ハラボテ・マッスルとは、漫画「キン肉マン」に登場するキャラクターである。
キン肉族とほぼ変わらない容姿を持ち、「マッスル」の姓からいかにもキン肉族という印象を受けるが、隣のハラボテ星の出身である。ベジータのように惑星の名を付けられた超エリートなのだろうか。
作中では本名で呼ばれることは少なく、ほとんどの場合「委員長」と呼ばれる……が、何の委員会の委員長をやっているのかは定まっておらず、宇宙超人委員会やら超人オリンピック委員会やらコロコロ変わる。
これは
・常設の委員会(宇宙超人委員会)の委員長をやっている
・何か起きるたびに臨時の委員会(超人オリンピック委員会など)が設立され、毎回ハラボテが委員長に選出されている
・その両方
などの理由が考えられる。
ともかく正義超人界の重鎮として君臨している人物である。
キン肉スグルの父親であるキン肉真弓とは因縁のライバルであり、幼なじみという間柄。現役時代は第11回超人オリンピックで真弓の3連覇を阻止して優勝している。そういう因縁もあってか現在のキン肉星の繁栄を面白く思っておらず、何かと真弓・スグル父子に対して対抗心を燃やしている。
テレビアニメ版では原作よりもギャグパートで登場することも多く、真弓の妻である小百合にセクハラ染みた行為をおこなうこともあった。
キン肉星大王・キン肉真弓とは幼少時からの親友で、超人レスラーとしての現役時代はライバルとして腕を磨き合った。超人オリンピックの優勝者でもあり、真弓の三連覇を阻んでの栄冠に輝いた。引退後もたびたびエキシビションマッチを行っているが、客の反応は芳しくない。その縁で超人オリンピック運営に関してたびたび真弓からスグルに有利になるよう働きかけを受けたりしている。
7人の悪魔超人編以前の時期に、猛威を振るっていた悪魔超人を10万人の超人警察を率いて超人ホイホイに封印している。この前代未聞の人海戦術の前にはさすがの悪魔超人たちも刀折れ矢尽きたのであろう。真弓がこの事件や悪魔超人について全く知らなかったことから、この事件はキン肉マンの超人レスリングデビュー前だったと考えられる。
悪魔六騎士の襲来の際は他の超人たちと同様に超人パワーを奪われ、生命維持装置に入っていたが、悪魔将軍戦でリング下に召喚されて生命維持装置を破壊され、強制的にリングを支えさせられてしまう。世界の主立った超人たちが次々に倒れていく中、スペシャルマン、カナディアンマンと共に最後まで支え続ける。この奮闘が悪魔将軍の悪の心を揺るがし、ゴールドマンが本来持っていた正義の心を目覚めさせ、キン肉マンの勝利に繋がる大健闘を見せた。が、正義超人に貢献したのは後にも先にもこれ一回だけだったりする。
超人オリンピックなどの運営では基本的に興行収益重視の方針を採り、客受けの悪そうな超人(例.キン肉スグル)を敗退させようと露骨に策動する。この発想は二世になってより凶悪化しており、「キン肉族に嫌がらせをしている」と万太郎からも嫌味を言われている。
さらに悪の超人に圧倒的有利・正義超人に極めて不利な特殊デスマッチをたびたび行ったり、王位争奪編では五大邪悪神側の超人がリングに仕掛けた特殊ルール(当然、邪悪神側の超人が一方的有利)を咎めもせずそのまま進行させるなど、本当に世界を守る気があるのかと疑わしい裁定が多い。正義側有利とは言わんからせめて公平なルールで戦わせてやってくれ。
またタッグ・トーナメントの際には全宇宙から寄せられた大量の出場希望申請の中から正体・実績が完全に不明なヘル・ミッショネルズを選出するという謎の発想を思いつき、大会を完璧超人との戦いに発展させてしまった。まあ選ばれなかったら乱入してきたんだろうけど……。
最大の失態は一度リングから降ろしたオメガマンの死体を再度リングに戻してオメガマンの死体をリングから降ろし忘れてフェニックスの攻撃に活用された事であろう。この時ばかりはさすがのキン肉マンも真顔で「きちんと試合進行しろ」と咎めたほどである。
真弓ともども無能・迷惑・邪悪を絵に描いたような人物だったが、完璧・無量大数軍の襲来からは異様なリングを持ち出す事も無くなり、試合の判定を正確に行う事に責任感を見せるようになっている。今度は正義超人に有利な判定をやらかしてポーラマンに非難されているものの、その試合進行・審判はザ・マンが悪魔将軍との試合を任せるほど。つまり下等だメタボだと馬鹿にされているものの、彼は完璧超人軍から完璧なる裁定者だと認定されたのである。しかも「完璧」という概念について狭量な見解に陥っていた超人閻魔時代のザ・マンにおいてなお、である。ポーラマンは泣いていい。
ネメシスの正体について何やら知っている様子を匂わせていたが、キン肉マンとネメシスの試合の最中に真弓が登場すると、真弓と共に幼少の頃にネメシス=キン肉サダハルと出会っていたことが判明。真弓同様にサダハルからの言葉を大切に胸に刻んでおり、涙ながらにキン肉マンとネメシスの戦いを見守る。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、サイコマンの研究所が隠されているサグラダ・ファミリアを部下たちと若手超人の育成も兼ねて警備していた。巡業で現地に訪れていたウルフマンと談笑していたところにオメガマン・アリステラ率いるオメガ・ケンタウリの六鎗客が襲来。その後の試合をノックと共に取り仕切ることになる。
超神編では、地上と天界を繋ぐ道であるバベルの塔でのリアル・ディールズと超神軍との試合を、バベルの塔の前で取り仕切る。
彼は悪魔将軍の正義の心を呼び覚まし、公正さにおいて超人閻魔に認められた。
その正義と公正さは、悪魔将軍の地獄の断頭台とストロング・ザ・武道の鉄拳と時間超人の正義崩壊の終曲を喰らっても生きていたジェロニモの生命力に勝るとも劣らないと言っても過言では無いだろう。
キン肉マンⅡ世では、齢104歳となっていたが健在で、超人委員会の会長も続けていた。スグルの活躍によってキン肉族がますます反映していたのに対し、宇宙超人委員会は没落の一途を辿っており、嫉妬からスグルや息子のキン肉万太郎を目の敵にし、何かと嫌がらせをしている。
万太郎たち、新世代正義超人たちの堕落ぶりに激怒してヘラクレス・ファクトリー一期生と二期生とのリザーブマッチを提唱するが、二期生のスカーフェイスが実は悪行超人だったことを見抜けなかったという失態を犯している。万太郎のKKDチャレンジ達成後に委員長の座を息子イケメン・マッスルに譲り、共に超人オリンピックを復活させる。
「究極の超人タッグ編」では理不尽ともいえる大会運営にさらに磨きがかかり、銭ゲバぶりや正義超人側にあまりにも不利なデスマッチを提案。マンモスマンの裏切り行為もザ・マシンガンズの前例を持ち出して認めている。さらにはカオス・アヴェニールの正体暴きに躍起になって一般人であるがきんちょハウスのシスターを脅そうともしていた。その悪辣ぶりは未来からやって来た息子のイケメンですら「見ていて腹が立ってくる」と評するほどだった。
極め付けは、未来の実の娘のジャクリーンに知らなかったとはいえセクハラ行為に及んでいる。娘から「どうしようも無いスケベ」と言われた挙句に引っ叩かれている。
マスカラ・コントラ・マスカラに敗れたスグルが頑なに自決しようとした際は叱責したうえで止めたり、決勝で新世代正義超人らの勝利を願い、ゴングを鳴らすのを戸惑う一面もあったが、読者からは「時間超人の手先」と揶揄されるなど株を大きく下げることになった。
幼少期に真弓と共に幽閉中のキン肉サダハルと出会い、正義の心について薫陶を受けているが、その時に幼い真弓はハラボテを愛称の「ボテちん」としか呼んでいない。
そのためサダハルが認識している彼の名はいまだにボテちんのままのはずである。
掲示板
10 ななしのよっしん
2023/01/02(月) 13:38:18 ID: dAXwKa4aMn
11 ななしのよっしん
2024/03/29(金) 08:51:18 ID: caPl8wMlz3
https://
新シリーズの声優古川登志夫さんになったのか
二世でスグルやってたし真弓が神谷さんになったのもあって
Wスグルだなぁ
12 ななしのよっしん
2024/03/30(土) 13:51:09 ID: oO5zeLWLmL
神谷さん古川さんは昔からライバル位置付けでキャスティングされることも多かったから、真弓ちゃんボテちんの悪友兼ライバルコンビってのも感慨深いな
昔のキン肉マンアニメみたくオリジナルパートで兼ね合い増えてると嬉しい
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最終更新:2025/01/18(土) 16:00
最終更新:2025/01/18(土) 16:00
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