アイドルマスターシン選組ガールズとは (アイドルマスターシンセングミガールズとは) [単語記事]

局中法度
一　アイドル道に背きあるまじきこと
一　荒らし行為を許さず
一　本編試聴前に記事を見るべからず
一　未試聴でネタバレを踏んでも怒るべからず
一　掲示板での闘争を許さず

右条々合背き候者、切腹申し付くべく候なり

『アイドルマスターシン選組ガールズ』は、2016年公開予定の大型時代劇映画である。

概要

かの大手芸能事務所、346プロダクションの映画部門によって製作される映画。誰もが知る幕末の浪士集団、新選組の物語に大胆なアレンジを加え、幕末に生きる侍少女たちの群像劇を描く。クライマックスとなる、池田屋事件ならぬ「美城屋事件」のチャンバラアクションは必見である。

メインキャストは新選組隊士たちを今や同事務所の看板ユニットの一角に上り詰めた「シンデレラプロジェクト」、対する浪士側は新進気鋭の「プロジェクトクローネ」のメンバーが務める。あのカリスマアイドルやウサミン星人がカメオ出演しているという噂もあり、どこに出ているか注目して見るのもいいかもしれない。

346プロダクションと言えば、かつて所属アイドルのプロデュース方針の違いにより内部で混乱が起こったという一部報道もあったが、本作ではアイドルたちの美しいスター性と、等身大の少女としての個性が見事な融合を果たしており、まさに新生346プロのスタートを象徴する作品と言えるだろう。

主題歌

曲名	「Absolute NIne」
作詞・作曲・編曲	hisa kuni
歌	new generations
主題歌収録アルバム	new generations版収録↓

予告編

本当の概要

アニメ『アイドルマスターシンデレラガールズ』DVD最終巻に収録の第26話（特別編）で公開された劇中映画。765プロの面々が演じた『無尽合体キサラギ』『果てしなく仁義ない戦い』『眠り姫 the sleeping be@uty』に次いで4作目となる、アイマスバカ映画シリーズの最新版である。お前らもか346プロ。

全員アイドルとしての本名そのままで出演していた765プロの映画と異なり、本作は新選組ものを忠実になぞる作りになっており、それぞれが近藤勇、土方歳三といった史実の人物の役名で演じている。つまりほぼ全員が男性役を演じている宝塚的な映画でもある。

一部のアイドルが誰を演じているのかはっきりしていないが、大体の予想は立てられている。

配役

セリフなどで配役が確定しているのは以下の面々。

●近藤勇：本田未央
「御用改めである！」
新選組創設者の一人にして局長。アニメ本編でニュージェネレーションズのリーダーを務め、近藤同様にメンバー間の揺れ動きに悩み続けた未央らしい配役かもしれない。また、アニメ本編でも女優に挑戦していた未央は役者経験に一日の長があるようで、普段のノリそのままで演じる他のメンバーに比べてかなり堂に入った重厚な演技をしており、「上手い演技をする演技」という難しい声をこなす飯屋の巧みさが光る。

●土方歳三：渋谷凛
「……ねえ、沖田は人を斬ったことある？」
「鬼の土方」の異名を取った新選組副長。クールで仕事に妥協しない凛に似合っているが、女好きだった土方に合わせ芸妓遊びに興じるシーンも。

●沖田総司：島村卯月
「ホシは、どっちなんでしょう？」
薄命の天才剣士として知られる新選組一番隊組長。沖田を演じても「がんばります！」の口癖は健在。何故かラストシーンだけへご違うドラマのキャラに変わっているような……。

●永倉新八：諸星きらり
「藤堂ちゃーん！」
新選組二番隊組長。一説には天才・沖田をも凌ぐとされる新選組随一の剣士。技術の沖田に対するパワーファイターのイメージが強く、その辺がきらりが抜擢された理由であろう(史実の永倉はむしろ他の隊士に比べ小柄だったらしいが)。池田屋事件で最も活躍した剣士であり、劇中の美城屋事件でも大暴れを見せる。にょわー！

●藤堂平助：双葉杏
「新八っつぁん、これでもう仕事しなくていいよね……」
新選組八番隊組長。小柄な美青年だったと伝わっており、いかにも杏らしい役回り。運動面は苦手なはずの杏だが、飛んで跳ねてのアクロバティックな殺陣を披露している。何でもできるなアニメの杏。

●桂小五郎：北条加蓮
「気を付けてよ、あたし逃げ足速くないんだから♪」
後に「維新の三傑」と称される維新志士たちのリーダー。ちなみに「逃げの小五郎」と呼ばれるほど無用な戦闘を嫌ったことで知られ、上述のセリフはそれを踏まえたジョーク。統率力があり、気さくで面倒見の良い桂の性格が加蓮のイメージにぴったりだったゆえの配役であり、決して病気で早死にしたからではない……はず。

●古高俊太郎：神谷奈緒
「は、はあ!?　何言って……」
京都で諜報活動にあたっていた攘夷志士。新選組に捉えられ、志士たちによるテロ計画を白状させられる。史実では凄惨な拷問を受けた末にようやく口を割ったのだが、奈緒演じるチョロ古高は「お前の好きな人の名前ばらすぞ」と脅されただけであっさりゲロった。

状況から配役が類推できるのは以下の通り。

●松平容保：神崎蘭子
「さあ、狂乱の宴の始まりぞ！」
新選組を配下に従え、都の治安維持を命じる京都守護職。会津藩主のはずなのだが、いつも通りの熊本弁炸裂。容保は肥後守の肩書きを持っているため、熊本と関係なくもなかったりする。

●芹沢鴨：前川みく
「局中法度なんて認めないにゃ！」
近藤と共に新選組を結成した初代局長。人望はあったがあまりにも暴力や素行不良が目立ったため、規律を重んじる土方らによって暗殺された。みくにゃんとはある意味自分を曲げない繋がりではある。自分を曲げないみくは猫耳をつけたままで演じている。芹沢猫。ちなみに李衣菜のヘッドフォンに引っ掛かって死んでいるのは、史実でも文机に引っ掛かってこけたところを殺されたから。

●平山五郎：多田李衣菜
「そういうのロックで、嫌いじゃないよ！」
芹沢の派閥に属していた隊士。隻眼だったとされる。芹沢と一緒にいたところを暗殺された。新選組ものにおいては脇役の部類の人物だが、芹沢をみくにしたため相方の李衣菜がここにあてがわれた感がある。ちょっと不憫。先述した通りヘッドフォンつけたままで演じており、みくともどもお前ら時代考証どうなってんだなコンビである。

●山南敬助：城ヶ崎美嘉
新選組総長。美嘉は劇中に一切セリフがなく、芹沢みく暗殺のシーンで数カット登場しているだけである。左で剣を持っていることから「左利きの斎藤一役では？」という説もあるが、斎藤は芹沢暗殺に参加していないため山南役の可能性が高い（左利きなのは美嘉本人が左利きだからだろう）。性格的にも、新選組きっての温厚派で人望に厚かった山南の方が美嘉らしいだろう。美嘉はCPでもクローネでもないため、ひょっとしたら友情出演的なキャスティングで大物を演じているのかもしれない。

●山崎烝：緒方智絵里
「潜伏場所がわかったんですけど、美城屋のほかに別の旅籠も候補で……」
新選組諸士調役兼監察。諜報活動に秀でた、新選組の誇るスパイ。人前が苦手な智絵里らしいと言えばらしい。美城屋事件のシーンにちらりと姿が見えるため、「（池田屋事件に参加していない）山崎ではなく、こちらが島田魁なのでは？」という説も。

●島田魁：三村かな子
「どっちかわかるまで、気が抜けなくて食事ものどを通らないね……（もぐもぐ）」
山崎と共に監察を務めていた隊士。力士とあだ名されるほどの巨漢で、ドロドロになるまで砂糖を入れた激甘の汁粉を好む甘党だったという逸話が残る。まさにかな子。劇中でも上記のセリフの通りのありさま。美城屋事件の最中ですら何かを食っている。美味しいから大丈夫だよ！　セリフの内容がとても諜報役と思えないことから「原田左之助役では？」という説もあるが、原田なら芹沢暗殺にも参戦しているはずであり、島田役のほうが可能性が高いだろう。

●宮部鼎蔵：速水奏
美城屋に集まっていた攘夷志士のリーダー格。クローネ側（志士側）はセリフがほとんどないためモデルの特定が難しいが、まとめ役を務めている様子の奏は恐らく宮部役。杏演じる藤堂と激戦を繰り広げている。

●北添佶摩：宮本フレデリカ
「むねんなり～」
攘夷志士の一員。池田屋事件最大の見せ場である「階段落ち」で殺されたとされる志士（史実ではないらしいが）。近藤未央に斬られたフレちゃんが、いつものお気楽な様子で果敢にこの有名アクションに挑戦している。大丈夫かおい。

史実でのモデルが特定できない、もしくはモデルがいないのは以下の通り。

●攘夷志士たち：塩見周子、大槻唯、橘ありす、鷺沢文香
美城屋に集まっていた浪士たち。唯は奏とともに藤堂杏と、周子は永倉きらりと交戦。ありすと文香は押し入ってきたきらりの前に、ガタガタ震えながら抱き合っていた。かわいい。かわいい。

●芸妓1：新田美波
「お二人とも激し過ぎよ！　めっ！」
土方と遊んでいた芸妓のお姉さん。見習い芸妓二人によいではないかよいではないかされ、着物ははだけて肩も露わに。アニメ本編では健全な頼れるお姉さん一色だった美波だが、満を持してエロス全開である。CPのリーダーなのだからメイン隊士役でもよかろうものを、敢えてこの役を振った映画監督を褒め称えるよりほかない。

●芸妓2、芸妓3：城ヶ崎莉嘉、赤城みりあ
「よいではないかー、よいではないかー♪」
美波とともに土方の女遊びに参加した2人。子供に何て役を振るんだ。いいぞもっとやれ。

●芸妓4：アナスタシア
「ダヴァイ、ダヴァイ♪」
太鼓持ちを務めていた芸妓。ミナミは可愛いですセクシー違います派の筆頭たるアーニャだが、ひん剥かれた美波を見て満面の笑み。これはこれでなのだろうか。

●町娘：安部菜々
「あ、いや、菜々はまだ17歳ですけどね！　キャハッ☆」
桂と顔なじみの団子屋の娘。美嘉とともに、CP・クローネ以外からのゲスト出演者。他のキャストは曲がりなりにもちゃんと役を演じているのに、彼女だけあからさまに本人役であり、いつものウサミン式多段階墓穴掘削法を披露していた。ある意味破格の扱いではある。