星馬烈とは、こしたてつひろのミニ四駆漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の主人公の一人である。
概要
TRFビクトリーズ | |
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星馬烈 | |
基本情報 | |
年齢 | 11歳→12歳→不明(31歳?) |
誕生日 | 4月10日 |
血液型 | A型 |
立場 | ミニ四レーサー→ 宇宙開発技術者 |
身長 体重 |
124cm→140cm→? 28kg→不明 |
趣味 | 絵葉書集め |
使用マシン | |
キャラクターテンプレート |
初代主人公・星馬兄弟の兄。しっかり者の優等生。直情型の弟の豪に対して理論派だが同様に情熱を持っており、熱くなりやすいところは大して変わらない(こした先生曰く「実は豪より熱い」)。豪とは性格もセッティングも対照的で、ことある事に喧嘩する。
メンテナンスなどの基本を怠らず、小遣いをきっちりやり繰りしてパーツの準備は十分、セッティングは完璧、ピット作業は電光石火、誠実さに裏打ちされたレース運びは非常に堅実。主人公だろうと負ける時は負ける本作にあって烈のリタイアは全編通しても数回しか見られない。WGP編では「TRFビクトリーズ」のリーダーを努める。
一人称は「僕」で温厚で人当たりが良いが、豪と話すときは人前だろうとぶっきらぼうな態度で一人称に「俺」が混じり(同じ会話の中で「僕」と入り混じる)、「~だろ」「~しろよ」と強い言葉を使って公然と兄弟喧嘩を始める。相手を非難する場面ではむしろ堅い口調になるので、豪に対する態度が自然体なのかも知れない。実際アニメではモノローグでよく豪に話すような口調になる。
劇中では頼れる二枚目の印象が強いが、大きな目に睫毛が特徴的でかなりの女顔。
DVD-BOX発売時に行われた人気投票では堂々の1位を獲得した。連載・放映当時から特に女性人気が高い。
ファンからの愛称は豪の呼び方を取って「烈兄貴」。
使用マシン
愛機「ソニック」は高速コーナーリングを得意とし「コーナーリングの貴公子」の異名を取る。直線から相手のマシンに食らいつき、コーナーで減速する相手を横目に抜き去る場面がソニックのハイライトといえる。悪路や坂路でもスピードを維持して駆け抜けられる安定性が持ち味だが、レーサーの烈はリスクを冒して勝負に出ることもある。
- スーパーアスチュートJr.
- レーサーミニ四駆の人気車種。アニメでは一般レーサーのマシンとしても度々登場するが大抵碌な目に遭わず、豪の愛車だったマンタレイJr.と扱いの差が激しい。
- ソニックセイバー
- 土屋博士から貰った初のフルカウルミニ四駆。烈によりコーナー仕様にチューンされている。白地に赤のカラーリングと大きなリアウイングは後継機にも受け継がれる。
- バンガードソニック
- 土屋博士がソニックセイバーのデータを基に開発したミニ四駆。略称Vソニック。鋭角的なフォルムのVマグナムと比較して丸みを帯びたフォルムと大きなウイングが特徴。
- ハリケーンソニック
- 烈が自ら開発したVソニックの発展型。アニメでは大胆にも大神博士に技術提供を仰いで完成させた。さらに大型化してボディと一体化したリアウイングに加え、フロントにもウイングがある。
- バスターソニック
- 烈がWGP参戦中に大破したハリケーンソニックと豪のビートマグナムのアイデアを取り入れ完成させた4代目マシン。ビートマグナムのリアサスペンションをフロント部に持ってきた格好。原作の開発秘話では珍しくジュンが登場し、彼女のMTBのテクニックから必殺技の着想を得た。アニメではフロントダンパーの可変機構によりストレートではボディを超フラットにしてスピードを稼ぎ、コーナーではボディを起こしてダウンフォースを稼ぐ。これは初代マグナムとソニックのセッティング思想そのものである。
- ブリッツァーソニック
- 第2回WGPに投入されたバスターソニックの発展型。このマシンのみ白地に赤ではなくボディ全体が赤い。
- ロデオソニック
- ミニ四駆25周年を記念して発表されたニューマシン。デザインはソニックセイバーに似ている。書き下ろし漫画ではカルロが登場。当初はマシンのパワーを抑え込んで安定性を重視していたが、カルロに「意気地のない改造」と檄を飛ばされ、パワー全開の攻撃的な走りのマシンとして完成させた。
- ブラストソニック / グレートブラストソニック
- 2015年の新作漫画「Return Racers!!」第2話に登場したマシン。ミニ四レーサーを引退する烈が豪との最後のレースのために完成させたバスターソニックの後継機(何故かライトニングマグナムとブリッツァーソニックが登場せず、本機とビートマグナムの対決となっている)。レース中に炎の中に突っ込みボディの一部が燃え落ちてグレートブラストソニックへと進化し、最後の兄弟対決を白星で飾った。
- コスモソニック
- 「Return Racers!!」第18話で初登場したマシン。中学生になった烈がアメリカで出会った友人(本人曰く許嫁)のリディア・アスティアが操るグレートマグナムリボルバーとの対決に敗れ、「古いマシン」と言われたブラストソニックを名誉挽回させるために改造した。ブラストソニックの原型を残しつつより曲線的なフォルムとなり、マグナムに続いてソニック系としては初のFMマシンとなっている。
劇中での活躍
危なっかしい豪を支える頼れる兄貴分として、豪が勝負を諦めかけた時には激しく叱咤して前を向かせる強さを持つ。
原作漫画では豪とマグナムがストーリーの中心になることが多く、出番的には「主人公の兄」くらいの印象である。とはいえハマーDとのオフロード対決はネタ的にも熱さでも屈指の名エピソードである。
前述の通り安定したレース運びに定評があるのだが、レースの数が多いアニメ版でも兄弟揃って勝ちきれないか1位豪2位烈のワンツーフィニッシュが多く、チェッカーを切る場面は少なかった。スプリングレースではゴールしたのは1位豪と2位鷹羽リョウだけで、3位以降はゴールできなかった。しかしオフィシャルが粋な大会を開き、1位でゴールしたことでSGJCへの出場権を手に入れた。
アニメでは天気を読む場面が多く、ニコニコでは「雨に定評のある烈」「レインタイヤの貴公子」などと呼ばれる。
アニメWGP編ではTRFビクトリーズのリーダーとなる。堅実な走りとリーダーシップでチームを引っ張る一方、我の強いメンバーをまとめるのに苦労し、重圧を感じて思い悩む事もあった。リーグ戦残り3試合というところでビクトリーズが4位に入るのが厳しくなった状況になってらしさを失って厳しくなり、ハリケーンソニックにもトップスピードを求めるようになるが、ソニックは安定感を失う。オーディンズとのレース中にハリケーンソニックがコースアウトして大破し、それを拾おうとしたが転落し足を負傷し全治2週間。出場ができなくなる。
負ければ烈の復帰前に敗退という状況でメンバーが奮闘すれば今度は自分は不要とドツボにはまる有様だったが、豪の励ましでひたむきにレースを楽しむ気持ちを取り戻す。直後に憑き物の落ちたような表情で物凄く穏やかに豪を「邪魔でうるさいけどそうじゃないときもある」と評したのが烈らしい。バスターソニックを制作した後は強敵とのレースを楽しむようになり、チームメイトをフリーフォーメーションでまとめてファイナルレースに進出する。ファイナルレースの第2セクションでミハエルがマシンを敵とみなしていると聞かされた後は闘志を燃やし、ミハエルに競り勝ったが、ものすごい気迫で追い上げてきたカルロ・セレーニのディオスパーダに抜かされた。
MAX編での活躍は殆ど無いが、アニメではもうリーダーはやりたくないと零すも、結局押しつけられた。MAX編最終回では鷹羽リョウ、豪と共に一文字兄弟のM1を静観した。
2015年の新作漫画「Return Racers!」第2話では宇宙開発技術者として成長した姿で登場。惑星探査機ブラストソニックのプロジェクトリーダーとなっている。回想では土屋博士の推薦による海外留学を機にミニ四レーサーを引退したことが明らかにされた。
関連動画
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関連項目
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