ヒュンダイ・アクセントとは、韓国の自動車メーカー、現代自動車(ヒュンダイ)が製造/販売している小型車である。
概要
エクセルの後継モデルとして1994年に発売を開始された。
韓国では2代目より「ヴェルナ」の名称で販売されている。
初代(開発コード:X3)
1994年4月に発売を開始。
ボディタイプは4ドアセダン(アクセント)、3ドアハッチバック(プロアクセント)、5ドアハッチバック(ユーロアクセント)の3種類。
搭載エンジンは1300ccSOHC、1500ccSOHCの2種類。
1995年3月9日には5ドアに追加グレード「1.3MULTI」を追加。
1997年にはフェイスリフトを実施、旧モデルと区別するため「ニューアクセント」と呼ばれる。
搭載エンジンに1500ccDOHCも追加された。
1998年にはリーンバーンエンジン仕様車が追加された。
2代目(開発コード:LC)
1999年7月に韓国国内にて販売を開始、韓国ではこのモデルから「ヴェルナ(Verna)」の名称で販売される。
ボディタイプは4ドアセダン(ヴェルナ)、3ドアハッチバック(ヴェルナスポーティ)、5ドアハッチバック(ヴェルナセンス)の3種類。
エンジンは1300ccSOHC(4ドア/5ドア)、1500ccSOHC(4ドア)、1500ccDOHC(全モデル)、1500ccDOHCリーンバーン(4ドア/5ドア)の4種類を設定していた。(海外仕様ではこのほかにディーゼルも設定)
2002年にはフェイスリフトを実施、韓国国内では前モデルとの区別のため「ニューヴェルナ」と呼ばれる。
ヒュンダイはこのモデルをベースとした競技用モデルでWRCに参戦したが、成績は振るわず2003年のシーズン途中で突然、参戦を中止してしまう。
モータースポーツは全戦参戦が義務付けられているため、FIAより100万ドルの罰金支払いを命じられたが、ヒュンダイはこの罰金すらも未だに支払っていない。
FIAの怒りを買ったため、今後ヒュンダイがモータースポーツに再参戦することは困難と考えられたが、しれっとそれ以降もi20で参加している。
3代目(開発コード:MC)
2005年9月に発売を開始、メキシコなどではダッジ・アティチュードとして、韓国及びインドではヴェルナとして販売されている。
ボディタイプは4ドアセダンのみ、後に3ドアハッチバック(スポーティ)が追加された。
韓国国内初の市販ハイブリッドカー(ガソリン+電気)のベースともなった。(このハイブリッドカーは市販化されたものの、納入先は公官庁や地方自治体などにとどまった)
2009年にフェイスリフトを実施、旧モデルとの区別のために「ヴェルナトランスフォーム」と呼ばれることが多い。
4代目(開発コード:RB,RC)
2010年にヴェルナセダン(RC型)が北京モーターショーで発表。中国市場にも進出しだしたモデル。
その後フロントマスクが違うモデルRB型がソラリスとして発表された。
ちなみに2012年にロシアでカー・オブ・ザ・イヤー2012を獲得した。
しかし、米国道路安全保険協会(IIHS)が発表した報告書
によれば、米国内では登録台数100万台あたり104件死亡事故が発生するなど本当にヒュンダイ・アクシデントであること4ドアコンパクトカーの中でも安全性に難があることが報告されている。(ちなみに次点は同じくトップギアでこき下ろされたネタにされた起亜・リオの102件。リオとほぼ同じくらいの登録台数であるマツダ・2(デミオ)の2倍以上という数値)
トップ・ギアとの関係
アクセントは英国の自動車番組「トップ・ギア」においてたびたびネタにされている。
初代:グリーンの5ドアでバンガーレースに参加、ボコボコにした上でスクラップにした。
- 半端ないグレーな色彩感(ステアリング、ダッシュボード、シート、ギアレバー、ハンドブレーキ、内張りなど何から何まで)
- 1500ccディーゼルなのに3気筒(ディーゼルエンジンで気筒数が奇数だとただでさえ酷い振動が悪化する)
- 「キャプテン・スロー」の異名を持つ程のんびり屋のジェームズ・メイをして「遅い」と言わせた(0-60マイルで19秒を記録)
- 上り坂どころか普通のカーブで失速した
などの理由により「車と呼べるほど良いものではない」と評された。
さらに司会者2人からは「ヒュンダイ・アクシデント」などと呼ばれる。
キャッチコピー
初代:「新世代・新感覚」(アクセント)
2代目:「Think Family」(ヴェルナ)
関連動画
関連項目
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