デッドマンとは、特撮ドラマ『仮面ライダーリバイス』に登場する怪人である。
概要
バイスタンプを人間に直接押し込むことで生まれる、体内から分離された悪魔。バイスのような単なる悪魔より凶暴とされており、「悪魔獣」と呼ばれている。それぞれのバイスタンプに記録されている遺伝子情報をもとに生まれるため、どれも生物がモチーフとなっている。生み出せるデッドマンには個人差があるらしく、ほとんどの人間はギフジュニアが関の山。怒りや憎しみなど、強い負の感情を持つ人間からデッドマンが生まれるようだ。
さらに、生み出したデッドマンと「上級契約」を結ぶことで一体化することができ、それらは「ギフテクス」と呼ばれる。このギフテクスから人間とデッドマンを再び分離するためには、ライダーキックによって倒さなければならない。
バイスタンプを使えば誰でもデッドマンを生み出すことができるらしく、第1話では門田ヒロミがリバイスドライバーによる変身に失敗し、レックス・デッドマンを分離させてしまっている。
デッドマンを生み出した者は、政府特務機関フェニックスが管轄する更生施設での治療が推奨されている。
敵勢力のデッドマンズは、怒りや憎しみなどの感情を利用し、人間からデッドマンを分離しようと企んでいる。さらに、デッドマンと一体化したギフテクスを生贄として集めることで、ギフの復活を目論んでいる。
デッドマン・ギフテクス一覧
| 目次 | |
|---|---|
オルテカ（ダイオウイカ・デッドマン）
悪魔崇拝組織「デッドマンズ」の幹部の一人。アギレラの右腕。任意で人間態に戻ることができる高位のデッドマンとみられる。
頭脳明晰で沈着冷静な戦闘を行う。無数の触手を持ち、伸縮自在なそれらを展開することであらゆるものを排除し、自らのテリトリーを築く。
フリオ（ウルフ・デッドマン）
悪魔崇拝組織「デッドマンズ」の幹部の一人。アギレラのボディーガード。任意で人間態に戻ることができる高位のデッドマンとみられる。
狼のごとく俊敏かつ高い戦闘力を誇り、好戦的で感情をむき出しにした荒々しい戦闘スタイルを好む。
愛用の銃「ルヒール」は、激しい火球を射出して災いをまき散らす。
ギフジュニア
人間の体内に潜む悪魔が「ギフジュニアバイスタンプ」によって解放されたもの。大抵の人間からはこのデッドマンが分離される。特別な生物種の遺伝子情報を持たないにも関わらず、謎の存在「ギフ」の名を冠している。
バイスタンプを押印した周囲に湧き出るように出現する、今作の戦闘員ポジション。
バッタ・デッドマン
人間の体内に潜む悪魔が「バッタプロトバイスタンプ」の力で解放されたもの。
バッタの遺伝子情報を獲得しており、高い跳躍力と身軽さを活かして対象を翻弄する。相手が疲弊するまで動き回り、そのまま一気に仕留める戦法を得意とする。
このデッドマンのみ『仮面ライダーセイバー』の増刊号にて登場する。幼馴染との別れから不安を抱いていた純平が、何者かに「心の不安を取り除くため」とスタンプを渡され、自分の中に潜む悪魔を呼び出してしまった。リバイとバイスによる連携攻撃、セイバーとエスパーダの必殺技によって倒される。
マンモス・デッドマン
人間の体内に潜む悪魔が「マンモスプロトバイスタンプ」の力で解放されたもの。
マンモスの遺伝子情報を獲得しており、巨大な牙の破壊力を倍加させて突進を行う。また、長い鼻を極太の鞭のように扱い、あらゆるものをなぎ払って攻撃する。
デッドマンズが誘拐した凶悪犯・原田から生み出され、フェニックスの任命式を襲撃する。五十嵐一輝が大二に代わって仮面ライダーリバイへと変身し、一輝の悪魔であるバイスも仮面ライダーバイスへと変身。二人の仮面ライダーに圧倒され、最後はライダーキックによって粉砕された。
レックス・デッドマン
人間の体内に潜む悪魔が「レックスバイスタンプ」の力で解放されたもの。
T-レックスの遺伝子情報を獲得しており、むき出しの闘争本能で赴くままに暴れ、大きな顎であらゆるものを噛み砕く。
フェニックスの任命式を襲撃してきたマンモス・デッドマンに対抗するため、門田ヒロミがリバイスドライバーとレックスバイスタンプで変身を試みる。しかし見事に失敗してしまい、代わりにこのデッドマンが生み出された。こちらも仮面ライダーリバイ＆バイスに圧倒され、マンモス・デッドマンとともにライダーキックで粉砕された。
カマキリ・デッドマン
人間の体内に潜む悪魔が「カマキリプロトバイスタンプ」の力で解放されたもの。
カマキリの遺伝子情報を獲得しており、両腕の研ぎ澄まされた鎌であらゆるものを切り裂く。鎌をアンカーのように使用し、断崖絶壁を登ることもできる。
プロゴルファー・荒木のキャリーを務めていた井端が、デッドマンズのオルテカに唆され、バイスタンプを用いたことで解放されたもの。仮面ライダーバイスによる「悪魔百烈恐竜拳」やリバイを振り回すジャイアントスイングなどの攻撃を喰らい、ネットへとよじ登るも、すぐさま二人はイーグルゲノムにゲノムチェンジ。さらにリミックス変身でリバイスイーグルになると、上空に放り出された挙げ句スタンピングフィニッシュでとどめを刺された。
メガロドン・デッドマン
人間の体内に潜む悪魔が「メガロドンプロトバイスタンプ」の力で解放されたもの。
地上と海中のどちらでも活動することができ、行動範囲が広い。大きな口の鋭利な歯は、ダメージを受けても新しい歯に生え変わり、切れ味を保つ特徴がある。
こちらはプロゴルファー・荒木によって井端への仕返しとばかりに解放されたデッドマン。大量のギフジュニアとともに襲いかかるも、仮面ライダーリバイ＆バイスのコンビが復活すると形成が逆転。追い詰められると、最後はリミックス変身のリバイスレックスによって撃破された。
コング・デッドマン
人間の体内に潜む悪魔が「コングプロトバイスタンプ」の力で解放されたもの。
ゴリラの遺伝子情報を獲得しており、視界に入るもの全てを殴打しようとする。また、大型で頑丈な腕からは凄まじいパンチを放つことができるほか、防御姿勢をとるとあらゆる攻撃をブロックする。
彩夏とさくらを誘拐した吉田と入れ替わるように出現。人質を取られたリバイ＆バイスは思うように戦うことができず苦戦するが、大二に手渡されたマンモスバイスタンプによって二人がマンモスゲノムにチェンジすると、リミックス技によって撃破された。しかし、誘拐犯の吉田は、コングのバイスタンプなど持っていないと取り調べで証言し……
コング・デッドマン フェーズ2
「コングプロトバイスタンプ」の力で解放されたコング・デッドマンと、その宿主が上級契約により一体化したもの。
二度と人の姿には戻れないリスクと引き換えに強大な力を獲得しており、パンチ力は衝撃波だけでビルの破壊を可能とする。市街地を縦横無尽に飛び回るナックルウォーキングは、瞬間移動のような素早い動きで対象を追い詰める。
コング・デッドマンを解放した正体・彩夏がアギレラに唆され、上級契約を結んだことでコング・デッドマンと一体化した。妹の美春を人質に取ると、ビルの屋上で母親の妙子を連れてくるように要求する。悪魔の心によって支配された彩夏は、美春をビルの上から落としてしまうが、リバイ＆バイスのプテラゲノムによってなんとか救出される。その後、レックスゲノムにチェンジすると、強烈なライダーキックによってデッドマンと彩夏は分離され、そのまま爆発した。
ライオン・デッドマン
人間の体内に潜む悪魔が「ライオンプロトバイスタンプ」の力で解放されたもの。
ライオンの遺伝子情報を獲得しており、巨大な手や咆哮を炎で包み込み、自身を強化している。
また、タテガミにエネルギーを集中させることで分身を生み出し、群れで対象に襲い掛かる特性を持つ。
バイチューバーのボンが何者かにバイスタンプを手渡され、ブラック企業と噂されていた企業を襲撃する際に使用した。ただし、デッドマンズの管轄外で生まれたデッドマンであり、ボン本人もそれほど悪意を持っていなかったためか、リバイスに終始圧倒されていた。
カンガルー・デッドマン
人間の体内に潜む悪魔が「カンガループロトバイスタンプ」の力で解放されたもの。
カンガルーの遺伝子情報を獲得しており、スプリングのような全身で軽快なフットワークを生み出す。
両手の「ガルーバルーン」を使うことで、衝撃波を放つストロングパンチを繰り出すこともできる。また、腹部のポケットには、膨張が頂点に達すると爆発する時限性の爆弾を潜ませている。
悪徳弁護士・工藤康がデッドマンズから密かに受け取っていたバイスタンプで、デッドマンを使って証人を襲うなど裏工作を行い、裁判が自分の有利な方へ向かうよう仕向けていた。カンガルー・デッドマンは持ち前のガルーバルーンによるボクシング戦法で戦いつつ、爆弾でリバイスを爆破させようとするも、直前にリバイスはマンモスゲノムへとゲノムチェンジ。さらにはメガロドンゲノムでガルーバルーンを破壊されると大幅に弱体化し、最後はライオンゲノムによる「ライオンスタンピングフィニッシュ」で撃破された。
チーター・デッドマン フェーズ2
「チータープロトバイスタンプ」の力で解放されたチーター・デッドマンと、その宿主が上級契約によって一体化したもの。二度と人の姿には戻れないリスクと引き換えに、強大な力を獲得している。
デッドマンの中でも随一の走力を誇り、スピード勝負で敵うものは存在しない。鋭い爪を持ち、すれ違いざまに相手を切り裂く攻撃も得意としている。
契約者は乃木城病院の院長・前園孝治で、第7話開始時点でギフテクスとして活動している。停学処分を受け、友人と共に窃盗行為を繰り返していた仁志を逮捕しようとする警察に襲いかかっていた。
そのスピードから当初はリバイスも対応しきれずにいたが、新たに獲得したジャッカルゲノムにゲノムチェンジすることで、バイスがスケートボードに変身。チーターをも凌駕するスピードでギフテクスを追い詰め、最後は「ジャッカルスタンピングフィニッシュ」で宿主を分離させた。
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関連項目
掲示板
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5 ななしのよっしん
2022/01/17(月) 11:33:52 ID: N9J2aLBaZO
正しくはギフテリアンな
それと目次の間違いなんだけど、ギフテクスはフェーズ3に至ったデッドマンの事であり
アギレラ、オルテカ、フリオ、弁護士、医者、偽指令の6名 -
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6 ななしのよっしん
2022/04/03(日) 11:58:26 ID: 0GX8d6GITn
ギフテリアン(TRUE)っすか
ブラキオもそうだけど英表記好きねこの番組は笑 -
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7 ななしのよっしん
2022/08/01(月) 16:40:45 ID: Gr05EhlvBx
人類を管理しようとする手段として「人類の内部に潜む悪魔を利用」してるだけであって、「ギフ様は悪魔の親分でもなんでもない」んだよね？真に戦うべきものは誰というか、いったい誰と戦ってるんだ・・・
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