2眼であるのに加え、上位モデルの6 Proでは望遠レンズがついた3眼になった。 また、内カメラもこれまでの左上パンチホールから、上部中央のパンチホールに変更された。

チップセットGoogleが独自開発した「Google Tensor」が採用されており、このチップセットによって、「消しゴムマジック」、「レコーダアプリ文字起こし」、「リアルタイム翻訳」などの機が利用できるようになった。

ちなみに翌年、Pixel 7/ 7 Proの発売と前後して、Google Pixel ブランドとしてのCMが放映されるようになったが、その中で「消しゴムマジックで消してやるのさ」と言っているフワちゃんが持っているのは、Pixel 6 Pro である。

2世代のPixel Standは、充電中のPixelスマートフォンをスマートディスプレイにできる機はそのままに、充電速度が最大23Wまで向上した。また、充電によって熱くなってしまうスマートフォンを冷却するための冷却ファンも搭載されている。

以上の3製品とは前後するが、Pixel Budsの廉価モデル、Pixel Buds A-Seriesも発売された。無印較して、ワイレス充電に非対応であったり、ケースに入れても充電ができないといった部分がある代わりに、価格が抑えられている。

なお、この製品以降、新型コロナウイルスの流行によって崩れていた、Pixelスマートフォンの発表サイクルが元の状態に戻った。

2022年上半期 Pixel 6a

2022年5月、第6世代の廉価モデル、 Pixel 6aが発売された。

デザインは元となったPixel 6を踏襲している他、廉価モデルにも「Google Tensor」が搭載されていたり、画面内紋認に対応したりする。

2022年下半期 Pixel 7/7 Pro、 Pixel Buds Pro

2023年10月、第7世代となる、Pixel 7、その上位モデルとなるPixel 7 Proワイレスイヤホンの Pixel Buds Pro が発売された。

Pixel 7 / 7 Proは、デザインの配置などはそのままに、カラーリングが変更され、かったカメラバーに色がつき、カメラ部がはっきりとわかるようになった。Proモデル限定で望遠レンズがついているのは変わらないが、チップセットが第2世代となる「Google Tensor G2」に進化している。また、画面内紋認の精度が向上しているほか、両モデルともに、(補助的な機として)Pixel4 以降止されていた顔認復活して搭載されている。

Pixel Buds Proイヤホン本体のデザインが大幅に刷新された他、Pixel Budsシリーズとしては初めて、アクティブノイズキャンセリングを搭載、11mmドライバーやボリュームEQマルチポイント接続、Pixel スマートフォンと組み合わせることで立体音響などにも対応するなど、Proモデルとしてふさわしい機が搭載されている。

ネットミーム

Pixel 6 の項で少し触れているのだが、YouTuber芸人フワちゃんが、出演しているGoogle PixelブランドCMにおいて発言している「消しゴムマジックで消してやるのさ」というフレーズが、2023年4月頃をネットミームと化している。詳しい詳細は上記フレーズ単語記事を参照。

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