概要
バッカーノ!とは成田良悟によるライトノベル。電撃文庫より刊行。1作目は成田のデビュー作でもある。
悪魔との契約で産み出された不死の酒をめぐる馬鹿騒ぎ。ちなみにタイトルのバッカーノ(BACCANO)とはイタリア語で「馬鹿騒ぎ」の意。非常に魅力的かつ個性的な多数の登場人物による群像劇である点が特徴。
同作者による『デュラララ!!』、『越佐大橋』、『ヴぁんぷ!』とは世界観が同じなため、登場人物などが関わっているなどリンクしていたりする。
作品の舞台となる時代が1700年代、1930年頃、2000年以降と広範囲に渡っており、縦軸での関係性や物語の真相解明なども楽しめる要素の一つ。
登場人物の詳細は詳しく書かれているwikipediaを参照してください。
小説
アスキー・メディアワークスの電撃文庫より刊行されている。成田良悟/著、エナミカツミ/絵。2017年現在22巻まで刊行されている。
アニメ
2007年7月よりWOWOWのノンスクランブル枠で放映された。
もともと登場人物が多い作品の上に、登場人物が一部かぶる3つの異なる年に起きたストーリーを並行して進行させるため、原作読んでいないと分かりづらい、ストーリーが変更されている(特に1932の簡略化が顕著)などの批判的意見もあるが、原作の持つ面白さを十分に出し、安定した作画やキャラによくマッチした声優等と隠れた名作として評価の高い作品である。
特にOPは非常に評価が高く、これを元にしたMADも作られている。なお、このOPは映画『スナッチ』のオマージュになっている。
2017年7月、アニメ放送10周年を記念しニコニコ動画で期間限定無料配信された。
スタッフ
- 原作:成田良芳「バッカーノ!」(メディアワークス電撃文庫)
- 監督:大森貴弘
- 構成・脚本:高木登
- キャラクターデザイン:岸田隆宏
- 美術監督:伊藤聖
- 色彩設計:歌川律子
- 撮影監督:関谷能弘
- CGプロデューサー:神林憲和
- 編集:関一彦
- 音楽:吉森信
- 音響監督:岩浪美和
- プロデューサー:横山朱子
- アニメーションプロデューサー:佐藤由美
- アニメーション制作:ブレインズ・ベース
- 製作:Project Baccano!
主題歌
- オープニングテーマ:「Gun's&Roses」
- 演奏:Paradise Lunch / 作曲:野口茜 / 編曲:Paradise Lunch
- エンディングテーマ:「Calling」
- 歌唱:織田かおり / 作詞・作曲・編曲:梶浦由記
各話リスト
第14幕はDVD第5巻、第15幕はDVD第7巻、第16幕はDVD第8巻に収録されている限定エピソード。いずれも番外編に位置付けられている。
話数 | サブタイトル | 動画 |
---|---|---|
第1幕 | 副社長は自身が主役である可能性について語らない | |
第2幕 | 老婦人の不安をよそに大陸横断鉄道は出発する | |
第3幕 | ランディとペッチョはパーティの準備で忙しい | |
第4幕 | ラッド・ルッソは大いに語り殺戮を楽しむ | |
第5幕 | ジャグジー・スプロットは泣いて怯えて蛮勇を奮う | |
第6幕 | レイルトレーサーは車内を暗躍し虐殺をくりかえす | |
第7幕 | すべてはアドウェア・アウィス号の船上からはじまる | |
第8幕 | アイザックとミリアは我知らず周囲に幸福をまきちらす | |
第9幕 | クレア・スタンフィールドは忠実に職務を遂行する | |
第10幕 | チェスワフ・メイエルは不死者の影に怯え策略をめぐらせる | |
第11幕 | シャーネ・ラフォレットは二人の怪人を前に沈黙する | |
第12幕 | フィーロとガンドール三兄弟は凶弾に倒れる | |
第13幕 | 不死者もそうでない者もひとしなみに人生を謳歌する | |
第14幕 | グラハム・スペクターの愛と平和 | |
第15幕 | 高級住宅街に辿り着いた不良少年たちはそれでもいつもと変わらない | |
第16幕 | 物語に終わりがあってはならないことをキャロルは悟った |
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関連項目
外部リンク
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