恨みはないが 依頼なんでな
ここで果ててもらおう
コールドコール とは、ゲーム『アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコン』に登場するキャラクターである。
概要
星外企業によるルビコン進駐計画を事前につかみ
取引によって難なく密航を果たした独立傭兵
惑星ルビコン3にて活動する、機動兵器アーマード・コアを駆る独立傭兵の男性。
「コールドコール」とは「冷たい人=自分を知らない人への呼びかけ」を指す。ビジネス界隈において全くの新規客に行う飛び込み電話営業や、大学などの講義でいきなり受講生に質問して緊張感を出す手法を指す言葉として使われる。
ゲーム2周目以降、特定の手順を踏むと出現する隠しキャラクターである。
人物
ACシリーズの伝統として、アリーナプロフィール以外、一切の個人設定は不明。声の演技からすると壮年~中年期の、結構年季がいった人物と思われる。
彼のキャラクター性に関しては、本作の発売直前に行われたインタビューにて山村開発ディレクターが語った「ACシリーズのストーリーテリングで気を付けていること」がそのまま当てはまっていると言えよう。
キャラクターの生き死について、極力ドライに描くという点は気をつけています。もちろん例外もあるのですが、敵も味方も原則として「仕事」あるいは「やるべきこと」として戦い、あっけなく散っていきます。
ただ、そのような過酷な世界でなお、「アーマード・コア」世界の根底には人類に対する肯定的なスタンスが見て取れると思っており、そこが独特の味わいなのだろうと解釈しています。
―山村優(フロム・ソフトウェア)
アリーナプロフィールでほんの僅かの個人情報が明かされるだけ。ミッションでふらりと出くわし、「仕方ない、殺るか」で戦闘に突入してどちらかが死ぬ。歴代のACシリーズを遊んできたレイヴン/リンクス/ミグラントをどこか懐かしくさせる、ACシリーズにおける「傭兵のイメージ」に沿った傭兵と言える。
機体構成からも薄々推測できるが、どうやら彼はベイラム・インダストリーとの繋がりが強いらしい。ミッションではとあるベイラム関係者から依頼を受け、主人公・C4-621を殺しにかかってくる。
心折れて自分に縋るしかなかった依頼人を小馬鹿にする一方で、その弱さにもどこか理解を示すようなそぶりを見せる、老成した雰囲気を醸し出している。
搭乗AC:デッドスレッド/ DEADSLED
RaD製の探査AC向けフレームと、ベイラム製フレームを混合した重量逆関節機体。ダークレーズンのベースカラーに、赤い指し色が映える。
「デッドスレッド」を直訳すると「死の橇」。雪の上を滑るあの「ソリ」である。意訳するなら「死体を運ぶソリ」といったあたりだろうか。エンブレムには何とも言えないクリーチャーが描かれている。さながらソウルボーンに出てきそうな敵
特筆すべきは本作のNPC中、トップクラスに優秀なAIロジック。逆関節の跳躍力を生かして縦横無尽に跳ね回り、常にこちらの視界外へ逃れようとする動きが俊逸。更にその戦闘スタイル自体も武装と絶妙にかみ合っている。「ターゲットアシストを知らない」「射撃性能パラメータに無頓着」「スタッガー中の立ち回りが甘い」「ミサイルの使い方が雑」……などなど、本作におけるAC戦の基本をおろそかにしている初心者プレイヤーを容赦なく狩ってくる。
遠距離では高誘導ミサイル、中~近距離では高出力レーザーライフルと4連ミサイル、至近距離ではレーザーショットガン(レーザージャマダハル)とブーストキック。武装は全距離で火力を発揮できるように構成され、どこからでも攻撃してくる。特にショットガンを射程外でも景気良くぶっ放すが、それがかえってカス当たりと視覚効果によるプレッシャーを生み出し、本命のライフルを回避しづらくしている。逆関節のダメージボーナスが乗ったキックも非常に痛い。唯一、高誘導ミサイルはショボい性能だが、正直これを抜きにしても十分強い。
……とか言ってるうちに、Ver.1.03.1アップデートで高誘導ミサイルが実戦的な性能に改善され、いよいよ隙が無くなってしまった。派手なレーザー弾幕のおかげで発見が遅れ、いつの間にか被弾する事故が後を絶たない。
フレーム構成も機動力・防御力・低燃費を兼ね備えており、インナーパーツ選択もおおむね適格。
唯一の欠点は、ジェネレータのEN射撃武器適正が低く、レーザー兵器の攻撃力が約12%も低下している点(恐らく難易度調整用のハンデか)。とはいえ、それと引き換えに得たEN補充能力によって機動力が維持されているため、体感的な強さはさほど変わらない。
ちなみに、G1 ミシガンのACライガーテイル以外で唯一、ベイラムのハイエンド頭部パーツ「VERRILL」を採用している。ミッション中でのセリフといい、ベイラムとの繋がりを思わせる要素である。
ストーリー中の活躍
この節は、『ACⅥ』本編エンディングを 全て鑑賞後に閲覧することを推奨します。 |
2周目以降、チャプター1『多重ダム襲撃(ALT)』にてベイラムを裏切ると発生する、チャプター4『地底探査 -深度2-(ALT)』にて登場する。
通常の『地底探査 -深度2-』でG5 イグアスと戦う熱交換室に入ると、残骸が転がっているだけで誰もいない。部屋の奥まで進むと、背後からデッドスレッドが出現し、こちらに襲い掛かってくるのである。
…独立傭兵コールドコール
AC デッドスレッド
裏社会の暗殺請負人として
恐れられているようです恨みはないが 依頼なんでな
ここで果ててもらおう
果たして誰がコールドコールを雇ったのだろうか? それはすぐに明らかになる(思い当たる節がいっぱいあると言ってはいけない)。
なるほど
イグアス坊やでは敵わんわけだ
レッドガンの矜持も砕かれ
憤懣やるかたないといったところか
可哀想に
お前もたまには
弱者の気持ちを慮ってやるんだな
通常ではこのミッションがイグアスとの初戦だが、『多重ダム襲撃(ALT)』でベイラムを裏切っている場合、イグアスとはここまでに2回交戦することになる。この2回の連敗でイグアスは「野良犬には勝てない」と悟り、とうとう小遣いをはたいてコールドコールを雇ったらしい。
なるほどそう来るか
なるほどな
お前の死体を持ち帰って
坊やに見せてやるつもりだったが
加減していたら
こちらが殺されそうだ
アリーナでは程よい広さがあるヨルゲン燃料基地が戦場指定されているが、今回は狭く、天井が低く、邪魔なスロープが横たわる熱交換室での戦いとなる。この環境がデッドスレッドにはこれ以上なくかみ合っており、ボコボコにされたレイヴンは数知れず。多くのレイヴンが愛用してきたであろう垂直プラズマミサイルが殆ど役立たずになるのも痛い。
一つの攻略法として、重装機で出撃し、デッドスレッドが入ってきた通路に引きこもるのもよい。戻ってきたデッドスレッドの機動力を殺せるので幾分か戦いやすくなる。どうせ補給シェルパも使えるので、損害は気にせず徹底的にやろう。あまり鈍重な機体を組むと最後のエンフォーサー戦で地獄を見るが……。
…なるほどな
こういうこともある…
関連動画
コールドコールに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
関連静画
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関連項目
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