ペンタゴンとは、漫画・アニメ『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
CV:戸谷公次/田中秀幸(夢の超人タッグ編以降)/島﨑信長(完璧超人始祖編)
超人強度はそこまで高くなく、17歳と若年ながらも高いテクニックとトリッキーな戦い方で頭角を現し、アメリカ超人界でもトップクラスの実力を持っていた。翼を使っての空中殺法を得意とし、時間を操る能力を持つ。
所々赤いラインがある全身白タイツで顔の部分には五芒星型のオブジェが付いており、背中にはこれまた真っ白の翼という、シンプルながらも奇抜で目立つデザイン。肩にはトゲが生えている。旧アニメではボクサーパンツを穿いている。奇抜な格好だが向こうの世界ではイケメン扱いなのか、結構モテている。
悪魔超人のブラックホールとは従兄弟の関係で、幼少期からの付き合い。両者共通の先祖は地球から遠く離れた異次元空間に住む宇宙人であり、このうち地球に移住したのがペンタゴンの先祖の一族。何代にもわたって地球に住むうちに体が変化し、空間を操る能力を失った代わりに時を操作する能力を得た。この縁で宇宙タッグ・トーナメントには正統派正義超人と悪魔超人軍団の一員という異色のコンビで出場している。
全日本プロレスのプロレスラー・エイプゴンは実の弟という設定。これは全日本プロレスとアパレルブランド・A BATHING APEと作者のゆでたまごがコラボしたもの。
アメリカ代表として超人オリンピックに出場し、数々の予選種目を突破し本選出場を果たす。抽選によりシード枠を獲得し1回戦をパス。2回戦でソ連代表の超人ウォーズマンと激突する。1回戦の試合をウォーズマンが勝利し次に戦うことが決まった際に握手を求めたが無視されている。
米・ソの超人大戦と注目された試合は、握手を拒否されたことに根を持っていたペンタゴンが先手を打って攻撃。得意の空中殺法で攻め立て、試合を優位に進めているかと思われた。しかし、勝負を決めようと攻撃したところを狙われ、翼を引き裂かれたうえにベアークローで顔面から腹部までを切り裂かれ敗北。命は取り留めたようで、ウォーズマンの残虐プレイを許す超人オリンピックに文句を言っていた。
ちなみに、ウォーズマンにもぎ取られた翼は、その後キン肉マンの入場用コスチュームの一部として利用された。
7人の悪魔超人編、黄金のマスク編ではモブ同然の扱いとなっていたが、このシリーズで再び登場する。
ブラックホールと四次元殺法コンビを結成。スカイマン、カレクックのコンビを破り銀河系超人タッグタイトルに輝いている。この戦果を超人委員会に認められ宇宙超人タッグ・トーナメント出場を認められた。
1回戦第1試合でマッスル・ブラザーズ(キン肉マン、キン肉マングレート)と対戦。未知の存在であったグレートの高い実力に当初は圧倒されるも、クロノス・チェンジやストップ・ザ・タイムといった時空を操作する技で流れを呼び込み、グレートをブラックホールの顔の穴に放り込んで四次元空間へ閉じ込める。しかし、キン肉マンの孤軍奮闘ぶりとグレートが四次元空間から脱出したことで詰んでしまい、マッスル・ブラザーズのマッスル・ドッキングによってKOされて敗退。
なお、アシュラマンにタッグ・トーナメント出場チームの中では一番弱いと評されている(ビッグ・ボンバーズよりは上)。
シリーズ序盤は超人墓場を浮かんでおり、死んでいたことになっていたが、シリーズ終盤ではいつの間にか復活しており、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージに呼応し、正義超人軍団の一員として大阪城へ駆けつけている。
正義超人、完璧超人に悪魔超人も乱入した三つ巴の決戦において、悪魔超人のブラックホールは「完流」ジャック・チーとの対戦で”至高のブラックホール(エクストリームブラックホール)”を打ち破られ絶体絶命に陥る。
ところが技の影響でブラックホールの体内空間に異常が発生していたようで偶然、故郷の星でバカンスを楽しんでいたというペンタゴンをブラックホール内に取り込んでしまっていた。
色々とツッコミどころは多いがキン肉マンではいつものことである。
ともあれ二人を通わせ、ブラックホールへペンタゴンから助力の申し出がなされた。
かなり何でもありの超人レスリング(とゆで漫画)においてもシングル戦中の交代は流石にご法度であり、当初は悪魔超人としての矜持や正義超人である友への気遣いもあってペンタゴンを戦わせるのに躊躇したブラックホールだったが、属性を超えた友情と悪魔の勝利への執念をペンタゴンに諭され交代を認める。
そして禁断の技”四次元エレメント交差”で肉体を入れ替えると、リングに文字通り降臨したペンタゴンは怒涛の空中殺法をお見舞い。
ジャック・チーのボイリングショットを翼の羽ばたきで反射するどころか必殺技・”完流フォーセットクラッシャー”までも”クロノス・チェンジ”で完全に返して大ダメージを叩き込み、そのままブラックホールのフェイバリットホールドである”フォーディメンションキル”に捕らえたところでブラックホールに肉体を再度交代。
ブラックホールはそのまま止めを刺して逆転勝利の立役者となった。
それまでブラックホールは有効打を与えられていなかったため、実質的にほぼ一人で完封してしまったことになる。
なおこの試合中ペンタゴンはブラックホールの笑い声を真似るなど意図的に相棒のロールプレイを行っている様子で、本物のペンタゴンであったことは仲間である正義超人達ですら気付けなかった。
試合後はブラックホール以外の誰にも悟られぬまま何処かへ帰っていき、結果「ブラックホール自身の能力による変身」とみなされて反則はバレずお咎めなしに終わった。
しかし作画担当の画力が大幅に向上したことにより、旧作の低コストなキャラデザから一転してマッシブな肉体と神々しいまでの羽ばたき、華麗な戦いを見せた。
伏線などもなくいきなり現れて、怒涛の勢いでわずか70万パワーの古参正義超人が不意をついたとはいえ完璧超人軍の主力である3500万パワーのジャック・チーを無傷で完封した大事件に古参読者は大いに盛り上がって各方面で話題となる。
先立つステカセキングの活躍と共に新シリーズが爆発的な人気を獲得する一助となった。
※余談ながら、この勝利によりペンタゴンをかつて完封したウォーズマンがファンに再評価されるという事態も起こった。
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最終更新:2025/12/12(金) 14:00
最終更新:2025/12/12(金) 13:00
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