ヴィクトワールピサ 単語


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ヴィクトワールピサ

3.2千文字の記事

届いた祈り、叶った夢

"チームJAPAN”が捧げた祈りは天に届き
砂漠の国の夜空に歴史的な勝利の星が輝いた。
世界の大舞台に、日本の馬が君臨する。
競馬を愛する人たちが抱き続けてきた世界への夢が
この日、ついに叶った。
黄金世代のエースが点した希望の光が
日本の未来を明るく照らす。

JRA「ヒーロー列伝」No.71 ヴィクトワールピサexit

ドバイワールドカップ勝利後、日本の国旗を掲げるミルコ・デムーロ騎手

ヴィクトワールピサ(英:Victoire Pisa、香:比薩勝駒)とは、2007年産まれの日本の競走馬・種牡馬である。黒鹿毛の牡馬。

主な勝鞍
2009年:ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GIII)
2010年:皐月賞(GI)、有馬記念(GI)、弥生賞(GII)
2011年:ドバイワールドカップ(UAEG1)、中山記念(GII)

曖昧さ回避 この記事では実在の競走馬について記述しています。
この馬を元にした『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するウマ娘については
「ヴィクトワールピサ(ウマ娘)」を参照して下さい。

概要

勝利の方程式

息をひそめて力をためて
一瞬の機に内を突く。
勝利の方程式が完成を見た。

後にこの若武者は
幾多の強敵に鍛えられながら
ある時は外からねじ伏せるように
またある時は二段スパートと
新たな方程式を確立していく。
世界に驚嘆を与え
日本を勇気でつつむために。

JRA「名馬の肖像」ヴィクトワールピサexit

父:ネオユニヴァース
母:*ホワイトウォーターアフェア (母父:Machiavellian)
半兄には2005年の安田記念を勝利したアサクサデンエン、重賞馬スウィフトカレントなどがいる。

2009年10月25日の新馬戦でデビュー。この新馬戦では2着に負けてしまったが、この時の勝ち馬は後に朝日杯フューチュリティステークスやジャパンカップを勝ったローズキングダムだった。

その後は順調に未勝利→OP→重賞と勝利を重ね、2010年の皐月賞を制覇。ダービーでも1番人気に推されるが、直線での極限の瞬発力勝負に上手く対応できず、3着となる。
秋には、世界最高峰のレースの一つである凱旋門賞に挑戦。結果は7着に敗れてしまったが、3歳の馬で凱旋門賞を挑戦したという前例を作った(凱旋門賞は4歳以上になると斤量が重くなるため、3歳馬が勝ちやすいというレースと言われている)。

帰国初戦となった11月のジャパンカップでは、最後の直線でヨレるも、3着に健闘。そして12月末の有馬記念。向こう正面で早々と進出した積極策が功を奏し、後に年度代表馬に選ばれることになるブエナビスタの猛追をハナ差しのぎきって勝利を掴んだ。この年は3歳馬として唯一GⅠ2勝を挙げたことにより、最優秀3歳牡馬に選ばれる。

2011年は、海外遠征のための前哨戦として2月の中山記念から始動。レースでは最終コーナーから一気に進出して大外をぶん回した挙句、そのまま後続を突き放すという、これまでにない圧勝劇を披露。遠征に向けて弾みをつけた。

そして3月、世界最高峰のレースの一つであるドバイワールドカップに出走。しかしスタートは上手く行かず、序盤は最後方という思わぬ展開となってしまう。しかし、鞍上のデムーロ騎手がスローペースと気づくや、向こう正面から一気にマクりを仕掛ける。そして直線では先頭にいた日本馬トランセンドを交わし、共にそのまま粘り切ってワンツーフィニッシュ。
世界最高峰のレースで、日本馬が制したのは史上初。快挙を成し遂げた。

ドバイワールドカップ勝利後、陣営はクイーンエリザベス2世カップ、アイリッシュチャンピオンステークスを経て凱旋門賞に再挑戦するという世界規模の遠征計画を立ち上げるが、故障が相次ぎこれを断念。ジャパンカップへの出走と、それを最後に引退・種牡馬入りすることが表明された。しかし、ジャパンカップでは終始後方を追走したままの13着と大敗。雪辱を期し有馬記念に出走するも8着に終わり、その2日後に正式に引退が発表された。

ドバイワールドカップ勝利が評価され、2011年最優秀4歳以上牡馬に選出。それを手土産にする形で2012年1月15日、京都競馬場にて引退式が挙行され種牡馬入りした。

種牡馬としては初年度産駒のジュエラーが2016年桜花賞を優勝し、この年の種牡馬リーディング17位になっているが、6年で重賞級勝利馬が8頭(2020年12月22日現在)と、世界を制した馬にしては物足りないか。
……と思っていたら、2020年12月にトルコに輸出されることが発表。翌2021年、重賞2勝馬クルーガーと共に遙かオリエントの地へ旅立った。
…すると当地での初年度産駒がクラシックシーズンを迎えた2025年にガジ賞(トルコダービーに相当)で産駒がワンツーを決め、オークス馬も現れるなど同国の競馬界を席巻。たった2世代で同国リーディング2位に上り詰めた。これを受け2026年の種付け料は同国最高タイ、輸入初年度の30倍に高騰したが、それでも種付けの募集倍率が2倍を超え、一躍トルコのトップサイアーとなった。

余談になるがメイダン競馬場内にはヴィクトワールピサの馬像が展示されている。

血統表

ネオユニヴァース
2000 鹿毛
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
*ポインテッドパス
1984 栗毛
Kris Sharpen Up
Double Sure
Silken Way Shantung
Boulevard
*ホワイトウォーターアフェア
Whitewater Affair
1993 栗毛
FNo.8-d
Machiavellian
1987 黒鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Coup de Folie Halo
Raise the Standard
Much Too Risky
1986 栗毛
Bustino Busted
Ship Yard
Short Rations Lorenzaccio
Short Commons
競走馬の4代血統表

クロス:Halo 3×4(18.75%)

主な産駒

2013年産
2014年産
2015年産
2016年産
2018年産
2022年産

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