単語記事: ガンダム Gのレコンギスタ

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ガンダム Gのレコンギスタ」(Gレコ)とは、2014年10月よりMBS他「アニメイズムでのTV放送、またdアニメストアなど各種Web媒体にて配信中の長編アニメーション作品である。

概要

∀ガンダム」以来15年ぶりとなる、富野由悠季監督による長編ガンダムシリーズ

監督著の短編小説はじめたいキャピタルGの物語」(後述)が基となっており、制作に際して富野監督は「ひょっとしたら、タイトルガンダムってつかないかもしれない」という発言を残してしていた。結果として、本作はタイトルに「ガンダム」という名が冠され、正式にガンダムシリーズの作品として放映される運びとなった。

タイトルにあるレコンギスタとは、スペイン語の「レコンキスタ」を由来としている。元々は「再征」という意味を持つ言葉であるが、本作ではこれを「土回復」「土復権」という意訳で引用しており、"高度成長化してしまったガンダム作品の土回復"というメッセージと、"宇宙世紀の終焉で崩壊した地球土復権する"という作中の世界観が表されたタイトルとなっている[1]

製作スタッフとして、キャラクターデザイン吉田健一メカデザイン安田朗・形部一山根利、音楽菅野祐悟が担当している。

作品媒体は、当初劇場開との噂が流れていたが、前述のアニメイズムでのTV放送、Web配信にて開することが発表された。なお、上記媒体での開に先駆け、8月23日から9月5日まで期間で1話~3話までが先行上映された。

ストーリー

宇宙移民宇宙戦争歴史となった宇宙世紀が終焉後、しばらくの刻が流れた。

新たな時代、リギルドセンチュリー(R.C.)を迎えた人類の営みと繁栄は、平和と共にこのまま続いて行くものだと思われていた。

R.C.1014年。

地上からそびえ立つ地球宇宙を繋ぐ軌道エレベータ、キャピタルタワー

地球上のエネルギーであるフォトンバッテリー宇宙よりもたらすが故に視された場所である

そのキャピタルタワーを守護すべく組織されたキャピタルガード補生のベルリ・ゼナムは、初めての実習の最中、いずれのの技術でもない高性モビルスーツG-セルフの襲撃を受ける。

作業用モビルスーツのレクテンで交戦したベルリG-セルフの捕獲に成功する。

しかし、G-セルフを操縦していたアイーダ・レイハントンを名乗る宇宙海賊少女に何かを感じるベルリ

それは見たこともないはずのG-セルフに対しても同じだった。

そして、特定条件を満たさなければ動かないはずのG-セルフベルリは何故か起動させてしまう。

キャピタルタワーを襲撃する宇宙海賊アイーダの的、G-セルフに選ばれたベルリが辿る運命、その果てに待ち受けるリギルドセンチュリー全体を揺るがす相。

全てはレコンギスタの始まりに過ぎなかったのだ。

- 「ガンダム Gのレコンギスタ」公式サイトより -

本作は、「機動戦士ガンダム」をはじめとする世界観である宇宙世紀と地続きの世界が描かれており、宇宙世紀終焉後の新たな時代「リギルドセンチュリー(R.C.)」1014年が舞台となっている。

軌道エレベーターを警備する組織のパイロット補生ベルリ・ゼナムが、宇宙海賊による軌道エレベーター襲撃に遭遇したところから物語が展開していく。

登場人物

ベルリ・ゼナムCV石井マーク
本作の主人公。キャピタルタワーの警備組織“キャピタルガード”養成学校補生の少年
成績優秀者であり、養成学校飛び級している。「G-セルフ」を動かせる三人の内の一人。
アイーダ・スルガンCV嶋村侑
宇宙海賊少女々しくも、どこかまだあどけなさが残る。捕獲された際にアイーダ・レイハントンと名乗るがその素性にはある秘密が隠されていた。
ラライヤがもたらしたモビルスーツG-セルフ」を動かせる三人の内の一人。
レド・ナグ/CV寿美菜子
セントフラワー学園の生徒でチアリディング部所属の少女。被捕食者のクンタラ生まれであり、ベルリに好意を寄せている。
クリム・ニックCV逢坂良太
アメリア大統領息子であり、海賊部隊に所属する青年天才的なMS操縦技術を持つ。高飛車であるがお調子者。
ルイン・リーCV佐藤拓也
リル同期のキャピタルガード養成学校補生。面倒見の良い兄貴分であるがクンタラであることに強い劣等感を持つ。
マニィ・アンバサダ/CV高垣彩陽
ルインガールフレンド。チアリディング部に所属するチアリーダー。
ラライヤ・マンディ/CV福井裕佳梨
Gセルフに乗って現れた褐色少女。記憶を失っており、月曜日に保護された事からマンディと名付けられた。
デレンセン・サマター/CV小山剛志
キャピタルガード養成学校の教官。キャピタル・アーミィに召喚される。
ケルベス・ヨー/CV須田祐介
キャピタルガード養成学校の教官の一人でデレンセンの部下。ガールフレンドの居ない連中のことも考えてやれ!の人。
カーヒルセイント/CV森川智之
宇宙海賊に所属する、キャピタルタワー制圧作戦の立案者。

登場兵器

登場する兵器は、後述のマン・マシーンではなく「モビルスーツ」である。

ギルドセンチュリーにおいてモビルスーツの開発・設計技術は失われており、作中に登場するモビルスーツはいずれも「ヘルメス薔薇の設計図」と呼ばれる宇宙世紀時代の設計図をもとに製造されている。

キャピタル・テリトリィをはじめとした各勢とも、この設計図に残されている兵器を網羅するには製造技術が不足しているのが現状で、レクテン→カットシーエルフ・ブル…といったように徐々に製造可レパートリーを増やしている状況にある。

所属不明機(現時点)

キャピタル・アーミィ

宇宙海賊

アメリア軍

トワサンガ

ビーナス・グロゥブ

主題歌

放送局

放送局 放送開始日 放送時間 備考
MBS 2014年10月2日 木曜 25:49 製作 / 初回1時間SP
TBS 2014年10月3日 金曜 25:55 初回1時間SP
CBC 金曜 26:37
BS-TBS 2014年10月4日 土曜 24:00~

バンダイチャンネルガンダムチャンネルdアニメストアにて配信中

はじめたいキャピタルGの物語

Gのレコンギスタは、創刊100号を記念して「ガンダムエース2010年12月号」に寄稿された『はじめたいキャピタルGの物語』(著:富野由悠季)という10ページに満たない小説が基となっている。一応未完

この世界宇宙世紀から少なくとも千年以上は経過しており、宇宙エレベーター等の各種設定と共通する部分が多い習作とでもいうべき作品である。同じく富野の書籍『映像の原則 訂版』にもこれと同じような物が解説のために少しだけ掲載された。

主人公ベルリ・ゼナムダムA版では「ベリル・ゼナム」、映像の原則 訂版では「ベルリィ」だったり、御大自身も細かいところは固まってないようで未だプロット段階であった。Gレコはこの構想をアニメ用に煮詰めた作品なのだろう。

ここで登場する人マシンは、モビルスーツではなく「マン・マシーン」という。その昔、御大が筆を執った小説ガイア・ギア』の同名の機動兵器と何らかの繋がりがあるのだと思われる。とはいえガイア・ギアは、御大自身から直々に黒歴史スラング的な意味で)にされている。それに登場するマンマシーン宇宙世紀の“次”を描く構想に姿を現したのは、やはり御大にも未練があったという事かもしれない。
また、宇宙世紀の次の世紀など、御大過去の構想と共通する設定が多い。

なお、アニメ化に際し、マンマシーン普通モビルスーツに差し替えられていた。理由は不明。

リギルド・センチュリーについて

∀ガンダムった「黒歴史」には本作の舞台R.C.(リギルドセンチュリー1014年も含まれると当初から考えられており、それはメカデザイナーインタビューや、放送前後に公式に出回った簡易な年表でも支持されていた。
いたのだが、放送終了後の2015年8月末に配信された「Gレコ研究会 ~富野由悠季編~」で、富野監督によって∀ガンダムのほうが500年ほど過去のつもりだったことが突如明らかになり、関係者も含めて波紋が広がった。
この配信では裏付けとして、クレッセント・シップの技術∀ガンダムの時代を駕していること、G-ルシファー過去の技術としての月光蝶を使っていることが挙げられている。
他にも本作には∀ガンダムの時代を上回るとしか思えない技術が多数登場しており、「ひょっとしたら未来」というような曖昧な話ではなく、(500年という年数の整合性はともかく)生配信の勢いで適当に言っているわけでもなく、かつと隔絶した世界観というわけでもなく、かなり明確に「未来イメージされていたようである。

ただ、このことに気づいた人間はいたものの、スタッフ全体には共有されていなかったらしい。この見解が公式なものとなるかは不透明であるが、今後検され、ガンダム資料全般にも影すると思われる。

なお、∀ガンダムの時代「正2345年」がGレコる「宇宙世紀」にひっくるめられているのか、宇宙世紀後とされるリギルドセンチュリーに含むのかは不明・富野監督が厳密にそこまで決めているかどうかも定かでない。

関連動画


関連商品

Blu-ray・DVD

音楽

ガンプラ

書籍

コミカライズ

外部リンク

関連項目

ガンダムシリーズ映像作品)
1st - Z - ZZ - V - G - W - X - - - 種運命 - 00 - AGE - BF - Gレコ
CCA - F91 - 0080 - 08 - 0083 - G-SAVIOUR - IGLOO - UC - ORIGIN
MBSアニメイズム」 B1
2014年7月9月 2014年10月2015年3月 2015年4月6月
Persona4 the Golden ANIMATION ガンダム Gのレコンギスタ シドニアの騎士 第九惑星戦役

脚注

  1. *ニュータイプ9月号の富野由悠季監督インタビューより。

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携帯版URL:
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0%20g%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%B9%E3%82%BF
ページ番号: 5212106 リビジョン番号: 2255523
読み:ガンダムジーノレコンギスタ
初版作成日: 14/03/20 20:32 ◆ 最終更新日: 15/09/01 21:17
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ガンダム Gのレコンギスタについて語るスレ

3947 : ななしのよっしん :2017/01/07(土) 19:12:25 ID: b0Bh9wdlXu
Gレコ劇場版公式発表はまだないから延期というよりアニメアニメ!が不確定情報を載せちゃっただけだと思う
そのわりに公式開日が発表されてないシンエヴァは今年開として載せたままだけど
3948 : ななしのよっしん :2017/01/07(土) 19:16:35 ID: b0Bh9wdlXu
今見に行ったらシンエヴァがあるリストは「2017年以降」になってた
もともとそう表記されてて自分が誤解してただけかもしれないが
3949 : ななしのよっしん :2017/01/08(日) 00:50:47 ID: FrLV1nrodH
Gレコがわかりにくいって人は題の三軸にだけ絞って見るといいんだよね。

1:少年の成長譚

教科書丸暗記が得意で教官のムチを避ける、ブライトくの殴られもせずに大人になりそうだった主人公が、エマ中尉のように敵だった相手との交流で偏見を取り除いていく。
最後は自分ので確かめることが大事だと一人旅に出る。

2:社会見学

どこから電気が来るのか分からない都会人が、流通経路をさかのぼったら、金星コロニーの人たちが放射能で変異しながらエネルギー作ってました。
富野監督全に福島問題で刺しに来た。

(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
3950 : ななしのよっしん :2017/01/08(日) 15:56:32 ID: 98D9ieXMW0
1stだと最初にナレーション世界観を説明するけど、Gレコはあくまでもベルリ達の会話で、こういう世界なんやろうなぁと思わせる作りになってるじゃん。

これって子供が成長していくときに世界を認識する過程じゃないかと思う。最初は自分で見て感じたこと、両親や友達との関係が世界そのものだけど、ある一定の段階で、自分で確かめていないことを信じて、世界を理解したつもりになるじゃん。
海外旅行行ってないのに世界地図みて、アメリカって大陸があるんやな、とか。

そんな教科書まる暗記ベルリや運行長官が、信じていた話と実際に起こっていることが違っていて、あれ?なんか変じゃね?と思って、法王様地球以外に人なんていないよね?→宇宙からバッテリー湧いてると思ってんの?バカじゃね?

この展開が繰り返されて、作中の人間が変わっていく話だと思う。その中になぜ戦争くならないんだろうとか、科学技術を進歩し続けるとどうなるんだろうとか色々放り込まれてるから、惑わされて、よく分からんってことになるんじゃない。
3951 : ななしのよっしん :2017/01/12(木) 21:54:23 ID: FXATD3bHxG
ベルリは富野ガンダム主人公の特徴ある気がする
年上のお姉さんに対する憧れと甘えたい的なの
初恋の相手がだと分かってからからのあのベタベタっぷり
という立場を利用してるように見えますねぇ……うらやまけしからん
3952 : ななしのよっしん :2017/01/14(土) 19:39:35 ID: WACpthSo6Y
戦争が始まる寸前までを描いた流れが好き。ゴンワンみたいにどっかで戦争起きてても、キャピタルの民衆は対火事扱いで、動いてる軍部もバッテリー利権争いで小賢しい牽制・小競り合いしてるだけで平和すら感じる序盤に対しての、ビーナスグロゥブから帰還した後の「この空気やべぇ…」感は異常

ビーナスグロゥブ行ってる間のマスククリムの活躍見れないのは残念だけど、「前は争いながらも一緒にデブリ掃除までして、相手も自分達と変わらない人、地球とトワサンガも交渉でそれなりに丸く収まりそうな空気だったのに、なんか知らんうちに戦争寸前になってる」ってベルリ視点で見させる点では正解だと思う。

普通戦争アニメならトワサンガの攻撃の時点で開戦!になるのに、あっさり戦争にはならず、政府(穏健)との交渉や勢争いによる小競り合いを挟んだりするのが生々しいし、そう簡単には戦争に発展しない空気があったから、いざ本格的に戦争が始まる時の恐ろしさがあると言うか。
3953 : ななしのよっしん :2017/01/15(日) 12:52:47 ID: 98D9ieXMW0
まりを描いてるという意味では同感。ただ、戦争に明確な始まりはいでしょ。終わった後にあの頃は戦争だったと思い出すくらいでは。
一人ひとりの悪意い行動、ベルリ達が機応変な対応をしていると、気づく間もなく戦争という状況に突入していく。パールハーバー等があるから明確な始まりがあるように錯覚するけど、実際はゆるやかに雰囲気、空気、状況が作られる。理由を付けるためにきっかけを作って軍事作戦開始!
3954 : ななしのよっしん :2017/01/15(日) 13:56:44 ID: OW4lEpPLER
個人的に一番ビビっと来たのは金星人のムタチオンだわ
宇宙に適応して進化するって事は、体的に人間ではくなっていくって事
それを恐怖とおぞましさを持って描いてくれたのが好ましかった
3955 : ななしのよっしん :2017/01/16(月) 00:27:11 ID: WACpthSo6Y
>>3953
いや、まあそうだけどw戦争物特有の開戦の話もないしねぇ。

ただ、仮に宣戦布告(そういう文化があるかわからんが)があるなら、メガファウナ(ビーナスグロゥブ)、アーミィ、アメリア、トワサンガ(ドレッド軍)、ジット団と役者っていて、戦争への流れが止められなくなり、いくつかの軍が本格的に侵攻・正面衝突を始めようとしていた、あのタイミング付近か後くらいかなとは思った。

まあ実際には、どちらも陰謀持ちながらも休戦しようとしてたし、好戦のほとんどがあの戦いで壊滅・的達成で沈静化。そもそもメガファウナ、ジット団は立場上、の勢とも言い難く、ドレット軍もトワサンガの私設艦隊の一つで独断っぽく、最後のアメリア軍も大統領の独断だから、導と見れるかどうかも紛らわしいんだが。
3956 : ななしのよっしん :2017/01/18(水) 17:14:52 ID: O5gCxiobR7
戦争というか、やはり「世界大戦」(宇宙だけど)と言うべきかね
あの最終局面をベルリたちがどうにかできなかったら、地球--金星ライン上は遠からずズタボロになってた

そこをしてたベルリたちだってバトル続き…というか、
アメリアvsゴンワン以外は明確に戦争状態だったわけでもないのに、
あれだけの勢があんなに兵器を持ってるのがおかしかったんだよ
技術の大元である金星にさえジット団みたいのがいて、本当にバランス世界だったんだ
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