ラーヤと龍の王国とは (ラーヤトリュウノオウコクとは) [単語記事]

ラーヤと龍の王国とは、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズとウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオによる長編アニメーション映画である。2021年 3月5日、映画館とDisney+プレミアアクセスで同時公開される。

概要

基本情報
ラーヤと龍の王国
監督	ドン・ホールカルロス・ロペス・エストラーダ
製作	オスナット・シューラーピーター・デル・ヴェッコ
音楽	ジェームズ・ニュートン・ハワード
製作会社	ウォルト・ディズニー・ピクチャーズウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
配給	ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開	2021年 3月5日
上映時間	108分
映画テンプレート

2019年に公開された『アナと雪の女王2』に次ぎ、『白雪姫』から数えて59作目となるディズニーの長編映画。ジョン・ラセターの関与がない映画としては、2005年に公開された『チキン・リトル』以来となる。また、オリジナル映画としては、2016年の『モアナと伝説の海』以来5年ぶり。『ベイマックス』のドン・ホールと『ブラインドスポッティング』のカルロス・ロペス・エストラーダの二人が監督が務める。また、製作は『モアナと伝説の海』のオスナット・シューラー、『アナと雪の女王』のピーター・デル・ヴェッコが担当する^[1]。

今作の舞台となるのは、龍の王国「クマンドラ」。邪悪な魔物との戦いによって、王国は分断され、人々は信じ合う心を失ってしまっていた。龍の石の守護者一族であるラーヤは、唯一生き長らえたとされる「最後の龍」の力を蘇らせ、バラバラになった世界を再び一つにするため、王国の最後の希望として旅に出る。

日本語吹き替えキャストは、主人公のラーヤ役を女優の吉川愛が、最後の龍・シスー役を高乃麗が、ラーヤの父親・ベンジャ役を森川智之が務める^[2]。

ストーリー

龍の王国「クマンドラ」。かつては聖なる龍たちに守られ、龍と人とが共存する平和な王国だった。しかし、突如現れた邪悪な魔物・ドルーンとの戦いで、すべての龍が犠牲に。さらに、残された人々は信じあう心を失い、王国は分断されてしまった。聖なる龍の力が宿るという「龍の石」の守護者一族の娘・ラーヤは、唯一生き長らえたと言われる「最後の龍」の力を蘇らせ、バラバラになった世界を再び一つにするため、王国の「最後の希望」として一人旅立つ。

登場人物

ラーヤ: 今作の主人公。幼い頃にある出来事によって父親を失い、他人を信じるのをやめ、たった1人で生きてきた。「龍の石」の守護者の一族であり、「最後の龍」の力を蘇らせ、バラバラになった世界を一つにするために冒険する。
ベンジャ: ハート国の首長であり、ラーヤの父親。分断された5つの国をまとめ、クマンドラを再び復活させる夢を持っている。そのためには人々が互いを信頼する必要があり、自分がその模範になろうとするが、怪物・ドルーンによって石にされてしまった。
シスー: 魔物ドルーンとの戦いの中、唯一生き残ったとされる「最後の龍」。どんな時も楽観的で、信じすぎるほど容易に人を信じてしまうなど、ラーヤとは対照的な性格をしている。青く光る神秘的な風貌が特徴。ラーヤによって蘇るものの、魔法の力は失われている。
トゥクトゥク: ラーヤの相棒であり唯一の親友。ダンゴムシのように体を丸めることができ、ラーヤは背中に乗って移動するのに利用している。
ナマーリ: ファング国の首長の娘。子どもの頃にラーヤと出会い親しくなるも、ハート国にある龍の石を奪うためにラーヤを裏切った。その後も行く先々でラーヤの行く手を阻む最大のライバル。クールな性格だが龍に憧れを抱いている。
ヴィラーナ: ファング国の首長であり、ナマーリの母親。ファング国がこの先生き残っていくためには、無慈悲な行動も必要だと考えている。
ノイ: 盗っ人ベイビー。愛らしい見た目でラーヤを出し抜く。ドルーンによって両親を失っている。
ブーン: 商魂たくましい孤独な事業家キッズ。船のオーナーを務めている。家族はドルーンによって石にされてしまった。
トング: 戦士。見た目は怖いが仲間思い。ドルーンによってスパイン国の仲間を失い、孤独な生活を送っていた。

声の出演

登場人物	原語版	日本語版
ラーヤ	ケリー・マリー・トラン	吉川愛
シスー	オークワフィナ	高乃麗
ベンジャ	ダニエル・デイ・キム	森川智之
ナマーリ	ジェンマ・チャン	伊藤静
ナマーリ（幼少期）	ジョナ・シャオ	黒沢ともよ
ブーン	アイザック・ワン	斎藤汰鷹
トング	ベネディクト・ウォン	後藤光祐
ヴィラーナ	サンドラ・オー	深見梨加