現れよ、No.73!
カオスに落ちたる聖なる滴。その力を示し、混沌を浄化せよ!激瀧神アビス・スプラッシュ!
No.73 激瀧神アビス・スプラッシュとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」に登場するカードである。
エクシーズ・効果モンスター
※公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」第11回による
ランク5/水属性/戦士族/ATK 2400/DEF 1400
レベル5モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
バトルフェイズ終了時まで、このカードの攻撃力は倍になる。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
ナンバーズの精霊「アビス」によって遺跡へと呼び寄せられ、操られた璃緒。シャークは璃緒を救うため、アビスに操られた璃緒とデュエルを行う。
しかし、デュエルの最中、突如アビスの力によってシャークははるか古代の王の幻覚を見せられ、試練が始まる。
突然自らが王と呼ばれ、指導者として仰がれることとなり混乱するシャークであったが、ゴルゴンを従えたベクター軍の襲来、そして、目の前のアビスのモンスター・エクシーズ、「ゴルゴニック・ガーディアン」に対し、自らが指導者と呼ばれることを否定しつつも、負けるのは「イラッとくる」として、見事に対処する。
「ゴルゴニック・ガーディアン」を破られた璃緒。だが、フィールドにはレベル5のモンスターが2体揃う。
ゴルゴンの攻略法を見出したことにより、戦況は逆転、ベクター軍は窮地に陥るが……。
「俺にはまだ全能の神がついている。さぁ、血の代償と引きかえに、お前の力を俺に貸せ!姿を現せ、全能の神よ!」
璃緒は、「ゴルゴニック・ゴーレム」と「ゴルゴニック・ガーゴイル」をオーバーレイ・ユニットにこのカードをエクシーズ召喚。ナンバーズを前にして、シャークとドルベ、アストラルは記憶の世界へと誘われる。
「海の神が、あのベクターにつくとは…。」
「あれを浄化するには…。」
海の神を前に、王の軍の船は次々と沈められていく。しかし、璃緒は馬を駆り、神の下へと向かう。
ここでアビスが姿を現し、アビスによってデュエルが続けられる。
このカードの効果を発動して攻撃力を倍にし、シャークの「デプス・シャーク」を攻撃したが、「ハイド・アンド・シャーク」によってしのがれた。
「ハハハハッ、我に降伏しろ。さもなければ、キサマの妹は、海の泡と消えるだろう。」
璃緒を盾に凌牙に降伏を迫るベクター。しかし、そこへ王の友であるという白馬の騎士、ドルベが救援に駆けつける。だが、矢に阻まれ璃緒の下へは近づけない。
だが、璃緒は神をベクターから解放するため、自ら海へと身を投げる。そして、渦の中から現れたのは……。
「あれは、遺跡の新たなナンバーズ。まさか、シャークと璃緒は…。」
記憶の中で、璃緒を救えなかった自分に絶望し、崩れ落ちるシャーク。そのシャークの前で、再び璃緒が渦へと飲まれんとするも、シャークにはどうすることもできず……。
遊馬はためらわずに璃緒の下へと飛び込み、救いだす。
「さあ、凌牙、我を倒し、自分の記憶を取り戻し、王として、世界を導くのだ。」
「ふざけるな。俺は、誰でもねえ。俺は、俺だ!」
シャークは、璃緒の化身であるナンバーズ、「No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ」をエクシーズ召喚する。アビスも対抗してこのカードの効果を発動、攻撃力を倍にするが、クリスタル・ゼロの効果を2回使用されて攻撃力は4分の1へと減少(元々の攻撃力の半分)。そのままクリスタル・ゼロの攻撃を受けて、アビスのライフは0となった。
デュエル終了後、このカードはシャークの下へと渡り、遺跡は消滅。皆は皇の鍵の飛行船へと飛ばされた。
ハートランドシティに帰還したシャークと璃緒であったが、璃緒は昏睡状態に陥ってしまう。
シャークは、自らと璃緒が、遊馬たちの敵であるはずのバリアンではないかという疑惑に思い悩み、幼いころの自らのことを思い出そうと、幼少のころを過ごした屋敷へと訪れたが、バリアン七皇ベクターの刺客であるクラゲ先輩の襲撃を受ける。璃緒共々毒を受け、危機に陥るが、かつての敵であるIVが助っ人に現れ、ともにクラゲ先輩とのデュエルを始めた。
毒の影響で一時は倒れたシャークであったが、IVの叱咤を受け再び立ち上がる。
「アトランティスの威光」でレベル5となった「ビッグ・ジョーズ」と「パンサー・シャーク」をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚。あらかじめ発動していた永続魔法「水神の護符」で効果から守っていたが、クラゲ先輩の「ジェリー・ホール」でこのカードと「水神の護符」の効果を無効化され、「No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン」の破壊効果を受けてしまう。
しかし、「カスケード・バリア」で効果破壊を無効にし、さらに攻撃力を0にすることで、その後の「ステルス・クラーゲン・エフィラ」に破壊された際のダメージも0にした。さらにIVの「エンジェル・ストリングス」によって復活、IVの「No.40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス」と「ギミック・パペット-ナイトメア」の2体を素材として効果を2度使用、攻撃力9600となってNo.4へ攻撃し、クラゲ先輩に勝利した。
刺客を退けたシャークであったが、クラゲ先輩は消滅の間際に衝撃の真実を言い遺す。さらに、自らの家の紋章が、記憶の中の王家の紋章と同じであることに気付いたシャークは、さらに思い悩むこととなる。
遊馬が消滅したアストラルを救うべくアストラル世界へ向かう中、シャークは璃緒の病室で一人思い悩んでいた。
そこへ、バリアン七皇ドルベが現れ、シャークがバリアン七皇のリーダーナッシュであることを告げ、ワープによってシャークと璃緒をかつてアビスと戦った遺跡へと連れて行った。そこでシャークはかつての自分の記憶を確かめる。
海の神アビスを浄化すべく海へ身を投げた璃緒。それによってアビスは解放され、ベクターは一時撤退した。すぐさま璃緒の体は引き上げられたものの、すでに命はなかった。璃緒の葬儀を終えた王はベクターを追いかけ璃緒の仇を討つことを決意。親友ドルベも白馬(「No.44 白天馬スカイ・ペガサス」)と共に同行した。
決着のつかぬままひたすらベクターを追い続ける王であったが、その最中、ベクターによって滅ぼされた村に、璃緒によく似た少女を見つける。放っておけなかった王はイリスという少女を救い、同行させた。
果てしない戦いの中、後わずかのところまで追いつめたが、王の兵も傷ついていた。璃緒の精霊と言葉を交わした王は、アビスを従え単身ベクターの陣へと乗り込もうとする。兵を蹴散らし、アビスによってモンスターをなぎ倒し、たどり着いた先はアビスとデュエルを行った遺跡であった。
王の提案を受け、ナッシュを遺跡の奥へと迎え入れたベクター。2人は「デュエルモンスターズ」による闇のゲームで決着をつけることとなる。
一方、王の不在を知った兵たちはドルベの指揮によってベクター軍との決戦を開始。王の望まなかった決戦が始まってしまう。闇のゲームによって両軍の運命が決まる。戦いの引き金を引いたのは王自身であるとベクターは言う。
「陰謀の大災害」によって、王の全ての石板(デッキ)のモンスターが墓地へ送られてしまう。さらにベクター側に「ゴルゴニック・ガーディアン」2体がエクシーズ召喚され、王はライフ800まで追いつめられた。
しかし、先ほど墓地へ送られた「ゲイザー・シャーク」2体をその効果によってオーバーレイ・ユニットとしてこのカードをエクシーズ召喚。効果で攻撃力を倍にして「ゴルゴニック・ガーディアン」へ攻撃し、「ゴルゴニック・ガーディアン」の効果による反撃を「オーバーレイ・ウェッジ」で封じ、攻撃を決めて王はゲームに勝利した。
ベクターを打ち倒し外へ出た王であったが、そこに待っていたのは死した自らの兵とイリスであった。そして、死した者の魂はバリアン世界へと送られ、バリアン世界が成長していく。
全ての記憶を取り戻し、自分自身がバリアンのリーダーナッシュであることを確信したシャーク。遊馬やアストラル、カイトの真の敵が自分自身であると知ったシャークは、バリアン七皇のリーダーナッシュとしてバリアン世界に戻り、かつての臣下たちとともに遊馬たちと対峙することを決意する。
バリアン七皇としてバリアン世界に戻ったナッシュは七皇に新たな力として「RUM-七皇の剣」を与え、Mr.ハートランドの(実際はベクターやドン・サウザンドによる)バリアン世界と人間世界の融合計画に乗じて人間世界を襲撃する。
しかし、ベクターとドン・サウザンドの計略によりナッシュは囚われの身となり、バリアン七皇の魂の吸収をもくろむベクターがドルベ、メラグとデュエルを行う。
そのデュエルの中で、ベクターからメラグ(と、その様子を見ているナッシュ)に「衝撃の真実」が明かされたことで、メラグに記憶が戻る。
ナッシュやメラグのことが気に入らないベクターは、2人の排除をもくろみメラグを拘束するが、ナッシュに追われ、崖っぷちに追い詰められていた。ナッシュも一応は仲間であるベクターに情けをかけたのか、メラグを解放すれば命だけは助けると言うが……。
「もう、よせ、ベクター!貴様の負けだ!」
「ナッシュ、私にかまわずベクターを!」
「むかつく、むかつくぜ、てめえら!」
「こうなったら、てめえの妹を地獄へ送ってやるよ!トラップ発動!天空の大剣!」
「天空の大剣」によって作り出された暗黒の渦へとメラグを放り込むベクター。ナッシュはすぐさま渦へと飛び込み、メラグとともに渦の中へと落ちてゆく。
二度と這い出ることのできない渦へと呑み込まれたはずの2人がたどり着いたのはどことも知れぬ水の底。そこで2人はアビスに出会う。
「あなたたちの魂は、人間世界で新たな器を見いだすことでしょう。」
「ただし、これまでのすべての記憶は失われます。そして、王が再び私めと相まみえたとき、その記憶は…。」
「どうだ?この子たちの両親は。」「だめだ、今さっき亡くなられた。」
「キミ、この子たちを霊安室へ。あと、警察へ連絡を。」
神代凌牙としての苦悩の原因がベクターにあることを知ったメラグは、ベクターを倒さんとするが、ドン・サウザンドの力を得たベクターの前に、ドルベとメラグは敗れ、魂を吸収されてしまう。
激高したナッシュはベクターの下へ向かい、デュエルを行う。
そのデュエルの終盤で登場。「デプス・ガードナー」と「デプス・バイター」をオーバーレイ・ユニットにエクシーズ召喚され、効果で攻撃力を倍にして「CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン」へ攻撃したが、「オーバーレイ・バーグラリ」を発動されて、オーバーレイ・ユニットを奪われてしまう。
しかしナッシュは、ここで「RUM-クイック・カオス」を発動、このカードをランクアップさせた。
自身のナンバーの刻印は、右の裾にある。
記事最上部にあるのは初登場時に璃緒(アビス)が召喚した際の口上。のちにシャークが使用した際の口上もほぼ同じだが、細かい点では「現れよ」→「現れろ」、「落ちたる」→「落ちた」とわずかに変化している。璃緒(アビス)は意識して少し古風に聞こえるような言葉遣いにしたのかもしれない。
遺跡でのVSベクター戦での口上は「現れろ、No.73!神よ、降臨しろ!激瀧神アビス・スプラッシュ!」。
遺跡のナンバーズは、それぞれがバリアン七皇の過去と関係している。1人1枚の対応関係を考えると、このカードもバリアンの誰かの過去の記憶に関わることになる。また、記憶の内容や、シャークの胸元にあるペンダントの形から、ドルベやアストラルは、行方不明のバリアン七皇の二人、ナッシュとメラグは凌牙と璃緒であると考えている。
さらに、ドン・サウザンドの言葉から、ベクターがナッシュとメラグを殺害したこと、バリアン七皇は、遺跡のナンバーズにある過去の状態から転生した存在であることが分かる(絶対真実である保証はないが)。このことから、このカードはナッシュ(=シャーク)の前々世の記憶を有するカードであると考えられる。
また、かつての神代家の屋敷には、過去の王の紋章と同じものが刻まれており、王家との関係もうかがわせる。
「デュエリストパック-神代兄妹編-」(2013年10月19日発売)でOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
※「デュエリストパック-神代兄妹編-」収録のカード(DP15-JP016)による
ランク5/水属性/戦士族/ATK 2400/DEF 1400
水属性レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は、相手のエンドフェイズ時まで倍になる。
このターンこのカードが相手ライフに与える戦闘ダメージは半分になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
注:「エンドフェイズ時」は「ターン終了時」に読み替える
素材が水属性に限定され、効果は1ターンに1度になったが相手のターン終了時まで適用されるようになり、戦闘ダメージが半分になるデメリットが付加された。
素材に縛りがあるため少々エクシーズ召喚しにくい。
比較的簡単なところでは、「簡易融合」でレベル5の水属性融合モンスター(「黒き人食い鮫」など、6種存在する)を融合召喚したり、特殊召喚効果を持つ「サイバー・シャーク」を使ったり、「パンサー・シャーク」と「イーグル・シャーク」の組み合わせで出す方法がある。意外とサメモンスターで固められる。
効果で攻撃力を倍にできる。しかし、デメリットで戦闘ダメージが半分になってしまうため、おもにモンスターとの戦闘のために用いることになるだろう。倍化は元々の攻撃力に対してではないため、「アクア・ジェット」等の強化カードと併用すれば、大幅な攻撃力上昇が期待できる。また、相手のエンドフェイズまで持続するので、自分のターンで倍化して、さらに相手のターンで倍化すれば、攻撃力を9600とできる。もっとも、相手が攻撃してこなければ無意味だが。
除去が怖いものの、「巨大化」と併用しても9600を出せ、自分のターンで攻撃可能。
なにもなくとも攻撃力4800と、戦闘破壊には困らない数値は得られるのだが、同じランク5に除去+ダメージ効果を持つ「No.61 ヴォルカザウルス」も存在し、高攻撃力のモンスター相手であれば向こうのほうが総ダメージ量が多くなりやすい(直接攻撃不可のデメリットがあるが、「迅雷の騎士ガイアドラグーン」で回避可能)。
「H-C エクスカリバー」も似たような効果を持っている(ただ、ランクが違うのでこちらと直接比較はできない)が、向こうと違って素材消費が1つなので、次のターン以降に生き残っていれば効果を使用できる。
単体で使用するのであれば「No.61 ヴォルカザウルス」などで用は足りるので、他に攻撃力を上昇させるカードと組み合わせて高攻撃力を狙いたい。ただ、ダメージ半減のために1ターンキルは狙いにくい(直接攻撃で16000以上の攻撃力が必要)。
このカードに限った話ではないが、戦闘破壊以外の除去には注意が必要。
「カタパルト・タートル」を「地獄の暴走召喚」で3体展開し、そのうち2体をこのカードの素材として、残り1体で攻撃力倍化後のこのカードを射出すれば、相手に4800ダメージを与えられる。理想的な状況では直接攻撃込みで8200となり1ターンキルが成立するが、実際は「地獄の暴走召喚」で相手フィールド上にモンスターが展開されてしまうはずなので、そううまくはいかない。
シャーク(神代凌牙)のファンデッキでは、ランク3・4・5とばらつきがあるため、どこに重点を置くかでこのカードをどうするかが変わってくる。「イーグル・シャーク」と「パンサー・シャーク」の組み合わせで出せる。多少妥協するなら、その他のシャークモンスターを採用するのもいい。
同じランク5に「シャーク・フォートレス」(OCG版は素材2体)も存在するが、攻撃力2400で2回攻撃の効果を持っているため、直接攻撃ならこのカードより多い4800ダメージを叩きだせる。そのため、こちらを使用するのは高攻撃力のモンスターに対抗する場合になるだろう。実現は難しいが、併用できれば効果の相性は悪くない。
2014年7月10日のルール改訂で「エンドフェイズ時」から「ターン終了時」にエラッタされた1枚。
これまでエンドフェイズのどこかで攻撃力上昇が切れる処理を行っていたものが、エンドフェイズにはそのまま、次のターンの開始時に元に戻っているようになった。
掲示板
77 名無し
2016/01/16(土) 01:47:36 ID: QodeZh9gJT
某動画で色々言われてた時は別にああ言われても仕方ないくらいこいつを使う価値がなかった(アニメからの落差が大きかったのもある)から仕方ない 同じ水属性縛り戦闘特化ランク5でもクリスタルゼロのほうが使いやすかったし
今は耐性持ちが増えてクリスタルゼロじゃなくてこいつじゃないと突破できない状況も増えて以前よりは価値があがった・・・かな?
78 ななしのよっしん
2021/11/10(水) 21:51:56 ID: bO4WKmGJi1
今日公開されたデュエリストパックの新規でやっとアニメ再現できるようになった
これでもう激安神とは言わせない(使うとは言ってない)
79 ななしのよっしん
2021/11/16(火) 23:28:54 ID: yU3gGqqXr7
一応シャークさんがナッシュになっても使うのやめなかったがエースモンスターなんだよな
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/28(土) 03:00
最終更新:2024/12/28(土) 03:00
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