荼毘とは、漫画『僕のヒーローアカデミアの登場人物』である。
概要
本名:??? 誕生日:1月18日 身長:176cm 好きなもの:不明
性格:つかめない 個性:蒼炎
敵(ヴィラン)連合の一員であり、雄英高校の林間合宿襲撃の『開闢行動隊』ではリーダーを務めている。ヒーロー殺し・ステインの逮捕後、ブローカー・義爛の紹介で加入したメンバーの一人。連合にはステインの思想に賛同して参加し、林間合宿襲撃後は仲間集めと称してヴィランと接触し、気に入らないと焼き殺すことを繰り返す。
どこかシニカルで掴みどころのない性格で初対面の死柄木弔に『気色悪い』と言ったり、同じタイミングで連合に入ろうとしたトガヒミコのことを『イカレ女』と言ったりと口が悪いが、声を荒げたりする様子はなく冷めたような態度が目立つ。連合の面々とは折り合いが悪いようにも見えるが、「リーダー」と呼んで死柄木の指示に従う他、トゥワイスについては、何と気に掛ける描写がある。ただし、メンバーにも本名を明かしていなかった。
他のメンバーと同じく殺人に躊躇はなく、攻撃対象ならばたとえ子供であっても容赦はない。ヒーローは勿論のこと、チンピラなどの大義も無く生きている存在ならば躊躇いなく焼き殺す。
その後の「超常解放戦線」では、外典と共に「VIOLET」の行動隊長を務めている。
死柄木が目指す「全ての破壊」とは別の目的があるらしく、自身の目的のためには死柄木も連合もどうでもよいと語るなど、あくまで連合については利用しているだけであることをほのめかしている。
特徴的な外見
黒いコートに黒ズボン、白いシャツを着こんでるなど随分シンプルな格好をし、体中を皮膚と変色した皮膚で継ぎ接ぎしたような出で立ちをしており皮膚の継ぎ目にはピアスのようなつなぎがある。
髪は黒くぼさぼさしており目は不敵とも狂気ともとれるように細められている。
敵連合加入後は長い紺色コートを羽織っている。異能解放軍との戦いの後は、袖口にコンロの様な金属パーツを装備し、デトネラット社製の耐火服を着用している。
個性
個性は「蒼炎」。その名の通り、蒼い炎を放出できる。作中では主に掌から撃ち出すようにして発射する。炎系統の個性としては世界有数と言えるレベルであり、あらゆる作戦ではメインウェポンとして連合の面々に頼りにされている。
その火力と範囲は凄まじく、複数の人間を一瞬で焼死体に変えることなど造作もない。地上最強の炎を操るエンデヴァーの個性ヘルフレイムと同等以上だが、個性と体質が合わないようで長時間使用すると自身の炎で身体が焼けてしまう。
彼の正体の憶測
彼に関しては本名や過去や縁者などあらゆる情報が明かされていなかった。
しかし多くの読者はエンデヴァーの息子にして轟家の長兄である轟燈矢ではないかと予想していた。
理由としては
- 炎を出す
- 髪や目つきに通ずるものがある
- エンデヴァーと轟焦凍に対し思わせぶりな態度を示す
- 敵連合の中で彼だけ本名が明かされなかった(=明かせない理由があるのではないか)
- 目元の皮膚の継ぎ目から出血している描写があり、燈矢は個性と体質が合っていないというエンデヴァーの台詞がある(=個性が体にダメージを与えたのではないか)
- 燈矢の状況を示す情報がまったくない
などがある。
関わりがあるだけの別人の可能性もあるが、仮に彼が轟燈矢だとした場合、それは轟家にとっても社会にとっても爆弾であると言えよう。エンデヴァーが自らの非道な行いを償おうとして轟家の家庭事情が改善し始めており、諸々の事情を知らない社会はエンデヴァーを新たなヒーローの象徴として受け入れようとしているからだ。
そして...
この項目は、ネタバレ内容を多く含んでいます。 原作未読・アニメ見視聴の方はご注意ください。 |
『酷えなァ、そんな名前で呼ばないでよ 燈矢って立派な名前があるんだから』
30巻290話にて正体が死んだはずの轟燈矢(とどろき とうや)であると明かされた。
しかもそれは案の定最悪のタイミングで広く明かされ戦場の混乱を加速させることとなった。
なお、年齢は24歳。燈矢は妹の冬美と1歳差であるが、公式ファンブックでは冬美の年齢は22歳と表記されていたが、荼毘の正体判明時はそれから1年が経った頃なので現在の冬美の年齢は23歳である。よって、燈矢は24歳である。いずれにしても、いい年して迷惑なファザコンである。
実は黒い髪に染めており、地毛は母親譲りの白色の髪である。元々父と同じく赤髪であったが、成長するにつれて母・冷譲りの青白い氷色へと変化した。
過去
幼少期はエンデヴァー以上の才能を持つことから父親から目を掛けられ、自身もヒーローを目指しており家族仲は良好だった。しかし成長するにつれて、自らの炎で体を焼いてしまうようになり、両親から訓練の禁止を言い渡される。
エンデヴァーは息子を死なせたくないという父親として当然の感情からの行動だったが、燈矢にとっては「捨てられた」に等しい仕打ちだった。さらに、エンデヴァーが望んだ望んでいた『半冷半燃』の“個性”を持つ焦凍が誕生。父への不満は弟への憎しみとなり、赤ん坊の焦凍に襲いかかったことで、エンデヴァーは焦凍と他の子供達を近付けないように引き離し、徐々に家族仲が険悪になっていく。
その後は表向きは言われた通りにしながらも、周囲から見えない所に火傷を作ったり、夜中に弟である夏雄にひたすら愚痴を聞かせ、泣きついていた。さらに自身を心配する妹や母親に対して、家の女は皆だめと考えて、話を聞かなかった。
13歳の頃に、成長と共に火力が跳ね上がり、彼の炎は色を赤から蒼へと変えた。そして、笑顔で父親にそのことを伝えて自分の力を見てほしいと頼んだが、結局彼が自身の元へと来ることはなかった。その際の感情の昂りから個性が暴走してしまい、火力を下げる方法を知らなかったことから自身の体を焼いてしまい、そのまま山火事となって行方不明となり、家族からは体が燃え尽きて死んだと考えられていた。
ダビダンス
『さァ一緒に堕ちよう 轟炎司!! 地獄(こっち)で息子(おれ)と踊ろうぜ!!!
なぁ!!、お父さん!!!』
実は自身の個性で全身が黒焦げになり倒れていたところをオール・フォー・ワンに拾われていた。轟家に帰った際、三年前と変わらず焦凍に執着する父親の光景を目の当たりにして以来、自身の個性を強くするために独学で特訓を続け、今に至る。
燈矢からすれば父親の身勝手な野望で生み出されたにも拘らず失敗作として捨てられたも同然の仕打ちであり、以来エンデヴァーに深い憎しみを抱くようになっていた。彼の本当の目的は「父親であるエンデヴァーへの復讐」であり、ただ抹殺するだけではなく、ヒーローとして積み上げてきたものすべてを否定することだった。
そのために、エンデヴァーの"最高傑作"である実弟の焦凍を殺し、父親に絶望感を与えようと考えていた。
狂気と憎しみに満ちた長男の告白は、轟家をさらなる地獄へといざなうのだった・・・。
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