「ケータイは投げるものではなーい!!」
ケータイ捜査官7とは、主人公の男子高校生:網島ケイタとそのバディ“歩くケータイ”フォンブレイバーセブンがネット犯罪に立ち向かうべく活躍する、『明日未来VFXエンタテイメント』である。
概要
テレビ東京がそれまでアニメ枠だった水曜19時からの30分を潰して始めたなかなかに冒険的な番組。
番組開始前、『動くケータイ』というあまりにもキャッチーでシュールなコンセプトに不安を覚えていた者も少なくなかったが、第一話において記事冒頭の台詞(ケイタに放り投げられたセブンが発したもの)で視聴者の心を鷲掴む。
同様に話題となった台詞にゼロワンが自ら見切りをつけた人間に送る「お前は圏外だ」がある。
また、『技術の無駄遣い』『公式が病気』と言いたくなるほどのVFX技術により、生き生きと動くフォンブレイバー(=ロボット型ケータイ:通称PB)セブンらに悩殺される者が続出。それまで確かな存在が確認されながらもあまり陽のあたらなかった『ケータイ萌え』『無機物萌え』を一気に増加させた。
作中登場のPBを模した携帯電話がソフトバンクモバイルより、キャラクター玩具がバンダイからそれぞれ発売されるなど現実とのクロスメディア展開が行われている。
新宿駅前などのソフトバンク所有の大型ビジョンでは『お父さん犬』などの一般向CMに混じり、時折PBのCMも流れているが、ぼんやり見ているとセブンの顔が大写しになった瞬間に番組と現実を混同して動揺するので注意が必要。
シリーズ監督である三池崇史は「子供向け番組だが、子供に媚びることなく、『テレ東をなめるな』の気持ちで自分達も楽しんで作っていきたい」と語っており、監督・脚本・出演者それぞれが既に名の知れた実力者揃いであるところも注目される要因の一つとなっている。
出演者に関しては各回ゲストにお笑い芸人が多いことも挙げられるが、なにより特筆すべきは過去特撮関係者の多さであろう。
ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊の日本三大特撮キャストをさらりと押さえた上で更にテレ東特撮関係者まで連れてくれる手際のよさは心憎いとしか言えない。
話の内容によっては
・ 仮面ライダーナイトとライアの生身バトルが繰り広げられたり
・ 同じく1号と2号が結託してなにやら企んでいたり
・ 同じくゾルダだったりザビーだったりした人が犯人になっていたり
と、ある意味テレ朝日曜8時よりディケイドな事態になっており、一部の特撮ファンを狂喜乱舞させている。
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関連項目
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