- プロ野球選手一覧 > 金子侑司
金子侑司(かねこ ゆうじ、1990年4月24日-)とは、京都府出身のプロ野球選手(外野手)である。現在は埼玉西武ライオンズに所属。
概要
埼玉西武ライオンズ #7 | |
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金子侑司 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 京都府 |
生年月日 | 1990年4月24日 |
身長 体重 |
178cm 70kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投両打 |
守備位置 | 外野手、内野手 |
プロ入り | 2012年ドラフト3位 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
立命館宇治高校時代は1年秋からベンチ入りし、2年次から遊撃手のレギュラーに定着する。3年夏の京都府大会準優勝が最高で、甲子園出場はなかった。
立命館大学に進学し、1年次からレギュラーに定着し、2年次には1番打者として打率.320の活躍でベストナインを受賞。4年次には打撃不振に陥ったが、全国優勝を達成。
2012年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団。背番号は2。
西武時代
2013年(1年目)はキャンプインから中島裕之が抜けた遊撃手の座を浅村栄斗、片岡治大、永江恭平と競うが、出場機会を得るために右翼手も守る。開幕を一軍で迎え、7番ライトで開幕スタメンに名を連ねる。4月3日の福岡ソフトバンクホークス戦では左打席でプロ入り初打点、右打席でプロ入り初ホームランを記録した。4月は快調に滑り出したが、5月には疲れから調子を崩し、中旬に二軍に降格。その後は一軍と二軍を行き来し、4月のような打撃を取り戻せないままシーズンを終えた。
2014年は伊原春樹の方針から左打者に専念していたが打撃不振に陥り二軍に降格。田辺徳雄に右打者の解禁を直訴し、その後はスイッチヒッターに戻り、打撃が復調した。開幕は遊撃手の守備に就いていたが、浅村栄斗が怪我で二軍に降格した後は二塁手を守っている。
2015年は開幕を一軍で迎えたが、6月9日に二軍落ち。その後の打撃練習で鼻骨を骨折し長期離脱し、一軍に戻ったのは9月21日だった。
2016年は腰の故障で開幕を二軍で迎えたが、4月5日に一軍に昇格してからは遊撃手のレギュラーを鬼崎裕司や外崎修汰と争うこととなる。しかし、送球難により記録に残らないエラーをすることも多く、5月13日の北海道日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)でサヨナラ負けの引き金となるエラーを記録して以降は、三塁手や右翼手での出場が中心となった。
だが、打撃の向上によりレギュラー出場を維持出来るようになり、7月以降は1番右翼手として完全に定着した。9月18日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で西武史上4人目の50盗塁を達成。9月23日に53盗塁を記録し、オリックス・バファローズの糸井嘉男についに並んだが、走塁中の負傷により24日の試合を欠場する。抹消せず様子を見ていたが、9月27日に右足裏の故障で一軍登録を抹消された。この時点でバファローズは4試合を残していたが、糸井はひとつも盗塁を記録することが出来ず、金子は糸井と共に初の最多盗塁のタイトルを獲得した。なお、盗塁成功率も全く同じだった。
2017年はシンスプリントによる右すね痛のため、開幕を二軍で迎える。5月18日に二軍で実戦に復帰し、5月30日の広島東洋カープ戦以降は閉幕まで一軍に帯同した。90試合の出場で25盗塁に留まったが、5本塁打と長打力もついた。
2018年からは背番号を8に変更する。この年は本人が「打つ自分をイメージできなかった」と言うぐらい打撃不振に陥り、一時は二軍落ちした。最終的に打率.223に留まったが、盗塁は32を記録。一方守備ではわずか1失策に留め守備率.995を記録した他、メットライフドームのブルペンに入る寸前の打球を捕ったり、9月のソフトバンクとの首位攻防戦でダイビングキャッチするなど好プレーが目立った。
2019年はオープン戦から1番を担当していたが、結果を残せず9番に降格。8月2日に右大腿骨骨挫傷で離脱したが、8月12日に復帰。盗塁を量産し、9月18日のオリックス戦では2016年以来3年ぶりの40盗塁を記録。3年ぶりに盗塁王のタイトルを獲得した。オフに背番号を7に変更した。
2020年は開幕から9番を担当したが、7月5日に痺れを伴う首痛で一軍登録を抹消され、7月28日に復帰。9月22日の日本ハム戦で通算200盗塁を達成した。86試合の出場で打率.249、3本塁打、21打点、14盗塁に留まった。
2021年は開幕から結果を残せなかった上に愛斗、若林楽人、岸潤一郎が台頭したことで先発出場が激減。101試合に出場したが、打率.192、9打点、9盗塁と結果を残せなかった。11月30日に結婚を発表した。
2022年5月21日の日本ハム戦で右太もも肉離れを発症し、2ヵ月半離脱。8月2日に復帰したが、その日に故障を再発し再び離脱。その影響で44試合の出場に留まった。
2023年は47試合の出場で打率.179、2打点、1盗塁に終わり、契約更改では減額制限を超える5600万円減となった。
プレースタイル
50メートル5.7秒の俊足が特徴で、2013年のキャンプでは2012年盗塁阻止率.416の炭谷銀仁朗から2回連続で二塁を奪った。
一塁手と捕手以外はどこでも守れるが、守備と送球に難がある。2017年は左翼手を守るようになった。
左翼手に就くようになってからは俊足を生かした好捕が多くなるが、帽子を落としやすく、秋山翔吾によく拾われることが多くなる。秋山は「いつかメーカーに言ってゴムをつけさせる」と文化放送でコメントしている。
人物・その他
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
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西武 | 応援歌のピコカキコ一覧#446 | 9812 |
成績
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
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2013年 | 西武 | 94 | 311 | 278 | 30 | 62 | 3 | 5 | 2 | 23 | 12 | 12 | 0 | 18 | 3 | 58 | 5 | .223 | .278 |
2014年 | 91 | 272 | 243 | 32 | 60 | 10 | 3 | 2 | 16 | 21 | 12 | 1 | 14 | 2 | 48 | 2 | .247 | .292 | |
2015年 | 57 | 176 | 156 | 22 | 35 | 4 | 3 | 1 | 6 | 11 | 10 | 0 | 10 | 0 | 43 | 0 | .224 | .271 | |
2016年 | 129 | 529 | 460 | 64 | 122 | 12 | 3 | 1 | 33 | 53 | 13 | 1 | 40 | 6 | 69 | 5 | .265 | .331 | |
2017年 | 90 | 320 | 283 | 43 | 77 | 17 | 2 | 5 | 34 | 25 | 5 | 4 | 27 | 1 | 49 | 5 | .272 | .333 | |
2018年 | 111 | 356 | 310 | 50 | 69 | 7 | 3 | 1 | 34 | 32 | 6 | 3 | 34 | 3 | 53 | 5 | .223 | .303 | |
2019年 | 133 | 534 | 463 | 60 | 116 | 8 | 1 | 3 | 33 | 41 | 6 | 3 | 49 | 3 | 81 | 3 | .251 | .324 | |
2020年 | 86 | 338 | 301 | 41 | 75 | 7 | 0 | 3 | 21 | 14 | 5 | 3 | 29 | 0 | 55 | 5 | .249 | .312 | |
2021年 | 101 | 220 | 198 | 24 | 38 | 7 | 1 | 0 | 9 | 9 | 6 | 2 | 12 | 2 | 39 | 7 | .192 | .243 | |
2022年 | 44 | 128 | 119 | 12 | 33 | 4 | 2 | 1 | 4 | 3 | 1 | 0 | 8 | 0 | 25 | 0 | .277 | .323 | |
2023年 | 47 | 91 | 84 | 6 | 15 | 2 | 1 | 0 | 2 | 1 | 1 | 1 | 4 | 1 | 24 | 2 | .179 | .222 | |
NPB:11年 | 983 | 3256 | 2895 | 384 | 702 | 81 | 24 | 19 | 215 | 222 | 77 | 18 | 245 | 21 | 542 | 39 | .242 | .304 |
年度別守備成績
年度 | 球団 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
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2013年 | 西武 | 二塁手 | 36 | 80 | 88 | 2 | 22 | .988 |
三塁手 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | ||
遊撃手 | 27 | 47 | 57 | 6 | 13 | .945 | ||
外野手 | 27 | 42 | 1 | 2 | 0 | .956 | ||
2014年 | 二塁手 | 49 | 128 | 157 | 6 | 20 | .979 | |
遊撃手 | 27 | 26 | 40 | 3 | 12 | .957 | ||
外野手 | 11 | 7 | 0 | 1 | 0 | .875 | ||
2015年 | 遊撃手 | 57 | 85 | 164 | 8 | 33 | .969 | |
2016年 | 三塁手 | 29 | 17 | 47 | 9 | 3 | .983 | |
遊撃手 | 24 | 49 | 33 | 5 | 8 | .943 | ||
外野手 | 94 | 112 | 119 | 2 | 1 | .983 | ||
2017年 | 87 | 138 | 2 | 4 | 0 | .972 | ||
2018年 | 106 | 188 | 4 | 1 | 0 | .995 | ||
2019年 | 132 | 273 | 9 | 3 | 0 | .989 | ||
2020年 | 86 | 182 | 2 | 4 | 1 | .979 | ||
2021年 | 93 | 132 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | ||
2022年 | 43 | 66 | 1 | 1 | 0 | .985 | ||
2023年 | 外野手 | 41 | 53 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 二塁手 | 85 | 208 | 245 | 8 | 42 | .983 | |
三塁手 | 32 | 17 | 49 | 9 | 3 | .880 | ||
遊撃手 | 132 | 191 | 330 | 22 | 66 | .958 | ||
外野手 | 720 | 1193 | 139 | 18 | 1 | .987 |
タイトル
タイトル | ||
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最多盗塁 | 2回 | 2016年、2019年 |
記録
初出場 | 2013年3月29日 | 対北海道日本ハムファイターズ1回戦 | 西武ドーム |
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初安打 | 対北海道日本ハムファイターズ1回戦 武田勝から |
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初打点 | 2013年4月3日 | 対福岡ソフトバンクホークス2回戦 山中浩史から |
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初本塁打 | 対福岡ソフトバンクホークス2回戦 山本省吾から |
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初盗塁 | 2013年4月16日 | 対オリックス・バファローズ4回戦 東野峻、伊藤光から |
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200盗塁 | 2020年9月22日 | 対北海道日本ハムファイターズ16回戦 上沢直之、清水優心から |
メットライフドーム |
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関連項目
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