インディペンデンス級航空母艦、Langleyだ。
ああん? そっちのラングレーじゃねーよ!
誰が給炭艦じゃ! Meのベースは新鋭軽巡だぜ!
「艦隊これくしょん~艦これ~」の艦娘、Langleyとは、アメリカ海軍インディペンデンス級航空母艦(軽空母)「Langley」(CVL-27)の擬人化キャラクターである。本人の言うように給炭艦から改装された航空母艦(→水上機母艦)「Langley」(CV-1→AV-3)ではないので気を付けてあげよう。(デザイン・イラストはZECO、CVは川井田夏海[1])
概要
Langleyはニューヨーク造船所でクリーブランド級[2]軽巡洋艦Fargo(CL-85)として発注され、計画変更で航空母艦インディペンデンス級の6番艦(CVL-27)として完成した米海軍(アメリ艦娘)初の高速軽空母である。対する日本側では改鈴谷型巡洋艦から航空母艦として建造しながらも未成に終わった「伊吹」が存在した。2022年夏・初秋イベ「大規模反攻上陸!トーチ作戦!」前段最終海域となる第3海域突破報酬として艦隊に合流した。
未改装の段階で射程が「中」となっており、素の状態で対潜値を持つため護衛空母として扱われ輸送護衛部隊の第一艦隊に彼女を組み込むことが可能である。初期装備はTBFとSBD-5で艦載機数は23-7-2の3スロット。Lv50で改に改装が可能で、持参装備がF6F-3とTBF。搭載機数は24-16-4-1の4スロット。スカート裾に艦番号の27が記載されている。
セリフに登場する他の艦は、坊ノ岬沖海戦の敵艦隊旗艦大和と時報にて昼食を分けてくれたサラトガ…から更に分けてくれた長姉Fighting Iことインディペンデンス、小沢艦隊旗艦の瑞鶴(もう友軍なんだから艦載機飛ばしてくるなって…まあ、提督にも爆撃機差し向ける娘ではあるけれど…)。自分のことはMe呼び(Iowaに続いて2人目)。
夕日ネタ変化球艦娘2人目である。彼女の場合は「…とでも言うと思ったか? 提督ロマンチストだねー それよりも腹減った!」とのことである。やるな...。
戦史概略
ニューヨーク造船所にクリーブランド級軽巡洋艦「ファーゴ」として発注されたが、起工前に空母への変更が決定。1942年4月に空母「クラウン・ポイント」として起工。初代「ラングレー」が日本の蘭印作戦中に日本海軍の一式陸攻により撃沈されたため2代目「ラングレー」を襲名し1943年5月進水、同年8月に就役した。
竣工後は太平洋方面への配属となり、マーク・ミッチャー少将指揮の第58任務部隊に配備された。1944年初頭のエニウェトク岩礁攻略戦を皮切りに、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦(小沢艦隊と対峙)、グラティチュート作戦(末期ヒ船団らを壊滅に導く)、沖縄戦(米国版坊ノ岬組[3]。イントレピッドらと同じ第58.4任務群に所属)に参戦し、日本軍撃滅に貢献した。
1945年6月から7月にかけて本国に戻りオーバーホールを実施。前線への回航中に日本軍が降伏し対日戦を終えた。
終戦後は姉のインディペンデンスらがサラトガや賠償艦[4]たちと原爆実験に供されたが、ラングレーは本土でモズボール処理を受け保管されることとなった。その後対ソ冷戦の勃発により予備役戦力の同盟国への供与がはじまり、ラングレーはフランス海軍に供与され、フランス海軍航空母艦「ラ・ファイエット」となった。スエズ動乱にも出動し、1961年まで活躍した。1963年に米軍に返却され翌年スクラップとなった。
余談
- とある「使徒」が登場するアニメの登場人物名の元ネタの一人(艦)である。
初代アニメ版では蒼龍、新映画版では敷波の艦名との合体が当該キャラクターの名となっている。
他に当該アニメには綾波・赤城・摩耶・青葉・日向・葛城・冬月らが…おおっと - 他に、某国産車の車種名になっていた時期もあるが、これは偶然の一致…か。
- 別ゲームの擬人化キャラクター「ラングレー」は艦これのラングレーが言及している給炭艦を改装した初代である。
- 他の用例は「ラングレー」記事を参照のこと。
- 史実で巡洋艦の船体を流用して空母として就役した艦級としては彼女らが初の実装となる。
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関連項目
脚注
- *「みたいな!#3」表紙絵公開中に含まれる形として情報が公開された。該当ツイート。
- *アトランタ級の次級
- *図鑑中「大和の最期」と言及し、更に秘書ボイスでも「あの大和ともやりあったんだ」と言及している。
- *実装済みの艦は「クロスロード組」記事へ
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