時の勇者とは、
- ゼルダの伝説 時のオカリナにおけるリンクのこと。紆余曲折の後、7年の時を行き来しつつ、世界を救うため奮闘することになる。
- サンリオタイムネットにおいて、失われた「ときのはしら」とよばれる時間軸を修復し、タイムネットの世界を救う事をゆだねられた救世主のこと。本作では時の勇者は二人いて、それが主人公とライバルである。
この記事では1の時の勇者について言及する。
概要
ゼルダの伝説シリーズの主人公であるリンクは多くの場合シリーズごとにそれぞれ別人であるにもかかわらずデフォルトの名前はほぼ全てリンク(りんく)である。
その中で時のオカリナ及びムジュラの仮面のリンク個人を指すのが時の勇者である。
CV 少年期:瀧本富士子 / 青年期:檜山修之
軌跡
ハイリア人の母から産まれたが、戦争に巻き込まれまだ赤ん坊のリンクは母親に連れられてコキリの森のデクの樹サマの所へたどり着き、デクの樹サマに引き取られた。
その後母親はコキリの森まで逃げる途中に負った傷により死んでしまったという。
リンクからハイラルを救う宿命を感じ取ったデクの樹サマによってコキリ族に混じって育てられ、リンク自身もコキリ族だと思っていたようである。ただ、コキリ族は妖精の相棒を連れているのだがリンクの元には相棒となる妖精は現れず仲間からも笑われていた。
ある日、まだ子供であるリンクは妖精ナビィがやってきてデクの樹サマから呼び出される。デクの樹サマに巣食う呪いと戦ったのち、デクの樹サマから旅立つ運命であると告げられ、秘宝であるコキリのヒスイを渡されてナビィと共にコキリの森を発った。
その後ハイラル城でゼルダ姫と会い、盗賊ガノンドロフより先にトライフォースが眠る聖地に繋がるという時の神殿の奥ある扉を開けるために二つの種族と出会い残りの精霊石を集める。
扉を開け、聖地への鍵となるマスターソードを引き抜くたリンクだが、マスターソードを扱うには幼すぎたリンクは7年もの間封印されてしまった上ガノンドロフの聖地への侵入を許してしまう。
ガノンドロフはトライフォースに触れたが"力のトライフォース"以外のトライフォースは飛び去り、"勇気のトライフォース"はリンクに宿った。
リンクは魔王ガノンドロフが支配する荒廃した7年後と元の世界を行き来しながら六賢者を目覚めさせる冒険の中で自分の生まれを知るなどの様々な経験を経て、ついにガノンドロフとの決戦に挑む。
この戦いはゼルダの伝説の世界における一大ターニングポイントであり、敗北すれば神々のトライフォースの世界へ繋がる。
勝利した場合、ゼルダによって振り回してしまった事に対する謝罪の意味も込めて7年後の世界ならリンクが旅をする前の時間の世界へと送り戻される。
リンクが去った7年後の世界は風のタクトへ繋がり、リンクが戻ってきた世界はトワイライトプリンセスに繋がる。
旅をする前の時空に戻ったリンクはガノンドロフの野望を未然に防ぐ為に動き、ガノンドロフの処刑までもっていった。エンディングムービーにもトライフォースを宿した少年リンクと幼いゼルダ姫が会うシーンある。
時のオカリナのエンディング後の更に後にあたるのがムジュラの仮面で、別れてしまった大切な友(ナビィ)を探す為にエポナに乗って旅をしていたリンクがタルミナという異世界に辿り着いた時の話。
時の勇者が帰還してから数百年経ったハイラルが舞台の物語がトワイライトプリンセスで、時の勇者の働きによりガノンドロフに処刑が執行されるシーンも描かれる。
トワプリのリンクに金の狼あるいは骸骨の姿で現れて剣術を教えてくれる隻眼の人物「骸骨の戦士」の正体は時の勇者リンク本人であり、勇者でありながらこの世界では何も成せていないことや剣術を伝えられていないことを悔いて亡霊となっている。
時のオカリナでの冒険はなかったこととなりムジュラの仮面は異世界である為、この世界では功績が密告等をしたことくらいしか残っていない。
また、トワプリのリンクは時の勇者の子孫である。
その他の○○の勇者
時の勇者以外にも○○の勇者と呼ばれるリンクは存在する。
風の勇者-風のタクトのリンク
黄昏の勇者-トワイライトプリンセスのリンク
大空の勇者-スカイウォードソードのリンク
息吹の勇者-ブレスオブザワイルドのリンク
外部出演
スマッシュブラザーズシリーズでは初代とDXに登場する"リンク"は時の勇者の青年期を基準にしており、DXに登場する"こどもリンク"は時の勇者の少年期を基にしている。
GC版ソウルキャリバーⅡにリンクがゲスト参戦した際の姿も時の勇者準拠。
ゼルダ無双では主人公は別人のリンクだが、コスチュームに大人時代の時の勇者風のものがあり、DLCムジュラの仮面パックの追加キャラクターに"こどもリンク"として時の勇者本人が参戦している。
関連項目
- 4
- 0pt