フレームアームズ 単語

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フレームアームズ

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フレームアームズとは、壽屋コトブキヤ)の提案するロボットメカニック商品、要はロボットプラモシリーズである。

概要

「フレームアームズ」シリーズは中核となる共通素体(フレーム)に外装(アーマー)を装着することによって、様々なデザインロボットを簡易に組み上げることができ、外装の交換による組み合わせにより無限バリエーションを造ることが出来ます。(公式ページより)

キャラクターフィギュア等がメインだったコトブキヤによる初のオリジナルコンテンツ
第1弾として2009年10月に"スティレット"と"轟雷"が発売され、以降紆余曲折ありながらもシリーズは続いている。

特徴としては、すべての機体が"フレームアーキテクト"と呼ばれる素体に外装を装着することで完成する。そして付属するフレームアーキテクトが基本的に組み立て済み、という点にある。
また、基本的にジョイント等は3mm規格に統一されており、組み換えなどの余地が大幅に用意されているのも特徴。同じくコトブキヤから用意されているモデリングサポートグッズ等と組み合わせて、無限ームアームズを組むことも可。この特徴は後発されるコトブキヤオリジナルコンテンツ共通規格とされ、あらゆるものと組み合わさり広がっていく様は無限の沼と呼ばれることもある。

後述するように説明書などに"おれのかんがえた壮大なSFロボットアクションストーリー"が用意されてはいるものの、コトブキヤの姿勢としては作り手がどんな設定でも想像してもよい、としている。たとえばどう見ても実弾兵器だったとしても、それをビーム兵器と言いるのも作り手の自由、というわけである。
(実際、アニメ化されたスピンオフ作品であるフレームアームズ・ガールにも、FAでは実弾兵器でありながらビーム兵器として登場するものもある)

ガンプラ等に較的難易度の高いプラモなどとはられているが、別段作業自体が高難度となっているわけではない。(工程数は多い)基本的に、素組みからさらにいじる人向けとも言われるが、素組みで十二分に絵になる。

デザインは初期の作品ではごつい陸戦兵器を思わせるものが多いが、流線デザインヒーローロボット的なデザインも発売するなど多なものがそろっている。

ちなみに、フレーム・アームズではなく「フレームアームズ」と、中は付けず表記するのが正しい。

世界観・設定

新たな地球において人類は、未知なる可性を秘めた地上・海底・高そして宇宙の各領域をさらに開拓する計画として「プロジェクトReスフィア」を立ち上げた。この計画は、枯渇し始めた資に代わる新しい資の発見・確保と、人間生活領域の拡大を的としており、人類の明るい未来見つめて世界規模で実行される一大プロジェクトであった。
 この計画が考案された要因のひとつに、世界連盟科学技術推進機構によって開発された駆動格「フレームアーキテクト」(Fa)の存在が挙げられる。Fa人間を拡大させた姿の特殊汎用重機で、ほぼ全に人の動きをトレースすることを実現し、装備を追加することにより様々な領域での行動を可とした画期的なメカニズムであった。試作Fa世界・様々な環境下で10年の歳を掛けてトライ&エラー底して検証され、世界共通規格の汎用特殊重機「FaTYPE001」として完成を見ることとなった。
 FaTYPE001では、人間の大重機として運用するに留まらず、各部位に動燃料電池を搭載することで独立して稼動させることも可としており、状況に応じてはコントロールソフトを変更することで、人間以外の形態や部分的に使用することさえも考慮されていた。そのため通常の重機ユニットとしても部品は生産され、数年の内には中でも見受けられるぐらい一般的な重機として人々の生活に浸透することになった。
 この限界を見せぬ人類の新たな具「FaTYPE001」が人の開拓心を動かし、「プロジェクトReスフィア」が動き出すことになったのは必然であったのかもしれない。だが、この大きな試みは実行されることはく、FaTYPE001は「戦争」という逆の行為に利用されることになる。戦闘においてもまた、FaTYPE001は高いを持っており、戦闘を向上させるユニットを追加することにより、人戦闘兵器として機したのである。
 人類の未来を開く具「フレームアーキテクト」は、人類の存亡を掛けた兵器「フレームアームズ」に生まれ変わることを余儀なくされたのである。 


「人の文化を向上させる具は、時として兵器に用いられるものである。」

 駆動格「フレームアーキテクトTYPE001」は、人間の動きをトレースすることを可とした人汎用作業用重機として誕生した。だが高い機を有した機体は、戦いの場が生み出されたことによりおのずと兵器に転用された。その名は「フレームアームズ」!

(公式ページよりコピペ)

パッケージには機体ごとのショートストーリーが入っている。

ラインナップ

青色地球営。赤色営。は両営もしくは所属不明。
<>はその機体の別名。()はその機体を再現するのに必要な商品。

すべての機体の基本となる素体。営がモノアイカメラなのに対し、地球側は敵味方の区別をつけるためにゴーグル状のカバーを付けた素体を生産している。

戦闘機としての機を持たせた機体。世界初の量産型フレームアームズとして普及したが、敵の性向上などの理由から次世代機への転換が進みつつある。しかし、ベテラン兵向けのカスタマイズ機としてスーパースティレット開発も進められた。

陸戦用フレームアームズ。パーツ換装によって撃戦、格闘戦いずれにも簡単に対応でき、現地も多く生み出されている。ウェアウルフスペクター面側に鹵獲改造された機体である。

偵察フレームアームズ。リベンジャーはなどの武装を装備させ、より実戦的な機体に仕上げたもの。イーギル実験的な武装が多数積まれており、これまた実戦向けではないが以外なところで活躍を見せる。

スティレット女性を模したフォルムが特徴で、スティレット戦闘機とするならばラピエール戦闘ヘリといったところか。

元々はフレームアーキテクトの競作機だったが、頑強な機体構造を利用した海洋・湾防衛用フレームアームズとして良された。アーマーグライフェンはミサイルポッドなどを多数増設した重火力支援機である。

ボルドシュトラウス合体することで「ヴァイスハイト」になる。轟雷コンセプトを応用したかのような機体で、重装甲のために機動性は低い。

防御特化フレームアームズ。見た通りクソ重いために機動性はお察し下さい…と思われていたが、機動性を補うために装備されたロケットブースターを連続で吹かしてジャンプしながら戦うという奇策が生み出された。

面が生み出した高機動フレームアームズ。飛行形態への変形機構と、TCSオシレータというバリアを併せ持ち、これまでの地球側のフレームアームズを大いに苦戦させた。この機体の登場が、バーゼラルド以降の次世代機開発を促すことになる。

フレズヴェルク系列に対抗するために生み出された試作機だが、上層部の「フラッグシップモデルにするからイケメンにしろ」「でも性は落とすな」など無茶振りされつつ生み出されたのがバーゼラルド。その量産試作「O・カトラス」を宣伝用にYSX-24のパーツを使い修したFAがカトラスである。ゼルフィカールバーゼラルドに強化パーツを装着した姿。O・カトラスを東アジア防衛機構がOEM生産したFAがジィダオで、火力特化に換装したFAレイダオ。

バイクに変形するフレームアームズ。元々は「ジャイヴ」という名前であった。操縦性に難があるためお蔵入りと思われていたが、この機体をイヤミ同然で押し付けられた命違反の常習者「ジャン・B・ウィルバー少尉」に大いに気に入られる。少尉はこの機体に「自分の9番機」という意味でウィルバーナインと名付け、フレズヴェルク討伐でも活躍した。セカンドジャイヴウィルバーナイン射撃兵装などを充実させたもの。

ヴァイスハイトの機構をベースに、ゼルフィカールの追加装甲の発想を応用し開発した一対のFA鎧武者のような姿をした防御特化FAが「マガツキ」、騎士のような見たをしている加速・機動性特化が「ドゥルガーⅠ(アイン)」。「マガツキ・崩」、「ドゥルガーツヴァイ)」はそれぞれ攻撃を増した少数生産

急進と呼ばれる防衛機構の一秘密裏にと接触し開発したFAを破棄、その後とあるパイロットが発見・修し再生させたワンオフ機。への変形と圧倒的な稼働が魅はその名の通り防衛機構がさらに修を重ねた姿、ワイバーン宇宙用に修したFAである。

アーセナルアームズを装備したゼルフィカール/NEが何らかの要因で進化した機体であり、本機の出現によって地球営と営との戦いは終結した。TCラミネートシェルという周囲のT結晶体に干渉する原理不明の装備を持ち、T結晶体由来の技術で動いているFAはこの機体が近づくと機停止してしまう。戦後に技術復連盟(G.A.F)によりレプリカであるヤクファルクスが開発されたがオリジナルのようなT結晶に干渉する機再現できていない。

フレームアーキテクトへのアンチテーゼの一つとして提案された試作FA。胴体とのみフレームアーキテクトを使用、新造の関節機構により人体に近い動きが可となり体術も取れる。シミュレーション上ではレイファルクスのTCラミネートシェルの下でも稼働可とされている。
玄武はその生機であり量産を視野に入れた設計がされている模様。

下半身が艦艇に変形するフレームアームズ。

フレームアームズ・ガール

上記のような男のロマン溢れる設定のもと、様々な意欲的な機体を送り出してきたコトブキヤだったが、2014年9月のホビーショーにて新たな展開を発表。かねてからのファンのみならず、多くのモデラーの度肝を抜く商品を送り出した。

シリーズでもバリエーション機の多い「轟雷」が

このようになりました

元々は島田フミカネ氏が自分の同人誌に描いたイラストに過ぎなかったが、それを自社の技術を持って再モデル化するという前代未聞の快挙を達成。
そのあまりの完成度に注文が殺到し、今ではオンラインショップで新作の予約が開始するとほとんど日を置かずに予約上限に達して売り切れ状態になるほどの大人気商品へと成長。そしてなんと2017年に、本家フレームアームズを差し置いて※のアニメ化が決定。
技術という意味でも発想という意味でも、コトブキヤが如何に変態企業であるかをめてユーザーに知らしめたのであった。

※ ・・・ ちなみに本家を差し置いてとあるがフレームアームズバーサスセットに封入された特典DVDに収録されたアニメ(フレームアームズガールでも製作に関わっているA-CAT製作している)が存在しているので差し置いてという表現は間違えである。

余談

・漸強襲など後発のキットは、ランナー構成の都合上、系列機を組めるだけのパーツおまけとして入っている。特別な理由がない限り後発バリエーション機を買った方がお得になりやすい。

・出生は紆余曲折あり、まず轟雷スティレットが発売した時点で当時の担当が逃亡した。これによりしばらくは轟雷スティレットバリエーションキットしか商品を展開できず、とにかく苦労した。

関連動画

発売時の公式CM較的初期の動画

ゆっくり解説による紹介動画。                スパロボ風ライバル機の戦い

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