ライガーゼロとは、『ZOIDS』シリーズに登場するライオン型高速戦闘用ゾイドである。
別売りの追加パーツにより色々な機体バリエーションが楽しめるプレイバリューの高い玩具になっている。
アニメシリーズでは2作連続で主役機を務めている。
機体解説
ライガーゼロ LIGER ZERO |
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基本情報 | |
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型式 | RZ-041 EZ-054 |
所属 | ヘリック共和国 ガイロス帝国 ネオゼネバス帝国 |
モチーフ | ライオン型 |
スペック | |
全長 | 24.0 m |
全高 | 8.3 m |
全幅 | 不明 |
重量 | 85.0 t |
最高速度 | 307.0 km/h |
武装 | |
ゾイドテンプレート |
ヘリック共和国が…ではなく、元はと言うとガイロス帝国が開発した高速戦闘用ライオン型ゾイド。
共和国軍が使用する事になるのは帝国基地制圧の際に鹵獲したプロトタイプを制作方法から基本装備まで完全にコピーするような形で量産したためである。
最大の特徴はコアに“完全野生体ゾイド”のものを使用しているという点である。
現在においてほとんどのゾイドは惑星Zi大異変でどうにか絶滅を免れた原種ゾイドを保護・人工繁殖させてそれをベースにして生み出されているが、この人工飼育を繰り返した結果、今日まで使われている大半のゾイド原種の生命力と戦闘力は以前よりも落ちているとされる。しかし、種の中にはその大異変を自力で乗り越えたゾイドもおり、このゾイドの生命力と戦闘力は人工飼育で育てられたゾイドのものを遥かに超え、その力は“オーガノイドシステム搭載ゾイド”に匹敵するものと言われている。
ライガーゼロもまたこの完全野生種ライオン型ゾイドをベースに生み出されたゾイドであり、基本的な運動性能だけでも十分RZ-28ブレードライガーに比肩しうるレベルを有している。
野生種本来の力を活かすためとして、基本的にそのコアを生体機体に移し替えてそこに装甲を被せるだけで火器や武装はほとんど装備されておらず、そのままでは顎の牙や四肢の爪を用いた原始的な戦い方しかできないが、このライガーゼロ最大の特徴はその外部装甲を任務や目的に合わせて換装する事で、多種多様な戦略と戦法を行えるようになる“チェンジング・アーマー・システム(CAS)”と呼ばれる画期的なシステムを搭載している事である。
本体と同じく、CASも元は帝国軍基地で開発されていたシステムであり、同基地で開発された兄弟機「バーサークフューラー」も実装している。しかし、ガイロス帝国のCASの思想が「数世代先の戦争においても最新の装備に拡張できるシステム」に対し、共和国軍は「戦闘目的に応じて、現地で臨機応変に装備変更できるシステム」というものに発展させて完成させた。
このCASによりライガーゼロは今までのゾイド以上に格闘戦から砲撃戦、後には低空飛行による奇襲戦法さえ可能な幅広い戦術的運用ができるほどの汎用性を獲得したのである。
野生のゾイドをそのまま使用するという都合上、従来機以上にゾイドとパイロットの相性で操縦性が左右されやすい傾向があり、それでいて完全野生種は個体数も種類も少なく捕獲が困難で、しかもCASを採用したため製造費はブレードライガー以上という極めて高コストな機体になっている。
さらに今まで用意されてきたCASはその方向性が極端に特化しており、装備形態ではかえって汎用性を低下させたり、換装には相当の設備を擁するため場所や現地によっては不都合なシステムであるともされている。
それでもこの完全野生体ゾイドの採用は今までのゾイドの在り方を変えるものであり、これ以降両軍の主力となるゾイドは全て完全野生体ゾイドをベースに作られるようになる。
そしてライガーゼロのCASもまた発展して行き、後にはブロックスゾイドとのチェンジマイズを応用したB-CASなどが生み出されている。
共和国側が本機を手に入れるや、そのコンセプトに目を付けた共和国軍によってブレードライガーに代わる共和国主力ゾイドとして採用される事になり、このライガーゼロを中核にした専用部隊の結成および専用のCASの開発も急ピッチで進められる。そして初陣となる共和国基地の防衛戦で目覚しい働きを見せ、そして暗黒大陸での戦いでは常に急先鋒に立って進撃するなど、共和国軍の新たなフラッグシップ機としてガイロス戦からネオゼネバス戦まで活躍し続けた歴史的機体となった。
なお、同時期に同じ基地で開発されたEZ-49バーサークフューラーは事実上の兄弟機であり、また開発データは帝国側にも残されていたため後にガイロス帝国およびネオゼネバス帝国もライガーゼロを製作している。
さらに戦争後期にネオゼネバス帝国が創りだしたEZ-72エナジーライガーもこのライガーゼロと同種のライオン型ゾイドのコアを使用している。
主なCAS一覧
ライガーゼロシュナイダー
ライガーゼロに格闘型装甲“シュナイダーユニット”を装着させた形態。
ブレードライガーの直系的な装備でもあり、今まで培われた対ゾイド格闘戦のデータを活かしやすい機体。
なんとレーザーブレードを前面部に5本、胴体両側にブレードライガーのそれよりも長いものが2本と合計7基も装備しており、さらにEZ-36デススティンガーの荷電粒子砲すら防ぎきるほど高出力のEシールドジェネレーターも搭載した攻防一体の形態で、特に前面部のレーザーブレードとEシールドを展開して敵に突撃する必殺技の“ファイブレードストーム”の威力は凄まじく、超巨大ゾイドクラスの装甲も容易く貫く事ができる。
機体重量も増しているが、ブースターやスラスターも増設して機動性を補っている。ただし、その分エネルギーの消費率は高く、稼働時間は短い。
ライガーゼロイエーガー
ライガーゼロに高機動型装甲“イエーガーユニット”を装着させた形態。
もとより優れていたライガーゼロの機動性と高速性を極限まで高めた姿であり、ブレードライガーを凌ぐ機動力を持つというEZ-35ライトニングサイクスに対抗する事が想定されている。
最大の特徴である背部の大型イオンブースターポッドはブレードライガーのロケットブースターよりもスムーズに加速でき、なおかつ自在に角度の調整ができるため急な方向転換も自由に熟す事が可能になっている。
運動性と機動性は従来のあらゆる高速ゾイドのそれを遥かに上回っているが、その反面武器の追加はほとんど無く、単純にライガーゼロを速くしたような機体となっている。
ライガーゼロパンツァー
ライガーゼロに重火力型装甲“パンツァーユニット”を装着させた形態。
本来は高速格闘戦を得意とするライガータイプを本格的な砲撃戦に対応させたという機体。
背部のハイブリッドキャノンおよび全身に装備されたミサイルポッドにより、その火力は大幅に高められているが、それでいて200km/h以上の機動性も維持しているため、後方支援のみならず敵前線へ素早く接近して敵軍へ強襲攻撃をかける事ができ、その全武器を一斉発射する“バーニングビッグバン”は小型ゾイドであれば部隊ごと殲滅し、巨大ゾイドの重装甲さえ完全に粉砕するほどの破壊力を発揮する。
なお、『/ZERO』や『妄想戦記』シリーズではその基本設計を無視した装備からこのモードではほとんど動く事が出来ずにすぐオーバーヒートしてしまうとされるが、バトストではそのような描写は見られないためその辺の真偽は不明(ただし、RZ-66ゴルヘックス付属のバトストで登場した機体はオーバーヒートこそしていないものの、やはり運動性能が低下していたのは事実なのか、敵ゾイドとの格闘戦で不利になる場面もあった)。
この描写の違いについては、コトブキヤ版キットの取説にて説明されており、バトスト時代のライガーゼロ本体およびパンツァーユニットには「エルワチウム・ゼロ」という軽量・硬質で放熱性にも優れた金属を使用する事で重装甲と高機動を両立していたとされている。
しかし、『/ZERO』に登場したものはスティーブ・トロス博士が作成したレプリカモデルで、その際にはエルワチウム・ゼロがもう手に入らなかったのかケチったのか、他の金属を用いたためにあのような超重量となってしまったようだ。
(ただし、あくまでHMMシリーズの設定なので公式ではどうなのかは定かではない)
ライガーゼロイクス
帝国製ライガーゼロに隠密戦用装甲“イクスユニット”を装着させた形態。
共和国軍によるプロトタイプ奪取から約半年後に帝国軍が用意した帝国製ライガーゼロ専用装甲。
武器は機体両側から伸びるスタンブレードと装備様式はブレードライガーのものに近いが、背部のドラムコンデンサーから生み出した高出力の電力をスタンブレードに帯びさせる電磁エネルギーとしたり、さらにそのスタンブレードからエレクトロンドライバーという電撃砲として発射する事ができる。
それ以外にも光学迷彩などはじめとする高性能なステルス機能を搭載しており、文字通りの電撃戦を得意としている。
初期ロットの一部はガイロス帝国に配備されたが、それ以降の機体は全てネオゼネバス帝国が占有している。
主なB‐CAS一覧
ライガーゼロフェニックス
ライガーゼロにブロックスゾイドの“フェニックス”がチェンジマイズ合体した形態。
東方大陸の企業ZOITEC社と提携して開発したもので、合体したブロックスコアとゾイドコアの共振により出力を飛躍的に向上させるシステムを搭載しており、この結果ライガーゼロの基本性能はさらに強化され、短時間ながら飛行もできるようになるなど運用の幅が大きく広がっている。
さらに合体後もフェニックスとライガーゼロは自在に分離する事が可能なため、同時に空中と地上の両面から作戦を展開する事もでき、そして背部のチャージミサイルにはそのエネルギーを充填させる事によりRZ-64ゴジュラスギガのゾイドコア砲1門分の破壊力を持たせる事ができる。
ライガーゼロファルコン
ライガーゼロにブロックスゾイドのBZ-22“ジェットファルコン”がチェンジマイズ合体した形態。
元はZOITEC社にてエナジーライガー用に製作されていたジェットファルコンのパーツをライガーゼロが装備した形態で、最高時速約560km/hというイエーガー以上の機動性とバーサークフューラーのものよりも巨大なバスタークローから来るシュナイダー以上の格闘能力が両立されている。
とは言え、ジェットファルコンとエナジーライガーとのリンク機構は生きており、オプションパーツでエナジーライガーとライガーゼロファルコンを連結させる事も可能になっている。
劇中での活躍
バトルストーリー
両軍機ともZAC2101年ロールアウト。ニクシー基地攻略戦の折、レイ・グレック中尉が基地内に突入した際にライオン型ゾイドのプロトタイプを発見、一緒にあったティラノサウルス型はその場にいた謎の男によって帝国に持ち帰られたが、このライオン型ゾイドはレイが新たな乗機として奪い取り、そのまま共和国に鹵獲された。
(この謎の男こそ後にネオゼネバスの皇帝となるヴォルフ・ムーロアであり、この時にレイ・グレックとの因縁が生まれている)
その後、この野生体ライオン型ゾイド改造のノウハウは共和国軍に吸収されて本機種は改めて共和国機としてそのまま量産が進められ、そして暗黒大陸突入に備えてコマンドウルフACとシャドーフォックスと共に新規結成された特殊戦闘部隊“閃光師団”に編入されて出撃の時を待っていた。
そこに帝国軍がニクシー基地奪還のために寄越した改造デススティンガーのKFD部隊が強襲を掛けるが、それに対しシュナイダーユニットやイエーガーユニットなどのCASを揃えたライガーゼロ部隊が迎撃し、その真価を見せつけた。
暗黒大陸戦争では閃光師団を率いて進撃の急先鋒となり、破竹の快進撃を続けるが、そこにあのティラノサウルス型ゾイド=バーサークフューラーに乗るヴォルフが率いる謎の軍団“鉄竜騎兵団”が立ちはだかり、妨害電波を駆使する鉄竜騎兵団の戦法の前にライガーゼロ達も苦戦を強いられるものの、そんな中でレイの機体が装甲を捨てて原種の本能だけで戦わせるという方法で妨害電波を跳ね除け、さらに増援のガンブラスターの参戦によりこの窮地を脱する事に成功した。
しかし、鉄竜騎兵団は最後の手段として改造デスザウラーのブラッディデーモンを繰り出し、またしても閃光師団は危機に陥るも、今度もレイのライガーゼロが有り合わせのCASを用いてブラッディデーモンを撃破し、鉄竜騎兵団本隊は逃した上に甚大な被害を受けつつ閃光師団はなんとか命拾いしたのであった。
一方の帝国側もこのライガーゼロと専用CASのイクスを開発して帝国側と共和国側の和平に動いていたシュバルツの暗殺に差し向け、迎撃に出たシュバルツを負傷させるが、こちらはハーマン操縦のケーニッヒウルフにステルス機能を見破られた事と基地内で開発されていたマッドサンダーを目撃した事で生じた一瞬の隙を突かれて撃破されている。
その後も暗黒大陸での全面会戦やガイロス軍との連携しての帝都奪還戦でもライガーゼロは活躍を続けたが、後の帝国首都爆破の際に部隊はさらなる被害を受け、さらに鉄竜騎兵団の中央大陸侵攻を迎え撃った本土防衛隊所属機も鉄竜騎兵団の最新鋭機に敵わず、中央大陸は鉄竜騎兵団しいてはネオゼネバス帝国に奪い取られてしまう。
この時にも鉄竜騎兵団所属のライガーゼロイクスが首都より脱走した大統領の追跡に当たっていた。
それ以降も共和国残党軍の主力機であったが、この頃では具体的な戦果は挙げられず、共和国軍もまた中央大陸撤退まで追い込まれてしまったものの、当時共和国と技術提携していた東方大陸のZOITEC社の協力で再びライガーゼロの強化案が持ち上がり、ブロックスゾイドのシステムを応用したB-CASが導入される事になった。
共和国軍が中央大陸に再上陸した後には敵の要衝を落とす任務において懲罰隊決死隊としてゴジュラスギガ部隊と共に29機が敵要塞に先行突入を敢行、セイスモサウルスやエナジーライガーの猛攻により両部隊は多大な被害を出しつつも凱龍輝の到着まで時間を稼ぎ、見事敵要塞の陥落に貢献した。
そして共和国首都奪還戦ではレイ・グレック操縦のライガーゼロファルコンとヴォルフ・ムーロアのエナジーライガーが激突、勝負はレイのゼロファルコンが制したものの、エナジーライガーのジェネレーターが暴走するという事態においてレイとヴォルフは協力してゼロファルコンとエナジーライガーを連結させ、その暴走エネルギーを処理する事に成功した。
アニメ
『ZOIDS新世紀/ZERO』と『ゾイドフューザーズ』に登場。
どちらも主役機であるが、前者はCAS、後者はZiユニゾン(B-CAS)という点でコンセプトの差別化を図っている。
『/ZERO』では主人公ビット・クラウドの愛機。
その正体は学習型人工知能オーガノイドシステム(前作のオーガノイドとは無関係)を搭載した“アルティメットX”と呼ばれる特殊なゾイドであるとされている。
元は出所不明でチーム・ブリッツが所有していたが、誰にも乗りこなせずお蔵入りになっていた所を飛び入りで参加したビットが乗り込んで操縦に成功。そのままビットのチーム・ブリッツ加入と共に新たな戦力として組み込まれた。
セイバータイガーがバトルで落とした対ゾイド3連衝撃砲をもらって改造し、AZ208mm2連装ショックカノンとして固定装備とする。さらにイエーガーやシュナイダー、そしてパンツァーなどのチェンジングアーマー(CA)を手に入れつつ、チーム・チャンプやチーム・ライトニング、そしてチーム・フリューゲルといったライバル達との激しい戦いを繰り広げて行き、さらに彼らを付け狙う悪の組織バックドラフト団の妨害をも跳ね除けて順調にチームランクを上げていった。
そしてゾイドバトルの祭典ロイヤルカップでも並み居る強豪を倒し、決勝まで駒を進めるが、そこにバックドラフト団の最終兵器であるバーサークフューラーと最後に対決する。イエーガー、シュナイダー、パンツァーとCAを使い切り、タイプゼロを換装している最中にバラッド・ハンターとシャドーフォックスも倒され追い詰められるライガーゼロだったが、タイプゼロへの換装後はアルティメットXの真価を発揮してバーサークフューラーを見事に撃破し、チーム・ブリッツを優勝の座へと導いた。
本作のライガーゼロの必殺技はタイプゼロとイエーガーでは前脚の爪を白熱させながら敵に斬り込む“ストライクレーザークロー”[1]、シュナイダーではバトストと同じく“ファイブレードストーム(バスタースラッシュ)”および“セブンブレードアタック”、そしてパンツァーもバトストと同様“バーニングビッグバン”となっている。
『フューザーズ』でも主人公であるRDの愛機として登場。
彼の父の形見であるとされ、旧式ではあるがこれはこれで非常に希少なゾイドだと言われている。
元より彼の所属チームであるチーム・マッハストームでゾイドバトルから運搬業までいろいろな仕事に従事していた。
ゾイド同士の合体“Ziユニゾン”の事実で世間が盛り上がる中、仕事中に因縁のあるチーム・サベージハンマーのブレードが操るバスターフューラー(バーサークフューラーとバスターイーグルの合体機)に襲われた所を、謎の無人ゾイドであるファイヤーフェニックスと出会い、そのファイヤーフェニックスとの合体によってライガーゼロフェニックスへのパワーアップを果たす。
ファイヤーフェニックスは野良なのでいざという時にしか現れず、自由に合体ができないものの、それ以降はRDやチーム・マッハストームの新たな戦力として、ブレードが駆るバスターフューラーを始め、マトリクスドラゴンなどの数多のライバルと対峙して活躍した。
しかしブレードはリュックによってバスターフューラーの後継機である凱龍輝に乗り換え、凱龍輝の圧倒的な力を前にファイヤーフェニックスを破壊され、ユニゾンパートナーを失って、RDもファイヤーふぇにっくうお失ったショックで戦意をなくしていた。その後少女フェニスの導きでやって来た遺跡で覚醒したジェットファルコンを新たなパートナーとする事で今度はライガーゼロファルコンへのユニゾンを可能とするようになった。
そしてその頃より姿を現してきた世界制覇を企む謎の組織リヒタースケールとの最終決戦では、組織の首魁であるアルファ・リヒター擁するセイスモサウルスを前に凱龍輝を始めとする全Ziファイターと共に立ち向かう。最後には限界以上の力を発揮して光り輝きながらセイスモサウルスに突貫、見事にセイスモサウルスを撃滅して見せた。
本作においてはライガーゼロフェニックスは滑空しながらストライクレーザークローの衝撃波を飛ばす“ダイビングレーザークロー”、ライガーゼロファルコンはバスタークローから光の槍を発生させて敵を刺し貫く“ストライクレーザーランス”を必殺技とする。
『ゾイドジェネシス』でもかつて試合中の事故で死亡したセイジュウロウの弟子が使用していたとされる黒いライガーゼロが1シーンだけ登場している。
主な機体バリエーション
ライガーゼロ素体
まともな装備がない状態。あらゆる性能が低下するが、イエーガーに次ぐ運動性能を誇る。
ライガーゼロ・シーザー・ザ・キング
上山道郎作の『機獣新世紀ZOIDS』に登場したバン・フライハイト専用ライガーゼロ。
デススティンガーとの戦闘で大破したブレードライガー「シーザー」のコアをライガーゼロのフレームに移植し、なおかつ独自の改造を施した機体。そのため本来の意味でのライガーゼロとは厳密には異なる存在と言える。
武装は脚部のストライクレーザークローと背部に装備された二振りのレーザーブレード。このレーザーブレードは展開する事によってEシールドジェネレーターになったりフライングユニットとしても機能する優れもの(ただしどちらもコロコロコミック連載時も非公認掲載となったEXでもまだ使用された事のない機能である。残念)。
またバンの相棒たるオーガノイド、ジークとの合体状態での運用を前提としてCASの装甲換装機構を排除するなど徹底的にカスタマイズされており、装甲もタイプゼロのものから白銀のオリジナルのものへと換装されている。
余談だがバンは作中で一度も火器攻撃をした事がないのでおそらくこのシーザー・ザ・キングも火器を一切装備していない超近距離格闘戦用の機体と推測される。
ライガーブルー・蒼牙(ソウガ)
『ZOIDS GENERATIONS』に登場する主人公ミドリの愛機である蒼いフレームのライガーゼロ。
普通のライガーゼロに比べて一回りほど小さいがその気性は極めて荒く、ミドリ以外には懐かなかった。
武士の甲冑のような専用装甲「具足『明光』」を持っているほかに、『明光』とよく似た、謎の白に輝く装甲を一時的に纏った「白装束」という形態も最終決戦で発現させている。関節キャップが緑色なのがチャームポイント。
余談だが、外伝系作品の機体としては珍しく、一部のゲーム作品に参戦している。
ゾイドサーガDSには正式には登場していないが、なんと素のライガーゼロのカラー設定をブルーに変更すると、蒼牙と同じ色になる。
条件をクリアすればパイロットのミドリもクリア後に使用できるので乗せてみるのもいいかもしれない。
ライガーレッド・緋桜(ヒオウ)
『ZOIDS GENERATIONS』に登場する紅いフレームのライガーゼロ。
蒼牙とは兄妹的な関係とされるが、その体は蒼牙よりもさらに小柄で、性格の方も割りと温厚と言われている。
こちらは薙刀を持つ巫女装束を意識したような専用装甲「巫女装束『舞衣』」を保有している。
ちなみに生命力が弱いので、通常のゼロアーマーを装備したら時には装甲が透けて薄いクリアな桜色になってしまったという事があった。
そういった事情や、気質もおとなしいという事もあり普段は素体状態で神殿に居る。
蒼牙とあわせて考えるとまるでギャルゲの病弱な妹キャラのようである。
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関連項目
脚注
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- コマンドウルフ
- ゴジュラス
- ゴジュラスギガ
- ゴドス
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- ゴルヘックス
- サラマンダー(ゾイド)
- シャドーフォックス
- シールドライガー
- ステルスバイパー
- ストームソーダー
- ドスゴドス
- ハンマーヘッド(ゾイド)
- ブレードライガー
- プテラス
- マッドサンダー
- レイノス(ゾイド)
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