この項目は、漫画『まちカドまぞく』6巻までのネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
「シャミ子?今日のご飯何?」とは、漫画『まちカドまぞく』5巻において千代田桃が実際に放った台詞である。
概要
桃がシャミ子達を部屋に入れようとドアを開けた際に、開口一番で放った台詞。
かつて施す側だった桃が完全に施される側になっているという立場の逆転、「今日の」というフレーズから推定するに桃は毎日のようにご飯をたかっているのか、といったツッコミもさることながら、このときに桃が見せた🌸とびっきりの笑顔🌸(リコ君曰く「あら!!見たことのないすてきな笑顔~」)が読者に強大なインパクトを与え、登場以来Twitterなどにおいてネットミームとして広まりつつある。中にはこのセリフとともに実際の食事の画像を貼る者も。まるで「スタバなう」感覚である。
現在は言っていない台詞である「シャミ子が悪いんだよ」に押されがちであるが、Googleの検索欄に「シャミ子」と入力すると6番目くらいに「シャミ子 今日のご飯何」が出てくるくらいには広まっている。
ちなみにこのときシャミ子リコ君から提示された今日のご飯は「まーぼーなすとチャーハン」であった。
「食」から紐解く桃シャミ
本作における桃シャミの関係性については某イラスト系百科事典が詳細に記載しているのでそちらに任せるとして、本記事では飲食にクローズアップした両者の関係を見ていきたい。貧乏だが家庭的な食生活を送っていたシャミ子と、裕福なものの料理が苦手でポテチやコンビニ弁当ばかり食べている桃。こんな二人が出会うと果たしてどうなるのか……
- 初対面。桃がシャミ子をダンプから救った直後、空腹状態のシャミ子に菓子パンを施す。餌づけの始まり。(1丁目)
- 桃「学校ではたまに見かけるまぞくの餌づけをしてみたり。あんまり懐かないんだけど」(1巻冒頭)
- 4キロのランニングを終え、桃がシャミ子に3倍に薄めたスポーツドリンクを施す。(3丁目)
- フードコートで一緒にうどんを食べる。桃のかしわ天とシャミ子のちくわを交換する。これが二人にとって初めて一緒にとった食事となる。(4丁目)
- シャミ子が魔力修業をクリアしたら、桃が「100%の牛ハンバーグを作る」と約束する。(6丁目)
- バイト中のシャミ子が差し出した試食のウィンナーを、受け取らずにシャミ子の手から直接パクつく桃。不意打ちとはいえ友達の距離感じゃないんですが…
桃「これは違うなーって思った」(8丁目) - 八つ切り生食パンに生ウィンナーという質素な弁当と「家族は居ない」と口を滑らせた桃からシャミ子がパンを奪い取り、「今回だけはなんでも言うこと聞いちゃります」と宣言。
シャミ子「今度からは四つ切りじゃないと言うこと聞きませんからね!!」
訳あり事情を素早く察して深入りせずに話を切り替え元気づける、シャミ子の機転と優しさが光る場面。(9丁目) - シャミ子が桃の夢に侵入。成り行きで夢の中を桃と掃除したあと、シャミ子が桃にコーラを手渡した影響で、目覚めた桃はコーラを大量購入する。(11丁目)
- 路上で倒れそうになった桃を介抱するために、シャミ子が自販機で水を購入して与える。(12丁目)
- 桃の介抱のため、シャミ子が桃を連れて桃の家を訪れた際にハンバーグ(の失敗作)を発見し、桃がシャミ子との約束を守るために、苦手な料理をしていたことが判明する。(12丁目)
なお、以前の場面で桃がひき肉と缶詰(おそらくHeinzのデミグラスソース)を購入していたり(8丁目)、シャミ子・良子とともに商店街を訪れた際(9丁目)に洋食の料理本を見ている。 - シャミ子が自宅にご飯を食べにくるよう桃に誘う。ちなみにこのとき9丁目でシャミ子が言っていた四つ切り食パンが台所に置かれているため、シャミ子にもう一度言うことを聞いてほしかったことがわかる。(12丁目)
- シャミ子が自宅で体調不良の桃に冷やうどんをふるまう。
桃「そうだねシャミ子普通にウィンナー炒めてたもんね。料理はできるんだね」
シャミ子「「は」って何ですか!」
その後、桃の家で看病する際に何か(おかゆ?)を提供し掃除もするなど甲斐甲斐しく世話を焼いており、これまでとは逆に桃が終始主導権を握られていた。
桃「これで勝ったと思うなよ…」(13丁目) - 弁当の買い出しをする桃。シャミ子「相変わらず粗食ですね」桃「あまりきちんとした食に興味がない」(2巻冒頭)
- 母に料理を教えてほしいと頼むシャミ子。誰か料理を作ってあげたい人でも出来たんですか?と聞かれて「近所の魔法少女」と答える。
シャミ子「このままだと私が倒す前に倒れそうなんです!」(14丁目) - シャミ子が冷蔵庫の故障のため作り置き不能になった料理を桃におすそわけする。桃「普段こういうの食べないから本当に嬉しい」
ちなみにこの回のタイトルは「胃袋侵略」(14丁目) - 桃がシャミ子に上手く言って薄皮大福と冷えたお茶をパシらせる。(15丁目)
- 桃がシャミ子の筋肉を肥大させるために、桃色謹製プロテイン飲料を作成する。なんか発光している。
シャミ子「ぜんぜんいけます、飲めます 栄養って感じの味がします!」(15丁目おまけ) - 桃が杏里の冗談を真に受けてシャミ子にポテトを施そうとする。なおポテトはごせんぞが美味しくいただきました(19丁目)
- シャミ子・桃・ミカンの三人でプチ修羅場の中、鍋をつつく。鍋奉行はシャミ子の模様。シャミ子は補習で途中退室するも桃は特に反応せず。(20丁目)
- 桃の家を訪れ、ポテチを食す桃を見かけたシャミ子「きさま、またジャンクなお昼を過ごしているな!!」桃「シャミ子が何か作ってくれるなら食べる」その後二人で焼きうどんを作る。また、シャミ子が桃の家に置き調味料したり桃の財布で買い出ししたり桃名義でポイントカードを作ったりしていたことが判明する。この時点でシャミ子が完全に桃の胃袋を握っている。(22丁目)
- シャミ子が桃の夢の中で、お弁当を召喚して家の中に入り込む。大事な話があるはずなのに相変わらずシャミ子の弁当をつついている桃。桃「シャミ子、お箸とかは出せる?」(23丁目)
- 清子の気遣いによりぽっきんアイス初登場。シャミ子ちぎれず。(24丁目)
- 桃とミカンの引っ越し祝いを兼ねたすき焼きパーティーを開催する。桃は卵を割るのに失敗し、盛り付けを成功させるべく何故か変身する。そのことをシャミ子につけこまれる。(29丁目)
- 杏里「米はシャミ子の脂肪にしかならないけど肉はシャミ子の筋肉になるんだよ!」桃「肉にしようかな…」(29丁目おまけ)
- シャミ子が桃を追い出す際に弁当らしき包みを持たせている、その後桃の部屋に行った際にはテーブルの上に食べ終わった後の弁当箱が置いてある。(32丁目)
- 桃「シャミ子が有益な情報と美味しいごはんの材料を持って帰ってきてくれるはず」ミカン「昼もコンビニごはんだったしね!」リリス「こやつらライフラインをシャミ子に頼りだしてる…?」(34丁目)
- 桃がぽっきんアイスを取り出す。桃「はい、ぽっきんアイスの誓い」(39丁目)
- 1巻冒頭で「揚げ物と菓子パンと肉」だった桃の好物が「最近はうどん」に変化している。(4巻冒頭)
- 人物相関図における桃→シャミ子の記述が「今日の夕飯何?」になっている。胃袋も完全に堕ちている。(4巻冒頭)
- 桃が「動物園でシャミ子が本気で作った弁当を食べる」という約束を交わした直後、変身して本気で宿題に取りかかる。(41丁目)
- 約束を果たすべく、シャミ子があすらでお弁当作りの修業をする。当日の桃「シャミ子…🌸」(42丁目)
- 桃「私は弁当を食べに来たんです」後ろで目汁を流すシャミ子。(43丁目)
- シャミ子の弁当を落ち着いて食べられなかったという理由で桃が闇堕ちする。シャミ子が修業前に作った枯れ葉色の弁当を食べさせると元に戻った。桃「シャミ子らしくていいお弁当だと思う」(44丁目)
- 桃「シャミ子が私の米を炊き忘れてるしおかしいと思ったんだ…」ミカン「貴方、シャミ子に米を炊かせてるの?」(46丁目)
- 昼休みに同じ机で同じ弁当を食べている。(教室に杏里もいるので)桃の方からシャミ子のいるD組に向かっているのだろう。というか日常的にシャミ子の作った弁当を二人で食べているのかこいつらは。(47丁目おまけ)
- 「シャミ子?🌸🌸今日のご飯何?」(60丁目)
- アイスの誓い再び。今回はパピコタイプ。
シャミ子「この力に頼ってたら、いつかとんでもないことになりそうで怖くなったんです」
桃「シャミ子にはもう宿敵がいるでしょ。シャミ子が世界の宿敵になる前に私が殴り倒すよ」(64丁目) - 桃がシャミ子から2人焼肉に誘われ、周囲の人々にアドバイスを求める。最終的に小倉からガチ服と情報商材(総額60万円以上)を買わされる。小倉も大概だがシャミ子が絡むとこれだけの金額をポンと払える桃もおかしい。(6巻冒頭)
- そんなこんなで迎えた焼肉デート当日だが、高級料理を前に会話の中身がよそよそしくなり、間が持たなくなる。桃「…私はすごい楽しいよシャミ子」シャミ子「…………こんな私ですがこれからもよろしくお願いします…」桃「……うん…」(65丁目)
- シャミ子が料理中、ひじきの汁の中にスマホを落とす。桃「どうして料理をしながらレシピを見たの」そもそもどうしてシャミ子の料理中に桃が隣にいるの。(66.5丁目)
- 桃が「大きな(果物の)桃をシャミ子と食べようとしたら、逆に自分がシャミ子に食べられそうになる夢」を見る。シャミ子のせいだと思うも勘違いだと判明、桃の脳味噌が桃色なだけだった。(66.5丁目)
- 小倉に消化にいいものを頼まれてシャミ子がうどんを作ると、気づけば2杯完成していた。余った1杯を桃の部屋へ持ち込み、大事な話をしたいと切り出す。(73丁目)
- シャミ子に会った頃のことを思い出す桃。「シャミ子と会ってから少しずつ少しずつ何かがかわってきた。沢山の人が周りに集まってきた。ごはんの味がするようになった。ささいなことで気持ちが揺らぐようになった。町に色がついてきた」
物語開始当初の桃が食に疎かったのは、こういった過去によるものなのかもしれない。(74丁目)
なお
原作者の伊藤いづも先生曰く、このシーンは「結構目立たないコマ」らしい。
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https://twitter.com/izumo_ito/status/1200433756374388741
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アニメが3期まで続けば声つきでこのシーンを見られるかもしれません
……と思ったらきららファンタジアに先を越されてしまった。しかも割と重要なシーンで
↑の動画の19:50あたり
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