インターナショナルステークス単語


ニコニコ動画でインターナショナルス…の動画を見に行く
インターナショナルステークス
3.8千文字の記事
  • 0
  • 0pt
掲示板へ

インターナショナルステークス(International Stakes)とは英イギリス競馬の競走の1つである。毎年8月中旬~下旬にヨーク競馬場で3歳以上芝10ハロン56ヤード(約2063m)で行われる。格付けはG1

概要

1950年代になると民放テレビにより競馬界でもスポンサーの力が強くなった。レーススポンサーになるメリットとして同等の時間のテレビスポンサーになるよりはるかに少額で、無料マスコミ報道されるメリットもあった。スポンサーになる方法としては、既存のレースから、たとえばエクリプスステークスからコーラルエクリプスステークスと社名を加える方法もあったが、ベンソン&ヘッジス社はヨーク競馬場を説得して新たにレースを設立する方法をとった。

第1回のベンソン&ヘッジスゴールドカップではヨーク競馬場としてはチャールズ1世以来339年ぶりに時の君エリザベス2世を招き入れて行われた。レースは15戦敗のBrigadier Gerardを含む5頭の精鋭により行われたが、勝ったのはダービーステークスつきの優勝だったRobertoだった(詳しくは各競走馬の記事を参照されたい)。これ以降、ベンソン&ヘッジスゴールドカップは荒れるレースとして注されることになった。

ベンソン&ヘッジス社のスポンサー1985年まで続き、1985~1986年にはマッチメーカーインターナショナルとして、それ以降はジュドモントファームのスポンサーによりレースは存続された。

現在では8月の中距離王戦と位置づけられ、4日間のヨーク競馬場でのイボアフェスティバルミーティングの初日の玉として開催されている。

歴代優勝馬

日本語読みの前の「*」は競走・繁殖を問わず日本輸入されたことのある(=JRAないしJAIRSの公式日本語表記が存在する)太字大百科に個別記事のある。回数にリンクが付いている回はニコニコに個別動画あり。

回数
(開催年)
優勝
(日本語読み)

日本調教 着順
(参戦したときのみ)
性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師(調教)
※表記がない場合英調教
第1回exit_nicovideo
(1972年)
Roberto
(ロベルト)
3 2:07.10 B.バエザ M.V.オブライエン愛
第2回
(1973年)
Moulton
(モールトン)
4 2:20.40 G.ルイス H.ラッグ
第3回
(1974年)
Dahlia
(ダリア)
4 2:09.40 L.ピゴット M.ジルベール仏
第4回
(1975年)
Dahlia
(ダリア)
5 2:10.93 L.ピゴット M.ジルベール仏
第5回
(1976年)
Wollow
(*ウォロー)
3 2:11.61 G.デットーリ H.セシル
第6回
(1977年)
Relkino
(レルキノ)
4 2:09.24 W.カーソン W.R.ハーン
第7回
(1978年)
Hawaiian Sound
(ハワイアンサウンド)
3 2:09.75 L.ピゴット B.ヒル
第8回
(1979年)
Troy
(トロイ)
3 2:06.40 W.カーソン W.R.ハーン
第9回
(1980年)
Master Willie
(マスターウィリー)
3 2:13.30 P.ウォルドロン H.キャンディ
第10回
(1981年)
Beldale Flutter
(ベルイルラッター)
3 2:13.28 Pat.エデリー M.ジャーヴィス
第11回
(1982年)
Assert
(アサート)
3 2:09.09 Pat.エデリー D.V.オブライエン愛
第12回
(1983年)
Caerleon
(カーリアン)
3 2:16.35 Pat.エデリー M.V.オブライエン愛
第13回
(1984年)
Cormorant Wood
(コーモラントウッド)
4 2:09.87 S.コーゼン B.ヒル
第14回
(1985年)
Commanche Run
(コマンチラン)
4 2:18.79 L.ピゴット L.クマー
第15回
(1986年)
Shardari
(シャーダリ)
4 2:08.28 W.R.スウィンバーン M.スタウ
第16回
(1987年)
Triptych
(トリプティク)
5 2:15.53 S.コーゼン P=L.ビアンコーヌ仏
第17回
(1988年)
Shady Heights
(*シェイディハイツ)
4 2:06.35 W.カーソン R.アームストロング
第18回
(1989年)
Ile de Chypre
(イルサイプレ)
4 2:06.91 T.クラーク G.ハーウッド
第19回
(1990年)
In the Groove
(イングルーヴ)
3 2:08.77 S.コーゼン D.エルズワース
第20回
(1991年)
Terimon
(テリモン)
5 2:16.18 M.ロバーツ C.ブリテン
第21回
(1992年)
Rodrigo de Triano
(*ロドリゴデトリアーノ)
3 2:07.19 L.ピゴット P.チャッペル=ハイアム
第22回
(1993年)
Ezzoud
(エズード)
4 2:12.16 W.R.スウィンバーン M.スタウ
第23回
(1994年)
Ezzoud
(エズード)
5 2:08.85 W.R.スウィンバーン M.スタウ
第24回
(1995年)
Halling
(ホーリング)
4 2:06.42 W.R.スウィンバーン S.ビン=スルー英首
第25回
(1996年)
Halling
(ホーリング)
5 2:06.88 L.デットーリ S.ビン=スルー英首
第26回
(1997年)
Singspiel
(シングスピール)
5 2:12.10 L.デットーリ M.スタウ
第27回
(1998年)
One So Wonderful
(ワンソーワンダフル)
4 2:06.46 Pat.エデリー L.クマー
第28回
(1999年)
Royal Anthem
(ロイヤルアンセム)
4 2:06.91 G.スティーヴンス H.セシル
第29回
(2000年)
Giant's Causeway
(ジャイアンツコーズウェイ)
3 2:09.30 M.キネーン A.P.オブライエン愛
第30回
(2001年)
Sakhee
(サキー)
4 2:08.27 L.デットーリ S.ビン=スルー英首
第31回
(2002年)
Nayef
(ネイエフ)
4 2:08.74 R.ヒル M.トレゴニング
第32回
(2003年)
Falbrav
(*ファルブラヴ)
5 2:06.84 D.ホランド L.クマー
第33回
(2004年)
Sulamani
(スラマニ)
5 2:11.82 L.デットーリ S.ビン・スルー英首
第34回
(2005年)
Electrocutionist
(エレクトロキューショニスト)

ゼンノロブロイ 2着
4 2:07.47 M.キネーン V.ヴァリアー伊
第35回
(2006年)
Notnowcate
(ノットナウケイト)
4 2:12.32 R.ムーア M.スタウ
第36回
(2007年)
Authorized
(オーソライズド)
3 2:11.82 L.デットーリ P.チャップル=ハイアム
第37回
(2008年)
Duke of Marmalade
(デュークオブマーマレード)
4 2:01.53 J.ムルタ A.P.オブライエン愛
第38回exit_nicovideo
(2009年)
Sea The Stars
(シーザスターズ)
3 2:05.29 M.キネーン J.オックス愛
第39回
(2010年)
Rip Van Winkle
(リップヴァンウィンクル)
4 2:08.58 J.ムルタ A.P.オブライエン愛
第40回
(2011年)
Twice Over
(トゥワイスオーヴァー)
6 2:14.70 I.マンガン H.セシル
第41回exit_nicovideo
(2012年)
Frankel
(フランケル)
4 2:06.59 T.P.クウィリー H.セシル
第42回
(2013年)
Declaration of War
(*デクラレーションオブウォー)
4 2:05.74 J.P.オブライエン A.P.オブライエン愛
第43回exit_nicovideo
(2014年)
Australia
(オーストラリア)
3 2:07.35 J.P.オブライエン A.P.オブライエン愛
第44回
(2015年)
Arabian Queen
(アラビアクイーン)
3 2:07.35 S.デ・ソウ D.エルズワース
第45回
(2016年)
Postponed
(ポストポンド)
5 2:06.58 A.アッゼニ R.ヴァリア
第46回
(2017年)
Ulysses
(ユリシーズ)
4 2:12.11 J.クローリー M.スタウ
第47回exit_nicovideo
(2018年)
Roaring Lion
(ロアリングライオン)
3 2:07.70 O.マーフィー J.ゴスデン
第48回exit_nicovideo
(2019年)
Japan
(ジャパン)

シュヴァルグラン 8着
3 2:07.77 R.ムーア A.P.オブライエン愛
第49回
(2020年)
Ghaiyyath
(ガイヤース)
5 2:07.38 W.ビュイック C.アップルビー
第50回
(2021年)
Mishriff
(ミシュリフ)
4 2:05.92 D.イーガン J&T.ゴスデン
第51回exit_nicovideo
(2022年)
Baaeed
(バーイード)
4 2:09.30 J.クローリー W.ハガス
第52回exit_nicovideo
(2023年)
Mostahdaf
(モスターダフ)
5 2:06.40 L.デットーリ J&T.ゴスデン
第53回
(2024年)
City Of Troy
(シティオブトロイ)

ドゥレッツァ 5着
3 2:04.32 R.ムーア A.P.オブライエン愛
第54回
(2025年)
Ombudsman
(オンブズマン)

ダノンデサイル 5着
4 2:07.90 W.ビュイック J&T.ゴスデン

関連静画

関連項目

関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

【スポンサーリンク】

  • 0
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

ニコニ広告 (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供: ゲスト
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

インターナショナルステークス

15 ななしのよっしん
2025/08/20(水) 19:21:51 ID: LzIkXZuusq
堅良馬場(一部良)
最高気温19℃!
👍
高評価
1
👎
低評価
0
16 ななしのよっしん
2025/08/20(水) 23:50:16 ID: hUHOO6EA1F
バーキャッスルやってくれたなマジ
ペース破壊してダノンデサイルターゲットになるよう仕向けたうえで、オンブズマンも援護しつつ自分は3着に残して賞金ゲットするの上手すぎる
👍
高評価
1
👎
低評価
1
17 ななしのよっしん
2025/08/21(木) 00:00:08 ID: 0fqZyHHegx
ゴドルフィン完璧チームプレー脱帽ですわ
こんなん日本じゃ観れん
👍
高評価
1
👎
低評価
4
18 ななしのよっしん
2025/08/21(木) 11:09:30 ID: 3M60uHhRWH
いや…全にラビットがペースメーカーとして機してなかったレースじゃん
それも二番手だったダノンデサイルの位置取りのせいで
か?
👍
高評価
1
👎
低評価
1
19 ななしのよっしん
2025/08/21(木) 16:54:24 ID: 0fqZyHHegx
>>18
そんなことはどうでもいい、勝ちは勝ち
👍
高評価
2
👎
低評価
3
20 ななしのよっしん
2025/08/21(木) 20:18:28 ID: LzIkXZuusq
ハヴリン騎手の積極策と戸崎騎手の消極策が重なり、あたかもストレートマイルロングスパート合戦のような展開に
今回十全に走れたのはアウトサイダーバーキャッスルだけで、ドラクロワなんかはど「前が壁」、面子の割に戦だったと評価することも出来るだろうが、優勝したオンブズマンの脚の回転は確かに鮮で観戦する分には面かった

ダノンデサイルレース展開が勝ちパターンから遠かったのも確かだが、そもそも環境に「染み過ぎ」の時点でお察しではあったかな…
日本環境に慣れたニューマーケットやシャンティイに行くとこれが危ない
👍
高評価
0
👎
低評価
0
21 ななしのよっしん
2025/08/21(木) 21:22:28 ID: blKXYSQRMX
>>14
シングスピールの年も4頭立てだね
まあ、あの年は4頭立ては4頭立てでもメンバー伝説レース扱いされてる年だが
👍
高評価
1
👎
低評価
0
22 ななしのよっしん
2025/08/22(金) 00:01:49 ID: 3M60uHhRWH
>>19
チームプレイというレース内容を語ってたんじゃないのかよ
内容はどうでもよくて勝ちは勝ちなんて正反対に手のひら返し
👍
高評価
3
👎
低評価
2
23 ななしのよっしん
2025/08/22(金) 12:20:58 ID: tYIAPmiS+R
サイル程度じゃ理だったか
ハーツクライキングジョージよりはレベル高かったな
👍
高評価
1
👎
低評価
1
24 ななしのよっしん
2025/08/24(日) 20:13:49 ID: hUHOO6EA1F
間違いなく凱旋門賞より向くはずなんだけど、このままだと日本にとって凱旋門賞並みのドツボにはまるレースになりそう
👍
高評価
0
👎
低評価
0