ニコニコ大百科

作成乙です。
OVA版の要塞機能凍結って展開だけど、イゼルローン再奪取作戦（蕩児たちの帰宅）が書かれた原作の7巻を参考にしたってことはないかな。

記事に無いOVA版の特徴はDVDで全編通して大規模な作画修正が行われた初めての回だということ。ついでにレムラー中佐のキャラデザも差し替え
最初何事かと思って調べて、旧作画みたら色々納得したが、後日作画監督が湖川友謙氏だと知ってかなり驚いた

同盟軍の血が一滴も流れなかったとされるこの戦いだがフジリューだとシェーンコップの血が流れたんだな

ゼークトが要塞司令官、シュトックハウゼンが艦隊司令官だったら司令部ごと自爆（部下が従うかどうかは微妙だけど少なくともそれも辞さない降伏拒否）で攻略失敗の未来があったのかな？
ゼッフル粒子は対地球教徒とかでも似たようなものだったけど、相手が死ぬ気なら抑止力にならないし。

この作戦が成功しちゃったから
さらに大勝を望んだ側面は否定できないんだよな。

>>5
成功という結果よりも、「たかだか半個艦隊程度で、しかも味方の犠牲ゼロ」という方が問題かも。
これが、「大兵力動員して多大な犠牲を払いながらもかろうじて勝利」であったのなら、
「今後も”打倒帝国！”なんて言ってたら負担も犠牲もどうなる事か」という声も上がり、イゼルローン抑えた事によって今までより安全に防衛体制が確立される事だし、戦争はもう御免被る。
と世論が傾く可能性があったのに、「少数でも多数に勝つ事が出来る！しかも犠牲無しでも勝てるんだ！！」
と、続けても負担は少なく犠牲も無しで行けるかも！という勘違いした人が出てしまった事も要因かと。

いやまぁ、有権者の中の一番のバカを基準にしてそいつのせいにしてもねぇという……

帝国領土進行が無くても
同盟の弱体化は避けられなかっただろうな。大勝した後だと講和したり攻勢の手を緩めたりする声は通らないだろうし。
イゼルローンの勢いに乗ってそのまま帝国を潰せってなってもおかしくない。

DNT版は原作準拠なのに実にスリリングな展開になったな。
息をするのもはばかるというか、「ハプニングは起こさない」「計画通りに作戦を遂行する」ってことがどれだけハイレベルな仕事ぶりかと実感したよ。

この戦いの後、捕虜とかの負担で
一時的に財政が悪化してるんだよな。
アスターテのダメージがあるから
本当なら休戦モードに入らないとまずかった。
ただ、国民も軍もその勢いで
帝国落としちまえってなってるから
大攻勢は避けられない。

帝国との和睦を有利に結ぶにしても、フェザーンが易々と許したとは思えません。

地球教もそうですが、「フェザーンの黒狐」ことルビンスキーは、帝国と同盟を共倒れさせることで、両陣営の経済を支配することを目論んでいたのですから。

DNT版での司令室での攻防って、レムラーをヤン艦隊、シュトックハウゼンを同盟本国政府に見立てると、バーミリオン会戦最終盤の状況と合致するのがわかる。
なんというか、こういうのも因果応報というんだろうか。

ヤン自身が作中で大勝利をしたのをマスコミや政府があおって国民に帝国を打倒できると錯覚させるように誘導したし、実際国民もその流れに乗せられてるって述懐してるしなあ

ついでにちょっと前のラインハルト艦隊が遊びに来たときに、
二艦隊壊滅のなにげにやべー大損害を出してるので、復讐だ反撃だと叫ぶ声も結構な数があっただろうし
またまずいことにそのときのヒーローも他ならぬ魔術師ヤン
ヤンなら大丈夫的な無責任な期待は膨らむばかり…

銀英伝好きだけどやっぱこの作戦だけ内容がガバガバすぎる
大事な拠点なのに現場猫が守ってるレベルのセキュリティ前提の作戦とか、奇策じゃなくて愚策でしょ

>>15
シェーンコップはちゃんと偽造IDカードも準備してきてるよ

>>15
同作者のタイタニア最終巻のウラニボルグのセキュリティなんて、もっと酷いガバセキュリティだったぞ。

そういえば藤崎版だとゼッフル粒子の発生器をシェーンコップの脇腹に突き刺して持ち込むという、とんでもない芸当してたな。

>>16
そもそもヤンがシェーンコップを起用した理由自体、帝国軍人と誤認させやすくする為に、亡命貴族で有るシェーンコップが連隊長を務めるローゼンリッターに協力を依頼してるし、出来るだけ成功確率を高くするための手はずは整えてるよね。

シェーンコップ自身が「ちゃんと偽造IDとかも用意したのに、まさか現場猫が守ってるレベルのセキュリティだとは思わなかった」って言ってるしな（まあ煽りの類ではあるが）。

そういえば、司令官がトールハンマーで吹っ飛ばされた後のゼークト艦隊って、その後どうなったんだろう。
DNTだとイゼルローン陥落のニュースは平民たちには一応伏せられてた（原作だとどうだっけ？）し、となると残存艦隊が帝国中枢部に帰還していたとは考えにくくなる。クルーに箝口令を敷くにしても、艦隊ごと人目につけば、それ自体が異常を宣伝するようなもんだし。

ここからは想像だけど、この旧ゼークト艦隊は回廊出口宙域に留め置かれて、その後の帝国領侵攻作戦に対抗しての焦土作戦における物資徴発に従事したんじゃないだろうか。

>>18
長年の不敗神話がイゼルローン駐留部隊を腐敗させ、結果として警備が緩くなっていたのかもしれない

>>20
まあ、正規のセキュリティってのは｢時間がかかる｣ものなので、非常時にはそれをすっ飛ばす判断下すのも司令官の責務ではある……この判断が正しかったかは置いといて。

>>19
原作だと｢薄々感づいてる(だから革命気分が醸造されてるし、払拭するためにも対同盟の軍事的勝利と多少の飴をしゃぶらせる政策が必要)｣らしいので、箝口令は敷かれてるけど効果は今一って感じかと。

要塞のセキュリティガバガバすぎてクソ笑った正直なろう系よりも酷い

旧アニメではあまり表現されてなかったけど、一応一通りチェックされても良い様な準備はしていたと思うけど。
その辺り、人的要素により色々端折ったって話でしょ。

・・・今の日本でもちょくちょくやっちまってるんだから、あんまなろうとか言わない方が・・・

リューネブルクの亡命ってそのID他亡命プロトコルを入手するための偽装だったりしないかな…なんて妄想してみたり
んで送信したはいいものの得られるはずのアフターフォローが、民主主義のフラフラ方針か帝国の防諜かで断たれてて荒れたとか。
あるいは本人じゃなくその目的で偽装亡命したい部下に扇動されたとか…

言葉で語るのは簡単だけど遠い未来世界でのID偽造なんて相当ハイレベルな工作だよな
拿捕した巡洋艦だって本来はとっくに帝国軍で除籍扱いされているだろうし
同盟軍の情報部がいい仕事をしたということか

まぁ伝書鳩云々の話にもあるように、戦争の喜悲劇の一面でしかない点だね。要は鉾vs盾でしかない。

同盟と帝国のぶつかり合いの最前線たるイゼルローンに関する事なんだから、当然双方ともにかなりの努力を払ってることは疑いない。勿論、情報面でも。となると、元々双方の「真面目に戦争やってる連中」が、ありとあらゆる高度技術やら知識を投下して、表でも裏でも戦争してますって事だろうね。だから、むしろこれに近い事は今までもあったんじゃないだろうか。
ひょっとしたら、イゼルローン要塞の色んな所に、同盟側のテロ行為の跡があってもおかしくないかと。

ところがあのペテン師はそういうところを全く重視してなかった。重視したのは『二人の司令官、それも余り仲が良くない』と言う点。

表面的な技術とかは、全部無視したってところでしょうね。

だから、DNTの方で中佐さんが頑張って「（識別装置には何の問題も無いんだが）こいつらはおかしい！」とかやっても、それはペテン師の掌の上の話でしかなかった、という事でしょう。

結局、下の者が色々努力しても、最高指揮官の問題点の埋め合わせにはならないって事だろう。

そういえばDNT版だと帝国軍ではタトゥーが禁止されていることになってたな。

ヤンはイゼルローンを攻略すれば、期間限定でも平和が訪れると期待していたけど、実際はどのくらい可能性があったのかな。
イゼルローンが失陥しても帝国側から和平を持ちかける可能性はないだろうし、同盟から和平を呼び掛けてたとしても帝国はイゼルローン返還という飲みようがない要求をするだろうから実現性は薄い。

そして、回廊の帝国側出口宙域にも同盟の勢力圏を広げないと回廊の安定した維持は長期的には難しい。

そう考えると、帝国領侵攻作戦自体は、イゼルローン攻略によって不可避となるんだろうか。アムリッツァ級の大損害になるかどうかは別としても。

和平が成立したら一番困るのが、とにかく戦功を上げて権限を拡大したいラインハルトという構図なので
なにかのはずみでじゃ半年だけ休戦しとこう、とかそういう話になりそうな場合、オーベルシュタインの脳みそをゴリゴリ絞って対同盟なり対門閥貴族なりの動乱を画策する可能性が考えられる(例：アムリッツァのあとのクーデター使嗾)
その上でうっかりラインハルトがコロッと死んだりして帝国側が疲弊するような事態になれば、ヤンの思惑通りもワンチャン…？