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この記事は第557回の今週のオススメ記事に選ばれました! よりニコニコできるような記事に編集していきましょう。 |
回転寿司屋のアレとは、回転寿司チェーン店のカウンターについている手を洗う装置である。
概要
お寿司は直接手で食べる事もあるため、衛生面には特に気を付けなければならない。回転寿司店に訪れた際には、最初にこの装置で手を洗ってから食べるのがマナーである。蛇口下の黒いボタンを押すことで水が出る仕組みになっている。
回転寿司店は初めてという人が、SNSなどでどのように使うかを問いかけている事も多い。残念ながら嘘を教える人がたくさんいるようである。もし困っている人やフォロワーを見かけたら正しい使い方を教えてあげよう。
また近年では、店員呼び出しボタン、精算ボタン、顧客情報を読み取るシステムなど進化している店舗もあるようだ。
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https://twitter.com/hibari_ren/status/1215846341466710017
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https://twitter.com/daxEeveeStail/status/727775060577161216
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https://twitter.com/hiya_pupei_0927/status/1068770620903632896
本当の概要
正しくは、自動給茶装置・給湯装置・グラスフィラーなどと呼ばれる、お茶の粉末を入れた湯呑を黒いボタンに押し当てお湯を注ぐための装置である。間違うことは無いと思うが、外国人観光客などは稀に間違えてしまうことがあるらしいので注意が必要である。
この"給湯装置の使い方を聞き、間違った回答をする"ネタが定番化したのは、以下の掲示板でのやり取りがネット上で確認できる最古のものであり元ネタと思われる。
168 名前: 納貝斯克(アラバマ州)[] 投稿日:2008/08/14(木) 23:34:22.51 ID:pKiGIjS50
回転寿司って行ってみたいけどなんか怖い。恥じかきそうで
誰か詳しくシステムを教えて(´・ω・`)
178 名前: 駱駝(catv?)[sage] 投稿日:2008/08/14(木) 23:40:18.30 ID:5/Ja0H+t0
>>168
・席に着いたらまず、手をよく消毒すること。消毒液の蛇口が各席にあるのでレバーを押して手にアルコールをとってこすり合わせる
・回ってくる皿にはだいたい二貫(二個)乗ってるけど、これは回転用語で「ダブル」という。一個だけ食べたければ一貫だけ皿から取って、あとの皿はそのまま回していい。
・皿ごと取って食べた場合、空いた皿は店員が回収しやすいように、自分の脇の、後ろから取りやすいところに高く積む。隣の人がすでに山を作っていたら、そこにまとめて重ねよう。
・テーブルが手狭になったら足元等、目立たないところに置くのも通。皿は使い捨てだから、気に入ったものは持って帰ってもいい。
・ワサビは粉ワサビがほとんど。粉末ワサビの入れ物が各席にあるので、スプーンで小皿に取って自分で溶かすこと
・一段高い台に乗って回ってくるネタは「本日のオススメ」。他人に取られる前に素早く取る
・皿によって値段が違う店の場合、キンキラの安っぽい柄は安いネタで、赤とか緑のシンプルで落ち着いた皿が高級ネタ・・・とほぼ統一されているので、目安にしる
・ネタを捌いた余りで造った潮(うしお)汁やあら汁は無料。セルフサービスなので、店の隅の鍋から自分で取り分ける。カニの殻なんかが入ってることもある。
199 名前: 蘭博吉尼(ネブラスカ州)[] 投稿日:2008/08/14(木) 23:48:49.75 ID:AWiYiRXIO
>>178
お前そこまで詳しく教えてイイ奴だな。
以後、掲示板ではネタが定着し定期的にスレッドがたてられている。
似たような例として「吉野家ってどういう注文システムなんですかお?( ^ω^)- ネット用語辞典 ネット王子」があり、"吉野家のお新香とサラダは食べ放題"と吹き込まれたユーザーがあやうく警察沙汰になった、という有名なコピペもある。掲示板の書き込みを鵜呑みにしてはいけません!
その後、2014年8月にTwitterで「回転寿司のこのボタンって押すとどうなるだろうか」というツイートに「手を洗うところ」などとわざと間違った回答をするユーザーが続出したことが話題となり、Twitterでもこのネタが浸透した。なお該当ツイートはアカウントが凍結され現在見ることが出来ないので以下の記事を参照。
【火傷だけじゃ済まないって!! 回転寿司のお湯だしボタンの間違った使い方が話題 - macaroni】
ちなみに、ピクシブ百科事典では「黒いボタン」という名前で記事が作成されているのでこちらもあわせて読みたい。アンサイクロペディアでは本項についての記事はないが、「回転寿司
」は"エクストリームスポーツ"と紹介されている。
2020年5月に開催された"コミックマーケット"のオンライン企画「エアコミケ」では、アレのコスプレが登場。
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https://twitter.com/QQaea/status/1080454206882951168
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https://twitter.com/getter_10go/status/1256395124700930050
アレの歴史
回転寿司の発祥は、昭和33年(1958年)4月に東大阪市にオープンした元禄産業の「廻る元禄寿司 1号店」が始まりである。 元禄産業の創設者「白石義明」がビール工場の製造に使われているベルトコンベアにヒントを得て「コンベア旋回式食事台(寿司レーン)」を開発し、回転寿司店をオープンした。当時お茶は店員が淹れていたり、陶器の湯飲みに入れたまま寿司と一緒に回していたが、それでは倒れてこぼれることもあり何とかならないかと頭を悩ませていた。
その後、昭和48年(1973年)に回転寿司コンベアを製造している石野製作所が「自動給茶装置付コンベア」を開発した。アレの誕生である。今では当たり前になったこの自動給茶装置により、お茶がレーンで倒れてこぼれることもなくなり、どのお店も大幅に人件費を抑えることに成功した。
ちなみに石野製作所は、回転寿司コンベアの世界シェア60%を占めている。シェアを獲得できた理由はアレの大ヒットのおかげである。その後も石野製作所は透明カバーを取り付けた「クリアルーフ付きコンベア」、磁石を使って皿を回転させる「チェーンレスコンベア」、注文品をいち早く届けられる「特急レーン」など、様々なヒット商品を生み出している。
アレ固すぎない?
「給湯装置のボタンが固い」と思う人は多い。実際に"Business Journal"の記者が回転寿司店の担当者に聞いたところ、年配の客などから「もう少し軟らかくならないのか」という意見を貰ったことがあるそう。ボタンが固い理由は「あまり軟らかすぎますと、小さいお子さんがやけどする恐れがございますので、硬めにしてあります。」と下記の記事で回答している。また、「中のパッキンが劣化した場合には硬くなります。整備の際に少し硬めに設定してしまっている可能性もある」とのこと。
しかしポータルサイト"デイリーポータルZ"が実際に固いのか検証したところ、「ボタンが固い店は意外と少ない」という検証結果が出てしまい、意外に柔らかかった説が浮上。詳しくは下記の記事を参照。「なぜ人は湯だしボタンは固いという共通概念を持っているのか」について考察し、「問題は湯だしボタンの位置(指定された座席のどの位置に湯出しボタンがあるかで自分の固さの感覚が変わるという事)」だと結論付けている。
回転寿司屋のアレ検定
関連動画
関連静画
関連リンク
- 株式会社 石野製作所
- 回転寿司の歴史 回転寿司の誕生 - 元祖 廻る元禄寿司
- 21世紀の食文化を拓く、回転寿司トップメーカー「石野製作所」- イシカワノオト
- がっちりマンデー 2007年6月24日放送 - TBS
関連項目
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