イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-とは、2015年12月17日にスパイク・チュンソフトから発売されたプレイステーション4とPlayStation Vitaのロールプレイングゲームである。
概要
異界の邪神「ヤマトガ」の魂を宿した少年・九条遼を主人公とするRPG。
異星・プロトレクサを舞台に、同じく分割されたヤマトガの魂を宿す仲間たちと共に地球への帰還を目指す。
ワールドマップ上に現れるメインクエストを一つずつクリアし、イベントを発生させることでストーリーが進んでいく。
中盤からはプロトレクサの女神・アマツメに存在結晶を捧げる必要が生じるが、プレイヤーがなすべき行動の基本的な流れはほぼ同じである。
ゲームの内容は『ヴァルキリープロファイル』の流れを汲んでいるが、様々なアクションの追加、全滅時の感情度低下、エンディングに影響しない感情度、ゲームオーバーの概念廃止、周回プレイなどの相違点がある。
移動ではエリアル・ダッシュ、バースト・ジャンプ、エリアル・ジャンプ、バインド・スフィア、バインド・コンボ、グリード・モードのアクションを駆使してダンジョン内を進めて敵と戦いながらボス(ゴール)を目指す。
戦闘ではパーティーメンバーに指定されたボタンを押して攻撃し、敵を倒していく。
また、敵のターン中に指定されたボタンを押すことで任意にガードすることも可能。
ちなみにグリード・ゲージが満タンになると使用者が動ける状態なら、攻撃の予約入力があっても発動する。
登場人物
- 九条遼(CV:逢坂良太)
- 本作の主人公。東京の高校に通う少年で、学年は2年。大企業を経営する父のもと裕福な家庭で育つ。恵まれていることを自覚しているゆえか、漫然と日々を送っていた。同級生の蘭世や小春、光秀と仲良く、光秀とは親友。蘭世は幼馴染であり、許婚でもある。
- 神河蘭世(CV:遠藤綾)
- 本作のヒロイン。遼の同級生。伝統の格式のある道場の娘で、自身も薙刀や弓道に精通している。活動的かつ、正統派の優等生で、高校では男女問わず彼女に憧れる者も多い。遼とは7歳からの付き合いで許婚でもあるが、何か不満があるようである。Cルートでは最終ボスとして登場する。
- 月舘まゆら(CV:茅野愛衣)
- 遼と同じ白い髪をもつ少女。プロトレクサに飛ばされた遼が、最初に出会った人物でもある。活発な性格で、異世界に投げ出された状況を肯定的に捉えている。記憶を失っており、プロトレクサへ来る以前のことについては本人もわからないという。
- 南木小春(CV:徳井青空)
- 遼の同級生。光秀とは幼馴染で、共に互いの家をよく行き来する関柄。遼と蘭世も交え、4人で行動することが多い。明るく元気な性格で、メンバーのなかでは盛り上げ役。場の空気を読まない言動が多いが、それだけに表裏がなく素直といえる。Cルートでは最終ボスとして登場する。
- 城玄光秀(CV:立花慎之介)
- 遼の同級生。遼の親友で、蘭世や小春とも仲が良い。何でもできる祖父に憧れ、これまで様々な事に挑戦してきた。どれも一番にはなれなかったものの。それなりの成績を残す器用なタイプ。自分が主役になるよりも、誰かの力になることを好む。Cルートでは最終ボスとして登場する。
- 姫榁朱雀(CV:伊藤静)
- 遼達とは異なる都内の高校に通う3年生。スタイルが良く、モデルのアルバイトをしている。勝気な上に口が悪く短気。義父とは上手くいっておらず、時々家出をしている。しかし、家庭的で家族思いな面があり、年が離れた弟は可愛がっていた。
- 轟なめろう(CV:前野智昭)
- 裏社会に生きる男性。遼達と同じ年齢の頃には、既にその手の「仕事」をしていたという。戦闘技術はもちろんサバイバル術にも長けており、プロトレクサでの生活の基礎を築いた頼れる存在。朱雀の母親と深い関わりがある。
- 霧谷時久(CV:柿原徹也)
- 不良グループのリーダー格。ぶっきらぼうで自身を「善人ではない」と称しているが、かといって悪人というわけでもなく、仲間想いな一面がある。直情的に見えるものの、趣味は忍耐力が求められる釣り。しかも、かなりの腕前のようだ。
- 逢祇恋(CV:代永翼)
- 財閥の御曹司。立場が先に立つゆえか友人に恵まれず、一人でいることが多い。そのためか、人懐っこい性格ながら冷めたところがあり、客観的な視点を持っている。「自分はボンボン」と自覚し、自力で何かを成したいと考えている。
- 蒼鷺ユイ(CV:大久保瑠美)
- 孤児院で育った優しいお姉さん。女性でありながらヒーローに憧れており、デパートの屋上でヒーローショーをしていたところ、事件に巻き込まれた。ヒーロー姿で定期的に孤児院を訪れており、子供達には「ゆいねーちゃん」として慕われている。
- 冥寺閻美(CV:小清水亜美)
- 僂人の双子の妹で大学生。「僂人が欲しがる」という理由から、いつしか感情を表に出さなくなった。生まれつき右目が見えず、本人はそれを必然と考えていたが、プロトレクサに来て見えるようになったことで世界観が大きく変わった。
- 冥寺僂人(CV:中村悠一)
- 閻美の双子の兄。感情を持たず、自分にはない感情に執着して様々な事件を起こした。霧谷の怒りに魅せられて彼の仲間を手にかけたため、霧谷からは憎まれている。プロトレクサに来た際に感情を取り戻すも、それを上手く理解できずにいる。
- アマツメ(CV:井上喜久子)
- プロトレクサの女神。超文明を有する開拓者・イセリアルブリゲイドにより、レディウムシステムを管理・守護する者として創られた。思念の集合体であるレディウムシステムのコアとリンクしており、人間をはるかに越えた知識を有している。Bルートでは最終ボスとして登場する。
- ヤマトガ(CV:子安武人)
- プロトレクサの邪神。アマツメと対をなす存在として生まれたが、存在結晶に宿る闇に侵されたため、人間のように振舞う。レディウムシステムを消滅させるべくアマツメと争うも敗北。魂を12に分けられた上で、プロトレクサから追放された。
- ゼノビア(CV:山崎和佳奈)
- シャサールの真祖。シャサールはプロトレクサの魔物・ヴァリアントの一種族で、魂を喰らうことからアマツメには重大な脅威とみなされている。アマツメと争ったヤマトガにより、レディウムシステムの力でプロトレクサに呼び寄せられた。Aルートでは最終ボスとして登場する。
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関連項目
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