ACIDMAN(アシッドマン)とは、日本のロックバンドである。
EMIミュージック・ジャパン所属。たまに「アシ」「アシッド」と略して呼ばれることがある(後者は同名のバンドが存在するので、少し伝わりづらいかもしれない)。
概要
1997年、埼玉県にて、高校のフォークソング部(という名の軽音部)のメンバーで結成。結成時は4人組で、当時の大木はギターを担当し、大木とは別のボーカルが在籍していた。1999年に当時のボーカルが脱退し、大木がボーカル&ギターに転向、現在のスリーピースの編成となる。
2002年、プレデビューシングルとして『造花が笑う』『アレグロ』『赤橙』をリリース後、アルバム『創』でメジャーデビュー。2007年にはツアー『ACIDMAN LIVE TOUR "green chord"』の最終公演において、ワンマンとして初の日本武道館公演を果たした。
作詞はほぼ大木が担当(インディーズ作品に浦山の作詞曲有)。作曲もだいたいは大木が行うが、昨今は佐藤や浦山のアイデアを大木が広げて完成させるパターンも見られる。
『宇宙』や『生命』をテーマにした、一言でいえば大分スケールがデカい歌詞が特徴。恋愛をテーマにしたラブソングは今まで発表していない(大木いわく「ラブソングはどうしても哲学的な方向にまで思考が及んでしまうから書けない」とのこと)。
彼の世界観に心を打たれた・感銘を受けたファンは数多く、このニコ百にも歌詞に使われる単語をピックアップしてランキング形式でまとめる者がいるくらいである。→ACIDMANの歌詞によく使われる単語
「音楽に求める感動は映画に求める感動に似ている」という発想から、cinemaと呼ばれるイベントを何回か主催している。メンバー、特に大木と佐藤は大の映画好き。
この嗜好に関連してか映像にもかなりこだわっていて、ワンマンツアーのライブではスクリーンにオリジナルの映像(主にCG)が流される。その完成度はかなり高い。ライブのチケットが高いのは多分それでお金かかってるから。
2008年に幕張メッセでライブを行った時は、なんと国内最大級の全長60メートルに及ぶステルスを使用した。
プロモーションビデオにおいては、2004年に発表したフルCGのショートフィルム「彩-sai-~廻る、巡る、その核へ」の評価が特に高く、数々の受賞歴がある。
メンバー
元メンバー
ACIDMANはこんなバンド
- 幾度もの解散の危機と和解
- 制作の場の中心にいるのはいつも大木だが、彼はバンドメンバー3人が3人共、同じくらいの力を約33%ずつ発揮して制作していく体制をずっと理想としていて、ワンマンバンドにはなりたくないと思っていた。しかし現実では曲を作るのはほぼ自分ひとり。佐藤と浦山は大木に付いていくのが精一杯で、同じような曲作りは出来なかった。ここでメンバー間に亀裂が生じ、大木は「自分ばかりが苦労している、このふたりに食わせる為にバンドをやってる訳じゃない」と苛々を溜め込んでしまう。
「and world」の制作が終了した時には遂に大木に限界が訪れ、バンドの空気は最悪となり解散秒読みにまで追い込まれる。そこで彼に喝を入れたのが、東京スカパラダイスオーケストラの加藤と谷中。飲みの席で、「お前のやっていることはただの荷物の押し付けに過ぎない」「詞も曲も書いている奴が一番前に行くのは当たり前のことで、そうでなきゃ成り立たない」と指摘され、これをきっかけに大木は意識を改める。その後、メンバーを呼び出して、解散の話だと思って顔を真っ青にして来たふたりに「今まで悪かった、これからは自分が頑張るからついて来てくれ」という話をし、3人で泣きながら酒を飲んだそうだ。
現在では、「ワンマンバンド」であることを受け入れた大木を佐藤と浦山が全力でサポートする形になり、例えぶつかり合うようなことがあっても、今は決して解散の話に持ち込まれることは無いという。 - ウラヤマイチゴとゆかいな仲間たち
- 曲を作ったりライブをする時はストイックに理想を追い求め、クオリティの高い演奏でこちらを楽しませてくれるACIDMANだが、ふざけていい時はとにかく全力でふざけている。アルバムを発表するたびにPV集もあわせて制作し、「and world」以降はレコ発ツアーのDVDも販売しているが、毎回収録されるドキュメント映像を見てみると完全にどっかのバラエティ番組状態。字幕の入れ方やその場のノリが水曜どうでしょうに似ているらしい。ちなみにだいたいの犯人は大木で、彼は水どうの大ファンである。
ドラムの一悟をしつこくイジったりドッキリを仕掛けている内容が多く、しかもその一悟はかなり天然なのでほぼ100%引っかかってしまう。その例がこちら。
【①】ツアー中、インフルエンザ対策で配られた手指消毒用アルコールジェルを、一悟のものだけ中身をローションに入れ替える→ネタばらしするまで気付かず、「乾かないなぁ」と言いながらいつも手をぬるぬるさせていた。
【②】飲み会の途中、お金が全く入っていなかった一悟の財布に不意に5000円札を仕込む→嬉々としてコンビニでパフェを購入し、札を仕込んだ張本人である大木に「奥の方に5000円入ってたんだよ!」と自慢。
ライブ中のMCでも1度一悟が長く喋るターンがあるが、毎回サトマに「話が長い」とバッサリ切り返されたり、大木に問答無用で「口が臭い」と言われたり、受難の連続。だがそこがいい。 - メンバー名表記がカタカナな理由
- デビュー時は名前がカタカナ表記だったが、「equal」の時期から漢字表記に変わった。その時の理由は不明。
それから数年後、「a beautiful greed」制作中に姓名判断サイトで「浦山一悟」という名前を入れたらことごとく悪い結果になることが判明。すぐさま改名しようという話になったのだが、挙がった名前候補が「浦山テンピュール」「浦山パープルサンガ」「浦山シュールレアリスム」と一悟にとっては散々なものばっかりだった。
姓名判断士に協力を仰いだ末、新しい名前をツアーの観客にアンケートで決めてもらうことに決定。このバンド、実にフリーダム。結局メンバー全員でカタカナ表記に戻すということで落ち着いたが、テンピュールと最後までデッドヒートを繰り広げていた。ちなみに現在は、いつの間にかまた漢字になってるっぽい。
関連動画
二次創作など
アレンジ
演奏してみた
MAD
YouTube(公式)
- 風追い人(前編)
- 新世界
- アルケミスト
- to live(2012.4.14 さいたまスーパーアリーナ)
- to live (Music Video)
- Your Song(Second line & Acoustic live at 渋谷公会堂20111013)
- シンプルストーリー(Second line & Acoustic live at 渋谷公会堂20111013)
- FREE STAR(Second line & Acoustic live at 渋谷公会堂20111013)
- ALMA(Second line & Acoustic live at 渋谷公会堂20111013)
- プリズムの夜
- Returning
- Walking Dada (inst.)
- ALMA(LIVE TOUR"ALMA" in 日本武道館)
- 廻る、巡る、その核へ(LIVE TOUR"ALMA" in 日本武道館)
- ある証明(LIVE TOUR"ALMA" in 日本武道館)
- 赤橙(Acoustic)
- CARVE WITH THE SENSE(LIVE TOUR"ALMA" in 日本武道館)
- 飛光(LIVE TOUR"ALMA" in 日本武道館)
- スロウレイン
- ALMA
- 赤橙(Live)
- ファンタジア
- CARVE WITH THE SENSE
- アレグロ
- I stand free
- DEAR FREEDOM
- THE LIGHT~赤色群像・ベガの呼応・EVERGREEN~
- HUM
- 今、透明か
- FREE STAR
- リピート
- ストロマトライト (2008.7.12 幕張メッセLIVE)
- World Symphony
- OVER(LIVE TOUR "A beautiful greed" in日本武道館2009.12.22)
- REMIND
- SOL
- 波、白く
- slow view
- ucess
- 彩-SAI-
- 式日 (2008.7.12 幕張メッセLIVE)
- UNFOLD
- Under the rain
- 造花が笑う
- colors of the wind
- FREE STAR (2008.7.12 幕張メッセLIVE)
- 飛光
- 赤橙
- 水写
- 季節の灯
- ある証明
- world symphony (2008.7.12 幕張メッセLIVE)
- イコール
- 式日
- 赤橙-acoustic version- (2008.7.12 幕張メッセLIVE)
- 静かなる嘘と調和
- 2145年
- 廻る,巡る,その核へ(LIVE TOUR "A beautiful greed" in日本武道館2009.12.22)
- world symphony(LIVE TOUR "A beautiful greed" in日本武道館2009.12.22)
- CARVE WITH THE SENSE(LIVE TOUR "A beautiful greed" in日本武道館2009.12.22)
- world symphony(Live)
- FREE STAR(LIVE TOUR "A beautiful greed" in日本武道館2009.12.22)
シングル
- 赤橙(インディーズ)
- 造花が笑う
- アレグロ
- 赤橙
- Slow View
- リピート
- 水写
- equal e.p.
- ある証明
- 季節の灯
- world symphony
- スロウレイン
- プリズムの夜
- REMIND
- UNFOLD
- 式日
- I stand free
- CARVE WITH THE SENSE
- Under the rain
- DEAR FREEDOM
- ALMA
- アルケミスト
- 新世界
関連生放送
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