技説明
- ポケットモンスター金・銀・クリスタルバージョン
- ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド
- ポケモンによって てきに あたえる ダメージの りょうが へんかする
- ポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーン
- わざを つかった ポケモンに よって あいてに あたえる ダメージと わざの タイプが へんかする。
- わざを つかった ポケモンに よって でる わざの タイプと いりょくが へんかする。
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ
- ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー
- おぼえる ポケモンの かくされた のうりょくで わざの タイプと いりょくが かわる。
- わざを つかった ポケモンに よって あいてに あたえる わざの タイプと いりょくが かわる。
- ポケットモンスターブラック・ホワイト
ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ポケットモンスターX・Y
ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア
ポケットモンスターサン・ムーン
ポケットモンスターウルトラサン・ウルトラムーン - わざを つかった ポケモンに よって わざの タイプが かわる。
(漢字)技を 使った ポケモンに よって 技の タイプが 変わる。 - ポケットモンスターソード・シールド
- この技は 使えません 思い出すことが できなくなりますが 技を 忘れることを おすすめします
コンテスト技説明
- ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド
- つづけて だしても しんさいんに あきられずに アピール できる
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ
- じぶんの ポケモンの ひょうかが いちばん ひくいと +3される。
- ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア
- つづけて だしても かんきゃくに あきられずに アピール できる
概要
第2世代から登場した廃人御用達の技。第5世代までは個体値で技の威力とタイプの2つを決定していた。第6世代で仕様変更があったが、これについては後述。
ポケモンの個体値によって技の威力、タイプが変わるために目当ての物を引き当てようとするにはかなり苦労を強いられる・・・というのもめざめるパワーは「他が低いけど攻撃がVだからいいや」とか「素早さUで残りが25~30か・・・まぁこれくらいで妥協するかな」というような考え方では厳選すら厳しい。ポケモン1体1体につき個体値を完全に割り出さないと正確な威力とタイプが出ないからである。
ただし、近年は個体値の遺伝も昔と比べて楽になってきているので、バトルを極めたいという人は是非厳選にトライしてみてほしい。特殊アタッカーの攻撃範囲はコレを粘るか粘らないかで大きく差がつくからである。
まもる、みがわりなどと同じくめざめるパワーは殆どのポケモンが技マシンを使って覚えることができる。
わざのタイプごとに物理技か特殊技かが一律で決まっていた第2~第3世代では、めざめるパワーはタイプによって物理技か特殊技かが変わっており、当然計算に使われるステータスも違っていた。
しかしタイプに関係なく技ごとに物理技か特殊技かが設定された第4世代以降では、めざめるパワーはどのタイプであっても特殊技として扱われる。
第6世代では、技の仕様が変更。いままで個体値によって決定されていた技の威力が、60に固定された。それまでの最高威力が70であったため、最高威力で考えれば弱体化といってよいが、威力の厳選で頭を悩ませる必要がなくなったともいえる。また、特性がテクニシャンのポケモンにとっては効果対象の上限である威力60を厳選する必要が無くなったので純粋な強化と言える。
ダブル・トリプルバトルではこの仕様変更を機会にこれまで存在していためざ電がひらいしんに、めざ水がよびみずに引き寄せられない仕様がなくなっている。
ちなみに、第6世代で新たにフェアリータイプが追加されたが、互換性の都合もあるのか、めざめるパワーでフェアリータイプが出ることはない。
第7世代では、技の仕様自体は第6世代と変わらない。新要素として、すごいとっくんによってステータスを個体値V相当にできるようになったが、めざめるパワーのタイプ判定はとっくん前の生まれついてのもので判定される。そのため、これまで不可能であった最速めざパ格闘などが実現できるようになった。
また、めざめるパワーをZワザ化する場合、実際のタイプと関係なくノーマルZでしか使用できず、タイプもノーマルで固定となる。
そして、第8世代では何と技自体が消滅。これによりサブウェポンに乏しくめざパへの依存性が高かったポケモンが痛手を被ることになった。めざパの主要タイプを4倍弱点に持つメジャーポケモンが多くリストラされたのがせめてもの救い…と思われていたが今後そのポケモンたちが解禁されていったため、めざパ依存のポケモンは泣きを見る機会も増えた。第8世代ではレジエレキやレイスポスといった種族値と特性に恵まれている反面めざパがない事も含めて著しく貧しい技範囲にすることでバランス調整をしている節のあるポケモンもいる為、今更復活させることも難しいのだろう。
これは第8世代で廃止された技全般に言えることだが、Pokémon HOMEでめざパを覚えたポケモンを連れて行くと、めざパは覚えたままであるが、前述の通り説明文が「この技は 使えません 思い出すことが できなくなりますが 技を 忘れることを おすすめします」と書かれており、使うことができなくなっている為、諦めて忘れさせよう。
めざパ廃止=アンノーン終了のお知らせ…と思われていたが、BDSPでアンノーン共々復活した。しかし同作では技マシンの中身が一部第5世代以降初出のものを中心とした別の技に置き換えられており、かつてめざパが記録されていた技マシン10の中身はふるいたてるになっている。当時自力習得できていたポケモンに関してもSWSHの時点で没収されていたカラナクシ種は言うに及ばず、本作で第8世代初登板となったミノムッチ種からも没収されており、めざパを覚えられるポケモンはアンノーンとスケッチで習得できるドーブルのみとなった。アンノーンはスペック的に対戦向きとは言い難く、ドーブルはめざパを使う必要が無い為めざパが対戦環境と切り離されているという状況はどの道変わりないと言えよう。
めざめるパワーのタイプと威力
それではこの項よりめざめるパワーのタイプと威力の割り出し方について記載していく。なお、サンプルとして以下のポケモンを使い話を進めていく。
HP | 攻撃 | 防御 | 素早 | 特攻 | 特防 | |
---|---|---|---|---|---|---|
アンノーン | 27 | 13 | 20 | 28 | 31 | 30 |
※数値は個体値。個体値についてよくわからないという人は当該項目を参照されたし。
めざめるパワー タイプの割り出し方
まずはめざめるパワーのタイプの割り出し方を説明する。
タイプを割り出すにあたり重要なのは個体値が奇数か偶数かである。次の表を参考にして数値を足していき算出していく。
HP | 攻撃 | 防御 | 素早 | 特攻 | 特防 | |
---|---|---|---|---|---|---|
奇数 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 |
偶数 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
まぁぶっちゃけると奇数の個体値だけを見ればいいわけである。サンプルのアンノーンはHP、攻撃、特攻が奇数なのでここでの数値は1+2+16=19。次にこの数値を以下の式に当てはめて出てきた数字により、タイプが決定する。その数式と数字とタイプの関係は以下の表のとおり。
数値 | タイプ | 数値 | タイプ | 数値 | タイプ | 数値 | タイプ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | かくとう | 4 | いわ | 8 | ほのお | 12 | エスパー |
1 | ひこう | 5 | むし | 9 | みず | 13 | こおり |
2 | どく | 6 | ゴースト | 10 | くさ | 14 | ドラゴン |
3 | じめん | 7 | はがね | 11 | でんき | 15 | あく |
サンプルのアンノーンの場合は最初に出た数値が19だったので、19×15÷63=4.5・・・≒4。つまりこのアンノーンのめざめるパワーのタイプはいわだということが特定できる。
この計算式の都合上、そのポケモンが特殊アタッカーか物理アタッカーかで「出やすいタイプ」と「出にくいタイプ」に偏りが生まれる。
例えば特殊アタッカーは特攻と素早さの個体値を最優先で厳選するが、特攻と素早さがV=奇数だと「数値の合計」はそれだけで24、つまりタイプ決定の数値は5以上である事が確定するため、格闘・飛行・毒・地面・岩タイプには絶対にならない。ここに加えて特防もVであった場合、タイプ決定の数値が13以上になるため、氷・ドラゴン・悪の3タイプのいずれかになる。
逆の見方をすると、例えば格闘タイプのめざめるパワーを持つにはタイプ決定の数値が小数点以下切捨てで0である事、つまり「数値の合計」が4以下である必要がある。この条件でV=奇数に出来る個体値は防御のみ、またはHP+攻撃のみ。つまり素早さVとめざパ格闘は両立できない。
特攻や特防については乱数もあるし、1の違いはよほどシビアなケースでないと重要にならない事もあるが、乱数がなくたった1の違いで調整されている事が多い素早さはVであるかそうでないかが重要になる。頻出するケースではないが、「相手が最速だった場合だけ抜けない」と言う素早さを持つポケモンで抜けなかった、つまり相手が素早さVである事が分かった相手からはめざパ格闘が飛んでくる心配はしなくても良くなるという事である(第6世代まで)。
個体値を割り出すには、「Vであるかそうでないか」はバトルフロンティア等に居るジャッジに聞けばすんなりと分かるため厳選の目安にし易い。しかし「偶数の中での最高値」であるUだとジャッジは曖昧にしか教えてくれず、自力で計算機等を用いて計算するにはポケモンのレベルをいくつも上げる必要があり手間がかかる。
特殊アタッカーにめざパ氷を持たせるならば素早さ・特攻・特防をVにして適当に数をこなしていればすぐ生まれるが、めざパ格闘を持った特殊アタッカーを作ろうと思うとかなりの手間がかかる(第6世代まで)。
第7世代からは個体値がパソコンでレーダーチャートを用いて確認できるようになり、更に仕様変更でVのみならずUも判別できるようになった。個体値Uを粘ることもできるし、めざパのタイプだけ粘ってすごいとっくんで見かけ上の個体値を引き上げることもできるようになった。
簡易タイプ表
H:HP A:こうげき B:ぼうぎょ C:とくこう D:とくぼう S:すばやさ
H | 奇 | 偶 | 奇 | 偶 | 奇 | 偶 | 奇 | 偶 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 奇 | 奇 | 偶 | 偶 | 奇 | 奇 | 偶 | 偶 | |||
B | 奇 | 奇 | 奇 | 奇 | 偶 | 偶 | 偶 | 偶 | |||
C | D | S | |||||||||
奇 | 奇 | 奇 | 悪 | 龍 | 龍 | 龍 | 龍 | 氷 | 氷 | 氷 | |
奇 | 奇 | 偶 | 氷 | 超 | 超 | 超 | 超 | 電 | 電 | 電 | |
偶 | 奇 | 奇 | 電 | 草 | 草 | 草 | 草 | 草 | 水 | 水 | |
偶 | 奇 | 偶 | 水 | 水 | 炎 | 炎 | 炎 | 炎 | 鋼 | 鋼 | |
奇 | 偶 | 奇 | 鋼 | 鋼 | 霊 | 霊 | 霊 | 霊 | 虫 | 虫 | |
奇 | 偶 | 偶 | 虫 | 虫 | 虫 | 岩 | 岩 | 岩 | 岩 | 地 | |
偶 | 偶 | 奇 | 地 | 地 | 地 | 毒 | 毒 | 毒 | 毒 | 飛 | |
偶 | 偶 | 偶 | 飛 | 飛 | 飛 | 闘 | 闘 | 闘 | 闘 | 闘 |
簡単な注意事項
- 「すばやさ」がVだと超炎岩闘はでません。
- 「とくこう」がVだと炎水草毒飛闘はでません。上記も含めて、くさタイプのポケモンに「炎」を持たせたいトレーナーは注意。
- 第6世代以降の伝説・幻ポケモンは3V以上確定になるため、闘はでません。
- 「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」がVだと氷龍は狙いやすいです。
- 悪は狙いにくいので可能ならば「あくのはどう」を覚えさせてあげてください。
- 「めざパノーマル」なんてものはありません。「めざパフェアリー」もありません。
めざめるパワー 威力の割り出し方(第5世代まで)
次に威力の割り出し方に入る。
(以下は第5世代までの方法であり、第6世代では威力60で固定である)
威力を割り出すにあたり重要なのは個体値を4で割った余りである。次の表を参考にして数値を足していき算出していく。
HP | 攻撃 | 防御 | 素早 | 特攻 | 特防 | |
---|---|---|---|---|---|---|
余り0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
余り1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
余り2 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 |
余り3 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 |
まぁぶっちゃけると余りが2か3になるものを見ていけばいいわけである。サンプルのアンノーンの個体値をそれぞれ4で割っていくと
余りが2or3となったHP、特攻、特防の数値を足し合わせると1+16+32=49。この数値を以下の式に当てはめるとめざめるパワーの威力は決定する。
式に数値を当てはめると、49×40÷63+30=61.1・・・≒61。これでこのアンノーンの目覚めるパワーの威力も特定できた。つまりこのアンノーンは威力61で岩タイプのめざめるパワーの使い手だということがわかる。
簡易威力表
H:HP A:こうげき B:ぼうぎょ C:とくこう D:とくぼう S:すばやさ
×:余りが0か1 ○:余りが2か3
H | × | ○ | × | ○ | × | ○ | × | ○ | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A | × | × | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | |||
B | × | × | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
C | D | S | |||||||||
× | × | × | 30 | 30 | 31 | 31 | 32 | 33 | 33 | 34 | |
× | × | ○ | 35 | 35 | 36 | 36 | 37 | 38 | 38 | 39 | |
○ | × | × | 40 | 40 | 41 | 42 | 42 | 43 | 43 | 44 | |
○ | × | ○ | 45 | 45 | 46 | 47 | 47 | 48 | 49 | 49 | |
× | ○ | × | 50 | 50 | 51 | 52 | 52 | 53 | 54 | 54 | |
× | ○ | ○ | 55 | 56 | 56 | 57 | 57 | 58 | 59 | 59 | |
○ | ○ | × | 60 | 61 | 61 | 62 | 63 | 63 | 64 | 64 | |
○ | ○ | ○ | 65 | 66 | 66 | 67 | 68 | 68 | 69 | 70 |
簡単な注意事項
- 個体値がVだと出ない威力・・・と言うのはありません。
- ここでいう○の最高値はVもしくはUです(個体値31か30)
- 強いて挙げるなら最遅(素早さ逆V)はどう頑張っても高威力(65以上)は出せません。一応トリパを組む人は注意。
計算するのが面倒だという人へ
めざめるパワーでググれば計算ツールがヒットするので活用してもらいたい。また、めざめるパワーの威力を妥協したい。というトレーナーは、最低でも特攻と特防だけをVもしくはUで狙って厳選すればわりとすんなり目当ての目覚めるパワーが手に入る。威力の計算式を見ればおわかりだろうが、特攻の余りが2か3の場合は16。特防だと32数値の合計に加算することができる。つまり、特攻・特防個体値が31(30)だったらそれだけで数値の合計は48。他の個体値の余りが0、1だとしても、威力は60となる(よくある必中技と同威力)。
また、ソフトによってはめざめるパワーの技タイプを教えてくれる人もいるので、そちらも活用してほしい。
ソフト名 | 場所 |
プラチナ | トバリゲームコーナー景品交換所 |
ハートゴールド・ソウルシルバー | タマムシゲームコーナー景品交換所 |
ブラック・ホワイト | フキヨセポケモンセンター |
X・Y | ヒャッコクシティ ブティック隣の民家 |
オメガルビー・アルファサファイア | ヒワマキシティ 民家(ポケモンセンターの2つ隣) |
サン・ムーン | オハナぼくじょう ポケモン預かり屋さん |
めざめるパワー計算機のサイト
関連項目
- 20
- 0pt