麗日お茶子(うららか おちゃこ)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物である。
概要
『でも「デク」って…「頑張れ!!」って感じで なんか好きだ私』
CV:佐倉綾音 誕生日:12月27日 身長:156cm 好きなもの:星空・和食
本作のメインヒロイン。
雄英高校入試会場の入口で初めてデクと出会う。高校入学後はデクと同じ1-Aに所属。出席番号は5番。
前髪の両端が長い茶髪のショートボブのような髪型(公式曰くよくわからない髪型)が特徴。爆豪曰く「丸顔」。
入試の入口で出会った以外にも、実技試験会場が一緒になる、入学後のクラスが一緒、戦闘訓練でペアになる等々色々デクと縁がある。
ほんわかした笑顔が印象的な、どことなくふわっとした印象を受ける女の子。時々関西系のなまりが出ることがある。 非常に表情豊かで、ヒロインでありながら(個性の性質上仕方ないとはいえ)作中で何回もゲロったりしているが、そういう自然体なところが彼女の魅力の一つ。
デクには『地味めの!』、飯田には『メガネだし!』と、それぞれ本人に向かってあっけらかんと言い放つなど、けっこうざっくりといくことのある天然系。意外に口が悪いが、それは裏表のない証拠でもある。と、単行本1巻の時点でこじつけられた。爆豪からの蔑称である「デク」を、響きが頑張れって感じで好きだと言い、本人もそれを認めたことで彼をデクくんと呼び続けている。
普段は名前通り麗らか(たまに麗らかじゃない表情をする時もあるけど)だが、戦闘時は一変。
闘志を前面に出し、雄たけびを上げて戦う姿は正しく「ヒーロー」を志す者の姿であると言える。
格上相手にも怯まず果敢に挑む勇気を持っており、USJ編では敵連合を撤退に追い込む切っ掛けを作り、対爆豪戦では基本他人を見下している彼を認めさせるに至った。
スポーツテストの結果は20人中10位。遠投で∞なんて記録出した影響もあるだろうが、入試でも仮想敵を倒して28Pとっていたので、そこそこの身体能力はある様子。しかしさすがに爆豪の反応速度には対応できなかった。
お茶子がヒーローを目指すのは、究極的に言えば「お金のため」。
彼女の実家は建設会社なのだが、仕事がほとんどないためぶっちゃけ貧乏。幼少期にお茶子は自身の個性が仕事に役立つと思い実家に就職することを提案したのだが、父親はやんわりこれを却下。彼はその気持ちよりもお茶子自身の夢をかなえてくれた方が何倍も嬉しいと笑いながら語った。
そのためお茶子は自身の夢、そして何より両親のために絶対ヒーローになってお金を稼ぐと決めたのである。
三重県出身で、現在は上京し一人暮らしをしている。
基本的な容姿は母親似だが(赤マルほっぺも母親遺伝)、たくあん眉毛は父親からの遺伝。
ちなみに好きな食べ物は上記のように和食で、中でも「おもち」が好きらしい。やはりお茶にあうものが好きなのだろうか。ただし実家が貧乏な上に一人暮らし中なので、節約メシという名の断食を行うこともある。
両親の突然の訪問時、あまりの驚きからヒロインにあるまじきレベルの目玉飛び出しを披露した。
これだけならよくある漫画表現なのだが、以降の2コマも飛び出し続けている上、母親が何事もなかったように冷静に目玉を押し戻してあげているため、どうやら本当に飛び出しているらしい。デクのスプラッシュ涙といい、こういうのは個性と分類されないのだろうか。
仮ヒーローネームは設定画のCODE NAME同様「ウラビティ」。もともと考えていたものらしく、ミッドナイトからは『シャレてる!』と褒められた。
デクに対しては入試時から一目置いており、友人として非常に尊敬していたが、青山にぶっこまれてから異性として意識し始めている。
個性
個性は触れたものの引力を無くす「無重力(ゼログラビティ)」。
一度にいくつもの対象を浮かすこともできるが、許容範囲は約3t。体調や気分にもよるが、大体それくらいになると酔ってしまい、超過するとゲロる。自分自身を浮かすこともできるが、勝手が違うのかすぐゲロる。本人曰く負担の大きい超必。
彼女の両手の指紋の部分は〇で描かれており、これは肉球。肉球5つ全てが触れることで相手を無重力状態にすることができ、無重力状態になったものは遠心力によりふわっと浮いたりするらしい。
劇中描写から、両手の肉球を合わせることで個性を解除できる模様。また片方の手を返し、右手の親指を左手の小指に合わせるように両手の肉球を合わせると自分自身を浮かすことができる。
個性の誤作動を防ぐためか指先を握りこんで肉球を隠している描写をよくみかける。また、箸やお茶碗などの食器の持ち方なども非常に独特。
彼女の仮ヒーローネームである「ウラビティ」は「重力(グラビティ)」から「G(重力)」を消すことから。
ついでに「ウラビティ」→「うら び ティ」→「麗 日 茶」→「麗日お茶子」となるので、これが名前の元ネタと思われる。本当はグラビティ(Gravity)からGとったらラビティ(ravity)になるんじゃ?とか言っちゃダメ。
この名前を思いついたとき、作者は初めて自分が天才なんじゃないかと思ったらしい(語感的に)。
余談だが劇中すでに数回ゲロってる上、個性紹介の際にはゲロ吐くことが相当強調されている。ここまでゲロを猛プッシュされるメインヒロインってのも珍しい。
ヒーローコスチューム
彼女のヒーローコスチュームは、弱点軽減のため首や手首にある酔いをおさえるツボ押し機能付き。
だがコスチューム申請の際にこの機能についてしか要望を出していなかったため、とってもエロかわいいパツパツスーツになってしまった。ヒーロー科最高。
スーツの詳細は以下の通り。
- うららかメット:三半規管の刺激を軽減する。
- うららかネック:首付近にあるツボを刺激し、頭痛等を軽減する。
- うららかリスト:中に血圧計のような圧迫したりしなかったりする機械が入っており、手首辺りにある吐き気を押さえるツボを刺激してくれる。
- おちゃちゃかレッグ:高所からの着地を想定したもので、ごつめのデザインをしている。つま先部の靴底はクッション素材、ヒールには固いスプリングが入っており、どちらも衝撃を和らげる構造になっている、
ぶっちゃけ、「ほぼ吐き気対策」。
僕らのヒーロー解体新書その④「かるふわ系女子」麗日お茶子
- 麗日's肉球:やわらかい。うららか。
- 麗日's頬:赤らんでいる。お茶子。
- 麗日'sヘアー:よくわからない髪型。お茶子。
- 麗日's全身:うららかお茶子。
- 麗日'sタイツ:履いている。
- 麗日's脚:意外と健脚うららか。
解体新書はいつもどこかしら内容がおかしいが、それにしたってなんだこのノリ。
THE・補足
ヒロインという立場からかデクと一緒にいることが多いため、控えめな彼との会話を引っ張るということで明るい性格になった。そのためおまけとかの書下ろしでは、ペコペコしてるデクの横で大体笑顔ではっちゃけている。
もともとこのヒロインポジはMt.レディのような巨大化っ子(名前もユウだった)の予定だったが、話を突き詰めていくとどうしても暗い感じになりそうだったので変更になったらしい。
その後「一見ふわふわしてるけど芯の強い子」という性格が付けられ、そこから『ぱっと浮かすと言われてもあまり強そうではないが、使い方次第でなかなか強い』という個性「無重力」に繋がっていった。
第一回人気投票では、梅雨ちゃんや八百万、オールマイト等強力なライバルヒロインたちを押さえ、見事に女性陣トップである4位を獲得した。
最近単行本では彼女の節約ライフがコーナー化している。しかしその内容はどれもこれも麗らかとは言い難いゴリ押し系ばかり。
余談だが、スマブラは切島のほうが強いようだ。家着姿の書き下ろしがやたらかわいい。
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関連項目
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