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『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』とは、映画ドラえもんシリーズ第2作である。1981年3月14日公開。
主題歌は『心をゆらして』作詞:武田鉄矢、歌:岩渕まこと。エンディングテーマは前年と同じく『ポケットの中に』。
概要
大長編、映画ドラえもん共に第2作目となる作品。大長編では初の宇宙が舞台となる作品である。また、数少ない日常生活を送りながら冒険をする作品の1つでもある。ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの出番も少なめ。
2009年3月7日に『新・のび太の宇宙開拓史』としてリメイクされている。主題歌は柴咲コウの『大切にするよ』。
あらすじ
のび太は不思議な夢を見ていた。巨大な猛牛型の宇宙戦艦に追いかけられる小さな宇宙船の夢だ。目を覚ますとジャイアンたちに呼び出され、中学生に占拠された空き地を取り返す交渉約にされてしまう。交渉に失敗したのび太は逃げる最中に気絶してしまい、再び夢のつづきを見る。目を覚ませば今度はジャイアン、スネ夫に責められ、しずかちゃんに相談した結果、ドラえもんが新しい遊び場を探すことになる。
安心して床についたその夜、のび太の部屋の畳から何かが飛び出した!
ゲストキャラクター
- ロップル (CV:菅谷政子→櫻井智)
- コーヤコーヤ星の開拓民の少年。宇宙船を操縦して買出しに行ったりしている。父親の遺したショックガンを持っているが、腕はからっきし。
- チャミー (CV:杉山佳寿子→佐久間レイ)
- ウサギのような人語を話せる生物。ロップルくんの相棒的な立場。自分の背より大きいハンマーを振り回したりも出来る。大長編と映画では目の形が違う。
- クレム (CV:小山茉美→アヤカ・ウィルソン)
- ロップルくんの妹。のび太にあやとりを教えてもらう。
- ライザ (CV:塚田恵美子→渡辺菜生子)
- ロップルくんとクレムの母親。夫は亡くしているらしい。
- カモラン (CV:二見忠男→茶風林)
- ロップルくんの家の隣人。隣人とは言っても数百メートルは離れているようである。
- ブブ (CV:山田栄子→峰あつ子)
- カムランの息子。クレムと仲良くなっていくのび太に嫉妬している。
- ホーガント (CV:内海賢二)
- ガルタイト工業の主任。コーヤコーヤ星の移民をあの手この手で追い出そうとする。
- リメイク版で名前がバカラに変わっており、大川透が演じた。
- ゴス (CV:今西正男)、メス (CV:北村弘)
- ガルタイト工業のでこぼこコンビ。毎度悪事を働いてはのび太とドラえもんに成敗されてしまう。
- リメイク版では名前がダウトとウーノに変わっており、チュートリアルの2人が演じた。
- ギラーミン (CV:柴田秀勝→大塚明夫)
- ガルタイト工業本社が雇った殺し屋。コア破壊装置を躊躇なく使う冷酷な男。大長編ではのび太と一騎打ちをし、のび太を「ただのチビじゃない」と評した。
- リメイク版ではバカラの上司となっている。
- モリーナ (CV:香里奈)
- リメイク版のみの登場。ロップルくんの姉貴分とも言える幼馴染。7年前に父親が磁気嵐に巻き込まれたのを誰も助けようとしなかったことから、彼以外の開拓民を嫌っている。
スタッフ
1981年版
- 原作・脚本/藤子・F・不二雄
- 監督/西牧秀夫
- キャラクターデザイン・作画監督/富永貞義
- メカニックデザイン/大河原邦男
- レイアウト/椛島義夫
- 美術監督/川元征平
- 撮影監督/小池彰、高橋明彦
- 音楽/菊池俊輔
- 録音監督/浦上靖夫、大熊昭
- 監修/楠部大吉郎
- アニメーション制作/シンエイ動画
2009年版
- 原作/藤子・F・不二雄
- 監督/腰繁男
- 脚本/真保裕一
- 演出/宮下新平
- 絵コンテ/腰繁男、楠葉宏三、やすみ哲夫
- キャラクターデザイン・総作画監督/金子志津枝
- メカニックデザイン/渡辺歩
- 作画監督/千葉ゆみ、大杉宜弘、浅野直之
- 美術監督/土橋誠
- 撮影監督/岸克芳
- 音楽/沢田完
- 録音監督/田中章喜
- 演出助手/八鍬新之介
- アニメーション制作協力/ベガ・エンタテインメント
- アニメーション制作/シンエイ動画
備考
- 本作の舞台となるコーヤコーヤ星は、地球と比べて重力が小さいため地球人なら誰でもスーパーマンになる事が出来る。さらに地球と大きな時差があり、コーヤコーヤでの1日が地球での1時間に相当する。
- 本作の中核となる「ガルタイト」はコーヤコーヤ星や周辺の星系で採れる鉱物。2つの結晶を合わせて軸をずらしてゆくと反重力エネルギーが発生する。コーヤコーヤ星はガルタイトのかたまりのため、ガルタイト工業が狙っている。
- 上記の通り、本作は「地球よりも重力の小さい星でスーパーマンになる」話であるが、原型のような話として短編「行け!ノビタマン」が描かれている(てんコミ21巻)。
関連動画
関連項目
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