傭兵支援システム「オールマインド」へようこそ
レイヴン 貴方の帰還を歓迎します
オールマインドとは、ゲーム『アーマード・コアⅥ ファイアーズ・オブ・ルビコン」に登場する組織。
初代『アーマード・コア』のレイヴンズ・ネストから続く、ACを駆る傭兵のサポートネットワークシステムの系譜である。
概要・組織として
本作のUI的な意味での「メインメニュー」にあたり、受注ミッションの管理や、機体運用の支援(修理・OSチューンなど)、戦闘シミュレータの提供、ACパーツの売買仲介を担当する。それとは別に、ACパーツの研究と製造を行うパーツメーカーとしての側面も持つ。
ACシリーズ恒例のAC闘技場「アリーナ」は、本作ではオールマインドの「戦闘技能検証プログラム」として開設されており、単にユーザーの戦闘技能研鑽だけではなく、オールマインド側の戦闘データ収集機能としての側面も持つ。また、ユーザー向けの褒章企画として「ログハント・プログラム」を運営しており、特定の敵と交戦した際の戦闘ログをユーザーから収集し、その件数に応じてオールマインド製パーツを進呈している。
こうして得られたデータを元に開発した無人AC「マインドα」を素体として、各種勢力の技術や設計思想を取り込み、更なる改良機を生み出す「インテグレーション・プログラム」という試みも行っている。
「オールマインドは 全ての傭兵と共にあります」という社是(?)を掲げているが、ルビコン星系のみで運用されているのか、それとも全宇宙規模で構築されたネットワークなのかは不明。そもそも創設者も、創設目的も明らかにされておらず、実は結構謎の多い組織である。
この節は、全エンディングを確認後に 閲覧することを推奨します。 |
所属不明機体から抜き取った観測データ
高度に暗号化され 何者かによって解除された形跡がある変異波形反応を確認
やはり生じています
トリガーにはあの老兵が適任でしょう
計画の第3条件を取り込むのです──────────
レイヴン
不明機体が行っていた暗号通信を解読しました
あなたを「リリース計画の危険因子」と…
リリース計画とは一体…──────────
登録番号 Rb23
強化人間 C4-621 レイヴン
オールマインドは貴方を
リリース計画の協力者たり得ると判断しました
よろしければ
これよりお伝えする任務を遂行ください
『BAWS第二工廠調査』以降、幾つかのミッションで敵として登場したり、各地で残骸となって転がっている正体不明のステルスMT「ゴースト」からは、オールマインドが記録したと思わしき情報ログが入手できる。そして2つのエンディングを確認後に突入できる裏ルート『賽は投げられた』では、終盤にゴーストの保有者がオールマインドであることが語られる。
結局、最後までオールマインドの「正体」や「動機」は不明なままだが……。
各種情報ログや『賽投げ』ルートでのメッセージから判断するに、オールマインドの真の「目的」は、かつてルビコン技研で論文化された「コーラルを全宇宙に解き放ち、人とコーラルを新たな次元へと昇華させる」現象、「コーラルリリース」にあった。このコーラルリリースも結局何がどうなるのかわからないのだが、オールマインドは計画の主導権を握ることを強く求めていたところからすると、新たな次元での支配者的な位置に立ちたかったのかもしれない。
開発製品
フレームと武装パーツを製造している。基本的にすべてのパーツはログハント報酬品であり、受け取るまでショップに並ばない。
どれも癖が強めで、ゲーム初心者には少々手に余るものも多い。おまけに武装の弾薬費も高め。いつでも買い戻せるので、入手したら即売却して一時軍資金に変えてしまうのも有効な攻略テクニックである。
形式番号は「数字2桁の部位符丁 - 数字3桁 品番」の組み合わせ。3桁数字の法則はいまいち不明。
フレーム
- MIND ALPHA(マインド アルファ)
オールマインドの開発した素体パーツ
重い中量級、もしくは軽めの重量級に位置づけられる2脚フレーム。どのパーツも高性能な代わりに搭載負荷が高い、わかりやすいパーツ群。例外として頭部・20-081はアーキバス製品の重量互換的な性能でまとめられている。
「人体感覚の拡張」をテーマに設計されており
表皮のようになじむACを目指して各種最適化が行われている
作中では「マインドα」とその進化機「マインドβ」、ケイト・マークソンの愛機「トランスクライバー」が全身をこれで統一している他、V.Ⅲ オキーフが頭部、六文銭がコア、G5 イグアスが腕部、スッラが脚部を使用している。 - MIND BETA(マインド ベータ)
アルファに戦闘データを統合し、新たなアプローチの元開発された「換体(換装ではない)」パーツ群。安定性能を重視した代わりに防御が犠牲となったスケルトン頭部・20-082と、「異物混入による人体感覚の変化に着目して まず末端たる脚部を獣の形に置き換えることにした」逆関節脚部・06-042がリリースされている。
作中使用している傭兵はおらず、実質的に実験機「マインドγ」専用パーツになっている。
武装
- 44-141 JVLN ALPHA(連鎖起爆バズーカ)
着弾時に子弾をばら撒く特殊弾体を使用するバズーカ。非常に高い直撃補正と高弾速を誇り、バズーカとしては頭一つ抜けた扱いやすさを誇る。その性質や着弾時のエフェクトから、ルビコン技研のコーラルライフルを参考にしたのではないか……と思える。
一方で非常に重く、搭載機が限られるのが難点。その意味のない銃剣風パーツを外して軽量化してくれ。ゲームアップデートにより他のバズーカが強化され、使い勝手の差が縮まってきたのも向かい風。 - 44-142 KRSV(マルチエネルギーライフル)
シリーズ恒例の重EN銃・KARASAWAの系譜になる複合エネルギー銃。2段階チャージ式を採用し、プラズマとレーザーを撃ち分けることができるロマン武器。巨大プラズマ砲の側面に雑に部品を取り付けたやっつけ感漂う見た目だが、チャージすると側面部品が銃身下部に移動し、歴代KRSW風の見た目に変形する。
通常射撃は初代WG-KARASAWAを彷彿とさせる高速連射プラズマ弾。桁違いのDPSを叩き出す。
1段チャージは4系のHLR01-CANOPUSっぽいハイレーザー弾。狙撃やスタッガー時の追撃で威力を発揮する。
2段チャージはV系KARASAWAに近い超高威力の複合EN弾。大半のACからスタッガーを奪える驚異的威力を誇る。
欠点は搭載負荷が激烈に大きく、その割に装弾数が非常に少ない所。アップデートで弾数はやや改善されたが、チャージ消費弾数も増加したので結局あんまり変わっていない。 - 44-143 HMMR(プラズマ投射機)
通称「超電磁ヨーヨー」。プラズマを発生させる球体パーツをプラズマワイヤーで結んで振り回す近接武器。一見ネタ武器だが火力は存外に高く、足を止めずに振り回せる4脚やタンクの近接武器として大活躍する。
チャージ攻撃ではワイヤーを振り回して簡易防壁を作った後、前方にプラズマ爆発を発生させるが……。見た目はカッコいいがいろいろと使いづらいロマン技である。 - 45-091 JVLN BETA(連鎖起爆ミサイル)
通称「爆導索」。有線誘導ミサイルだが、一定距離を飛翔すると誘導ワイヤーごと起爆し、長いダメージゾーンを発生させる。低速だが誘導性能が高く、起爆範囲の大きさも相まって高い攻撃性能を誇る。
形式番号が下のORBTと被っている。 - 45-091 ORBT(レーザーオービット)
自機に追従し、捕捉した敵にレーザー弾を放つ子機を射出する。EN武器としては搭載負荷が低めの割に、手軽に火力を増強することができる。
形式番号が上のJVLN BETAと被っている。
概要・キャラクターとして
作中では潘めぐみが演じる女性風の音声によって、ユーザーへの情報伝達が行われる。この「音声」自体も「オールマインド」と名付けられているため、ゲームプレイヤー間では「AMさん」や「オマちゃん」といった愛称で呼び分けられることが多い。
この「女性風の音声」の正体は謎。無機質な声の演技からすると、チャティ・スティックと同じようなAI生成音声……とも考えられるが、その割には独立傭兵レイヴン(C4-621)がシミュレータで好成績を上げるとニチャァ…とした嬉しそうな声色に変わる。AI風の演技をしている人間という線も捨てきれない。
そもそも彼女(?)はオールマインドの一職員なのか、部署長なのか、全体の管理者なのかもわかっていない。
基本的には淡々と621をサポートするのだが、621の行動次第でキャラ崩壊したり、めちゃくちゃ煽ってきたりもする。プレイヤーによっては「ドジっ子」や「ポンコツ」とのイメージを持つものも。オールドンマイ
この節は、全エンディングを確認後に 閲覧することを推奨します。 |
オールマインドについてひとつ気になったのですが
あのケイト・マークソンという独立傭兵…
どれだけ探しても情報が見つからないのです
彼女もまた…リリース計画の協力者なのでしょうか?
『賽は投げられた』ルートでは、マインドαとそっくりの機体を駆り声優が明らかに潘めぐみである正体不明の独立傭兵「ケイト・マークソン」が登場し、レイヴンに依頼を発行する。
……流石に潘女史もそれとなく演技を変えているとはいえ、よく聞けばすぐにわかる程度の差しかない。このケイト・マークソンは、実質的なオールマインドの外部端末である。
ケイト、そしてゴーストの戦いからC4-621とエアの有用性を見出したオールマインドは、手下であったスッラの死と、V.Ⅲ オキーフの離反の穴埋め(詳細は各人の項目を参照)も兼ね、人とコーラルの共存を望む621・エアを自らに取り込むことに決めた。加えて、レイヴンに強い対抗心を抱くG5 イグアスにも粉をかけていたようである。
強化人間 C4-621 レイヴン
お疲れさまでした
これで 貴方は我々の一部です
オールマインドへ ようこそ──────────
見てください
企業が吸い上げたコーラルが共振を始めている
強化人間 C4-621 レイヴン
貴方の役目は もう終わりです
散々利用して最後に裏切ってくる絵に描いたような悪役ムーヴ……。
結局何がしたかったのかはわからないだけになお印象が悪いが、ここに至るまでのオールマインドは
- バレバレの替え玉傭兵を使う
- スッラをレイヴンに消され計画が狂いかける
- シンダー・カーラにゴーストをハッキングされる
- エアに機密データをハッキングされる
- オキーフ暗殺を事故として隠蔽しようとしたがV.Ⅷ ペイターに見破られる
- カーラにゴーストを奪われた挙句、タイムリミット数分前に621を叩き起こして処理させる
- 取り込んだはずのイグアスを制御できず、主導権を奪われる
- 起業に奪われたコーラルの総量を示すグラフの比率が間違っている
……などなど、様々なポンコツムーヴも披露しており、ゲームクリア後に冷静に振り返ってみると不思議と怒りが収まったプレイヤーも多いのではないだろうか。
二次創作では
現在では「黒スーツに緑のインナーカラーを入れた黒髪の女性」というビジュアルが人気。
元々は中国人の漫画家「LAS91214」が描いたイラストであり、さらにそれをベースにした3Dモデルのツイートに対して担当声優の潘女史本人が好意的なリツイートを行ったため、この姿が「半公認」的なものという共通認識がある程度ユーザー間で固まっている。本人が声を当てたわけではないのに「オールマインドの声が聞こえる」などとする反応も。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/las91214/status/1699062758585844007
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/han_meg_han/status/1700122757223330259
もちろんこれらはあくまで一例であり、その姿はプレイヤーの数だけ存在する。
関連動画
対戦動画
関連静画
関連リンク
関連項目
- 16
- 0pt