…貴方が 独立傭兵レイヴン
壁越えの傭兵と親睦を深めたいところですが
その時間はないようです
ケイト・マークソンとは、ゲーム『アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコン』に登場するキャラクターである。
※本記事ではゲーム後半部のネタバレが含まれるため、閲覧には注意されたし※
概要
惑星ルビコン3で活動している独立傭兵(フリーのアーマード・コア・パイロット)。
ゲームが後半に差し掛かった頃に登場する、謎めいたちょい役である。
人物
ACシリーズの伝統として、キャラクターグラフィックなどの一切の個人設定は不明。無個性的な女性の声色で年齢も推定しづらい(20代~40代?)。加えて彼女にはアリーナ紹介文も用意されておらず、人物を推定する材料が非常に少ない。
ぶっちゃけるとゲーム後半の数ミッションに登場するスポット参戦キャラで、影は薄い。大豊パイロット訓練生よりは目立っている程度である。担当声優も不明だし。
とはいえ、その数少ない登場ミッションにおける活躍により、プレイヤー間では妙な人気を獲得している。あるミッションではかなり優秀なのに、別のミッションでは途端にポンコツと化す、強いんだか弱いんだかわからないおねーさん。
ちなみに、本作のキャラは「"肩書・異名"+名」で表記される者ばかりだが、ケイトは唯一通常の姓名で表記されるキャラでもある。その名の由来について公式発表はないが、アメリカの作家「デイヴィッド・マークソン」の小説『ウィトゲンシュタインの愛人』の主人公、タイピストの女性「ケイト」から取られている、とする考察がある。
搭乗AC:トランスクライバー / TRANSCRIBER
オールマインド製フレーム「MIND ALPHA」統一機。「トランスクライバー」とは「転写士」、つまりは書き写しや代書を行う職人。エンブレムには万年筆のモチーフが描かれている。
重装甲のM-ALPHAフレームだけあってとにかく頑丈。更にファーロン・ダイナミクスの高出力ブースタで機動力も確保している。機体のプリセットデータが存在しないため、目視できない搭載ジェネレータ(還流型のどれか)とFCSは不明だが、総じて中々優秀な機体である。……機体は。
武装は、機体左側にアーキバス・コーポレーション製のパルスシールドとレーザーダガーを、右側にオールマインド製レーザーオービットと、必殺のマルチエネルギーライフル「44-142 KRSV」を搭載。シールドで防御・オービットで牽制しながらKRSVをフルチャージして発射。スタッガーした敵をダガーとオービットで追撃する堅実な戦法を用いる。
ほぼすべての敵からスタッガーを奪えるKRSVの無法な火力により、特に機動力を重視して防御を犠牲にした機体相手にはかなりの優位に立てる。一方、CPUのAIロジックはKRSVフルチャージ射撃を重視しているようで、滅多に通常/シングルチャージ射撃を使わない。このためトータルで見ると瞬間火力・時間帯火力共に低く、数の暴力で襲ってくる相手には不利。この辺りはゲームの難易度調整の都合か。
独立傭兵としては唯一のM-ALPHA統一機にしてKRSV遣いのトランスクライバーだが、ケイトはどのようにしてこれらのパーツを入手したのだろうか?
ストーリー中の活躍
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この項以降は、AC6本編エンディングを 全て確認した後に閲覧することを推奨します。 |
初登場は『強制監査妨害』。BAWS第2工廠に襲来する惑星封鎖機構の迎撃を依頼してくる。
初めまして 独立傭兵レイヴン
私の名は ケイト・マークソン
貴方に折り入って頼みたいことがあります
(中略)
依頼内容は以上です
よろしくお願いします
本作では珍しく、傭兵個人からの依頼である。BAWS社から依頼を受け、更に協力者を募集したようだ。
このミッションの封鎖機構はやたらと気合が入っており、エクドロモイ2機とカタフラクトで構成される特務小隊を投入してくる。C4-621(独立傭兵レイヴン)はトランスクライバーと合流した後、これらを殲滅することになる。
ここでのケイトは、レイヴンが捉えていない敵を優先して狙う。トランスクライバーのアセンブルは本ミッションにがっちりハマっており、高耐久で粘りながらフルチャージKRSVを叩き込んでスタッガーさせ、確実に敵を削っていく。流石にカタフラクトは手に余ることが多いものの、エクドロモイはかなりの確率で1機を撃破、もう1機も撃破ないし撃破寸前まで追い込む。
…コード31C 被害が大きい この… 傭兵は…!
効いているぞ 621 そのまま押し切るんだ…大きすぎる
……何故、ここで、お前が、シリーズ古参プレイヤーには印象深い「そのセリフ」を言い放つのか?
続いての登場はオールマインドからの直接依頼となる『コーラル輸送阻止』。プレイヤーとケイトは、アーキバスが飛ばすコーラル輸送ヘリの撃墜を行う。
目標はコーラル輸送機の全機撃墜です
作戦領域から離脱した輸送機については
独立傭兵ケイト・マークソンが処理しますが
彼女にも限界はあると思ってください2機目の領域離脱を確認
対処を ケイト・マークソン
ヘリは意外と足が速く、破壊時のコーラル誘爆がシャレにならないダメージを齎す難敵だが、これを計36機も迎え撃たねばならない。
トランスクライバーは戦闘エリア外に待機しており、プレイヤーが討ち漏らしたヘリを処理してくれるが、5機以上離脱するとミッション失敗になる。
計36機中5機以上離脱するとミッション失敗になる。
計36機中たったの5機以上、一度に5機連続離脱しようが1機ずつ間隔を開けて離脱しようが、とにかく5機以上離脱するとミッション失敗になる。
なんでこちらの最低撃破ラインの1/6の数で悲鳴上げてるんですかケイトさん? 特務小隊相手に魅せてくれたあの腕前は?? 貴方と同じ機体組んでもダガーとシールド捨てれば割と楽に全機撃破できますよ??? まさか毎回KRSVをフルチャージぶっぱしてるんすかケイトさん???? いくら難易度調整の都合つったってあんまりじゃないですかフロム・ソフトウェアさん?????
クリア時のケイト、じゃなかったオールマインドの通信もまたイラっとさせてくれる。声質が似ているので判別しづらいのがまた……。
結末
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強化人間C4-621 レイヴン。 この節は『賽は投げられた』ことを 確認後に閲覧してください。 |
オールマインドについてひとつ気になったのですが
あのケイト・マークソンという独立傭兵…
どれだけ探しても情報が見つからないのです
彼女もまた…リリース計画の協力者なのでしょうか?
以上が、ケイト・マークソンが登場する全ミッションとなる。これらは2種類のエンディングを確認した後に出現するチャプター1ミッション『武装採掘艦護衛』をクリアした場合に限り、チャプター1と3でそれぞれ出現する。
ゲーム全体の後半で唐突に、何の伏線も無く登場するケイト。その正体は明言されないものの、数々の状況証拠から判断するに「オールマインドが操作する遠隔操作端末」という線が妥当なところだろう。
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