北海道2歳優駿とは、2019年までホッカイドウ競馬の門別競馬場で毎年11月に開催されていた、2歳限定・ダート1800mの重賞競走(ダートグレード競走)である。格付けはJpnⅢ。
2020年に創設されたJBC2歳優駿に役割を引き継ぐ形で廃止された。
1974年にサラブレッド系地方重賞の「北海道3歳優駿」として、札幌競馬場(地方)・ダート1200mの条件で創設。
1989年からダート1700mに距離延長の上で帯広→函館→岩見沢→帯広と開催競馬場を転々としたのち、1997年に統一GⅢのダートグレード競走に変更されるとともに門別競馬場・ダート1800mに固定された。
2001年から馬齢表記変更に伴い「北海道2歳優駿」に名称変更。2006年・2007年は札幌競馬場・ダート1700mで施行。2007年から格付け表記がJpnⅢとなった。
2020年にJBC2歳優駿が創設されるのに伴い、役割を引き継いで2019年限りで廃止。
全日本2歳優駿のトライアルとして、地方所属馬は1着馬に優先出走権が与えられていた。
歴代の勝ち馬では、オーブルチェフ、ハッピースプリント、ディアドムスが全日本2歳優駿を、ムガムチュウがGⅠ時代のダービーグランプリを勝利している。また地方重賞時代に、1989年の皐月賞馬ドクタースパートが勝利している。
複勝圏内にはインテリパワー、ビッグロマンス、ヒガシウィルウィン、掲示板内にはキョウエイギアがいる。
本レースのトピックとしては、2018年のレースで1着馬の誤審が発生したことが有名。2番イグナシオドーロと7番ウィンターフェルが横並びで入線、場内では7番ウィンターフェルがハナ差で1着として着順確定が出たが、レース直後から「逆じゃない?」と疑念が続出。公式の判定写真も公開されないまま、結局翌日になってようやくホッカイドウ競馬が誤審を認めた。馬券は1着ウィンターフェルとして払い戻し、レース結果は後に1着イグナシオドーロとして記録が修正されるという形に落ち着いた。
また、1998年の勝ち馬キングオブサンデーは初勝利がこのレースであり、未勝利馬の重賞制覇という珍記録をマークしている。
年齢表記は2000年も現在の年齢で表記
第1~15回:札幌競馬場ダート1200m、第16回・第20回・第23回:帯広競馬場ダート1700m、第17回・第18回:函館競馬場ダート1700m、第19回:岩見沢競馬場ダート1600m、第21回・第22回:帯広競馬場ダート1800m、第24回~第32回・第35回~第46回:門別競馬場ダート1800m、第33回・第34回:札幌競馬場ダート1700m
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最終更新:2024/12/31(火) 02:00
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