- プロ野球選手一覧 > 炭谷銀仁朗
炭谷銀仁朗(すみたに ぎんじろう、1987年7月19日-)とは、京都府出身のプロ野球選手(捕手)である。現在は埼玉西武ライオンズに所属。
なお「朗」の字は、へんが一画多い「良」になる表記が正しい。
概要
埼玉西武ライオンズ #27 | |
---|---|
炭谷銀仁朗 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 京都府京都市左京区 |
生年月日 | 1987年7月19日 |
身長 体重 |
181cm 98kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 捕手 |
プロ入り | 2005年高校生ドラフト1巡目 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | 日本 |
WBC | 2013年、2017年 |
プレミア12 | 2015年 |
プロ野球選手テンプレート |
平安高等学校では3年夏に甲子園大会に出場したが、準決勝で敗退した。
西武時代
2006年開幕戦で涌井秀章とコンビを組み、10代のバッテリーとしては17年振りの勝利を飾った。3月29日にはプロ入り初本塁打(満塁本塁打)を含む一試合2ホームランを記録。
2008年は成績が低迷したが、日本シリーズで負傷した細川亨に代わってマスクを被り、日本一に貢献した。
2009年からは背番号を2に変更。このシーズンは正捕手として起用され自己最多の112試合に出場し、涌井と共に最優秀バッテリー賞を受賞した。
2010年はオープン戦で負傷退場。「左ひざ内側半月板損傷」、「左前十字靭帯断裂」という重傷を負い、レギュラーシーズンの出場は絶望かと思われたが、最終戦の1試合にのみ出場した。
2011年は、これまで在籍していた細川亨が福岡ソフトバンクホークスへ移籍したため、正捕手の座を上本達之と争う。後に読売ジャイアンツから移籍してきた星孝典とも競うことになるが、122試合に出場した。シーズン終了後に自ら願い出て登録名を本名に戻し、背番号も伊東勤や細川の背負っていた27に改めた。
2012年から本格的に正捕手となる。終盤左足を骨折しながらも、139試合に出場。盗塁阻止率はパ・リーグ断トツの.416と結果を残し、ゴールデングラブ賞を初めて受賞したが、打撃面ではホームランは0本だった。侍ジャパンマッチ2012にも出場し、初戦でホームランを放ち、勝利に貢献した。
2013年、WBC日本代表に選出される。レギュラーシーズンではキャリアハイの5本塁打、43打点を記録し、初めて規定打席に到達した。
2014年も正捕手として出場を続けていたが、クライマックスシリーズ出場がほぼ不可能になると、岸孝之の登板以外で新人の森友哉、岡田雅利にスタメンを譲った。FAを獲得し、今後の進路が注目されていたが西武に残留した。
2015年はオープン戦から森友哉と正捕手を競ったが、引き続き正捕手として出場した。しかし岡田雅利、中田祥多にスタメンを譲ったこともあった。
2016年も正捕手として出場していたが、シーズン終盤は森友哉が捕手として出場するようになったため、出場機会が減った。8月16日の福岡ソフトバンクホークス戦で通算1000試合出場を達成。
2017年はWBC日本代表に選出された嶋基宏に代わる補充選手として招集される。3月14日のキューバ戦(第2次ラウンド)で牧田和久とバッテリーを組んだ。レギュラーシーズンでは岡田雅利の台頭もありスタメンを外れる試合が多くなったが、規定打席未満とはいえ初めて打率.250以上をマークした。11月12日にFA権を行使せず残留することを表明した。
2018年は森友哉が正捕手に定着したことで、47試合の出場に留まった。
巨人時代
2018年オフにFA権を行使し、11月24日に読売ジャイアンツに移籍することを表明。26日に入団会見が行われた。背番号は27。
2019年は小林誠司、大城卓三と併用され、桜井俊貴と高橋優貴が先発する際に先発出場した。8月2日の広島東洋カープ戦で人差し指を負傷骨折し離脱したが、1ヶ月後の9月2日に復帰。西武から続けて2年連続で優勝を経験した。58試合の出場で打率.262、6本塁打、26打点だった。
2020年は小林の離脱もあり大城卓三と正捕手の座を争ったが、打撃不振もあって2番手捕手に留まり、主に戸郷翔征やエンジェル・サンチェスの先発時にスタメンマスクを被った。打率.180、1本塁打と打撃は低迷したものの、56試合に出場した。
楽天時代
2021年7月4日に金銭トレードで東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍することが発表された。背番号は26。楽天では51試合に出場し、3本塁打を記録した。
2022年は正捕手に定着。98試合に出場し、打率.237、4本塁打、18打点を記録した。
2023年は65試合の出場で打率.221、1本塁打、10打点に留まり、戦力外通告を受けた。
第2次西武時代
2023年11月16日に埼玉西武ライオンズへの復帰が発表された。背番号は27。
その他
- 名前の由来は本宮ひろ志『硬派銀次郎』から。名前に因んで登場曲を『蒲田行進曲』や『ギンギラギンにさりげなく』にしていた時期もある。
- 実家が畳屋で捕手である事など、漫画『ドカベン』に登場する山田太郎とは共通点が多いが、本人はドカベンを読んだことがない。
- マリオカートWiiでよく遊んでいるらしい。メインキャラはドンキーコング。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
---|---|---|---|
西武※ | 応援歌のピコカキコ一覧#1083 | 12428 | |
巨人 | セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#109 | 17689 | |
楽天 | パシフィック・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#213 | 20495 |
※当初は代打テーマになる予定だったが、炭谷銀仁朗専用の応援歌になる。
成績
- (2023年終了時点)
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
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2006年 | 西武 | 54 | 146 | 138 | 10 | 25 | 4 | 1 | 3 | 14 | 0 | 6 | 0 | 2 | 0 | 33 | 6 | .181 | .193 |
2007年 | 28 | 50 | 46 | 3 | 8 | 1 | 1 | 1 | 7 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 19 | 0 | .174 | .204 | |
2008年 | 46 | 68 | 64 | 5 | 8 | 4 | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | 30 | 0 | .125 | .149 | |
2009年 | 112 | 306 | 273 | 22 | 60 | 15 | 0 | 3 | 25 | 0 | 14 | 3 | 15 | 1 | 75 | 5 | .220 | .260 | |
2010年 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 | |
2011年 | 122 | 365 | 317 | 20 | 69 | 7 | 1 | 2 | 22 | 4 | 33 | 3 | 11 | 1 | 79 | 6 | .218 | .244 | |
2012年 | 139 | 414 | 360 | 23 | 70 | 12 | 1 | 0 | 23 | 0 | 35 | 1 | 17 | 1 | 74 | 9 | .194 | .232 | |
2013年 | 141 | 468 | 413 | 28 | 89 | 16 | 0 | 5 | 43 | 1 | 19 | 2 | 30 | 4 | 62 | 14 | .215 | .274 | |
2014年 | 125 | 423 | 381 | 31 | 77 | 13 | 1 | 7 | 36 | 0 | 20 | 3 | 17 | 2 | 74 | 10 | .202 | .238 | |
2015年 | 133 | 443 | 399 | 31 | 84 | 16 | 0 | 4 | 35 | 0 | 22 | 2 | 16 | 4 | 87 | 7 | .211 | .247 | |
2016年 | 117 | 326 | 294 | 19 | 64 | 10 | 1 | 1 | 22 | 0 | 19 | 0 | 13 | 0 | 48 | 12 | .218 | .251 | |
2017年 | 104 | 310 | 267 | 32 | 67 | 11 | 0 | 5 | 30 | 2 | 23 | 4 | 8 | 8 | 45 | 6 | .251 | .289 | |
2018年 | 47 | 135 | 129 | 10 | 32 | 8 | 0 | 0 | 9 | 0 | 3 | 0 | 2 | 1 | 30 | 3 | .248 | .265 | |
2019年 | 巨人 | 58 | 138 | 126 | 17 | 33 | 4 | 0 | 6 | 26 | 0 | 2 | 1 | 7 | 2 | 28 | 4 | .262 | .309 |
2020年 | 56 | 114 | 100 | 4 | 18 | 2 | 0 | 1 | 7 | 0 | 3 | 1 | 8 | 2 | 23 | 3 | .180 | .252 | |
2021年 | 44 | 54 | 48 | 4 | 9 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 1 | 1 | 4 | 0 | 17 | 0 | .188 | .245 | |
楽天 | 51 | 124 | 105 | 11 | 23 | 3 | 0 | 3 | 8 | 0 | 10 | 1 | 7 | 1 | 24 | 3 | .219 | .272 | |
21年計 | 95 | 178 | 153 | 15 | 32 | 3 | 0 | 4 | 15 | 0 | 11 | 2 | 11 | 1 | 41 | 3 | .209 | .263 | |
2022年 | 98 | 288 | 253 | 21 | 60 | 4 | 0 | 4 | 18 | 0 | 15 | 0 | 18 | 2 | 52 | 10 | .237 | .293 | |
2023年 | 65 | 145 | 131 | 9 | 29 | 2 | 0 | 1 | 10 | 0 | 6 | 1 | 5 | 2 | 23 | 2 | .221 | .259 | |
NPB:18年 | 1541 | 4318 | 3845 | 300 | 825 | 132 | 6 | 47 | 347 | 8 | 233 | 25 | 184 | 31 | 823 | 100 | .215 | .255 |
国際大会での打撃成績
年度 | 代表 | 大会 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013年 | 日本 | WBC | 3 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 |
2015年 | プレミア12 | 3 | 9 | 6 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .167 | .286 | |
2017年 | WBC | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | .--- |
通算守備成績
機構 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | 捕逸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 捕手 | 1524 | 8356 | 896 | 50 | 107 | .995 | 62 |
表彰・その他
表彰 | ||
---|---|---|
最優秀バッテリー賞 | 2回 | 2009年(涌井秀章)、2017年(菊池雄星) |
ゴールデングラブ賞 | 2回 | 2012年、2015年 |
ベストナイン | 1回 | 2015年 |
その他 | ||
オールスターゲーム出場 | 3回 | 2011年、2015年、2016年 |
記録
初出場 | 2006年3月25日 | 対オリックス・バファローズ1回戦 | 西武ドーム |
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初安打 | 対オリックス・バファローズ1回戦 川越英隆から |
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初本塁打 初打点 |
2006年3月29日 | 対福岡ソフトバンクホークス2回戦 D.J.カラスコから |
北九州市民球場 |
初盗塁 | 2009年7月16日 | 対東北楽天ゴールデンイーグルス12回戦 長谷川康平から |
西武ドーム |
1000試合出場 | 2016年8月16日 | 対福岡ソフトバンクホークス16回戦 | 福岡 ヤフオク!ドーム |
1500試合出場 | 2023年6月4日 | 対東京ヤクルトスワローズ2回戦 | 明治神宮野球場 |
関連動画
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