エルフを狩るモノたちとは、メディアワークス刊『月刊電撃コミックガオ!』に連載されていたファンタジーギャグ漫画である。作者は矢上裕。
概要
エルフなどの人間とは異なる種族が多数存在するファンタジーな異世界へ召喚されてしまった龍造寺淳平、小宮山愛理、井上律子ら男女3人は、元の世界へ帰るために必要な「呪文のかけら」を探し出し、集めて元の世界に帰るために世界中を旅することになる。呪文のかけらは5人のエルフの女性の肉体に模様となって宿るのだが、淳平たちはその呪文のかけらを身に宿すエルフを探し出すため、ひたすらエルフ(女)を脱がしまくる、という鬼畜ファンタジーギャグ漫画である。
1994年から2003年まで連載され、コミックスは21巻、他に連載前の読み切りをまとめた「DX」が1巻、合わせて全22巻が刊行された。
1996年と1997年の二度にわたってアニメ化もされており、ゲームソフトなども発売されている。
連載終了から4年後の2007年には、『エルフを狩るモノたちリターンズ』というタイトルで短期連載の新作が描かれた(全1巻)。
それからさらに6年後の2013年1月30日より2018年1月10日まで、ウェブコミックサイトのコミックメテオにて新作『エルフを狩るモノたち2』が連載された(全10巻)。→掲載サイト
さて。前置きは長くなったが、この漫画を語るならば、何よりもまずカレーであろう。カレー抜きにはこの漫画は語れないと言ってもいい。淳平のカレーへのこだわり、妄執、執念、渇望、絶望は見る者の胸を打ちふるわせ、“なんとしてもカレーを食したい”という彼の執念に共感するのである。ビバカレー!
登場人物
- 龍造寺淳平(CV:関智一)
- カレーと空手に情熱を注ぐ格闘家。エルフを無理やり脱がすのがパーティー内での主な仕事。
- 律子とは以前からの知り合いだったが、以前からあこがれだった愛理と知り合うことができたことはうれしいらしい。
- だが、自分に向けられる女性陣の好意に関しては非常に鈍感。
- 特技は空手。得意技はかかと落とし。
- 小宮山愛理(CV:富沢美智恵)
- ハリウッドで活躍するオスカー女優。パーティー内の交渉と参謀担当。
- 演技の達人で本人が演技をするのはもちろん他人の演技も一目で見破る目を持っている。
- 特技は演技。また、頭の回転も速く、オセロも強い。
- 井上律子(CV:宮村優子)
- 軍事関連が好きな普通の女子高生。パーティー内の遠距離攻撃担当。
- その軍事知識と実践能力は高く、拳銃から74式戦車まで火器や兵器は何でも使いこなす。トラップ設置の腕も達人クラス。
- 淳平とは異世界に召喚される前からの知り合い。ひそかに淳平に思いを寄せている。
ペット
- セルシア・マリクレール(CV:三石琴乃)
- 白犬だったり、ブチ犬だったり、ヒゲ犬だったり、ど根性ガエルだったり、パンダだったり、サルだったり、アホウドリだったりする謎の生き物。パーティー内の魔法担当。
- 特技は墓穴を掘ること。
- しかしてその正体はコモンエルフの長にしてすべての元凶。魔法全般に通じ、特に召喚魔法を得意とする。
- その召喚魔法で淳平、愛理、律子を日本から召喚してしまい、彼らを送還するための呪文を紛失したのが物語の始まりである。
- ミケ/74式戦車
- 日本から召喚された74式戦車に猫の幽霊が取りついたもの。74式戦車の燃料や搭乗員の問題を解決してくれた。
- 知能も高く、律子たちの指示にもきちんと従ってくれる。
- ピチカート
- 通称ピチちゃん。
- 見た目は小さな白くまのぬいぐるみだが、草を食べて体内で処理することによりうんちトイレットペーパーを作り出す。
関連動画
関連項目
その他
「エルフを狩るモノたち」以外にも『ガオ』よりアニメ化された作品、他コミックス、ラノベからアニメ化された作品は多い。まさに深夜アニメ最盛期である。
- 3
- 0pt