Backstreet Boys(バックストリートボーイズ)とは、米国の5人組ボーイバンドである。通称BSB、バックス。
概要
1993年にフロリダ・オーランドで結成。ここはウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートを要している街であり、更にディズニーは「ミッキーマウスクラブ」という人気番組からブリトニー・スピアーズやジャスティン・ティンバーレイクなどのポップアイドルを多数発掘していたため、当初は人気を得ることが難しかった。
だがその一方ヨーロッパでの人気は高く、デビューシングルはチャートの上位を占めた。これにはボーイズグループの先駆者であるイギリスのTake Thatの存在が大きかった。
その勢いをばねにして本国に凱旋。デビューアルバムを再度アメリカで発売し人気を不動のものとする。
1999年発売の3rdアルバム『Millennium』には「I Want It That Way」や「Lager Than Life」、2000年発売の4thアルバム『Black & Blue』には「The Call」や「Shape Of My Heart」といった有名曲が含まれ、双方とも世界的なヒットを飛ばした。
アメリカ国内では同じく5人組のポップ・アイドルグループ'NSYNCと人気を二分し、その信者同士で抗争が起きるレベルだった。アイルランドのWestlifeも対抗馬になったりならなかったり。ちなみに日本ではBSBが根強い人気を誇ったため特に目立った争いは起きなかった。
90年代のポップブームが沈静化し徐々に人気も下降。2006年にケヴィンが脱退、その後発売したアルバムセールスも低下するなど落ち込んでいる。
が、2010年のアメリカン・ミュージック・アワードでパフォーマンスのトリを務め、改めてその人気が現在も高いことを証明した。
2012年にはケヴィンが再加入。元祖ボーイバンドとも言われるニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックと共にツアーに出たりと、再び活動は活発になっている。
メンバー
- Nick Carter(ニック・カーター) - 最年少メンバー。リードボーカルを務めることが多い。昔は可愛いおかっぱショタだったが最近は普通のイケメンである。有名人になったせいで家庭崩壊が起きたりと苦労が多い。元彼女はアイドル歌姫のウィラ・フォード。
- Brian Littrell(ブライアン・リトレル) - 同じくリードボーカルが多い。ニックとはまた違った甘さを持つ声の持ち主。元心臓病持ちで、手術で克服している。敬虔なカトリックで、ゴスペルアルバムを出している。ケヴィンとは従兄弟にあたる。
- A.J - サングラス、髭とアイドルらしからぬ外見。主に低いパートでリードを取ることが多い。PVではネタキャラを演じる率が高い。
- Howie D(ハウイー・D) - コーラス担当が多いが、時折ソロパートも歌う。セクシーな歌声に定評がある。
- Kevin Richardson(ケヴィン・リチャードソン) - 最年長メンバー。低音でのコーラス担当が多く、他の4人と違い一人だけ妙に低いので一発で判断できる。2006年に脱退し俳優となり、ブロードウェイミュージカル『シカゴ』の日本公演のため来日したこともある。2012年に再加入。
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関連項目
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