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1 ななしのよっしん
2011/07/24(日) 11:46:02 ID: Be4XHoIzKw
エアストリップ・ワン(Airstrip One / エアストリップ一号)
2 ななしのよっしん
2011/10/03(月) 22:08:45 ID: ISfzaHArL+
3 ななしのよっしん
2011/10/03(月) 22:27:32 ID: Be4XHoIzKw
4 ななしのよっしん
2011/10/11(火) 19:12:57 ID: Be4XHoIzKw
5 ななしのよっしん
2011/10/15(土) 09:07:45 ID: /KoL7Uy+qs
6 ななしのよっしん
2011/11/18(金) 01:32:41 ID: ZBO8gGmBzf
まず当然の知識として、
1948年に書かれたこの小説にとって、4と8を入れ替えたアナグラムの『1984年』は近未来だった
だから『1984年』というタイトルを見ると、1984年を過ぎた我々からすると一見過去のように思えるが、
一読すれば未来への警鐘の作品であることが分かる
1948年は全体主義の恐怖がまだ鮮烈だった頃であったが、
ジョージオーウェルの書いた超管理社会は、もっと凄まじかった
例えばこの社会は、言語が全て刷新され、
『自由』『平等』などと言った複数の概念が、全て別の単純な一つの単語に置き換えられ、
反体制的な思考が出来ないようになっていた
国民の生活は全て監視カメラ付きテレビで管理され、
毎日反体制派の代表(エマニュエル・ゴールドスタイン)に憎悪することを強制させられる
しかし実はその人物は体制側が用意した実在しない人間であり、
『体制の敵』を作ることでより体制礼賛をさせる為のスケープゴートに過ぎなかったという…
…と、まるで救いの無い社会になっている
そしてこの小説には、体制の末端構成員は出てくるが、
体制の中枢がどうなっているのかは最後まで不明のままだからなお恐ろしい
一応「ビッグブラザー」という指導者らしき者がいることになっているが、実在すら不明である
これはムッソリーニやヒトラーやどこぞの北の将軍とは正反対である
ここまでディストピアな小説は中々無いと思うので興味ある方は是非一読することお勧めする
7 ななしのよっしん
2011/11/20(日) 21:46:13 ID: Be4XHoIzKw
>>6 全くその通り、同意。この作品に出会えてよかったと思う。人類必読の作品だと思う。
8 ななしのよっしん
2012/02/14(火) 18:12:09 ID: br+8E+niDp
なんというパラノイア(TRPG)
9 ななしのよっしん
2012/02/19(日) 02:38:55 ID: I2WxQXmdLC
>>8
そのタグならパラノイア(RPG)で一発でいけるぞ
こういう話を読むと俺は少なからず社会に殺されるんだなって考えてしまう
10 ななしのよっしん
2012/03/01(木) 04:02:54 ID: HyR4tAF3Dz
11 ななしのよっしん
2012/03/01(木) 23:17:52 ID: d81KVBXUR+
wikipediaコピペか。微妙に変えてるけどまだアウト臭いぞ
12 ななしのよっしん
2012/03/02(金) 16:23:02 ID: EDrwBSWqr+
13 ななしのよっしん
2012/03/29(木) 19:59:06 ID: qzPu75BDte
>>6
でも、オーウェルは補論として「新語法」に関する論文を付ける事で
作中世界の将来に僅かながら希望を残しているんだよね。
(ここからネタバレ注意)
その論文は一見すると単に新語法の構造や用法について
淡々と解説しているだけのように見えるけれども、
全て旧語法(つまり現在我々が使用している英語)の
過去形で記述されている。
つまり論文は新語法を使う必要のない社会の産物であり、
その社会ではおそらくイングソックの全体主義体制も
否定されている可能性が高いという事になる。
14 ななしのよっしん
2012/03/30(金) 09:39:30 ID: BG3tM418RL
正直今の日本よりも
こういう社会の方が良いと思う奴はいるんじゃないか
少なくとも愛国心を持っていても叩かれることはない
自分の国に誇りを持てるのなら日本がこういう国になっても構わない
革命でも起きないかな
15 ななしのよっしん
2012/04/01(日) 23:40:20 ID: qzPu75BDte
>>14(または>>14が示唆しているような人物)は
この小説を読んだ事がないか、さもなければ
日記を付けただの、食事が不味いと愚痴を言っただので
親兄弟が処刑台に送られても構わないと考える
並みはずれたgood think の持ち主なのだろう。
何故って?
日記を付けるという事は国家の発表に間違いがないか疑っている
可能性があるため、「愛国心のない」行為であるから死刑に値する。
食事の不味さに不平を漏らしたという事は国家の食糧政策を
批判した「愛国心のない」行為であるから死刑も当然である。
小説内で要求されている「愛国心」とはそういう類のものだよ。
16 ななしのよっしん
2012/04/28(土) 09:22:25 ID: 6I77Ce8XwR
>>14(または>>14が示唆しているような人物)が仮にアルファ・コンプレックス所属だったとしたら、
ミッションアラートの前にきっと全てのクローンを使い切ってしまうでしょう。
市民、それは愛国心を持っていない人など存在している筈がないからです。
自国への誇りは義務です。市民、自国を愛していますか?
愛していない人が居るかもしれない、と疑いましたか?
とするなら貴方は反逆者です。何故なら、わが国の完璧で完成された国体の下では全ての市民が、誰一人の例外もなく、自国を愛することを余儀なく遂行できるからです。従って、自国を愛して居ない人間は、理論的に存在しえないのです。
然しながら、貴方はこの完璧な国体を疑いましたね?
国体は完璧です。それを疑うことは即ち、国家転覆を画策し、己が儘に国を支配しようとする内乱陰謀の罪です。
隣人はみな、愛国心を持っています。その隣人は、隣人自身が愛国心を持っていることに疑いの余地はあろう筈がないのです。
誰かが愛国心を持っていないかもしれない、そう考えるのは、あなただけですよ。
17 ななしのよっしん
2012/05/01(火) 00:41:29 ID: r/78ZUhakM
14が叩かれまくっててワロタ
まあ愛国オナニーのためなら基本的人権なんていらない、なんて意見に賛同するやつがいるわけないわな
18 ななしのよっしん
2012/05/08(火) 02:23:40 ID: qzPu75BDte
しかも作中のオセアニアが掲げてるイデオロギーは>>14が大嫌いな
「左翼」思想のなれの果て(ENGSOC = English Socialism)
だという皮肉なオチ。
まあこの小説を単なる共産主義批判の書としてだけ読むと
「この本を読めば、ソ連を核攻撃していい理由が分かるぜヒャッハー!」
とか超絶勘違いをしちゃった冷戦時代のアメリカ人みたいになっちゃうので
それはそれで注意が必要なんだけど。
19 ななしのよっしん
2012/06/18(月) 19:15:18 ID: kvbC11vn2i
>>18
その辺りを皮肉って行き過ぎたレッドパージは管理社会と変わりないということを示した
パラノイアはやはり偉大にして完璧で幸福なTRPGである。
20 ななしのよっしん
2012/06/18(月) 21:44:18 ID: urECvet92E
カルトは部外者には理解不能で
仲間内にしか通じない「専門用語」を
増産するという説には背筋が凍る思いをした
さすがに古くなった部分もある小説だけど、
この説だけはガチで現代でも通用する
21 ななしのよっしん
2012/06/20(水) 17:05:48 ID: +cp1MSL1vB
1984よりも動物農場の方が共産主義(というかスターリニズム)批判だけどな
1984は共産主義批判じゃなくって、全体主義批判の色の方が濃いと思う
22 ななしのよっしん
2012/06/21(木) 21:42:36 ID: urECvet92E
>>21
1984年では作中で前時代の「不完全な」全体主義の例として
ナチズムとスターリニズムが挙げられてる位だしね
右でも左でも極端に走りすぎた果ては
気味が悪いほどよく似ている
23 ななしのよっしん
2012/07/14(土) 20:44:59 ID: lSvj8hN5t1
元ネタのスターリニズム自体が社会主義という以上に国家主義・全体主義だから
左翼右翼はあんまり本質的な部分と関係ない(オーウェル自身も熱心な左派だし)
24 ななしのよっしん
2012/08/19(日) 01:13:15 ID: EAFLve9FOT
今のネット技術からしてみればテレスクリーンの監視なんてアナクロな筈なのに言いようのない恐怖を感じてしまう不思議
25 ななしのよっしん
2012/08/26(日) 12:20:03 ID: WMloFB8hs9
だいたいオーウェル自身が人民戦線軍で実戦に参加するようなガチ左翼
というかスペインで共産主義とファシズムの両方に痛い目に合わされてる
26 ななしのよっしん
2012/11/26(月) 03:12:02 ID: sFibapmUh3
映画を観ただけど、際限なく灰色の気分にさせられる作品だな
すぐに別の楽しいモノでも観て、この記憶を上書きしたいって思ってしまうが
逆にこういう作品や思想にのめり込んでしまう人の気持ちも解る
27 ななしのよっしん
2012/12/12(水) 14:03:37 ID: WMloFB8hs9
現代英語がNewspeakだったら日本人にとってどれだけ習得が容易だったことか・・・
28 ななしのよっしん
2012/12/26(水) 17:29:26 ID: y6KgrLC0FS
この小説の恐怖の本質って、行き過ぎた正義や道徳だと思う。
今の日本人が持っているような愛国心は暴走しないし、ある程度は良いものだと思うけど、行き過ぎた愛国心は国家主義を生み出し、人民を暴走させ、排外主義に転じる。
場をわきまえた道徳観は社会に秩序と幸福をもたらすけど、1984年に出て来た正統な道徳観は個人の自由を奪い、窒息させてしまう。
個人的なことだが、現在の自民党右派、社民党左派やネトウヨにはこのような暴走の一抹が感じられて、彼らの主張を見るたびに、背筋を凍るような思いがする。
俺は在日でもないし、売国奴でもないこの国を本当に愛している日本人だ。だからこそ、現在の東アジアに広がるこの雰囲気が末恐ろしく感じる。まあ、変なことは起こらないと願いたいけどね。
長文、失礼しました。
29 ななしのよっしん
2013/01/02(水) 01:38:45 ID: 4pvTr/o7Kn
右翼も左翼も行き着いた先は亡国の元。ソースは22年前と68年前の歴史。
まあ、こういう小説が生まれた時代って本当に世界の発展という明るいものの影に怯える時代だったんだなあと思う。今も続いてると思うけどね。
30 ななしのよっしん
2013/01/15(火) 02:20:02 ID: jVZy8Y8aYR
叩かれてるかと思ってたが、みんな割と考えてるみたいで安心した。
考え過ぎかもだけど、最近日本の状況が全部「1984年」の世界に至る過程に思えてくるんだよね。
中韓=ユーラシア・イースタシアって感じだし、お互いに憎みあってるのも全く同じ。
語彙の減少やスラングの増加も。ただ日本だけで自給自足なんて不可能だから、アメリカ辺りと併合されるんじゃないかと思う。
ほめた!
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