Marilyn Manson(マリリン・マンソン)とは、
このページでは1について記載する。
概要
1989年に結成。
派手なメイクや衣装、過激な歌詞、不気味なPV、そして反キリスト主義者として有名である。その為保守派メディアなどに非難されることが多い。
だが素顔の本人は非常に真面目であり政治への関心も高く、自らの存在が犯罪の元凶のように批判されていることに対して理論的に反論している姿をマイケル・ムーア監督作『ボーリング・フォー・コロンバイン』で見ることが出来る。
音楽性やメイクなど、日本のヴィジュアル系にも多大な影響を及ぼしている。
メンバー
メンバーのステージネームはリーダーのマンソンが名付けており、大抵は有名女優(アメリカの美の象徴)と凶悪殺人犯(アメリカの悪の象徴)の名前を組み合わせたものとなっている。
しかし、とにかくメンバーの入れ替わりが激しいため、その内名付けるのが面倒になってきたのか、2000年以降に加入したメンバーは皆そのまま本名で参加している。(新人時代とは違い、すでにキャリアを確立した熟練ミュージシャンの参加が多くなったのも理由の1つと思われる。)
- マリリン・マンソン -Marilyn Manson- (ボーカリスト)
バンドのリーダー。名前の由来はマリリン・モンローとカルト指導者の犯罪者チャールズ・マンソン。全ての楽曲の作詞を手掛けている。子どもの頃、両親によってカトリックの学校に入学させられたが、当のマンソンはキリスト教の教えにどうしても共感できず、教師からは罵倒されクラスメイトからはいじめられる日々を送る。そんな不条理な状況からの逃避としてマンソンはロックに傾倒するようになる。(その学校では、ロックは「反キリスト的だ」として、聴くことすら禁じられていたらしい。)この経験が現在のマンソンの反キリスト思想の基盤となったと言われている。
最近では俳優としても映画やテレビドラマに出演しており、ハリウッドスターとの交友関係も広い。特にジョニー・デップとはお互いが無名時代から親友で、ライブでも度々共演している。
自主制作映画の音楽などを作曲している。大きなバンドに参加するのはマリリン・マンソンが初である模様。
長らくRacer XやThe Mars Voltaに在籍していたベーシスト。ラミレズ解雇後に加入したが、2020年1月13日にバイクで走行中に単独事故を起こし、びまん性軸索損傷により昏睡状態になってしまう。そのため、妻のアンがInstagram上でびまん性軸索損傷に関する知識がある神経科医がいれば連絡してほしいと情報を求めている。
『Twins of Evil: Hell Never Dies Tour』より加入したドラマー
過去に在籍していたメンバー
サポートメンバーも含めると膨大な人数になるため、在籍期間の長い人物や著名な人物だけを述べる。
2014年に加入。「300」や「ウォッチメン」など、映画やテレビドラマの音楽を作曲している。マンソンがゲスト出演していたテレビドラマの作曲をしていたことが縁で知り合いとなり、9thアルバム「The Pale Emperor」のプロデュース及び作曲を担当。その後もライブギタリストとして参加していたが、ほどなくして作曲の仕事に専念するため脱退した。
1995年に加入。名前の由来はダンサーのジンジャー・ロジャースと殺人鬼アルバート・フィッシュ。健康マニアで体も鍛えているが、昔からマンソンの暴行を頻繁に受けていて、負傷率はメンバーの中でも一番高い。ライブ中にマンソンによってマイクスタンドで頭蓋骨を割られたこともある。それでもバンドの在籍期間は11年と、歴代メンバーの中では2番目に長い。
2011年に自身のキャリアのためにバンドを脱退。その後はロブ・ゾンビなどのバンドに参加している。
2004年にドラマーのジンジャー・フィッシュがライブで負傷したため(※注 マンソンが原因ではない)、代理としてドラムを担当。また2007年には脱退したポゴの代わりにキーボードを担当。その後正式メンバーとなった。Nine Inch Nailsの元ドラマー兼プログラマーであり創設メンバー。同バンドのトレント・レズナーがプロデュースしたマリリン・マンソンの2ndアルバム「Antichrist Superstar」の制作にも関わっている。
因にこの人もドラマー時代にマイクスタンドで(トレントに)頭蓋骨を割られた経験がある。
2011年に自身のソロプロジェクトやプロデュース業に専念するため脱退した。
2008年の8月に加入。元Limp Bizkitのメンバーがマリリン・マンソンに加入するということで、当初は非常に注目されていたが、結局1年も経たないうちに再結成したLimp Bizkitに参加するために脱退してしまう。「二度とLimp Bizkitには戻らない」とウェスから聴かされていたマンソンはこの脱退に大変失望し、雑誌のインタビューを通してウェスに怒りをあらわにしている。一方ウェスの方も「新作のために作曲した曲がどれも採用されなかった」とのコメントを残しており、今後両者のコラボレーションが実現する可能性は残念ながら無さそうである。
KMFDMなどのインダストリアル・バンドで活躍していたミュージシャン。ルックスもイケメンだ。既婚者であり、二児の父。元々は5thアルバム「The Golden Age of Grotesque」のプロデューサーだったが、トゥイギーの脱退に伴いベーシストとして2002年に正式にメンバーとなった。続く6thアルバム「Eat Me, Drink Me」でも作曲・プロデュース・ギターを担当するが、トゥイギーのバンド復帰に伴い2008年に脱退。
トゥイギーとの関係については不仲説が囁かれているが(トゥイギーが脱退したのも、スコルドのサウンドやスタイルが気に入らなかったからとも言われている。)、インタビュー等ではティムもトゥイギーもお互いのことは「尊敬している」と述べている。しかし、この2人がバンドで一緒に仕事をしたことはないため、やっぱり仲はあまり良くないものと思われる。(「あの2人はちょっと複雑なんだ」とはマンソンの弁。)
名前の由来は歌手のマドンナと"殺人ピエロ"ことジョン・ウェイン・ゲイシー。愛称はポゴ(ゲイシーが仮装していたピエロのキャラクター名に由来。)バンドを組もうと決心したマンソンがメンバーとして最初に目を付けた人物だが、バンドに参加するまでキーボードに触ったことすらなかった。ライブでは巨大なバネに固定されたキーボードをいつもグワングワン揺らしている。(「弾いてるのか?」とよく言われるが、ライブ映像によってはちゃんと弾いているのが確認できる。)普段でもなにかと体がフラフラ揺れているが、これは子どもの頃煩った病気の後遺症であるらしい。変人ぞろいのメンバーの中でも特に変わった人物だが、実はかなりの天才で、特に数学と宗教学に造詣が深い。フロリダ大学のコンピューター学科を卒業しており、当初はNASAへ就職するつもりだった。
バンド結成当初から在籍しており、在籍期間も歴代メンバーの中で一番長かったが、2006年11月頃からバンドとの連絡を断つようになり、2007年にとうとう脱退。さらに2008年には「バンドの資金を私的に流用した」としてマンソンに対し訴訟を起こす。
1998年に加入。ステージネームを与えられた最後のメンバーである。(聖書が由来らしいが、どうにも手抜き臭い。)5歳の頃にテレビで見たジミ・ヘンドリックスの演奏に感動し、その後ギターを始める。12歳の頃に地元のギタリストコンテストで優勝。18歳の頃にLAに移り住み、本格的にギタリストとしてのキャリアをスタートさせる。ロックやメタルだけでなく、カントリーやブルースなどあらゆるジャンルのテクニックに精通する実力派。The Fight SongやmOBSCENEなど数々の名曲を作曲した。
ジンジャーと同じくマンソンの暴力に度々晒されたが(前歯を折られたことがある)、それでもめげずにバンドに貢献し続けたとってもいい人。基本的に善良かつ真面目な性格で、恐らく歴代メンバーの中でも最も良識のある人物だと思われる。(だが、一度だけマンソンに対してライブ中にガチギレしたことがある。)
2004年に自身のキャリアのために脱退。その後は自身のソロアルバムを発売したり、ロブ・ゾンビなどのバンドに参加したりと活躍している。脱退後もマンソンと良好な関係を築いている希有な人物で、電話でマンソンの誕生日をお祝いしたり、トゥイギーの復帰を一緒に喜んだりと、やっぱりいい人。
1996年に加入。名前の由来は神の汚い仕事を代行した天使の名前から。1998年に脱退。マンソンはクビにしたと語っているが、ジム・ザムは自分の意志で脱退したと語っており、両者の言い分には食い違いが見られる。いずれにせよ友好的な脱退では無かった模様。
在籍期間が短かったのにも関わらず、そのルックス故に根強いファンが存在する。
初代ギタリスト。名前の由来はテレビドラマのキャラクターであるデイジー・デュークと連続殺人犯デイヴィッド・バーコヴィッツ。1996年に音楽性の相違によって脱退。脱退後、バンド初期の音源や著作物を無断で使用したとして、何度かマンソンに訴えられている。
本名はジョージア・オズボーン・ホワイト。バンドの初期から在籍しており、マンソンとは無二の親友で右腕的存在。名前の由来はモデルのトゥイギーと連続殺人犯のリチャード・ラミレズ。初期のマンソンのヒット曲のほとんどを手掛けてきたバンドのメインコンポーザーでもある(ジョン5曰く、「キース・リチャーズのようなタイプの天才」)が、2002年に音楽性の相違を理由にバンドを脱退。その後はA Perfect CircleやNine Inch Nailsなどのバンドに参加する。
2008年にバンドに復帰。復帰したての頃はギターを担当していたが、最近はまたベースに戻っている。
2014年にメイクアップアーティストと結婚した...が、Jessicka Addams(ex.Jack Off Jill)がFacebook上でラミレズにレイプされたことを暴露。この事実にマンソンがキレ、あえなくバンドをクビにされる。
The Dillinger Escape Planに在籍していた実力派。
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