マック赤坂

マック赤坂とは、実業家であり、政治芸人政治家でもある。港区議会議員（1期）。

 今まで没収された供託金の総額は3300万円。（2019年4月現在）

概要

【本名】　戸並 誠（となみ まこと）
【生年】　1948年
【出身】　愛知県名古屋市

【経歴】
1972年　京都大学農学部卒業。伊藤忠商事入社。
1998年　独立し、株式会社マックコーポレーション設立。
2004年　財団法人スマイルセラピー協会設立。自らは会長に就任。
2007年　港区議会議員選挙に無所属として出馬。以後、一風変わった政治活動家として人々に知られるようになる。

特徴

• 「スマイルしてますか？」でおなじみ。
• 政見放送を一言で例えるなら、m9( ・∀・ )もしくは、（へ｀・∀・´へ）
• 実業家としてもいろんなことをやっているらしい。
• 実は2010年に脱税告発を受け、同年末には在宅起訴されていたりもする。
• マックのアレはデカい（自己申告）。ちなみに2013年現在パイプカット済だそうで「スカッとさわやか！」とのこと。
• 2012年にはついにドキュメンタリー映画「立候補」の主人公に。マック赤坂ら泡沫候補たちの選挙戦の裏側に密着した映画である。詳しくは映画の公式サイト、またはこちらのレビューを参照あれ。

華々しき選挙戦の数々

彼が政治活動家としてデビューしたのは2007年のことである。いわゆる名物泡沫候補の中でも若手に属するが、政見放送で披露する「スマイルセラピー」の強烈なインパクトで一躍有名になった。

2007年4月 港区議会選挙

無所属で出馬。179票（得票率0.3%）を獲得したものの、50人中49位で惜しくも落選。供託金30万円は没収点をギリギリ上回った為返還されている。

全てはここから始まった。

2007年7月 第21回参議院議員通常選挙

東京都選挙区から「日本スマイル党」公認候補（党首）として出馬。この時の政見放送がきっかけになり（政治フリークたちの間で）知名度が急上昇する。 6,408票（得票率0.1%）を獲得し、初挑戦ながら「唯一神・又吉イエス」こと又吉光雄を上回る快挙を成し遂げたものの、20人中18位で惜しくも落選。供託金300万円を没収された。

2009年8月 第45回衆議院議員総選挙

選挙直前に党名を「スマイル党」に変更。東京都第1区から同党公認候補（総裁）として出馬した。

987票（得票率0.3%）を獲得したものの、9人中7位で惜しくも落選。供託金300万円を没収された。

2010年7月 第22回参議院議員通常選挙

東京都選挙区からスマイル党公認候補として出馬。直前に起きた脱税告発もなんのその、政見放送では例のスマイルセラピーに加えて堂々と大幅減税を提唱するなど、いつもの彼であった。 7,599票（得票率0.1%）と前回参院選より得票を伸ばしたものの、24人中17位で惜しくも落選。供託金300万円を没収された。

2011年4月 東京都知事選挙

震災直後で日本全体が沈んだ空気にある中、彼はパワーアップしたスマイルセラピーを引っ提げてやってきた。 4,958票（得票率0.1%）を獲得するも、11人中9位で惜しくも落選。供託金300万円を没収された。政見放送内で「もう後がない」と若干弱気な発言も見られたが…。

2011年11月 大阪府知事選挙

マスコミで大阪W選ともてはやされている注目の選挙を、彼が見逃すはずはなかった。

政見放送では、妙なイントネーションで都知事選のネタの焼き直しないつものスマイルセラピーに加えて、「東京にバイバイ」「コテコテの関西人でおます。名古屋で生まれ……」「コマネチ」などと名言を連発。 恒例になりつつある尺あまりタイムには、スマイルビクスという新ネタスマイルセラピーのバリエーションを披露。民放版では全身フレームアウトしてスタジオ内を走り回るという大技も見せた。

選挙では21,479票（得票率0.6%）を獲得、初めて1万票の大台を突破する健闘を見せたが、7人中7位で惜しくも落選。供託金300万円を没収された。

この時の様子はドキュメンタリー映画「立候補」にて詳しく描かれている。

2012年10月 新潟県知事選挙

東京、大阪と渡り歩いた彼が次に見つけた標的は新潟県だった。政見放送では総白髪になるなどいままでとは違った風貌で登場し我々を驚かせたものの、相変わらずのマック節を披露していた。 17,884票（得票率2.1%）を獲得、初めて得票率1%の壁を越える躍進を果たしたものの、3人中3位で惜しくも落選。供託金300万円を没収された。

2012年12月 東京都知事選挙

前年4月の都知事選でマックを破った石原慎太郎が、衆議院議員総選挙への出馬を理由に辞任したため空席となった東京都知事の椅子に挑戦するため、マックは東京に帰ってきた。大阪府知事選・新潟県知事選の政見放送で「東京にバイバイ」と宣言していたはずなのに。 NHKでの政見放送ではスーパーマン、TOKYO MXでの政見放送では宇宙人のコスプレで登場。TOKYO MXでの政見放送ではフレームアウトの後身体をどこかにぶつけて「イテッ！」と声をあげるという今までどの候補者もやってこなかっただろうバカバカしすぎる斬新過ぎるラストで視聴者に衝撃を与えた。 前回比で約8.5倍の38,855票（得票率0.6%）を獲得し自己最多得票記録を更新したが、9人中8位で惜しくも落選。供託金300万円を没収された。

2013年7月 第23回参議院議員通常選挙

アベノミクスの裏で憲法改正への流れが生まれつつあった2013年。なんと銀幕デビューも果たすという大快挙（詳細は前述）を果たしたマックは、当然のように参院選東京都選挙区への立候補を表明。 今回はガンジー風のコスプレ衣装で選挙戦を展開。スマイルセラピーを徹底的に推すスタイルから大幅に方針を変え「恒久平和」「非暴力・非協力」「核兵器廃絶」を街頭でも政見放送でも積極的に訴えた。

目標として 10万票 3万8000票以上 5万票獲得を掲げ、下回ったら引退するとまで言い出した^[1]。つくづく大胆な御方である。しかし蓋を開けてみれば12,228票（得票率0.2%）と引退ラインを下回り、20人中15位で惜しくも落選。供託金300万円を没収された。

ざんねん！！マックあかさかせんせいの せんきょは これで おわってしまった！！

…となるはずだったのだが。

2014年2月 東京都知事選挙

それから半年後…そこには相変わらずのマック節で都知事選出馬会見を行うマックの姿が！ネット上での期待の高まりを受けて引退を撤回したのだとか。 前回都知事選と同様の「8大革命」を公約として掲げつつ、10回目の公職選挙立候補を記念して「いまだかつてない政見放送の革命」を起こすと宣言した。革命の内容については右の動画をご覧頂きたい。 候補者が乱立した中で16人中7位と主要候補に次ぐ健闘を見せたものの、15,070票（得票率0.3%）と前回都知事選を大幅に下回る得票に留まり惜しくも落選。供託金300万円を没収された。

2014年3月 大阪市長選挙

引退宣言はどこへやら、すっかり調子を取り戻したマックは都知事選翌月の大阪市長選へ連続出馬。橋下徹市長の逆ギレ選挙であったため主要政党が冷ややかにスルーを決め込む中、選挙戦にささやかな華を添えた。 一応大阪都構想反対を掲げつつもいつも通りのスマイル公約を提唱。また当選したらマクド赤坂に改名する意向を明らかにした。なお橋下に公開討論会を申し込むも断られたため、橋下の個人演説会に参加して質問をしようとしたところ、維新の会のスタッフに羽交い絞めにされ叩き出されるというトラブルも起きている。 天才的ポピュリストである橋下もこの御仁への対応には難渋し、褒めたりけなしたり持ち上げたり罵ったりと、すっかりマック節に振り回されることになった。 知名度で言えば橋下に次ぐ候補であったため善戦が期待されたが、18,618票（得票率4.3%）で4人中3位に留まり惜しくも落選。供託金300万円を没収された。

2016年7月　東京都知事選挙

やっぱり候補者として名乗りを挙げた赤坂氏。
ちなみに、2015年の東京都港区選挙へ＜大真面目に＞出馬する予定だったが、羽柴誠三秀吉氏の死去を受けて、参議院選挙に意欲を見せるものの、結果としては東京都知事選挙に出馬することになった。

この選挙戦中に、舛添元都知事の所へ抗議の突撃を行ったり、小池百合子氏と握手したり、メガMAX赤坂になったり色々あったが、結果としては…

順位	候補者名	得票数	得票率
1	小池 百合子 氏＜当選＞	2,912,628票	44.5％
2	増田 寛也 氏	1,793,453票	27.4％
3	鳥越 俊太郎 氏	1,346,103票	20.6％
4	上杉 隆 氏	179,631票	2.7％
5	桜井 誠 氏	114,171票	1.7％
6	マック赤坂 氏	51,056票	0.8％
7	七海 ひろこ 氏	28,809票	0.4％
8位以下の愉快な仲間たちは省略　候補者数21名　投票率59.73％

というような結果となった。
マスメディアが主要3候補ばかり取り上げて、泡沫候補には目もくれない報道姿勢なのに関わらず、7位の七海ひろこ氏と23,000票近くの差をつけた。

ある意味、善戦健闘したと言えなくもないが、残念ながら、惜しくも今回 も は落選という結果に終わってしまった。
残念でした　マック赤坂先生！　次の選挙のネタぶり孤軍奮闘ぶりに期待しよう！

尚、例によって供託金の300万円は没収されている。

↓今回の政見放送はこちら↓
例によって、アメリカ大統領候補のドナルド・トランプの格好をしている。
（割と似合ってる）

2017年7月　東京都議会選挙

世田谷区選挙区から出馬。得票数9,021票（得票率2.4%）で18人中13位であったが、供託金の返還を受けた。

2019年4月　港区議会選挙

今回が最後の選挙と位置付け出馬。なんと平成の最後に奇跡が起きた。

1,144.411票（同姓の候補が居たため按分票）を獲得し、54人中30位で当選（定数は34人）したのである。

12年間の選挙生活の最後に、ついにその成果が実ったのである。

議員活動

しかし病状が悪化してだんたん議会に出られなくなり、2023年の港区区議選には不出馬。Xアカウントをみると込山洋への応援投稿が最後。

ポストを読み込み中です
https://twitter.com/macakasaka/status/1543412005289136129

関連動画

ダブルマックシリーズ

高須クリニックのCMに起用されるマックさん

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マック赤坂氏本人が出演するコミュニティ。コミュニティオーナーは、グラビアタレントのさちこ氏。

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関連項目

• 政治家の一覧
• smile
• (/・ω・)/うー!(」・ω・)」あー!

外部リンク

• スマイル党 公式ホームページ
• マック赤坂のブログ
• 財団法人スマイルセラピー協会
• マック赤坂（macakasaka） - Twitter

脚注

1. *マック赤坂氏“引退”激白！　参院選「５万票を下回ったら…」 - 政治・社会 - ZAKZAK