イッカク(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール及びフレンズ(動物が女の子の姿になった擬人化キャラクター)である。
概要
「イッカククジラ、イッカクだ。このスピアーは、角じゃなくて牙が変化したものなんだ。知ってたか?立派な牙はわたしの自慢であり誇り。これを掲げていると、力がみなぎってくるんだ。この力で、大切なものを守りたい。わたしの誇りにかけてもな」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
かつてはユニコーンの角とも見なされた、1本の長大な牙(歯が変化したもの)が特徴の海生哺乳類・イッカク(イッカククジラとも)のフレンズ。角の如き牙は通常オスが一本のみ備えるモノだが、まれに2本伸びてたり、メスも持ってたりする。
同じクジラ目の仲間であるバンドウイルカ(愛称ドルカ)・マイルカ(愛称マルカ)・シナウスイロイルカ(愛称ナルカ)とは大親友でよく一緒に日々を過ごしている。また、シロナガスクジラを友人としてだけでなく実の母親のように敬愛しており、とても懐いている。
ドルカやマルカが元気一杯無邪気で活発な性格なのと比べて、イッカクは冷静で落ち着いた雰囲気を持っている。口調も堂々とした男口調。命を懸けて戦う戦士としての面が強く、誇りと仲間を守る使命を何よりも重視する。自らの誇りに掛けても大切な親友を守るべく、どんな敵に対しても勇敢に戦う。セルリアンとの戦いの場数も踏んでいる模様。
立派な牙は彼女の誇りで自慢の品で、戦闘時は敵を貫く武器でもある。侍にとっての刀のように精神的シンボルのようで、掲げると自然と力が漲って来るという。この牙を空中へ掲げるという行動は元動物も行うポーズである(長大な牙は神経が集中した環境を探知する感覚器で、空へ向け掲げるかのように海面から突き出す仕草は気圧や温度を調べる行為と見られている)。
なお、実際のイッカクは牙を武器としては使わない(同種同士のケンカは牙の長さ比べで勝敗を付ける)が、フレンズ化した事で槍(彼女はスピアーと表現)へと変化したようだ。
遥か昔に先祖が捨てた地上を、フレンズ化し人の体型を手に入れた事でカムバックを果たした。脚が生えた事で大地を歩けるだけでなく走る事も出来るようになり、環境適応能力も格段に上昇した。手を獲得した事で物を持つなど、ある程度の器用な行動も可能に。
外見
イッカク最大の特徴で誇り・魂である立派な牙は手持ち武器の槍へと変化した。螺旋状の溝など元の特徴も再現。持ち手には宝石のような飾りがある。また、左側のもみ上げ部分の髪も牙のように長く伸びている(根本にリボンでかわいくコーデ)。もしかしたらイッカクには稀に2本の牙が伸びた個体がいるという事実を反映させたのかもしれない。
服装はワンピース風半袖セーラー服を着用。この服はドルカ・マルカ・ナルカと共通デザイン。服の色は元動物の体色・模様を反映している。襟は青色リボンで留めているが、他3人とは違いリボンにジャパリパークマークと碇が合体したマークは印されていない(イルカではなくイッカクだからか)。首には黒色の首輪を巻いている。他3人が素足に直接靴を履くのに対し、イッカクは白靴下に黒色の靴を合わせて履いている。
髪型・髪の色模様は元動物の体型を再現したデザインで、胸鰭も髪の一部として表現されている。元動物にならって背鰭は無い。
お尻からは尾鰭を含んだ尻尾が生えている。泳ぐ時はこの尻尾が大活躍。
ゲームでの扱い
クール属性(青)のレアリティ度5のフレンズとして登場。最大レアだぞ!コストは400・攻撃タイプは中距離・サイズはM。固有スキル「プライドマリントラスト」は敵軍団全員に自身の攻撃力から換算して7倍のダメージを与える攻撃的スキル。特定グループには属しておらず、水棲動物用グループ「ウォーターガールズ」にも加わっていない。
2015年12月22日のメンテナンスによるメインストーリー第7章解禁+新地形「海洋」追加に合わせて登場した、泳ぎが得意な哺乳類新フレンズの1員。ドルカ(レア度5)・マルカ(レア度3)・ナルカ(レア度4)と一緒にお披露目した。
メインストーリーでは当然第7章で登場。ゴコクチホー周辺海域で暮らすフレンズで、セーバルを追ってゲージツ祭真っ只中の同チホーへやって来たサーバル達プレイヤー一行と最初に出会った、第1村人ならぬ第1フレンズ。一行をゲージツ祭への参加希望者だと考え、映画製作に挑戦していたマーゲイの様子がおかしい事を伝えた。
一端はプレイヤー一行とは別れたイッカクだったが、その後今まで見た事の無い黒いセルリアンの群れに襲われ、連携攻撃に苦戦し自慢の槍を奪われてしまう。奪い取った槍を取り込んで「ツノセル」へと変化したセルリアンにピンチのイッカクだったが、間一髪プレイヤー一行が駆け付け撃退に成功する。
完全に映画撮影意欲を失ったマーゲイを立ち直らせるべく映画撮影に挑むサーバル達に助けてくれたお礼として協力。新キャストとして親友のドルカ・マルカ・ナルカも呼び寄せている。
第8章では新エリア・リウキウチホーに向かう一行と仲間達と一緒に同行。同チホーに居るシロナガスクジラと会う目的と並行してセーバルの捜索も手伝ってくれた。
強敵クエスト・シロナガスクジラ編では、突如行方を晦ませたシロナガスクジラを探し出すべく奮闘し、危険な海域であるナリモン大渦潮にまで突入している。無事シロナガスクジラと再会出来たものの、つい子ども扱いしてしまうシロナガスクジラに自分達も成長していると反発。母に成長した自分達の実力を証明するべく戦いごっこを挑む。
ぱびりおんでの扱い
「おでこばかり見ないでくれ…。」
2018年8月15日のかいようエリア解放と同時に登場。けもトークアイコンの背景色は青。一人称は「私」、他のフレンズのことは「おまえ」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
シロナガスクジラを「おかあさん」と呼ぶフレンズの一人。ちなみに他のイルカ達のことは基本的に他のフレンズと同じく敬称を付けずに呼んでいるが、「シナウス」と愛称で呼ぶことはある。ただし、バンドウイルカに対してはけもトーク内で呼びかけているシーンがないため詳細は不明。またアゴヒゲアザラシのことを「アゴヒゲ」と呼んだ事もある。
この海とここに棲む仲間たちのことが大好きだと言い、海のみんなの安全を守るために鍛錬とパトロールをしているが少し真面目すぎるところもあり、イルカたちから「張り詰め過ぎちゃあダメ(※要約)」と言われており、この教えはイッカクを経由して更にホッキョクグマへと伝授されている。
ちなみにスピアは誇りであると同時に持っていないと落ち着かないらしい。なおこのスピアは他フレンズから「ツノ」であると勘違いされたこともあるが、部位としての認識は「キバ」であり、ツノくらべの参加者を募るべく立派なツノを持つフレンズを探しているヘラジカもイッカクのどーぐは「キバ」であるということは知っていたため、ツノくらべの勧誘対象にはなっていない。
珍しい行動は「まと当て(ダーツボード)」
自慢のスピアを投擲し、なんとも不思議な挙動で的の中心を射貫く。
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関連項目
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