ディクタス 単語


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ディクタス

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ディクタス(Dictus)とは1967年生まれの仏フランス競走馬栗毛

距離血統ながら欧州の名マイラーとして鳴らし、種牡馬として日本名大関級の活躍を見せた。
なんで長距離血統なのにマイラーだったかって? 気性がしくて欧州距離べが苦手だった。
名前ラテン語で「お告げ」という意味、らしい。

通算17戦6勝[6-3-1-7]
な勝ち
1970年:ラロシェット賞
1971年:ジャック・ル・マロワ賞(G1)、エヴリ賞(G3)

ステイヤー作ろうとした結果

Sanctus、DoronicWordenという血統。詳しく見ていこう。
ジョッケクルブ賞(仏ダービー・当時2400m)、パリ大賞典(当時3100m)を優勝したフランスの名ステイヤー、種牡馬として本の他フランスを中心に活躍を出している。ローマ賞(2800m)などを制したが惜敗の多いステイヤーであり、こちらもフランスを中心に種牡馬として活躍した。
母親重賞で、同牝系タイテエムカラジがいる。

見れば判るように明らかステイヤー血統である。
フランスデビューし、当然のようにクラシック路線に行く。プール・デッセ・デ・プーラン(2000ギニー)を回避して芝の長距離ステップを中心に使うが、勝ったと思えば惨敗。一応2400mのレースには勝ったが、大一番として見据えたはずのパリ大賞典を14頭立て12着に惨敗。はっきり言ってこの距離には向いてなかったのだ。

それでも血統が血統だし長距離行けるはずと思ったかは不確かだが、結論から言えば10ハロンえると途端に成績が落ちている。原因はどうやら気性難にあったらしい。

実は4歳4月マイル重賞勝利しており、マイルなら行けんじゃね? ということでマイル転向。
それが功を奏し、GIIIを2着に入った次戦にフランスマイル王者決定戦ジャック・ル・マロワ賞を選択。
ここで勝利し高らかにGI勝利の凱歌を挙げる。続くクイーンエリザベスII世Sは3頭立てだったが、そのうちの1頭があのブリガディアジェラードでは相手が悪く8馬身差の2着に敗れ、このレースを最後に引退

通算成績は17戦6勝。くからマイルに行けば変わったかもしれないが、日本で言うダンスインザダーク×トニービンみたいな血統のなので長距離使いたいのは分かる。

種牡馬入り後

引退後そのままフランス種牡馬入り。
い時期から活躍を出し、米国の芝でGIを勝つを輩出していた所、社台ファームが購入。

1981年から日本種牡馬生活を始めたところ、日本の芝が合ったのか次々と活躍を輩出。
特に社台ファームが多数繋養していたノーザンテーストと問題なく配合でき、その*ノーザンテーストとの相性もバッチリだったので社台ファームは大喜び。一時明確なニックス配合だと話題になった。

産駒の特徴として、気性がしいはキレキレの末脚を持ち、距離適性はマイル~中距離に偏る。
代表産駒であるサッカーボーイイクノディクタスムービースタースクラムダイナなどは大体直線を鋭い脚で駆け上がってくる。あと自身が栗毛だったせいか栗毛産駒が多い。

1989年9月死亡。23歳であり、彼の代表産駒であるサッカーボーイ種牡馬入りと入れ替わるようにして亡くなった。社台ファーム総帥の吉田善哉は「横綱ではないが名大関」と評し、しく感傷的な態度を見せたと言われている。

日本競馬の割と深い層に眠るディクタス

彼の後継種牡馬であるサッカーボーイ種牡馬として成功を収めたが、彼の代表産駒であるナリタトップロードヒシミラクルアイポッパーとかキョウトシチーなど、孫世代になると途端に先祖返りを起こし、気性がさほど問題ない割とズブいステイヤーが多数輩出されている。なお先祖返りを起こさなかった例が暴走野郎ブルーイレヴンである。

サッカーボーイの後継補であったナリタトップロード世し、ヒシミラクル明らかステイヤーっぽさが嫌われ々に引退を余儀なくされるなど、現在ではディクタスの系は残っていない。

しかし、サッカーボーイの甥っ子にあたるステイゴールド種牡馬として大活躍したことや、ディクタスを含む牝系が続々と社台ファームに根付いたことから、牝系を介してディクタスの力は日本競馬終焉を迎えるまで続いていく事だろう。オルフェーヴル種牡馬としての処が立った事だし。

なお、ディクタスの子供達はほぼ例外なく、機嫌を損ねるとを寝かせて、白目を剥いて睨みつけるという独特の感情表現をしたとのこと。詳しくは「ディクタスアイ」で調べてみると良いよ。大体ステイゴールドの子孫だけど。ディクタスから4代離れたマルシュロレーヌメロディーレーンですらこのを見せるとか、どんだけ遺伝力強いんだよ…。

血統表

Sanctus
1960 鹿毛
Fine Top
1949 黒鹿毛
Fine Art Artist's Proof
Finnoise
Toupie Vatellor
Tarentella
Sanelta
1954 鹿毛
Tourment Tourbillon
Fragment
Satanella Mahmoud
Avella
Doronic
1960 栗毛
FNo.16-d
Worden
1949 栗毛
Wild Risk Rialto
Wild Violet
Sans Tares Sind
Tara
Dulzetta
1954 栗毛
Bozzetto Pharos
Bunworry
Dulcimer Donatello
Dulce
競走馬の4代血統表

クロスBlenheim 5×5×5(9.38%)

主な産駒

1978年産

1979年産

1982年産

1984年産

1985年産

1986年産

1987年産

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