SH-01D(エスエイチ ゼロイチディ)とは、シャープ株式会社製造・NTTドコモ発売のAndroidOS搭載のスマートフォンである。ドコモの2011年冬モデルの一つ。
発売は2011年12月2日。
分類的にはdocomo withシリーズ(赤外線通信やFelicaなどの従来型の携帯電話の機能を多く取り入れた、俗に「ガラスマ」と言われるカテゴリー)に属している。
2011年冬モデルでは人気の高い機種の一つであり、結構な数のドコモショップで入荷待ちになっていたりする。尚、ドコモショップの人曰く「量販店(ビックカメラやヨドバシカメラみたいなとこね)などの方が入荷量が多い」とか。
でも、ドコモショップのマイショップ会員になると、提携している地元のお店で割引サービスが受けられたりするし、それに「条件付きでこの価格(要するに『Y○hooBBやフ○ッツ光の契約をすれば頭金0円』とかのアレ)」とかセコイことをやられる可能性が少ないので、ドコモショップで買うことが理想である。(auやソフトバンクモバイル等の他のキャリアの場合にも言えるが)
事実上のSH-12Cの後継機であり、ソフトバンクモバイルの「SH102」の兄弟機に当たる機種。
OSはAndroid2.3。(飽くまで噂を通り越して怪情報レベルでしか無いが、4.0へのメジャーアップデートも計画されているらしい)
Xi(LTE)には非対応。尤も01Dが発売された当時である2011年12月は、Xiは東京・名古屋・大阪と言った大都市以外では全くといっていいほど使えない状態(サービスエリア的な意味で)であったので、無難といえば無難な選択とも言えただろう。
720p(1280×720ドット)の高精細な液晶画面と、IPX5/X7相当の防水機能を備えている。
シャープのドコモ向けスマートフォンでは初めてデュアルコアのCPU(OMAP4430)を搭載。動作クロックはSH-12Cの1.4GHzから1GHzに落とされたものの、デュアルコアのCPUにより全体的な処理速度は向上している。
液晶画面はSH-12Cに引き続き、視差バリア方式の裸眼3D表示に対応したNewモバイルASV液晶を採用。先代のSH-12Cやニンテンドー3DSのように、専用メガネを使わずに立体映像を楽しむことができる。画面解像度はSH-12CのqHD(960×540ドット)から、720p(1280×720ドット)のHD解像度に向上している。また、画面サイズも4.5インチと大型化された。まさに「手のひらサイズのAQUOS」である。
カメラは1210ピクセルの裏面照射型CMOSセンサーを使用した、オートフォーカス付き。効率良く受光ができる裏面照射型センサーの採用により、従来のCMOSより暗所での撮影に強くなっている(とは言うものの、やはり暗所対応に関しては未だにCCDの方に分があるのは否めないが)。
SH-12Cのようなツインカメラは搭載されていないものの、ソフトウェア処理により2D写真を3D写真に変換することが可能である(この機能は条件次第では意外と馬鹿にできない実力を発揮する)。1080pの動画撮影にももちろん対応。携帯・スマフォに関しては、かつてから液晶画面とカメラに並々ならぬこだわりを持つシャープらしく、顔認識AFや多彩な撮影シーン/モードへの対応など、ちょっとしたデジカメ並の機能を備えている。さらには光学手ブレ補正まで搭載。下手なコンデジの代用くらいになら十分になるだろう。
IPX5/X7相当の防水機能を備えるため、多少の水しぶきなどなんとも無い。プールサイドとかも余裕。もちろん、この防水機能を発揮させるために、裏側の電池カバーはしっかりと閉めておこう。
Bluetoothにも対応しており、イヤホンジャックにキャップをした上でBluetoothの無線ヘッドセットと組み合わせれば完全防水も夢ではない。
特徴的な機能として、消費電力を最適化させる「エコ技」という機能が搭載されている。複数のアプリの同時起動による消費電力の増加を抑える、アプリに応じて最適な画面の明るさやフレームレートまでも管理してくれるなど、かゆいところに手が届く機能だ。ウィジェットとして画面に出しておけば、初心者には色々面倒な省エネルギー設定を文字通りワンタッチで設定することが出来る非常にありがたい機能である。電池の残量がヤバくなってきたら、省エネ最優先モードの「お助け」モードに切り替えよう。
俗に「ガラスマ」と呼ばれるタイプに属するdocomo withシリーズの一員であり、従来型の携帯電話、いわゆるガラケー的な機能も搭載されている。「今日からスマートフォン」という人の最初の一台としても悪くないだろう。
赤外線通信ポートはメインカメラ脇に搭載されている。場所がカメラ脇の上にメタリックカラーであるため、これを「自分撮り用のミラー」と勘違いした人も少なくないと思われる(ちなみに編集者も恥ずかしながらその一人である)。
しかもディスプレイ側の充電/着信ランプの隣には、一般的な赤外線通信ポートとヒジョーに紛らわしい色合いの環境光センサー(ディスプレイの明るさの調整用)があるため、こいつの方を赤外線通信ポートと勘違いしやすいという、まさに「孔明の罠」まで用意されている。
その他にも色々愚痴を言わせてもらえば、
・・・などもあるんですけどね。ま、使っていけば慣れるだろうし、何よりAndroidOSは色々比較される事が多いiOSと共に「タッチスクリーン操作前提のOS」である。物理キーなんて本来、「どーしてもこの機能はボタン操作の方がいい」という機能だけを割り当てているものなのだ。(3.0以降ではメニューキーなどもタッチスクリーン上のソフトキーになっている)
尚、充電ケーブルに関しては相性が結構あるようであり(ケーブルによっては充電できない場合もある)、USB式のモバイルバッテリーなどの外部電源を使用して充電する際は「充電専用」のタイプのケーブルを使ったほうが確実に充電できるだろう。
某ロボットアニメのことではない。
SH-01Dの代表的な不具合の一つとして挙げられている現象。
ミュージックプレーヤーや動画プレーヤーやYouTubeアプリなど、動画/音楽絡みのアプリで動画や音楽を再生中に一瞬端末がフリーズを起こし、音声に「ガガガガガ・・・」というノイズが乗ってしまう現象である。
その名称から、「音声にラジオのノイズのような『ザー』や『ガリガリ』などのノイズが乗る」という風に受け取られることもあるかもしれないが、どちらかと言うと「音声再生の異常」という方が近い状態である。無理やり文章で表すと、以下のような感じである(音楽再生の場合)↓
発生の原因に関しては、バックグラウンドで複数の処理を同時に行われていたことでいわゆる「処理落ち」が発生しているのが原因などと言われている。
ちなみに編集者の持っている個体の場合、GPSによる測位を行なっている最中に発生する事が多い。
この問題に関してはドコモ側も把握しているらしく、2012年1月24日に不具合修正のためのソフトウェアアップデートが行われた。・・・が、やはり未だに「完治」はしていないようであり、直ってないなどの声があちらこちらで聞かれる。
しかし、このガガガ問題があることを考慮しても、「AndroidOS搭載のスマートフォン」としてはデュアルコアCPUや3D対応のHD液晶や高性能カメラを搭載するなど非常に高スペックな部類の端末の一つであり、またいわゆる「ガラスマ」に分類されるスマートフォンとフィーチャーフォン(ガラケー)の機能が融合した多機能で且つフィーチャーフォンからの移行がしやすい端末の一つであることは事実である。
先程も書いたように「今日からスマートフォン」という人に取っては、赤外線通信やおサイフケータイ(Felica)などの従来からの機能をサポートし、尚且つフィーチャーフォンの機能に親しんだ人でもわかりやすい「ドコモパレットUI」を搭載しているSH-01Dは有力な選択肢の一つであることは間違いない。但し編集者のように、スマートフォンを買う前からAndroidOS搭載のタブレットに触れていた人間の場合は、Androidのデフォルトのメニューの方が圧倒的に使いやすいのだが。
掲示板
1 ななしのよっしん
2012/02/28(火) 21:44:41 ID: cznkfZcqRp
SHARPのHPでハイエンド機種はAndroid4.0(ICS)にアップデートしますよって言ってたけどこの機種はどうなんだろうね?、詳しい解説求む
2 名無し
2012/03/30(金) 21:17:08 ID: y8hQgXlx5C
ドコモでは確定したようだけどね。
ただ、例のガガガは完治するのかな?
コンパクトディスクじゃないんだから音飛びとか勘弁してくれ
3 ななしのよっしん
2012/09/14(金) 16:02:29 ID: cQnptAgc2R
そういえばやっとこさ4.0へのアップデートが来たな。誰だ怪情報とか都市伝説とか言ってたやつは
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最終更新:2024/05/26(日) 04:00
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