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シドニーオリンピック

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シドニーオリンピック(Sydney Olympic)とは、2000年開催の第27回夏季オリンピック(Games of the XX VII Ol ymp iad)である。

日本メダル獲得数　金：5個　銀：8個　銅：5個　　計：18個

概要

史上2度目メルボルンオリンピックから44年ぶりとなる南半球およびオーストラリアでの開催となった。夏季オリンピックではあるが南半球という立地上、開催時期が9月中旬から10月上旬とかなり遅い(現地は春の時期)。

開催地選考の段階では5都市が立候補し、4回投票のうち3回目までは北京市が勝っていたが、4回目で逆転し、開催が決定した。

当時はインターネットコンテンツが一般層に大きく広まった時期であり、ネット上でもオリンピックの関連コンテンツを見ようとIOCなどのサイトに世界中のユーザーがアクセスした。しかしウェブ放送に関してはIOCが当時の放映権の問題から行わないという姿勢を示しており、配信が実現するのは2年後のソルトレークシティ五輪からとなる。

新競技としてトライアスロンが追加。1974年発祥から26年で正式競技入りを果たしている。

聖火リレーはギリシャから12の島国を経てグアム、ニュージーランドを通じオーストラリアを渡るルート。当時の情勢不安からフィジーはルートから外れている。リレー当時の6月は真冬の時期であり、雪の舞うクイーンズタウンやグレートバリアリーフ海中を走り抜けた。史上初の水中経由ルートでもあり、摂氏 2000度の燃焼システムにより聖火を消さずに海の中を走ることに成功している。

日本勢で特に際立ったのは、女子マラソンで16年ぶりの大会新記録を出し金メダルを獲得した高橋尚子の活躍。金メダルを万遍の笑顔で噛む姿で一躍知名度を上げ、"Qちゃん"の愛称で世間に知られるようになった。

柔道では過去2大会で銀メダルだった田村亮子が悲願の金メダルを獲得。井上康生や野村忠宏らと共に、日本のお家芸の屈強さを世界に知らしめた。「最高で金、最低でも金」のコメントは当時の視聴者は今でも知っている人が多いかもしれない。