3.1万
30391 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 18:35:15 ID: efTjGlb9cy
>>30382>>30390
頬白鮫「あっ!もしかして、ピンクのドアで移動するの?」
【何かと勘違いしているようだ】
―――
山神「そいつはちげえねえや。」
【さっさかと登っていく】
30392 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 20:05:22 ID: 3nKnWKR15O
>>30387>>30388>>30389
ベアトリクス「私も正直面倒だったんだけどねぇ、雇われの身はつらいのよぉ」
マリア「木がしおれてるって事は塩水なんですね~」
綾姫「池とは言っておったが中は海水と言う事かのう…ウミガメも住んでおるらしいしの」
30393 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 20:12:06 ID: zmBifukVE7
(と、暫く歩いてくると、みえてきた)
(『涙の池』)
(この塩っぽい風の理由は見ただけで明らかだった)
(涙だ)
(大きすぎる岩から、まるで涙のように水が垂れ流されている。)
(それはもはや、涙の滝と呼ぶにふさわしく)
(岩は塩。巨大すぎる岩塩)
(この湖は、岩塩の中から噴出す水で出来ていた)
ホゼ「ち、珍百景ってところ?」
(と、岸辺に座る小さな少年が一人)
30394 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 20:53:23 ID: OJxXmgndE+
>>30390
ヨルゲン「う、うむ、すまない」
(我に返ったようだ)
―――
>>30392>>30393
ローゴ「雇われって誰に雇われてんだよ……。
って、何だかすげえ所に出たな……」
小楠「はぅ、すごいのです……。
あれ、誰かいるよー」
親方「おい、そこのアンタ、ウミガメとやらを知らねえか」
(少年に声をかける)
―――
SE「地下牢ってところだが……」
(檻を思い切り殴りつける)
(金属でできているものじゃないらしく、妙な音が響いた)
SE「やはりこの程度では壊れぬか」
アンネガーレ「痛くないんですか」
SE「平気だ」
デカピターレ「皆、武器はそのまま持たされたままだ。ということは、逃げ出すってこと分かってるかもね」
30395 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 21:06:29 ID: zmBifukVE7
少年「ははっ、僕がウミガメだけれども、なにか?」
(振り向く。フードをかぶっていたせいで分からなかったが、頭だけが亀だ)
ホゼ「うわっ!?・・・って、え?うそ、君が?」
ウミガメ「おうよ、なんだい本物の亀だとでも思ったのかい?頭が固いね」
30396 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 21:43:47 ID: 3nKnWKR15O
>>30394>>30395
ベアトリクス「んふふ、秘密よぉ」
綾姫「そう言えば、帽子屋もウミガメに『乗っていく』とは言っておらなかったの」
マリア「そう言われればそうですね~。流石は夢の国です~」
30397 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 22:00:20 ID: zmBifukVE7
ウミガメ「で、わたるんでしょ?」
ホゼ「はい・・・って、なんで脱ぎ始めたんですか?」
ウミガメ「何って、今から食べてもらうんだけど」
ホゼ「はい?」
ウミガメ「え?」
ホゼ「わ、ワンモア」
ウミガメ「だから、食べてもらうんだってば」
ホゼ「物理的に?」
ウミガメ「それ以外になにか?もしかして僕を食べるの?やぁんお触り禁止ですぅ」
ホゼ「いやありがたくないしそんな趣味はないし!というか、え?」
(ここで、前回夢の国に入った者は記憶が蘇ってきた)
ウミガメ「さあ、誰か切るものを貸してくれ、今からスープ作るから」
30398 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 22:56:31 ID: +tFvNkOQcc
凝「う、ウミガメのスープ・・・?」
圧「なんか妙な話になってきたな」
ラキットリエル「なるほど、悪夢」
グレシュディ「そう、すべては扉を介さなければならない、だったな。言葉さえも例外じゃねぇ。だからそれ専用の道具の『扉』があり、それを作れる職人が居るわけだ」
レフィア「ピンクはまあなかったわね、そもそも形のない、概念の存在だから。
扉だからって必ずしも開閉するものじゃないのよ?」
30399 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 23:39:42 ID: OJxXmgndE+
>>30397
小楠「……!」
親方「キチガイじみてやがる。
そういえば、前にもこんなことがあったな……」
ローゴ「なんだなんだ。状況がうまく飲み込めないんだがおい」
30400 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 23:44:24 ID: 3nKnWKR15O
>>30399
綾姫「むう、確かに以前にこんなことがあったのう。今の今まで完全に忘れておったが」
マリア「美味しいんでしょうか~?美味しいなら良いんですけれど~」
(こいつ…)
影羅「誰か手ごろな刃物持ってるやついるか?」
ベアトリクス「ご主人様の持ってる奴じゃだめかしらぁ?」
30401 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 23:52:10 ID: OJxXmgndE+
>>30400
ローゴ「な、なんでみんな乗り気なんだよ!! なんでだよ!」
親方「小楠は見ちゃダメだ」
小楠「はぅ……」
親方「早く渡せ」
ローゴ「いやいやいや、おかしいって!みんなおかしいって!」
親方「今さら何を言ってやがる」
(ローゴから太刀を奪い取る)
親方「これでいいか?」
30402 ななしのよっしん
2012/04/07(土) 23:53:03 ID: zmBifukVE7
ウミガメ「ちょっとぉ、僕ァ食べられるためにいるんだよ・・・食べないと君たち息続かないでしょ」
ホゼ「く、詳しく聞かせてもらおうか」
ウミガメ「えっとね、城にいくまでに一回地下トンネルを通らなきゃならないんだけど、湖の下にあるんだよ」
ホゼ「どれぐらいかかるの?」
ウミガメ「ぐるっと、3マス分、迂回するから」
ホゼ「で、でも、君たべんの?」
ウミガメ「なあに、ウミガメの肉も人肉も一緒の味さァ、さあさ刀かなにかお貸しくださいな、今から僕の自慢の手料理を振舞うからさ」
30403 ななしのよっしん
2012/04/08(日) 00:01:59 ID: zmBifukVE7
ウミガメ「おっしゃ!!毎度あり!!」
(と、いうと、煮えたぎる鍋の中に自分の足を落とし、中に入ると器用にきられ・・・)
(放送できません)
ホゼ「お、おえっ・・・」
30404 ななしのよっしん
2012/04/08(日) 00:02:37 ID: +tFvNkOQcc
凶「正気の沙汰じゃねえぞ・・・」
劇「すでに把握してる奴が居るみたいだな、どういうことだ?」
凝「・・・ちょ、ちょっと向こう向いてますね」
圧「そうしとけ、SUN値削られるぞ。
しかしいやなもんだなあオイ」
ラキットリエル「そういえばありましたね、ナイフ」
(思い出したように黒いナイフを取り出す)
30405 ななしのよっしん
2012/04/08(日) 00:13:50 ID: 3nKnWKR15O
>>30401>>30402>>30403>>30404
ベアトリクス「だって私呪術師だものぉ、これくらい良くある事よぉ」
影羅「いや、俺にとっちゃ人肉も亀の肉もかわらねえっつーか…」
(ぽりぽりと頭を掻いている)
マリア「器用に裁かれるんですね~。ホゼ君は今までウミガメさんのスープってのんだ事ありますか~?」
(のんきにホゼに話しかける横で)
綾姫「妾とそこの連中は以前似たような世界に入ったことがあるのでな、それで慣れておる、と言うだけよ。この世界そのものではない故、参考にはならぬぞ」
(竜棺たちに説明している)
30406 ななしのよっしん
2012/04/08(日) 00:18:57 ID: zmBifukVE7
ホゼ「な、ないよ・・・!! いや、ジークフリートはあるかもしれないけど少なくとも記憶には」
(まもなく、真っ赤な血で煮えたウミガメのスープが出来上がる)
(嫌味なぐらいにそのスープは、鉄のにおいといいにおいが入り混じっている)
(スープに浮かぶ彼の頭が語りかける)
「いーとみー!いーとみー!」
30407 ななしのよっしん
2012/04/08(日) 20:57:52 ID: aQMnVxyNNy
>>30394
曳緒「ところで牢屋の檻とかどうなってんだ?」
嬉姫「どうなってるって?」
曳緒「単なる檻ってわけじゃないんだろう?」
嬉姫「え、結構普通の檻だよ。あたしの血を固めたものだから普通よりも硬いけど」
曳緒「あんたの血って……つまり最強じゃね?」
嬉姫「いやいや、血を固めただけだもん。頑張れば壊せるよ。曳緒くんでも頑張れば壊せるし、魔術なんかは普通に通じるしね。
ほんとだったら、曳緒くんに協力してもらって『反転物語』と『武具破壊』をかけてもらおうと思ってたんだけど」
曳緒「ふーん。つまりは檻自体に特にしかけはないと」
嬉姫「うん」
30408 ななしのよっしん
2012/04/08(日) 23:17:08 ID: +tFvNkOQcc
圧「似たような・・・ああ、前にも異次元空間が出たんだっけ?」
劇「つまり経験者か」
凶「慣れるものじゃないだろこれ」
圧「言っても仕方ねえ、どの道これを食らわなきゃ進めないんだろう、流石に頭は食う気になれんが」
凝「う、う・・・食べるんですか、これ・・・」
(今にも吐きそう)
ラキットリエル「(一応人間の体だから、食べないといけませんか・・・)いやしかし、気が進みませんね・・・」
30409 ななしのよっしん
2012/04/09(月) 00:55:05 ID: OJxXmgndE+
小楠「は、ぅぅぅぅ……」
(涙目だ)
(どうしようか困っている)
親方「小楠、ここは飲む以外ないぜ。
俺が付いててやるから、飲みな」
(と、親方は大きなスプーンですくって)
(ぐいっと飲む)
親方「……流石に気が引けたがまずいもんじゃないぞ」
(心なしか興奮しているような)
―――
ミアズマ「私の能力でSEの力を極限まで引き上げる」
SE「了解」
(SEが思い切り檻を蹴りつけると)
(檻がバラバラと崩れた)
ミアズマ「面妖な材質だな」
デカピターレ「さっきの奴の血とかじゃないんですかー」
ミアズマ「ふむ……」
ズバルナメント「二手に分かれてるけど」
デカピターレ「別れていくのは危険。固まっていくべきだねー」
30410 ななしのよっしん
2012/04/09(月) 21:06:50 ID: 3nKnWKR15O
>>30406>>30408>30409
マリア「じゃあ、一緒に初体験の食事ですね~」
(言いながらスープをスプーンですくって飲む)
マリア「量もありますし~、ちょっとくらい大目に飲んでもいいですよね~?」
綾姫「勝手にせい…妾は流石にそうガブガブ飲む気には到底ならぬがの」
ベアトリクス「慣れてるって言ってもそれと気が引けるって言うのは別だものねぇ」
影羅「あんた、人間じゃねえのに気が引けるのか?」
(ラキットリエルに話しかける)
30411 ななしのよっしん
2012/04/09(月) 21:16:22 ID: zmBifukVE7
ホゼ「ううう、どういう原理なんだ」
ウミガメ「僕の血肉はかつて海で溺れ死んだものの無念、加護の宿ったいいお肉!」
(ええ、非常においしいです、皮肉なぐらい)
ホゼ「なんでおいしいんだよ・・・」
ウミガメ「いやな記憶のほうが鮮烈にのこるじゃん♪」
30412 ななしのよっしん
2012/04/09(月) 23:13:31 ID: OJxXmgndE+
>>30411
小楠「はぅ……」
(親方に飲ませてもらいながら)
小楠「あ、おいしいです……!」
(笑顔で)
(そして涙目で)
親方「そうだな。美味いな」
ローゴ「……! お前ら狂ってる!」
親方「何言ってんだこいつ。少なくともここでは狂ってるほうが正気なんだ。
いいからお前も飲め」
ローゴ「お、おい、やめろ。やめろって!
ぐふっ」
(親方に無理やり飲まされた)
30413 ななしのよっしん
2012/04/10(火) 00:53:10 ID: +tFvNkOQcc
劇「・・・」
凶「・・・」
凝「・・・」
(顔色悪そう)
圧「どれ」
(臆すことなく一口すする)
圧「お、こりゃ美味だ」
凶「圧!?」
圧「迷ってたら進めねえぞ、幸い味は悪くねえ、見た目をのぞけばの話だが。
ほれ、元ネタどおり、ウミガメのスープと思って食え」
劇「正気じゃねえぞ・・・」
圧「正気じゃあやってけねえよ、すでにここは悪夢だ」
>>30410
ラキットリエル「あら、ばれてましたか?口に出てたかな。
まあもともとものを食べるような形してないですからね。まあここでは食べなければいけないのでしょうが」
30414 ななしのよっしん
2012/04/10(火) 18:35:09 ID: 3nKnWKR15O
>>30411>>30412>>30413
綾姫「否定はせぬが…態々残す事もなかろうて」
マリア「まあまあ、美味しいんですからいいじゃないですか~」
綾姫「汝は気楽でいいのう」
ベアトリクス「狂わないとやってられないわよぉ、この先はぁ。多分、この後はもっと狂気に満ちてるとおもうしねぇ」
影羅「いや、なんとなくあんたと似た奴と会ったことあってな。適当に言ってみただけだ」
30415 ななしのよっしん
2012/04/10(火) 19:34:51 ID: zmBifukVE7
(なんやかんやありまして)
(食べ終わりました)
ホゼ「・・・で、泳げるようになってるのかな、僕潜った事あまりないんだけど」
(さて、中では小魚が誘うように泳いでいる)
30416 ななしのよっしん
2012/04/10(火) 21:25:07 ID: OJxXmgndE+
>>30415
親方「覚悟して行ってみるか……」
ローゴ「……う、ぐ、う、ひぅ」
(うわ言のようにつぶやいている)
(トラウマになったのかもしれない)
小楠「……はぅ」
(こちらもたいそう精神的に疲れたようだ)
(親方の腕に大事そうに抱かれている)
親方「行くぞ!」
(ドボンと飛び込んでいった)
30417 ななしのよっしん
2012/04/11(水) 01:11:55 ID: +tFvNkOQcc
劇「うー・・・」
凶「・・・うぐ」
凝「胸焼けします・・・」
圧「だらしねえぞお前ら。さて、俺も一丁試してみるか」
ラキットリエル「ほう?・・・いえ、今はおいておきましょうか」
(先んじて入っていった連中を見守っている)
30418 ななしのよっしん
2012/04/11(水) 01:20:49 ID: 3nKnWKR15O
>>30415>>30416>>30417
マリア「私も素潜りは初体験ですね~」
綾姫「まあよい、行ってみようぞ。…まあ、大丈夫になっておるのじゃろうが」
(そう言うと飛び込む)
マリア「あら~、なんだか積極的ですね~」
ベアトリクス「さあ、ご主人様も行くわよぉ」
(ローゴの腕を引っ張って中へ)
影羅「…そうだな。とりあえずは俺も試してみるとするか」
30419 ななしのよっしん
2012/04/11(水) 01:35:44 ID: zmBifukVE7
ホゼ「あ、まって・・・」
(そういって入った水の中は、確かに空でも泳ぐかのように軽く、呼吸すらできた)
(魚たちがさわさわと回っては笑っている)
(水底は見えない)
30420 ななしのよっしん
2012/04/11(水) 01:49:53 ID: OJxXmgndE+
>>30419
小楠「(わぁ……)」
(キョロキョロと水中を見回す)
親方「(喋れんのか?)あ、あ、お、喋れるな」
ローゴ「う、うむ……。
な、なんか変な感じだな……、水中ってのも……。いや、その気になれば元の世界でも素潜りくらいできるが」
(動揺しっぱなしである)
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。