タリスマニック (Talismanic)とは、 2013年2月28日生まれのイギリス生産・フランス調教の競走馬である。黒鹿毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2017年:ブリーダーズカップ・ターフ(G1)、モーリスドニュイユ賞(G2)
2018年:ゴントービロン賞(G3)
父Medaglia d'Oro(メダグリアドーロ)、母Magic Mission、母父Machiavellian(マキャベリアン)という血統。
父Medaglia d'Oro(メダグリアドーロ)は現役時代にG1を3勝(ついでにG1での2着が6回)し、種牡馬としても数々のG1馬を輩出している。産駒としては香港のGolden Sixty(ゴールデンシックスティ)辺りが有名か。
母Magic MissionはG3馬。母母Dream Ticketの牝系にはビリーバー、ロジクライといった重賞馬がいる。母母母母はBurghclere(バークレア)……Highclere(ハイクレア)産駒であり、何よりもディープインパクト[1]を産んだウインドインハーヘアの母にあたる繁殖牝馬である。
母父Machiavellian(マキャベリアン)は現役時代に2歳でG1を2勝した馬で、種牡馬としても数々のG1馬を輩出している。産駒からはStreet Cry(ストリートクライ)などを輩出したほか、ハルーワスウィートの父でもある。
タリスマニックはダーレーグループにおいてイギリスで生産され、そのままゴドルフィンが馬主となった。
因みにタリスマニックとは、お守りを意味する名詞タリスマン(talisman)を形容詞にした単語である。
余談であるが、馬体や顔の見た目が派手だったおかげで現役時代はファンが結構いたようだ。
フランスのアンドレ・ファーブル厩舎に入厩。7月の芝1200m戦でミカエル・バルザローナを鞍上に4番人気でデビューし、後方から追い上げたが5着。
10月の芝1800m戦で1番人気に支持されると、ここは7馬身差で圧勝した。
3月の芝2000mのモーリスカイロー賞では、1番人気に支持されたが追い上げて3馬身差の2着。
5月の芝2400mのアヴル賞では2番人気となり、好スタートから始まり最終的に1馬身半差以上付けて勝利。
前走勝利したこともあり、6月の芝2100mのジョッケクルブ賞(G1)に出走。8番人気であったが先頭争いに参加しつつ最後は余力がなくなったものの4着と比較的健闘。
7月の芝2400mのパリ大賞(G1)は5番人気となり、5番手で進めて5着。
9月の芝2400mのテュレンヌ賞に出走するとここは1番人気に応えて、4番手に付けると最後は3馬身差の勝利。
日本馬マカヒキ(結果は14着)が出走していた10月の芝2400mの凱旋門賞(G1)では、10番人気で後方にいたまま11着。
3歳まででリステッドを2勝したもののG1では未勝利に終わった。
4歳初戦は3月の芝2400mのポルトドマドリード賞では1番人気で番手に付けたが結果はTiberianから3馬身差の2着。
4月の芝2400mのロードシーモア賞では1番人気に応え、先頭に立って1馬身半差での勝利。
5月の芝2400mのエドゥヴィユ賞(G3)では1番人気に支持されたが、先頭に立っていたものの追いつかれてTiberianから1馬身差の2着。
6月の芝2400mのシャンティイ大賞(G2)では2番人気となり、接戦の末にクビ差で2着。
7月の芝2800mのモーリスドニュイユ賞(G2)では1番人気に応え、中団5番手から抜け出して1馬身差以上付けてコースレコードで重賞初制覇を果たした。
アメリカ遠征も検討されたが、結局9月の芝2400mのフォワ賞(G2)に出走。バルザローナが同厩舎のCloth of Stars(2着)に騎乗するため、ヴァンサン・シュミノーを鞍上に5番人気となり、日本馬のサトノダイヤモンド(4着)、サトノノブレス(6着)には先着したが3着。
馬場が合っていそうとの判断から凱旋門賞ではなくアメリカ遠征を決定し、バルザローナを再び鞍上に11月の芝12ハロンのブリーダーズカップ・ターフ(G1)に出走。5番人気に支持されたレースでは、中団のラチ沿いで脚を溜め、2着の2番人気*ビーチパトロール、3着の1番人気*ハイランドリールに半馬身差付けてコースレコードで勝利。
更に12月には芝2400mの香港ヴァーズ(G1)に出走。マキシム・ギュイヨンを鞍上に3番人気に支持されたレースでは、*ハイランドリールから1馬身半差以上付けられて2着。
5歳初戦は3月のオールウェザー1900mのダルシャーン賞。先頭に立ってからも粘り1馬身半差以上付けて勝利。
続いて同月、父Medaglia d'Oro(メダグリアドーロ)が2着に健闘した経験のあるダート2000mのドバイワールドカップ(G1)に遠征。バルザローナを鞍上に臨んだが、オールウェザー適正と違いダート適正はなかったか、ブービー9着に終わった。
8月には芝2000mのゴントービロン賞(G3)に出走。1番人気に応えて中団の4番手から進出し、Subway Dancer[2]に2馬身差を付けて勝利。
続いて9月の芝2400mのフォワ賞(G2)に出走。2番人気に支持され、一旦先頭に立ったが、追い上げてきた同厩舎のWaldgeist(ヴァルトガイスト)から2馬身半差の2着。
10月の芝2400mの凱旋門賞(G1)に出走し、ここは5番人気で中団後方からの競馬となったが13着に終わった。
続いて11月には、再び芝12ハロンのブリーダーズカップ・ターフ(G1)に7番人気で出走したが、レース運びが微妙でここも6着に終わった。
引退後はディープインパクトと同じ牝系ということもあってか、ゴドルフィンの日本での拠点であるダーレー・ジャパンで種牡馬入り。
種付け料180万円で初年度の2019年は113頭、2年目も103頭を集めたが3年目には37頭と急減。4年目は111頭と回復したものの、150万円に減額された5年目は71頭、120万円に減額された6年目は56頭と減少傾向である。
2025年3月現在中央重賞馬が出ていないこともあると思われるが、7年目となる2025年の種付け料は100万円。果たしてここからどうなるか。
| Medaglia d'Oro 1999 黒鹿毛 |
El Prado 1989 芦毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer |
| Fairy Bridge | |||
| Lady Capulet | Sir Ivor | ||
| Cap and Bells | |||
| Cappucino Bay 1989 鹿毛 |
Bailjumper | Damascus | |
| Court Circuit | |||
| Dubbed In | Silent Screen | ||
| Society Singer | |||
| Magic Mission 1998 鹿毛 FNo.2-f |
Machiavellian 1987 黒鹿毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native |
| Gold Digger | |||
| Coup de Folie | Halo | ||
| Raise the Standard | |||
| Dream Ticket 1992 鹿毛 |
Danzig | Northern Dancer | |
| Pas de Nom | |||
| Capo Di Monte | Final Straw | ||
| Burghclere | |||
| 競走馬の4代血統表 | |||
クロス:Northern Dancer 4×4(12.50%)、Natalma 5×5(6.25%)、Special・Thatch 5×5(6.25%)
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最終更新:2025/12/26(金) 12:00
最終更新:2025/12/26(金) 12:00
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