『真マジンガー 衝撃! Z編』とは、今川泰宏監督がまたやらかしたによる原作版『マジンガーZ』を斬新解釈したロボットアニメである。
2009年の4月から9月まで放送。今川泰宏が2004年の『鉄人28号』以来久しぶりに制作したロボットアニメーション。
永井豪作品だけでなくダイナミックプロというくくりの中で他作品における主人公メカであるグロイザーXを敵として用いるなどこれまで以上に幅広いスターシステムによるキャラクター設定が行われた。
また、第1話において最終話直前の内容を放映することで視聴者を篩にかけるなど、完全に今川泰宏作品ファン御用達の作品である。
これだけで内容がわかる人はこの作品がどういったものかわかるはずである。
今川泰宏による視聴者の度肝を抜いたシーンの数々を簡単に紹介。
声:赤羽根健治
言わずと知れた主人公、本作では原作を意識しつつ+旧アニメ版の熱血好青年の面が付け加えられた個性。
神にも悪魔にもなれるマジンガーを操る者にふさわしく、優しい面とキレると手がつけられない悪魔的な面をもつ。
敬愛する祖父・十蔵に突然マジンガーZを託され、さらにその死をキッカケに戦いに身を投じていくようになる。
声:本多陽子
ヒロインと言う肩書きを持つ少女。だが今川泰宏作品の宿命なのか、男臭い作品だけに影が薄い。
序盤、甲児がくろがね屋で暮らしているため、甲児に好意を抱くという設定ながら尚の事出番も少なくなるという薄幸さ。
アフロダイA⇒ビューナスAに搭乗する。が、ビューナス開発のため三博士にセクハラされるなど、とことん不遇である。
声:藤村歩
甲児の弟。ませガキである点など原作に忠実。常識人という立ち位置にいるため、いまいち活躍に恵まれない。
家族の事情に振り回される苦労人だが、祖父・十蔵の死に号泣するなど、家族のことはちゃんと愛している。
もし十蔵が死ななければ、シロー専用のマジンガーも出来ていたかもしれない。
声:松田健一郎
言わずと知れたムードメーカー。本名は作者も知らない。旧アニメ版とは異なり男気のある喧嘩番長キャラクター。
なし崩し的にくろがね屋に住み込みで働くことになり、戦いにいろんな意味で巻き込まれるようになる。
愛機ボスボロットは、今川補正で妙にダサかっこよくなっており、試作バージョンも登場した。
声:吉開清人(ムチャ)、中西英樹(ヌケ)
ボスの子分、(自称)酔拳と指弾の使い手で、少なくともただのへたれではない。
旧作アニメ版よりもちょっとしっかりしている以外は、ボス同様作品の空気を和ませる立ち位置にいる。
スパロボでは旧アニメ版同様、この二人のおかげでボロットの使い勝手もアップしている。
声:一城みゆ希
くろがね屋の女将。十蔵とも縁があり、甲児をくろがね屋に住まわせて手下である五人衆に鍛えさせていた。
真マジンガーの中においてはかなりの重要人物であり、全ての出来事は彼女を抜かしては語れない。
OPに登場する病んだ顔の女将は萌えると評判である。
くろがね屋を守る達人の五人。全員なにかしら超合金Zにまつわる武装を携えている。お前等人間じゃねぇ!!
声:鈴木泰明
原作を知らないと寿命が縮まるようなギャップを感じるであろう、すごい外見をした甲児達の祖父。
その恐ろしい顔は同居人のシローもビビるほどだが、そのことを他者から指摘されると、甲児がキレる。
自分が死んだことに気づかず騒ぎ続けるなど、今川作品らしいイカレ博士。後にオジイチャンとして姿のみ復活した。
声:石飛幸治,山像かおり
顔がおかしい人。真の主人公。Dr.ヘルの忠実な手下。本作が今川作品たることを見せつけた第一人者。
元はミケーネの神官とその妻の巫女だったが、紆余曲折あって合成させられてしまう。
シリアスな笑いを常に視聴者へと振りまくが、時折可愛いドジをやらかす憎めない奴、なのだが……。
声:稲葉実
首と胴体が離れてしまっているDr.ヘルの手下の一人。基本外道だが一味の中ではコミカルな男。
他作品の例に漏れず、あしゅら男爵とはトコトン仲が悪く、失敗続きである事実をあげ、見下している。
どういうわけだがスパロボZのPVでもピックアップされた。恐らくカットインに無駄に力が入っているからだろう。
声:望月健一
見た目黒人紳士なDr.ヘルの手下の一人。部下も機械獣も持たず、己の肉体と呪術のみで戦う男。
元はTV版の同名のキャラクターなのだが、見た目が倫理的にヤバくリメイク作品やスパロボでも尽くハブられ続けていた。
今川流のリメイクによって別キャラクター(バイオレンス・ジャックのジム・マジンガ)風の姿を借りて復活。性格も原作では忠誠心ゼロの狡い奴だったのが大幅に美化され仲間思いの紳士となった。
声:岸野一彦
十蔵と同じ科学者だったが、ミケーネの秘密に触れて変貌した老人。
元は普通の人間だったが、力を手に入れてからは身体の色があんなことになってしまった。
最終回で全てが明かされたのを見ると、大体の視聴者は彼がすごい可哀想に思えてしまうという……。
声:玄田哲章
大げさで暑苦しい解説をする謎の声。たまに甲児たちにも聞こえてる。
「次はグレート編じゃない?」と言われているが、最終回がクライマックス過ぎて今後どうなるか不明。まあ尻切れトンボはマジンガー関連作品にはよくあることである。
ちなみにZ編のZとはZマジンガーの「Z(ゼウス)」を意味している可能性があるが、結局今川監督の考えることなので真相は本人にしかわからない。
ただ、真の主人公にとってはある意味最高に望み通りの結末なので、これ以上作りようがないという可能性もある。
掲示板
350 ななしのよっしん
2024/01/13(土) 17:31:38 ID: MciS1gAAgr
このアニメでマジンガーのファンが替え歌歌いだしたのには驚いたなぁ、
昭和のオタクって替え歌歌うんだ……
351 ななしのよっしん
2024/02/06(火) 11:06:38 ID: x7w8uIRZ+q
352 ななしのよっしん
2024/10/21(月) 08:58:43 ID: rNfBv+DSY1
https://
少し前だけど、、まさか今になってグレート編出来なかった理由の一端が明かされるとは
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/27(金) 16:00
最終更新:2024/12/27(金) 15:00
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