ランカ・リーとは、テレビアニメーション「マクロスフロンティア」に登場するメインヒロインのひとりであり、歌姫である。
概要
マクロスフロンティア船団で暮らす普通の女子高生であり、超時空中華飯店・「娘娘(にゃんにゃん)」(リン・ミンメイが看板娘として働いていた店が、続いているようであり、愛されて50年。オリジナルのCMソングもフロンティアにて流れている)、でバイトをする普通の女の子。銀河の妖精シェリル・ノームに憧れつつも、引っ込み思案な性格から歌手になる夢を抱きつつも一歩を踏み出せずにいた。
が、シェリルとの邂逅・そして早乙女アルトとの出会いにより心が動かされ、Formoにてストリートライブをし(行ったのではなく、結果的にストリートライブのようになった)、その歌声に惹かれたエルモにより小さな事務所であるがスカウトされ、見事歌手デビューへの一歩を踏み出す事となる。
ゼントラーディとのクォーターであり、大鍋等を軽々と持ち上げたりする。
独特の「イヌミミ」ヘアーを持ち、ランカの心情変化と共に髪が動きを見せる(これはゼントラーディの血が入っている事が関係している)。後ろ髪の方にリボンがあるが、キャラクターデザインの江端里沙曰く「これは逆カチューシャのようなもの。」
幼い頃に目の前で肉親を失った結果、解離性健忘症となり、幼い頃の記憶を一切持たない。
だが記憶の断片に残る歌・アイモを時々グリフィスパークの丘で歌っていた。この歌は後々ランカの運命を二転も三転も動かす事となる。テレビアニメ版では、同じくこの歌を知るブレラ・スターンとの交流も物語のキーになっていく。
アイモ~鳥のひと~
ある日、ランカに映画出演の仕事が舞い込んで来る。
無論駆け出しのランカは端役であったが、その日のメインの役であるマオ・ノーム役(これはマクロスゼロの伝承を映画監督が再現しようとしたものであり、実際にランカ達はマクロスゼロの伝承や、マオ・ノームについても何も知らない、映画上のストーリーの役として考えていると見受けられる)である女優が負傷、そして主役であるシン役の俳優が水中シーンは契約に入っていないとそのシーンを蹴り、嫌気が差した監督が海辺で釣りをしているところを、「アイモ」を歌うランカを偶然見かけ、その歌が映画にピタリとくると感じ、またマオ役の女優の負傷も重なり、ランカはマオ役の代役・そして歌う「アイモ」を映画にそのまま起用すると言うとてつもなく大きな話を持たれる。
そこでマオ・ノームの代役・そしてエンディング曲に自らの歌を抜擢されると言う突然の出来事を得、ランカは一躍フロンティアの有名歌手に。まさしく「ガラスの靴を拾ったシンデレラ」のようである事からランカは「超時空シンデレラ」と呼ばれる歌姫となる。
「星間飛行」と「キラッ☆」
TV版12話にて、ガリア4にてシェリルが訪問を行うはずだったが、病床をおしてまで来たシェリルが倒れ、元々訪問をよく思っていなかったテムジン率いるゼントラーディ軍の不興を買ってしまい、場は戦場と化してしまう。
シェリルと共にいるアルト、そして病床に伏すシェリルが危機に瀕しているところを知ったランカは、ミシェルとルカに懇願し、ルカの極秘技術によりミシェル機に乗って駆け付ける。
この時に有名となった台詞が、ランカのファーストシングルである星間飛行の歌詞に入る「キラッ☆」である。
(「キラッ☆」と歌うと共に、手話で「愛してる」を示すポーズを取る。)
そして「皆、抱きしめて!銀河の、果てまで!」の声と共に歌い上げたのが彼女の代名詞とも言える「星間飛行」である。
ゼントラーディに歌を聴かせ戦場を収めるその光景はまさにシリーズ第一作である「超時空要塞マクロス」の歌姫、リン・ミンメイが歌により戦争を治めたオマージュ的なシーンであり、河森監督曰く「12話はこの曲の為に作った。」
曲リスト
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