オルディオス単語

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オルディオスとは、『ZOIDS』シリーズに登場するペガサス型空陸戦用ゾイドである。

機体解説

ヘリック共和国がDBOZ-17ギル・ベイダーに対抗するために開発したペガサス型空戦用ゾイド。

仮想敵であるギル・ベイダーと同様に空戦能力と陸戦能力が両立されていて、胴体が馬型なので陸上においても高い機動性を発揮するが、その翼は飛行用としてだけでなく、エネルギー集束機としての役割を持ち、この翼に超電磁エネルギーを集め、そして両脇に装備されたグレートバスターからEPZ-6デスザウラーの超重装甲も打ち破るほどのビームキャノンを放つ事ができるなど、火力にも秀でている。
他にも頭部には格闘戦用に鋭利なサンダーブレードを装備している。

陸戦ゾイドとしても空戦ゾイドとしても極めて優れた機体であったものの、それでも対ギル・ベイダーとしてはやや力不足で、直接対決した場合の勝率は極端に低いと言われていたが、機動性能と運動性能はギル・ベイダーを上回っており、素早いマニューバでギル・ベイダーを翻弄して一瞬の隙を突く事だけが唯一の勝機とされていた。

本来はとても対ギル・ベイダー用ゾイドには成り得ない機体であったが、後述するオルディオスの活躍と共和国の巧みな情報戦略により、後に“共和国の救世主”と讃えられるようになった。

その後はRPZ-22バトルクーガーと共に量産されて共和国空軍の新たな主力機となり、ガイロス帝国首都への奇襲などに用いられたが、ガイロス帝国軍もDPZ-23ガン・ギャラドを投入して対抗したため、優位性を示す事は出来ず、結局空は最後までギル・ベイダーに制空権を握られたままだった。

その後の惑星Zi大異変で絶滅したか、数を減らしたかで第二次大陸戦争では使われる事はなかった。

ちなみにレドラー、ギル・ベイダーに次ぐ架空生物がモチーフのゾイドだが、後に発売された「ゾイドグラフィックス」の記述によると馬型ゾイドに竜型ゾイドの遺伝子を組み合わせて生み出されたキメラ系ゾイドであるとされ、また、当時の解説書には“時空間を自在に飛べる”と書いてあったが、時空間とは一体何の事なのか未だ不明である。
（タイムワープでも出来るのだろうか？）

劇中での活躍

バトルストーリー

ZAC2054年ロールアウト。かつてギル・ベイダーとの戦いで戦死したグラハムが設計したものをその同僚だったトミー・ミューラーが完成させた。

当時、共和国軍はギル・ベイダーの度重なる首都への爆撃に苦しめられており、そんな中、ロイ・ジー・クルーガ操縦の機体が、暗黒大陸を飛び立ったギル・ベイダーの1機と交戦する。

勝率は僅か1%という絶望的な戦いであったが、一瞬の隙を突いてギル・ベイダーの頭部をサンダーブレードで貫き撃破に成功、しかし自らも飛行能力を失って墜落し、クルーガは生き残ったものの結果的には相打ちとなった（墜ちたオルディオスはクルーガの判断で自爆させられた）。

とは言え、これで共和国軍は今まで無敗を誇っていたギル・ベイダーとまがりなりにもまともに戦える航空戦力を得たという事実を示し、さらにヘリックは暗号通信が解読されていた事を逆手に取ってこのオルディオスを500機も配備したという偽の情報を流す。それを真に受けたガイロス皇帝はこれ以上のギル・ベイダーの損失を恐れて中央大陸への攻撃を中止させた。

この結果、共和国軍は体制を立て直す時間を得る事ができ、オルディオスは共和国の救世主と呼ばれるようになった。

その後、オルディオスと僚機のバトルクーガーがガイロス帝国に囚われたゼネバスの救出のためガイロス帝国首都への奇襲を仕掛けたが、すでにガイロス軍も対オルディオス用に生み出したガン・ギャラドによる強固な防空体制を敷いていたためゼネバス救出作戦は失敗に終わっている。

アニメ

アニメシリーズには未登場。

お絵カキコ

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