あ、あたし…夕雲型…駆逐艦…十三番艦……。
ちゃ、着任…しました……。は、浜波……です…。
あの…あの……あたしは……。
浜波とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する夕雲型駆逐艦13番艦「浜波」をモチーフとした艦娘である。図鑑番号はNo.284。僚艦藤波のとなり。
なお、帝国海軍駆逐艦には浜風という駆逐艦も存在した。こちらは同じ甲型の陽炎型駆逐艦。
ん…、読みますか、あっ…司令…はい…。情報は…こちらです…。はい…。
艦娘の「浜波」は、2018年冬イベント「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」の後段作戦解放(2月22日)オンメンテで実装された夕雲型姉妹の13女である。夕雲型姉妹ではちょうど1年前の「偵察戦力緊急展開!「光」作戦」で実装された藤波に続く11人目の実装である。
今までも、甲型駆逐艦娘を中心にメカクレ艦娘は見受けられた(浜風/朝霜・早霜等)が、彼女は両目とも隠れており、中破グラを含め素顔が殆ど見えない。
勇猛果敢な水雷屋気質を持つ駆逐艦娘が多いなか、何と、引っ込み思案(先輩には山風がいるか?)で早口、ボソボソと喋り、しかも噛む。この子、艦娘になっちゃダメなんじゃ・・・
第32駆逐隊の僚艦でもある藤波は「ふーちゃん」、多号作戦第三次船団護衛部隊での僚艦長波を「なっちゃん」と呼んでいる。期間限定ではあるが、お花見voiceで朝霜を「あーちゃん」、クリスマスvoiceで32駆僚艦の玉波(22年冬イベで実装)を「たーちゃん」、同じく僚艦の早波(19年冬イベで実装)を「はーちゃん」と呼んでいる。
中の人繋がりか、「夕雲型の時雨」と指摘していた提督もいた模様(聴き比べるとよく似てる)。個人的には「夕雲型の山風」という印象ではあったけれど。
2018年6月のアップデートにて期間限定mode(梅雨)が、32駆僚艦「藤波」と同時に実装された(彼女にとって初の期間限定mode)。薄紫色の傘を携えているが、中破になると、その傘を抱きかかえるようになる。
2018年12月のアップデートで期間限定mode(Xmas)が実装。トナカイに扮している。かわいい。
同時期に公式4コマ第207話(15巻に収録)が公開され、Part3にて初登場した。作中”ウェルカムドリンク”がよく登場し、先任艦娘から新登場艦娘へドラム缶入りの重油をもらうのが常だが、今回は長波から真水のウェルカムドリンクをもらっていた。これは、後述の史実を踏まえたものと思われる。
2019年「艦これ」公式カレンダーで藤川氏が手がけたページでは、藤波・浜波及び当時未実装の同型艦娘2名(うち1名は遠景→後に玉波と判明)が描かれており、うち1名(藤波のそっくりさんで隣に描かれていた子)が「はーちゃん」こと「早波」であり、19年冬イベで実装された。
2022年2月にはバレンタインmodeが実装された。同時期実施中の舞鶴コラボで当該mode差分が里帰りお出かけmodeとしても登場する予定とのこと。今までのグラで最も目隠れ度が少なくなっているのも特徴となっている。公式カレンダー2025や2025年新年描き下ろしイラスト
でも目隠れ度が下がっている。
改装、浜波、出撃する…今。はい…見ていて…ください。(改二)
2025年5月12日のアップデート(2025年春イベ終了と同時)にて、『複数の夕雲型改二』の第3弾・『浜波改二』が実装された。改装には姉の藤波より若干低い「Lv77、新型兵装資材2、改装設計図、開発資材60」が必要。図鑑は先に実装された藤波改二の1つ飛ばしでNo.583に収まった。隣のNo.584は春イベで実装された米潜水艦「Wahoo」、下段には今年冬から春にかけて実装された白雪改二・初雪改二。
この流れで行くと早波お姉ちゃん改二予定地がNo.582なのかも、とふと妄想したくなる[1]。
持参装備は12.7cm連装砲D型改二、25mm三連装機銃★+8、三式水中探信儀★+4。装備特性や運用は藤波お姉ちゃん改二と同じで特型内火艇・中型バルジ、補強増設への対空・水上電探、電探マストが装備できる。運用も基本的には藤波改二と同じでいいだろう。
なお、改二実装で通常ボイスも大幅に更新され、また同時に時報ボイスも追加された。
はっ、浜波、しゅっ、出撃する…。今、そう…。
夕雲型駆逐艦《浜波(当時は「濱波」)》は、マル急計画仮称341号艦として、1942年(昭和17年)4月28日に舞鶴海軍工廠にて起工、翌43年(昭和18年)4月18日進水、同年10月15日に竣工し、舞鶴鎮守府籍に編入。第十一水雷戦隊にて同年12月15日まで訓練を受けた。
12月15日付で、第二艦隊第二水雷戦隊(旗艦:能代)の第32駆逐隊[2](玉波・早波・藤波)に編入されたが、翌44年(昭和19年)初頭、32駆各艦はバラバラに護衛任務に従事しており、全艦が揃うのは5月のタウイタウイ進出時となった。
その後32駆は、あ号作戦に備えた6月の対潜哨戒中に司令駆逐艦の早波を米潜ハーダーの雷撃で駆逐隊司令共々戦没。玉波艦長から駆逐隊司令に昇進した青木中佐も、7月、米潜ミンゴ[3]の雷撃により喪失。戦いの中で…一隻一隻いなくなって…レイテ沖海戦前に32駆は藤波と浜波のみとなっていた。(8月25日の五月雨放棄による27駆事実上の解隊を受け同駆逐隊司令大島一太郎大佐が次の32駆司令となり浜波を司令艦としている。)
レイテ沖海戦で、32駆の属す第二水雷戦隊は、第一遊撃部隊第一部隊(1YB1H、「栗田艦隊」)に属す。
10月26日、浜波はサマール沖海戦により戦没した旗艦能代を2駆秋霜と共に救援、早川幹夫司令官らを収容し、一時的に二水戦旗艦となる(その後、早川少将は島風に将旗を移す。)
本海戦の終結時、32駆での同僚の藤波は救援した鳥海乗員共々戦没しており、浜波単艦となっていた。
残された二水戦各艦は第二遊撃部隊指揮下に入り、制空権を喪ったレイテ島に陸軍増援部隊を送り届ける多号作戦に投入された。
浜波は、第3次船団(第二水雷戦隊、旗艦「島風」)に加わり、途中、第4次船団から加わった(このあたりは「霞」記事参照)長波・朝霜・若月と共になっちゃん達の三一駆と一緒に…、レイテ島オルモック湾に進出した。が、そこへ米軍機347機が襲来、オルモック湾は地獄絵図と化した。長波は弾薬をすべて撃ち尽くすも撃沈され、自慢の足と巧みな操艦で回避を続けていた旗艦島風もボイラーが爆発し沈没。浜波も舵が壊れ航行不能となった。
このような中、殿につけていた朝霜が決死の接舷を行い大島司令・本倉艦長を含む浜波乗員を朝霜に移乗し、浜波は放棄された・・・のだが、戦闘終了後も残っていた浜波に長波生存者が乗り込み、機関の再起動に成功はした。しかし、帰投するための真水が足りず、また、元々舵も故障していたこと等から、残された食料を摂り一夜を明かした後退艦。結局は放棄された。
その後の経緯は不明とされていたが、2018年1月、ポール・アレン氏らのグループが、浜波と思われる艦の沈没した姿をレイテ島オルモック湾内にて発見した。
関連動画
※ふじはま通信「はばたけ海鷲!基地航空隊講座」は藤波記事を参照。
関連静画
新しく、あのっ…あっ、そうです…。(関連項目)
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)
- 駆逐艦 / 駆逐艦(艦これ)
- 夕雲型駆逐艦 / 夕雲型姉妹
- 第二水雷戦隊
- 第三次多号作戦(オルモック湾突入時)… 島風・長波・朝霜・浜波・若月
- 藤川(イラストレーター) / 藤川艦隊
- タニベユミ / タニベ艦隊
- 舞鶴っ娘(出身地・母港)
2018年冬イベント 『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)』新規実装艦娘 | ||
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夕雲型姉妹 / 夕雲型駆逐艦 |
1.夕雲 - 2.巻雲 - 3.風雲 - 4.長波 - 5.巻波 - 6.高波 - 7.大波 - 8.清波 - 9.玉波 - 10.涼波 11.藤波 - 12.早波 - 13.浜波 - 14.沖波 - 15.岸波 - 16.朝霜 - 17.早霜 - 18.秋霜 - 19.清霜 |
脚注
- *妄想と言えば、25年春イベで夕雲型駆逐艦に似た声の改特1TL型護衛空母が…その方が担当し改二未実装の艦娘も1人居るような…
- *結成時には「涼波」も所属していたが、浜波編入約1ヶ月前のラバウル空襲にて戦没していた。
- *後に海上自衛隊に供与され初代「くろしお」となる
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