ジャッカー電撃隊とは、1977年に放映されたスーパー戦隊第2作目である。
あらすじ
世界的犯罪組織クライムに対し、国際科学特捜隊日本支部長官の鯨井大助は、4人の若者を集め、ジャッカー電撃隊を結成。サイボーグに改造された4人の戦士が犯罪組織「クライム」に立ち向かう。
クライムとの戦いのさなか、鯨井大助に代わり、番場壮吉/ビッグワンが行動隊長に就任し、戦いは激化していく。
概要
巨大メカ「スカイエース」内部にあるカプセルに入る事で変身するという戦隊シリーズの中でも一風変わった変身の仕方をする。
(敵が目の前にいても、アジトに幽閉されててもスカイエースに搭乗しないと変身出来ない。)
ゴレンジャーと同様、敵怪人は倒されても巨大化しない。故に巨大ロボによるバトルは展開されない。
ストーリー序盤はハードなアクションが展開されたが、その生々しい展開がちびっ子達には受けず、視聴率が低迷してしまう。
追加戦士「ビッグワン」(演:宮内洋)を登場させたり、前作「ゴレンジャー」並みにストーリーをコミカルにしたりと巻き返しを狙ったが35話で打ち切りという憂き目に遭った。
戦隊物シリーズ唯一年越しせずに終了した作品であり、あわやシリーズ終了の危機もあった。後述の放送時間の項も参照。
その後、シリーズ休眠期間である1978年には事実上の完結編にしてスーパー戦隊VSシリーズの元祖とも呼べる劇場作品「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」が上映された(ちなみに石ノ森作品繋がりなのか仮面ライダーV3やアマゾン、キカイダーがカメオ出演している)。
作品後半では前述の追加戦士「ビッグワン」が目立ち過ぎて主役であるはずの戦隊メンバーが空気と化し、(今風で言うと、)「ずっと宮内洋のターン!」な状態が目立っていた。
なお「ビッグワン」は後の「ガオレンジャーVSスーパー戦隊」に登場し、「ガオレッド」を差し置いて変身と名乗りの音頭、「超獣戦隊ライブマン」の「レッドファルコン」がいるにもかかわらずビデオのパッケージが「ガオレッド」と「ビッグワン」(他の四人は小さく写っている)、ゲスト戦士の中でセンターポジション…と書けばその異常な存在感(と出番)がわかってもらえると思う。
余談になるが、西暦3000年から来た戦隊ヒーローは「20世紀にサイボーグ技術があったとは・・・」と驚いていた。
放送時間
今でこそ日曜朝のスーパーヒーロータイムが定番であるが、前番組のゴレンジャーとこの番組までは土曜日の19:30といういわゆるゴールデンタイムでの放送であった。
戦隊シリーズの次回作はバトルフィーバーJであるが、ここから土曜日18:30に放送枠が移動する。
(しかも放送開始まで休眠期間を置き1年間中断している)
以降、高速戦隊ターボレンジャー中盤に金曜17:30に移動するまで、その時間帯での放送となる。
番組の時間枠(土曜日の19:30)としての直接の続編は透明ドリちゃんであり、以降、時間枠は宇宙からのメッセージ・銀河大戦→あばれはっちゃくシリーズに続く。
(なお、よく間違えられるが透明ドリちゃんはポワトリンなどの東映不思議コメディーシリーズではない。
放送局も時間枠も違う。詳しくは透明ドリちゃんの項目参照)
関連動画
公式配信
2012年10月17日より、東映特撮ニコニコおふぃしゃるにて劇場版の公式配信開始。
ちなみに当初は誤って「秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン」を2つ配信し、「ジャッカーVSゴレンジャー」が見られないというミスをしていた。翌日にミスを陳謝し、改めて「ジャッカーVSゴレンジャー」が配信されている(それに伴い無料視聴期間も延長された)。
その他
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 特撮作品一覧
- スーパー戦隊シリーズ
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- いつか、花は咲くだろう
スーパー戦隊シリーズ | ||
前作 | 今作 | 次作 |
秘密戦隊ゴレンジャー | ジャッカー電撃隊 | バトルフィーバーJ |
テレビ朝日系 土曜19時台後半枠 | ||
前作 | 今作 | 次作 |
秘密戦隊ゴレンジャー | ジャッカー電撃隊 | 透明ドリちゃん |
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