何ッ!?
ドンカマ2000とは、太鼓の達人の楽曲の一つ。
概要
曲名 | ドンカマ2000 | ||||
曲ID | doncam | ||||
アーティスト | LindaAI-CUE | ||||
譜面制作者 | エトウ | ||||
収録作品 | 新筐体モモイロVer. 3DS2,Wii U2,Vita |
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BPM | 5~約292 (HSを含めると2.5~1224) |
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かんたん | ふつう | むずかしい | おに | ||
難易度 | ★×5 | ★×7 | ★×8 | ★×10 | |
コンボ数 | 342 | 481 | 588 | 765 |
スーハー2000以来、実に1年11ヶ月振りの2000シリーズ。楽曲自体は発表の1年以上前から完成していたようだが、譜面制作にかなり時間がかかったらしく、公式でも構想1年、制作1か月の超大作?超迷作?と謳っている。
また、発表前から非常に難易度が高い曲であることを示唆されており、ある太鼓チームのスタッフ(2段程度の腕前)曰く
そうそう、今日初めてドンカマ2000ノルマクリアできたんですよ。(難易度:ふつう)
…この譜面作った人、後で職員室。
とのことである。
本楽曲は2014年6月のドンチャレが初出であり、7月以降は一般解禁された。一刻も早く解禁したいところだが……。
ドンチャレ
まず最初に確認しておくと、「ドンチャレは月毎にお題が11個提示され、この内8個クリアするとごほうび楽曲が獲得できる」「10個クリアすると称号が獲得できる」「お題の内1個はプレイヤー全員で協力することになるみんなでドンチャレ(通称みんチャレ)」である。このことを踏まえた上で、2014年6月のドンチャレのお題をご覧いただきたい。
- 「さいたま2000」と「はやさいたま2000」を1ゲーム中にばいそくでフルコンボ
- 「ケチャドン2000」でスコア1000070点以上
- 「恋文2000」でスコア1000070点以上
- 「きたさいたま200」と「きたさいたま2000」を1ゲーム中にあべこべでフルコンボ
- 「十露盤2000」でスコア1000090点以上
- 「てんぢく2000」でスコア1000100点以上
- 「EkiBEN2000」でスコア1000110点以上
- 「〆ドレー2000」でドロンを付けてスコア1000140点以上
- 「またさいたま2000」と「スーハー2000」を1ゲーム中にフルコンボ
- 2000シリーズの★9以下の曲をでたらめで3曲フルコンボ
- (みんチャレ)2000シリーズの曲でスコア1000000点以上をみんなで87600回(到達しなかったため失敗)
尚、いずれもおにコースのみが対象であり、またスコアに関連するお題は真打は対象外となる。
おにコース限定で高スコアが条件となるお題は毎月のようにあったし、過去にも難易度の高いお題が出たことは少なくないが、今回はほぼ全てのお題がトップクラスの難易度である。当然ながらむずかしいコース以下をメインにしているプレイヤーは門前払いとなり、最低でも2000シリーズを軒並み100万点越えできるだけの実力が無いと楽曲解禁すらままならない。ある意味解禁自体がどうしようもないもの。
尚、お題を10個クリアすると称号「LindaAI-CUEのファン」を獲得できる。獲得者は自慢してもいいレベル。
譜面
しかしそんな高難易度のお題をあっさりとクリアしてしまう上級ドンだーたちを待っていたのははるかに予想の斜め上をいく譜面だった。流石に初見落ちはないだろうと特攻したドンだーは、
そして何より恐ろしいのは
具体的にいうとドンとカのスクロール変化をそれぞれ別々にし常に追い越しが発生する、その上で
高速ソフラン(見かけBPM1224)、超低速ソフラン(BPM5,HS0.5)、BPM292の24分音符(BPM438の16分相当で29.2打/秒)、当時の仕様(3レーン先が表示されない)による突然の音符の出現etc.
これらの前に儚く散って行った…、という具合にわけのわからないものである。(たぶん話を聞いてもわからないと思うので詳しいことは自分の目で確かめよう。)
むずかしい以下なら大丈夫だろう、と思い、この悪夢から逃避しようとした者もいた。実際今までの2000シリーズはおにこそ難しいが、それ以下の難易度は(おにに比べると)比較的優しかった。 しかしこの曲は違った。
ドンチャレ解禁前に言っておくッ!
おれは今ドンカマ2000をほんのちょっぴりだが体験した
いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれはむずかしいなら流石に落ちないだろうと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにか復活連打をしていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 燎原だとかスーハーだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
確かにノーツ数は減っているものの、おにの難しさの原因となっている追い越しやソフランが消えておらず全難易度搭載されていた。よっておにを諦め、むずかしいに挑戦したものは、「まさかむずかしいでノルマ落ちするとは」といろいろありえないことになっている。
もちろん6月時点であり、あの鬼畜なドンチャレをくぐり抜けた猛者たちが、である。
そしてこの特徴は、ふつうやかんたんにさえも当然の如く存在する。むずかしいでノルマ落ちを味わった人がならばとふつう、そしてかんたんに挑み、レベルを下げてもなお全く変わる事の無い追い越し譜面にさらに絶望するのだ。それでもさすがにこのあたりの難度ならクリア及びフルコンボも続々出てくるわけだが、かの猛者たちがあろう事かかんたんで不可を出すという信じられない事態が日常茶飯事に起こっているのだから恐ろしい。全面的に解禁された7月以降も、この曲の恐ろしさを知らずにホイホイ挑んだプレイヤーを地獄のドン底に叩き落とし続けている。
以上よりその難易度は解禁初日から太鼓の達人史上最難関候補の呼び声が高く、全良どころかフルコンボすら初日に現れず、ましてや、クリアはなんと初日70人を下回るという惨状であった。むずかしいに関してもなんとフルコンボがいなかった。
そして彼らはそれからというもの、四分刻みの電子音が幻聴として聞こえ、「楽しい譜面とは何か」について考え悩んでいるという…
1曲を通しての平均密度は約6.22打/秒とあんまり高くない。
ゴーゴータイムは一箇所(0.75秒)のみ存在し、ゴーゴーになっている音符は2個目の縁大音符のみ。
そして
6月26日。3DSの新作「どんとかつの時空大冒険」が発売されたが、あろうことかこの曲が隠し曲として収録されている。下画面を破壊させる気ですか
もちろん24分や追い越しソフランは健在。だが、新筐体において急激に出現していた音符だけはそのギミックは無くなっている。ちょうどスーハー2000の逆だろうか。
しかしそのギミックの消滅が原因で、今度はものすごく遅い最後のドン大音符が画面右からゆっくりと迫る事態に。開始から40秒あたりでもう顔が出ており、じりじりと迫ってくる様子は軽くホラー。
その後このギミック変更は新筐体にも適用され、新筐体でも音符が急に出現することはなくなったが、やっぱり最後の大音符がじりじり来る。
後に発売されたWiiU用ソフト「特盛り!」にも隠し曲として、やはり音符の急な出現は再現されていない。どうやら現行の仕様が正式仕様になったようである。
その後、発売されたVita版でも初期収録曲として収録された。余談だが同作に収録された楽曲「Dual Moon」でも似たようなギミックが追加されている。ちなみに今回のギミックは出展元の作品の同曲が使われたステージの演出のオマージュと思われる。
死にたい人にお薦めの危険な曲ドンカマ2000
- スーハー2000がフルコンできるなら大丈夫だろうと思っていたらそれ以上に酷い密度とソフランに襲われた。
- 開始10コンボでいきなり追い越しが発生してコンボが切れた。
- ロール処理すれば問題ないと高をくくったマイバチドンだーがバチを吹き飛ばす、というかそもそも不可ハマリしてる。
- 太鼓チームが構想に1年かかった譜面によって、ドンチャレのお題を達成したドンだーも、「全国大会進出者も」全員初見ノルマ落ち。
- ノルマ落ちしたプレイヤーのほぼ全員が十段以上所有者。生半可な腕では先行解禁できない為「実力者ほど危ない」
- 「そんな危険なわけがない」といって出て行ったトップランカーが5分後ノルマ落ちリザルトをうpしていた。
- 「ソフラン把握すれば叩き損ねるわけがない」と挑んだドンだーが「出来ねえよ馬鹿」と悪態をつきながら最後の大音符を見送っていた。
- ドンカマ2000による初見死亡率は255%。おにコースでノルマ落ちした後むずかしいコースでもノルマ落ちして、更にふつうコースもノルマ落ちする確率が50%、さらにかんたんコースでもノルマ落ちする確率も5%の意味。
- 金十段が全難易度プレイしたら、なぜかふつうコース以下でも可・不可が量産された。
余談
曲名の「ドンカマ」はKORG社のリズムマシン「ドンカマチック」の略称。これから転じてレコーディングの際のガイドリズムのことも「ドンカマ」と呼ばれる。その名の通りこの曲はガイドリズムやメトロノーム音が使われている。
新筐体がキミドリverに移行してすぐの時、一部のソフランが緩くなっていた時があった。その後アップデートによりこの緩くなったソフランは元通りになったが、大型アップデートで譜面が一部変わるということはシステム的にかなりイレギュラーな方法でこの曲を導入しているのだろうか。謎は深まるばかりである(ちなみにドンチャレ一か月前である5月には演奏ゲームの判定に不具合が生じているが、もしかしたらこの曲の追加が関連しているのかもしれない…?)。
曲と譜面の衝撃とインパクトがあまりにも強すぎたためか音ゲーマーのみならず一般ネットユーザーにも浸透し、ネット流行語大賞2014に「ドンカマ2000」という単語がノミネートされてしまった。ゴーストライターやら万能細胞やらレリゴーやらと並んでこの単語が入るとは誰が予想したことか。さすがにこれに関しては公式も驚きの顔を隠せなかったようだ。なおノミネートのみで受賞には至らなかった。
関連動画
関連項目
- 太鼓の達人
- 2000シリーズ
- わけのわからないもの
- 太鼓の達人に収録されているナムコオリジナル曲の一覧
- ソフラン(音楽ゲーム)
- 音楽ゲームのボス曲一覧
- ヨハネスブルグのガイドラインが使われている記事一覧
- ポルナレフAAが使われている記事一覧
- 幽玄ノ乱(同時期に公開された曲で、この曲、Xa(裏譜面)、双竜ノ乱と併せて新たな四天王と称されている)
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